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毛布をかけただけなのに。
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後輩が勤めていたスーパーで起きた話です。
その建物は少し変わっていて、お手洗いは在庫などを管理するバックルームにあり、お客様がお手洗いに行くためにスタッフに混じって倉庫を歩く事が日常茶飯事。それを利用した万引きも非常に多く、悩みの種でもあった。
また、バックルームを抜けると屋上に行くことができ、その為の扉には特に鍵も買っていないと言うずさんな管理状態だったと言う。
そんな事だから飛び降り自殺がついに起きてしまった。
屋上は三階、その日店長の叫び声に気が付き外へ出ると、従業員出入り口からでて5メートルほど先にあるゴミ箱の前で店長が地面に座り込んでいた。
近寄ると店長の先に人が倒れているのが見えたので、店長をそのままにして倒れる人に歩を進めると頭が半分潰れ、肉片が飛び散っていた。振り向いて店長を見ると店長も肉片と血にまみれているのがわかった。
後輩は飛び降り自殺だと直感し、屋上を見上げた。
ふと我に返り、一度スーパー内部に戻ると、毛布を持ってきて倒れている人にそっとかけてあげた。見た感じは女子高生、セーラー服のままだ飛び降りたようで、後輩は警察に電話をした。本来ならば店長のやるべきことだが腰を抜かしてアワワワと言うだけなので使い物にならない。
警察が来て処理を行う、その手際の良さは慣れたもので、あっという間に何事も無かったように清掃まで行っていった。警察に寄れば屋上に鞄があり、遺書があったので自殺だろうと言う見解だった。当然屋上へ行く為の施錠状態などの管理体制はスーパーの上層部へ警察の手が入る様だった。取り敢えず屋上へ出る扉には即施錠することが義務付けられ、お客様がバックルームに入ってもトイレ以外の移動が出来ないよう、スタッフが見張ると言う体制がとられた。
そのスーパーは夜21時閉店で、店長の休みの日は責任者である後輩が閉店業務を行うので、基本的には施錠して後輩が店を出るのは22時になると言う。
数日後、この日は後輩が閉店業務を行う日だった。
21時の閉店後、店内の電気を消し、真っ暗な中懐中電灯で居残りのお客様が居ないか確認すると同時に異常が無いかチェック項目に基づいて館内を歩いた。
一階のゲームコーナーを回ると、突然一台のゲーム機の電源が入った。
驚いた後輩、それもそのはず、ブレイカーを落しているのだから電源が入る理由が無いのだ。怖いと言う感覚よりはビックリした後輩、見回り終わったらブレイカーを確認しようと呟くと、二階、三階を見回り、最後に食品売り場を回って終ることにした。
生鮮食料品コーナーを回り、青果コーナーに入ると、一斉にエンドレステープが大音量で流れ出した「いらっしゃいませいらっしゃいませ!」口から心臓が飛び出そうなほど驚いた後輩、念のためブレイカーを確認しに戻るが、確実にOFFになっていた。再度売り場に出るとエンドレーステープの音は鳴っておらず、不思議でいっぱいになった後輩。その時、悲し気に泣いている声が聞こえて来た、近くに居ない限りそうそう聞き取れるとは思えない静かな鳴き声がはっきりと耳に聞こえてくる。その感覚に気持ち悪さを感じた後輩、今日はもう帰ろうと振り向いた先、懐中電灯に照らされたのはセーラー服を来た女の子がうずくまっている姿だった。
数日前の飛び降り自殺を思い出した後輩はあの子だと直感した。
すると「ドスン!」と言う、例えるなら米俵を投げつけたような音がした。続けざまに「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」と何度も何度も聞こえた、それは終わることが無く、どんどん大きくなっている気すらした。
耳が痛くなり、吐き気がして怖くなった後輩は逃げるように外へ出て施錠して帰った。
その現象は何度も何度も後輩が閉店業務の日にだけ起こったそうで、誰に聞いてもそんな事は一度もないとの事。やがて後輩は日常生活にも支障をきたしはじめ、入荷した荷物がドスンと置かれるたびに恐怖を感じるようになり、耐えられなくなって退職したそうです。
