5 / 145
小学校編
引っ越し
しおりを挟む
3年生になった龍一はある日、姉である三女の弥生 純子(やよい じゅんこ)が桜坂家へやってきた。弥生 純子は結婚し、松田純子になっていたのだった。
その日は誰も居なく私と姉の二人きりだった。
この時すでに四男の弥生 潤一(やよい じゅんいち)は卒業して札幌へ出て行った。五男の弥生 昂一(やよい こういち)は高校中退して兄の潤一に付いて行った。
姉が改まって私に『話しておかなければならない事がある』と言い出した。正座して座布団に座る姉、座布団を自分の真ん前に置き、座りなさいと指でジェスチャーした。
飛び乗るようにちょこんと座った龍一は何を話すのかと姉を見上げた。
銀縁のおしゃれっ気が1mmもない眼鏡を右手でクイッと上げると『あのね・・・』と目を細めながら話し出した。
『龍一、あなたの兄弟ってなんで苗字が違うと思う?』
『んー・・・わかんない』
『なんて言えばイイかな・・・結婚すると名字が変わるのはわかるよね?お姉ちゃんは松田になったでしょ?』
『うん、わかる』
『つまりね、常盤 善幸(ときわ よしゆき)と常盤 雅幸(ときわ まさゆき)弥生 純子(やよい じゅんこ)弥生 潤一(やよい じゅんいち)弥生 昂一(やよい こういち)桜坂 龍一(さくらざか りゅういち)、名字が3つあるのはわかるよね』
『うん』
『あのね、龍一、あなたの父ちゃんは康平ね、桜坂康平、常盤は常盤さん、弥生は弥生さんがお父さんなの』
『う・・・・・・うん、うん?、うーん・・・』
『みんなお父さんが違うってことは、わかるよね?』
『父ちゃんが3人いるってこと?』
『んまぁ・・・手っ取り早く言えばそう言う事だけど・・・龍一はそれをどう思う?』
『よくわかんない』
『そっか』
実はそろそろそういう話を龍一にした方が良いのではないか、でも母親である喜美は話せないから姉に頼んだのだった。あっけらかんとした龍一に姉はちょっと安心した。
それから数日後、龍一は母親に引っ越しをすることになったと告げられる。姉の旦那である松田は建築業を営んでおり、アパートを建てたからご両親も住みませんか?という申し出だったのだ。なんにでも『うん』と答えてきた龍一は母親に初めて反旗を翻してきた。
『友達と離れるのは嫌だもん!まだ三年生だし!修学旅行も行きたいし!』
『あんた一人でここに残るってのかい!』
『ここで暮らす!』
『できるわけないでしょ!』
『出来るもん!出来るもん!出来るもん!出来るもん!出来るもん!』
『できねぇーっての!!!!』
『うわあああああああああああああああああ』
龍一が母親の喜美に飛び蹴りを食らわせた、見事に胸に蹴りが当たったが、母親は体格が良く殆ど効き目がなかった、怒った喜美は龍一を引き寄せて上にのしかかった、あり得ない体重差で龍一は喜美の下で苦しみもがいた。闇雲に出した拳骨が喜美の鼻を直撃して鼻血が出た。怒りに火がついた喜美はさらに龍一を巻き込むようにグルグルと回った、その時龍一の左目に激痛が走った。
『母ちゃん!母ちゃん!痛い!目が痛い!やめて!なんか刺さった!』
『はぁ?何言ってんの?』
身体を起こした喜美、起き上がる龍一・・・
その目の付け根には確かに何かが突き刺さっていた、それはお菓子のイモケンケンだった。鋭利にスライスした芋に飴でコーティングしたスナックはこの日、凶器となった。鏡を見ながら指でイモケンケンを引っこ抜いた龍一、出血はしておらず、まるで涙腺にスッポリ入ったような奇跡だった。
結局親子で殴り合っても引っ越しの日は揺るぎなかった。
