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番外編
お勤め*(ロルフォ視点)
しおりを挟むたくさん読んで頂いて感謝です!
おかげで最後はかなり順位が上がりました。
ありがとうございます!
お礼と言っては何ですが、ロルフォ司教(役職名を神官から司教に変えました)のえっちなお話です。
ちなみに神職は男性と女性それぞれに勤める神殿が違うので、ロルフォの周りは男しかいません。
*******
「おかえりなさいませ」
「お待ちしていました」
「お疲れでしょう、お荷物をお持ちします」
日もとっぷりと暮れた頃、馬車が神殿に到着すると、まだ幼い見習いたちが私を迎えにやってきました。
皆、私を見て嬉しそうに笑っています。
とても素直で可愛い子ばかりで、ずっと腹に一物ありそうな、むさくるしい男たちに囲まれていた私は心が洗われました。
「ただいま。お前たち、何か変わった事はありませんでしたか? 」
「こちらはいつも通りです」
魔王討伐から帰って来た私は、ジルヴァーノが魔王になった事をどう言った風に処理するか、と言う話し合いが終わるまで城に閉じ込められていたのです。
私など、全て知らぬ存ぜぬで通して黙っていれば済むのに、話が纏まるまでと城の一室へ閉じ込められて自由に外を歩くことも出来ませんでした。
鬱憤が溜まったので、見張りの騎士を適当に弄んでやりましたけれどね。
しかし、それも終わり。
これからの方針が決まり、私は今日、やっと帰って来られました。
「ロルフォ様! 今日もお綺麗ですね」
「今日のお夕食は楽しみにしてください。って、料理長が言っていました」
「大変だったと聞きました。今夜はゆっくりお休み下さい」
ああ、可愛い。
それにしても、魔王討伐隊の事を、この子たちはどの程度まで知っているのでしょうか?
「お前たち、魔王討伐隊の事はどの程度まで聞いていますか? 」
「はい。魔王討伐隊は岩山の頂上付近で魔王の前身となる魔物と戦闘、勝利なさいました。しかし、ジルヴァーノ様だけが行方不明になった。と」
「お可哀そうに、ジルヴァーノは結婚目前だったそうですね」
「その婚約者さまも、失意の余りに行方不明と聞きました」
私は見習いたちの様子を窺います。
誰も嘘を吐いている様には見えませんので、どうやら一般にはそう言う事になっているようですね。
上手く話を合わせましょう。
「ええ。なので、今夜はジルヴァーノと婚約者殿の為にお祈りいたします」
私が大袈裟に悲しんでみせると、見習いたちも悲しそうな表情をします。
そして「お優しいロルフォ様」とか「泣かないで下さい」などと言って慰めてくれました。
「皆ありがとう。では、遅くなる前に食事を済ませてしまいます。その後はいつものように」
「はい。ところで、今日のお世話係はどなたになさいますか? 」
「うーん、そうですね……順番で構いませんよ」
「承知いたしました」
そう言って別れた後、私は直ぐに食堂へ行き夕食を頂きました。
久しぶりに食べる神殿の食事は美味しかった。
やはり食べ慣れているものが一番です。
料理長が行っていたお楽しみと言うのは、私が好きな柑橘のゼリーでした。
彼にはお礼として、頬に親愛の口付けを送っておきましたので、これで皆と平等ですね。
部屋へ戻ると、今日の世話係として、ナットと言う司教がやってきました。
ナットは私より1つ年下の、司教になったばかりの男です。
茶色い髪に茶色い瞳、年の割に可愛らしい顔をしていて、私は神学生の頃から気になっていました。
「本日はよろしくお願いいたします」
「お久しぶりです。この度は大変なお役目、お疲れさまでした」
定型の挨拶を交わし、ナットを中へ入れると扉を施錠します。
そして私は休む間もなく、ナットに手伝ってもらい身を清め、祭事用の服へ着替えました。
手に祭事用の小さな杖を持ち、私室の横にある祭壇へ行って神に祈りを捧げます。
この国は一神教で、神は創世神ただ一人。
人々は何かあると直ぐに創世神にお祈りをします。
その神と意志を通じ合わせる為と言われる、神力を多く持つ神職の者は、人々の信仰の対象でもあります。
特に私のような神力の多い者は、大抵が力ある大司教に囲われて大切にされるのです。
今回は、私を大切にして下さる大司教さまが魔王討伐に熱心な方だった為、魔王討伐隊に選ばれてしまいましたが、実のところ私には浄化よりも得意な事があります。
それが人々に神力を分け与える事、なのです。
神力と言うのは元々、魔王の瘴気と対極になる神の『気』のようなものです。
人間は神力、魔族は瘴気と相性が良いのでそれぞれが住みやすいように『気』で縄張りを囲いたいと思う様ですが、実は必要ありません。
馴染みが良いと怪我を治したりもできますが、空気中に濃い場所ができてしまうと、お互いが住みにくくなってしまうので、無い方が良いと思う事もあります。
でも、私はこの行為が好きなのです。
行為の対価に身の回りの世話をしてもらえるのも良いですしね。
「お勤めご苦労様です、ロルフォ様。ところで、お帰りになられたばかりでお疲れではないのですか? 」