その建物は少し変わっていて、お手洗いは在庫などを管理するバックルームにあり、お客様がお手洗いに行くためにスタッフに混じって倉庫を歩く事が日常茶飯事。それを利用した万引きも非常に多く、悩みの種でもあった。
また、バックルームを抜けると屋上に行くことができ、その為の扉には特に鍵も買っていないと言うずさんな管理状態だったと言う。
そんな事だから飛び降り自殺がついに起きてしまった。
屋上は三階、その日店長の叫び声に気が付き外へ出ると、従業員出入り口からでて5メートルほど先にあるゴミ箱の前で店長が地面に座り込んでいた。
近寄ると店長の先に人が倒れているのが見えたので、店長をそのままにして倒れる人に歩を進めると頭が半分潰れ、肉片が飛び散っていた。振り向いて店長を見ると店長も肉片と血にまみれているのがわかった。
後輩は飛び降り自殺だと直感し、屋上を見上げた。
ふと我に返り、一度スーパー内部に戻ると、毛布を持ってきて倒れている人にそっとかけてあげた。見た感じは女子高生、セーラー服のままだ飛び降りたようで、後輩は警察に電話をした。本来ならば店長のやるべきことだが腰を抜かしてアワワワと言うだけなので使い物にならない。
警察が来て処理を行う、その手際の良さは慣れたもので、あっという間に何事も無かったように清掃まで行っていった。警察に寄れば屋上に鞄があり、遺書があったので自殺だろうと言う見解だった。当然屋上へ行く為の施錠状態などの管理体制はスーパーの上層部へ警察の手が入る様だった。取り敢えず屋上へ出る扉には即施錠することが義務付けられ、お客様がバックルームに入ってもトイレ以外の移動が出来ないよう、スタッフが見張ると言う体制がとられた。
そのスーパーは夜21時閉店で、店長の休みの日は責任者である後輩が閉店業務を行うので、基本的には施錠して後輩が店を出るのは22時になると言う。
数日後、この日は後輩が閉店業務を行う日だった。
21時の閉店後、店内の電気を消し、真っ暗な中懐中電灯で居残りのお客様が居ないか確認すると同時に異常が無いかチェック項目に基づいて館内を歩いた。
一階のゲームコーナーを回ると、突然一台のゲーム機の電源が入った。
驚いた後輩、それもそのはず、ブレイカーを落しているのだから電源が入る理由が無いのだ。怖いと言う感覚よりはビックリした後輩、見回り終わったらブレイカーを確認しようと呟くと、二階、三階を見回り、最後に食品売り場を回って終ることにした。
生鮮食料品コーナーを回り、青果コーナーに入ると、一斉にエンドレステープが大音量で流れ出した「いらっしゃいませいらっしゃいませ!」口から心臓が飛び出そうなほど驚いた後輩、念のためブレイカーを確認しに戻るが、確実にOFFになっていた。再度売り場に出るとエンドレーステープの音は鳴っておらず、不思議でいっぱいになった後輩。その時、悲し気に泣いている声が聞こえて来た、近くに居ない限りそうそう聞き取れるとは思えない静かな鳴き声がはっきりと耳に聞こえてくる。その感覚に気持ち悪さを感じた後輩、今日はもう帰ろうと振り向いた先、懐中電灯に照らされたのはセーラー服を来た女の子がうずくまっている姿だった。
数日前の飛び降り自殺を思い出した後輩はあの子だと直感した。
すると「ドスン!」と言う、例えるなら米俵を投げつけたような音がした。続けざまに「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」「ドスン!」と何度も何度も聞こえた、それは終わることが無く、どんどん大きくなっている気すらした。
耳が痛くなり、吐き気がして怖くなった後輩は逃げるように外へ出て施錠して帰った。
その現象は何度も何度も後輩が閉店業務の日にだけ起こったそうで、誰に聞いてもそんな事は一度もないとの事。やがて後輩は日常生活にも支障をきたしはじめ、入荷した荷物がドスンと置かれるたびに恐怖を感じるようになり、耐えられなくなって退職したそうです。
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