可哀そうに思ったのか、翌日父親の康平が龍一を連れて街一番の繁華街【神無月(かんなづき)】に行くことにした。その理由はこの日、デパート屋上で仮面ライダーショーが開催されるからであった。この街では知らない人がいない程愛されたデパートのひとつがここ。
仮面ライダーが怪人蝙蝠男を倒すショーが終わり、仮面ライダーに抱きかかえられて写真を撮ってくれるサービスが行われた。順番を待って、いよいよ龍一の番が来た、龍一は仮面ライダーの抱っこを頑なに拒否した。康平が龍一の頭をひっぱたき『早くしろ!』と怒鳴りつける。龍一は『こうもりおとこがいい!』と叫んだ。スタッフは蝙蝠男は対象外なのですが・・・と会場がにわかにザワザワしはじめる。康平が今度は龍一の頭をグーで殴りつけ『いい加減にしろ!蝙蝠はもう服脱いだってよ!』龍一は仮面ライダーとも写真を撮れず、康平に髪の毛を鷲掴みにされ舞台を下ろされた。がっくりした龍一の背中に『きみぃ!!!!!』と声がした。
振り向くと蝙蝠男が羽根を広げて立っていた。
龍一が思い切り走ってジャンプすると、蝙蝠男は空中で抱きかかえてくれた。怪人に抱かれて、後ろに仮面ライダーが立っているなんて妙な写真にサインを入れてくれた蝙蝠男に龍一は凄く凄く喜んだ。家に帰ってその写真を壁に張った。その日は嬉しくて嬉しくて笑顔のまま眠ってしまった龍一。
数日後、巴乃小学校最後の日
全ての授業が終わると、ホームルームの時間を先生がお別れ会にしてくれた。
牛乳キャップメンコのクラスチャンピオンが、手に入れた牛乳キャップを全部龍一にくれた。龍一は母親が用意してくれたノートとシャーペンのセットを全員に配りながらお礼を言った。
放課後、いつも喧嘩をしていた空手を習っている女子、景子が『最後に戦おう』と言ってくれた。龍一は良いよと言うと外で試合をすることになった。タンポポがたくさんの花壇の横で構える2人。『イヤー!!!!』と叫ぶと景子が正拳突きをしてきた、その右突きを身を捻じってかわしすと左ひざが景子のみぞおちにめり込んだ。『う!』と言うと2歩後ずさりした、蹴りを見舞おうとして間合いを詰めた龍一の顔面に景子の掌底が決まる。『ぶっ!』のけぞった龍一に追撃を決めようとした景子の蹴りと龍一の反撃の蹴りが交差してお互いの頭に当たり、2人とも倒れた。
『ありがとう景子』
『またね、龍一君』
大の字になって2人で笑う、その空はとても綺麗な青空でした。
その日は誰も居なく私と姉の二人きりだった。
この時すでに四男の弥生 潤一(やよい じゅんいち)は卒業して札幌へ出て行った。五男の弥生 昂一(やよい こういち)は高校中退して兄の潤一に付いて行った。
姉が改まって私に『話しておかなければならない事がある』と言い出した。正座して座布団に座る姉、座布団を自分の真ん前に置き、座りなさいと指でジェスチャーした。
飛び乗るようにちょこんと座った龍一は何を話すのかと姉を見上げた。
銀縁のおしゃれっ気が1mmもない眼鏡を右手でクイッと上げると『あのね・・・』と目を細めながら話し出した。
『龍一、あなたの兄弟ってなんで苗字が違うと思う?』
『んー・・・わかんない』
『なんて言えばイイかな・・・結婚すると名字が変わるのはわかるよね?お姉ちゃんは松田になったでしょ?』
『うん、わかる』
『つまりね、常盤 善幸(ときわ よしゆき)と常盤 雅幸(ときわ まさゆき)弥生 純子(やよい じゅんこ)弥生 潤一(やよい じゅんいち)弥生 昂一(やよい こういち)桜坂 龍一(さくらざか りゅういち)、名字が3つあるのはわかるよね』
『うん』
『あのね、龍一、あなたの父ちゃんは康平ね、桜坂康平、常盤は常盤さん、弥生は弥生さんがお父さんなの』
『う・・・・・・うん、うん?、うーん・・・』