「ええ。なので優しくしてくださいね」
お祈りを終えて、部屋へ戻って来るとナットは就寝の用意をしていました。
私が衣装を脱ぎ始めると、ポッと頬を赤らめるナットがあまりに可愛らしくて、笑みが抑えられません。
寝姿になり、彼の手を取ってベッドへと誘います。
――この子は良いですね。神力を分け与え甲斐があります。
私は心の中で舌なめずりしました。
焦らすように彼の服を一枚ずつ脱がせていきます。
ああ、もう期待で色々立ち上がっていますね。
「ナット、準備をしても? 」
「……はい」
「それでは下を触りますよ。少し腰を浮かせて下さい」
全裸になったナットの蕾に指を少し入れ、中を浄化します。
これで安全です。
ナットは自分で慣らしてきたらしく、そこは十分に柔らかくなっていました。
なんなら広げ過ぎて中の赤さが見える程です。
そんなに期待していましたか、可愛い子ですね。
私は用意していた潤滑油を取り出して自身に塗り、広げたナットの足の間へ陣取ります。
「挿れますよ」
パクパクと私を欲しがるナットのそこに私のモノを押し付けると、ズプズプと中へ誘い込まれました。
「あ、あぁ……」
気持ちが良いのでしょう、目を蕩けさせて私のモノを受け入れています。
彼は腰が細いので、お腹が私の形に変化していくのが見えて良いですね。
良い所に狙いを定めて何度か突いてやると、それまで保っていた理性が吹き飛んだのでしょうか、私にしがみ付いて「もっと、もっと」と訴えてきました。
私はその訴えに応えるべく、更に奥を目指します。
コツコツとそこを何度も叩くと、本来は入ってはいけないはずの場所に、私の長いものがグポッと入り込みました。
「~~~~~!!!」
するとナットは、声にならない声を上げて身体を仰け反らせました。
気を遣ってしまったのでしょうか、白目を剝いていますが、手足と結腸が私を離すまいとしっかりしがみ付いています。
その健気さが心に沁みました。
「うふふ、ナット、可愛い子。あなたに神力をあげましょうね。私も気持が良いですよ」
「……あ、あぁ、あう……」
ガクガクと身体を揺さぶられたナットの口がだらしなく開いて、涎が垂れています。
それさえも愛おしい。
何度もナットの中を往復して、その味を堪能すれば、そろそろ私も限界です。
ナットの最奥に自身を嵌め込み、奥へ思い切り神力を吐き出しました。
「ぐっ、う、うん……」
「あぁぁ……あ」
何度か中で扱いて、全てナットへ吐き出します。
これでナットの神力がまた少し増えたでしょう。
明日、計測してみれば分かるはずです。
こうやって胎内へ私の神力を入れ、少しづつ本来の神力の値を上げる事ができるのは、私にしか出来ない事の様です。
まぁ、こういう事をするので相手は選ばせてもらいますが、皆がして欲しいと望むので順番にしています。
ナットは2年ぶりくらいでしょうか。
随分、間が空いてしまいました。
私は気絶してしまったナットを浄化して身体を綺麗にしてやりました。
上掛けを掛けてやり、自身も浄化して、その隣へ身を滑り込ませます。
「安らかにお休みさない……」
ポンポンと布団の上から軽く叩いてやると、ナットは幸せそうに微笑みました。
それにしても、神職と言うのは体力のない者ばかりですね。
他の者でも、大体こんな感じなので物足りなくもあります。
それに比べたら討伐隊の者たちは皆、体力がありました。
流石に討伐中この様な事は出来ませんでしたが、神力を分けてやると言ったら喜んでくれる者がいるのではないでしょうか?
……例えばフォーレ。
彼は神力どころか魔力も殆どありませんでした。
少々、年が行っていますが、独身だと聞きましたし、服の上から見た感じはとても良い身体で顔も好みでした。
あれだけ鍛えていたら多少の無理もきくでしょうし、今度誘ってみましょうか。
「ふふふ」
私は良い事を思い付いた子供のような気持になり、思わず声を出して笑ってしまいました。
*******
読んで下さって、本当にありがとうございました!
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ずっとお互いのことを大好きなとこもとってもよかったです✨
最高でした!!!
こんな素敵なお話を書いてくださって、ありがとうございます🥹
おめでとう!おめでとう!←
あぁ!感想嬉しいです!!!
最後の方、変にハイテンションになってしまいました~!楽しんで頂けて良かったです😊
でも、ずっとお互いが好きでいるところが良いと言ってもらえて本当に嬉しいです。
ローズとか出しちゃったので、そこが気になっていました。
最後まで読んで下さって本当にありがとうございます!
お ま つ り ……!笑笑笑
すごい笑ってしまいました😂
こんなスパダリのジルくんが、どうなっちゃうのかドキドキが止まらない……!😆❤️🔥
とてもとても面白いです!
まさかのフィオ経験者で…!
無事に魔王を倒してジルとフィオが心身ともに結ばれることを期待しております。
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