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行かないで *
「サシャ」
話し合いから戻って来ると、アルバのサシャへの執着度が上がっていた。
食事も口へ運んでくれるし、テントの外でも中でも逃がさないと言うようにぴったりとくっ付いている。
用を足しに行くだけでも隙あらば抱き上げようとするし、呼び出されても無視しようとする。
今も狭いテントの中で太い尻尾を邪魔そうに自身に沿わせ、サシャを後ろ向きに膝に乗せて抱きしめていた。
そして時々、音を立てて首元に口付けてくる。
サシャもそれが嫌ではなかったので黙って受け入れていた。
「サシャ、少し良い匂いがする」
アルバがクンクンと犬の様にサシャの首筋に顔を埋めて匂いを嗅いだので、サシャはくすぐったくて身を捩る。
「もう? 早くない?」
「ああ。 このままだと他の男に気付かれてしまうな」
と言うと、アルバはサシャの顎を取り、振り向かせて唇を吸った。
「この後、いつ二人きりになれるか分からない。
他の者が到着次第、戦場に出されると言うし」
サシャの頬を撫でながらアルバは続ける。
「今のうちにしておこうか」
「え? ここで?」
アルバは頷くと早速サシャのシャツのボタンを外しはじめる。
「で、でも、ここ狭いし、聞こえちゃうよ」
僅かばかり抵抗してみたが、サシャは期待で後ろが濡れてきたのに気付いた。
こんなにいやらしい身体になってしまったのが恥ずかしくて、サシャは首まで真っ赤になった。
キン!
その時、部屋の中から金属音のような音がして、アルバが結界を張ったのがサシャにも分かった。
「これで誰も中には入って来れないし、外に音も聞こえない筈だ。
狭いのはお前を抱えれば済む」
サシャがアルバを見上げると、その瞳が緑色っぽくなり、不安げに揺れていのが分かった。
結局、サシャはアルバに逆らえない。
何なら正気の内に求められたのが嬉しいくらいだ。
了承の代わりに、サシャから軽くキスをすると、アルバの手で服をどんどん脱がされて、サシャはあっという間に一糸まとわぬ姿にさせられてしまった。
そして向かい合って膝に座らされると、後ろをマッサージするようにして解された。
ぐちゅぐちゅと音が響き、愛液が大量に滴ったそこは、あっという間に3本の指を飲み込む。
中のいいところをクニクニされて、サシャの前もそそり立って透明な液体を垂らした。
(いつもこんなだったっけ?)
いつもは最初から発情に当てられて、気持ち良いので頭が一杯だ。
しかも途中からは何も覚えていない。
一度、しらふで触ってもらった事があったけれど、あの時は途中で止められてしまった。
サシャは膨らんで主張するアルバのモノを期待を込めて撫で擦る。
「ね……今日ははさいごまでしてくれるんでしょ?」
「勿論だ」
サシャは期待を込めて、アルバの胸に頬ずりした。
アルバの胸が好きと言うのもあるが、自分が胸をこうされると気持ちいいのを身体が覚えているので、こうするとアルバも気持ち良いのではないかと思っているのだ。
指で先を押したり、ちゅっと柔く吸い付いたり、チロチロと舌先で尖りを舐める。
アルバは正直なところ擽ったかったが、幸せそうなサシャを見ると止める事ができない。
稚拙なサシャの愛撫だったが、アルバは段々と下半身が苦しくなってきた。
アルバは一度サシャを立たせると、大きく育った自身のモノをズボンから取り出し、見せ付けるように数回擦る。
そして、自ら上着を脱ぎ「おいで」とサシャを誘った。
だが、発情していない状態で見るアルバのモノは正直大きすぎて、サシャはびっくりした。
膝立ちのまま二人の間でそそり立つそれを見たままサシャは固まってしまう。
「……やはり無理か」
アルバは悲しそうな顔をした。
「そうじゃなくて……こんなにおっきいの入ってたんだ、すごいなぁ」
サシャはそれが自分に入る事を想像してブルっと身震いすると、前と後ろから愛液を垂らして太腿を濡らした。
「あんっ、あんっ」
ヌル、ヌルと、サシャはアルバに跨ってそれの侵入を許した。
少し入る度に嬌声を上げ、全て胎内に収めるとサシャは前からトプリ、と力なく白濁を零す。
「あぅ、でちゃた」
「もっと出していいぞ」
アルバはサシャの胸を脇から支えると、お返しとばかりに親指で胸の先端をくにくにと押し回した。
「あ、え? やぁ」
そうされるとお腹の奥の方に熱が溜まってきてサシャは自ら体を揺らす。
上手く力が抜けたのか、子宮の入り口が緩んでぐりゅっとアルバのモノが奥まで入った。
「あ、ああ、何これ」
少し苦しいけれど、奥を潰して円を描くように動かれると堪らなく気持が良い。
中にアルバがいるのが分かる。
先端がくにゅ、くにゅ、と突き当りを押している。
「あぁ、すごい、きもちいぃよぉ」
背を仰け反らせて、サシャは身体を震わせた。
「んあっ、あっ、あっ」
「サ、シャ……」
そのまま何度も中のアルバを締め付けて、サシャは長い時間胎内だけで絶頂し、最後は弛緩してアルバの胸に凭れかかった。
「まだだぞ、サシャ」
「ふぇ?」
アルバは今度はサシャの腰へ手をやった。
足を自分に巻き付かせ、そのまま尻の方へ指を伸ばして尻を割り開く。
そして下から激しく突き上げた。
「あーーーーーっ!」
ぐりっと最奥を抉られてサシャは激しく嬌声を上げる。
「イク、イクイク!!!」
「サシャっ、俺もっ、くっ!」
肌と肌がぶつかる乾いた音が大きく聞こえる程、アルバはサシャに自身を打ち付けた。
「ああぁ!」
「好きだ、愛してる、サシャ!」
「!!アルバ!」「っつ!」
アルバは荒々しくサシャの唇を奪うと、サシャの最奥に勢いよく白濁を放った。
熱いサシャの中が更に熱を持っていく。
全て出し切った時にはサシャは脱力して眠りそうになっていた。
ぐったりとしたサシャを床に敷いた敷物にそっと横たえる。
いつもならここで終わりなのだが、今日のアルバは無防備なサシャの身体の至る所に所有印を付けていった。
夢現でそれを受け入れるサシャは、その間何度も「アルバいかないで」と呟いた。
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