『みんなお父さんが違うってことは、わかるよね?』
『父ちゃんが3人いるってこと?』
『んまぁ・・・手っ取り早く言えばそう言う事だけど・・・龍一はそれをどう思う?』
『よくわかんない』
『そっか』
実はそろそろそういう話を龍一にした方が良いのではないか、でも母親である喜美は話せないから姉に頼んだのだった。あっけらかんとした龍一に姉はちょっと安心した。
それから数日後、龍一は母親に引っ越しをすることになったと告げられる。姉の旦那である松田は建築業を営んでおり、アパートを建てたからご両親も住みませんか?という申し出だったのだ。なんにでも『うん』と答えてきた龍一は母親に初めて反旗を翻してきた。
『友達と離れるのは嫌だもん!まだ三年生だし!修学旅行も行きたいし!』
『あんた一人でここに残るってのかい!』
『ここで暮らす!』
『できるわけないでしょ!』
『出来るもん!出来るもん!出来るもん!出来るもん!出来るもん!』
『できねぇーっての!!!!』
『うわあああああああああああああああああ』
龍一が母親の喜美に飛び蹴りを食らわせた、見事に胸に蹴りが当たったが、母親は体格が良く殆ど効き目がなかった、怒った喜美は龍一を引き寄せて上にのしかかった、あり得ない体重差で龍一は喜美の下で苦しみもがいた。闇雲に出した拳骨が喜美の鼻を直撃して鼻血が出た。怒りに火がついた喜美はさらに龍一を巻き込むようにグルグルと回った、その時龍一の左目に激痛が走った。
『母ちゃん!母ちゃん!痛い!目が痛い!やめて!なんか刺さった!』
『はぁ?何言ってんの?』
身体を起こした喜美、起き上がる龍一・・・
その目の付け根には確かに何かが突き刺さっていた、それはお菓子のイモケンケンだった。鋭利にスライスした芋に飴でコーティングしたスナックはこの日、凶器となった。鏡を見ながら指でイモケンケンを引っこ抜いた龍一、出血はしておらず、まるで涙腺にスッポリ入ったような奇跡だった。
結局親子で殴り合っても引っ越しの日は揺るぎなかった。
可哀そうに思ったのか、翌日父親の康平が龍一を連れて街一番の繁華街【神無月(かんなづき)】に行くことにした。その理由はこの日、デパート屋上で仮面ライダーショーが開催されるからであった。この街では知らない人がいない程愛されたデパートのひとつがここ。
仮面ライダーが怪人蝙蝠男を倒すショーが終わり、仮面ライダーに抱きかかえられて写真を撮ってくれるサービスが行われた。順番を待って、いよいよ龍一の番が来た、龍一は仮面ライダーの抱っこを頑なに拒否した。康平が龍一の頭をひっぱたき『早くしろ!』と怒鳴りつける。龍一は『こうもりおとこがいい!』と叫んだ。スタッフは蝙蝠男は対象外なのですが・・・と会場がにわかにザワザワしはじめる。康平が今度は龍一の頭をグーで殴りつけ『いい加減にしろ!蝙蝠はもう服脱いだってよ!』龍一は仮面ライダーとも写真を撮れず、康平に髪の毛を鷲掴みにされ舞台を下ろされた。がっくりした龍一の背中に『きみぃ!!!!!』と声がした。
振り向くと蝙蝠男が羽根を広げて立っていた。
龍一が思い切り走ってジャンプすると、蝙蝠男は空中で抱きかかえてくれた。怪人に抱かれて、後ろに仮面ライダーが立っているなんて妙な写真にサインを入れてくれた蝙蝠男に龍一は凄く凄く喜んだ。家に帰ってその写真を壁に張った。その日は嬉しくて嬉しくて笑顔のまま眠ってしまった龍一。
数日後、巴乃小学校最後の日
全ての授業が終わると、ホームルームの時間を先生がお別れ会にしてくれた。
牛乳キャップメンコのクラスチャンピオンが、手に入れた牛乳キャップを全部龍一にくれた。龍一は母親が用意してくれたノートとシャーペンのセットを全員に配りながらお礼を言った。
放課後、いつも喧嘩をしていた空手を習っている女子、景子が『最後に戦おう』と言ってくれた。龍一は良いよと言うと外で試合をすることになった。タンポポがたくさんの花壇の横で構える2人。『イヤー!!!!』と叫ぶと景子が正拳突きをしてきた、その右突きを身を捻じってかわしすと左ひざが景子のみぞおちにめり込んだ。『う!』と言うと2歩後ずさりした、蹴りを見舞おうとして間合いを詰めた龍一の顔面に景子の掌底が決まる。『ぶっ!』のけぞった龍一に追撃を決めようとした景子の蹴りと龍一の反撃の蹴りが交差してお互いの頭に当たり、2人とも倒れた。
『ありがとう景子』
『またね、龍一君』
大の字になって2人で笑う、その空はとても綺麗な青空でした。
2
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ラン(♂)の父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリー(♀)だった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
しかもジュリーの母親、エリカも現われ、ランの家は騒然となった。
転職したら陰陽師になりました。〜チートな私は最強の式神を手に入れる!〜
万実
キャラ文芸
う、嘘でしょ。
こんな生き物が、こんな街の真ん中に居ていいの?!
私の目の前に現れたのは二本の角を持つ鬼だった。
バイトを首になった私、雪村深月は新たに見つけた職場『赤星探偵事務所』で面接の約束を取り付ける。
その帰り道に、とんでもない事件に巻き込まれた。
鬼が現れ戦う羽目に。
事務所の職員の拓斗に助けられ、鬼を倒したものの、この人なんであんな怖いのと普通に戦ってんの?
この事務所、表向きは『赤星探偵事務所』で、その実態は『赤星陰陽師事務所』だったことが判明し、私は慄いた。
鬼と戦うなんて絶対にイヤ!怖くて死んじゃいます!
一度は辞めようと思ったその仕事だけど、超絶イケメンの所長が現れ、ミーハーな私は彼につられて働くことに。
はじめは石を投げることしかできなかった私だけど、式神を手に入れ、徐々に陰陽師としての才能が開花していく。
【シスコン】シスターコントロール ~兄のダンジョン探索を動画サイトで配信して妹はバズりたい!~【探索配信】
釈 余白(しやく)
キャラ文芸
西暦202x年、日本を襲った未曾有の大災害『日本列島地殻変動』により日本での生活環境は一変してしまった。日本中にダンジョンと呼ばれる地下洞窟が口を開き、周辺からは毒ガスが噴出すると言った有様だ。
異変から約一年、毒ガスの影響なのか定かではないが、新生児の中に毒ガスに適応できる肺機能を持った者たちが現れ始めていた。さらにその中の数%には優れた身体能力や頭脳を持つ者や、それだけでなく従来とは異なった超能力と言える特殊な異能力を持つ者もいた。
さらに八十年ほどが過ぎて二十二世紀に入ったころには人々の生活は落ち着き、ダンジョンを初めとする悪辣な環境が当たり前となっていた。そんなすさんだ世の中、人々の娯楽で一番人気なのはダンジョンを探索する限られた者たちの様子をリアルタイムで鑑賞することだった。
この物語は、ダンジョン探索に情熱を燃やす綾瀬六雨(あやせ りくう)と、その様子を配信してバズりたい綾瀬紗由(あやせ さゆ)という、どこにでもいるごく普通の兄妹が身近な人たちと協力し楽しく冒険するお話です。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる