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6章 ラスボスへの道のり
109.父は苦労性
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「星歌は魔族の血が濃いんだろうか?」
星歌と太くんが見えなくなったのを見計らい、ボソリと不安を呟き肩を落とす。
星歌の本音を聞き、少なからずそんな不安を抱く。
今まで俺は自分の考えを、星歌に無理矢理押し付けていた?
俺はただ地球で生きていくのでならば、魔族の姿は生きにくいと考えていた。でもそれは姿を偽れば何も問題がないはず。
なのになんで俺は、頑なに反対してたんだ?
俺にしてみれば星歌がどんな姿をしていても、世界で一番可愛い天使には変わりない。
「それはないな。あの子は人間だよ。ヨハンもそう思うだろう?」
「そうね。どちらかと言えば人間っぽいわ。まぁリュウノスケは人間でも魔族の思考回路を持っているけどね」
「おい。それは褒め言葉なのか?」
しかし俺の不安をスピカはバッサリと否定。ヨハンと共に笑い合う。
無関係で巻き込まれた龍ノ介は微妙な反応。
「館先生が魔族の思考回路を持っているとは、どう言うことですか?」
そんな俺達の会話を黒崎くんは不審に思ったのか首を傾げ問う。
ベレニ達との一件以来、魔族嫌いもある程度緩和されたらしい。魔族と言っても、逆上することはなくなった。
「魔族は一族や仲間を護るのは当然だけど、それ以外の者には冷たいとこがあるんだよ。それに自分に正直だから、言いたいことはオブラードに包むことなくはっきりと言う。割り切ることも得意だから、よほどのことがない限り根に持たない」
「ちなみにエルフも魔族よりではあるけれど、相手に合わせられるからほどよい関係を築けてるわ」
魔族とエルフの説明に黒崎くんと何も言わなかった。
陽ちゃんはすぐに納得したらしく、二人揃って関心の眼差しで龍ノ介を見つめる。
「だったら龍ノ介さんはエルフですね。親しい人間には毒舌ですけど、普段は凄く頼りになる素敵な教師です」
「陽いくらなんでもそれはほめ過ぎだよ」
笑顔で断言する陽ちゃん。龍ノ介はすっかり機嫌が良くなり、たちまち嬉しそうな笑みを浮かべた。
ここ最近二人の様子がどうもおかしくて、前よりも確実に距離が縮まっているような気がする。
……まさか龍ノ介の奴、陽ちゃんにまで目を付けたんじゃ……いくらなんでもそれはないか。
陽ちゃんは星歌の親友。そんなことになったら星歌に嫌われるはずなんだが、今の所はそんな素振りはない。
偽っている可能性もなくはないが。
ちなみに教師の龍ノ介は優秀で、俺も信頼している。
いくらなんでも考えすぎなんだろう。
「星夜、実はオレもついに本気の恋に目覚めたみたいだ」
「本当か? それはよかったな。それで誰なんだ? 俺が知ってる奴か?」
「……陽」
「…………」
バシッ
龍ノ介からありえないカミングアウトされてしまい、表情を変えず反射的に頭をおもいっきり殴り捨てる。
こんな時に何を冗談をぼやいているんだろうか?
それとも俺の聞き違い?
「痛ぇじゃねぇか? 何する?」
「いや冗談では済まされないことを言うから。聞き間違えだったら土下座するが、相手は陽ちゃんって聞こえたんだ」
「いや聞き間違えじゃない」
冷静になって聞き返してみるも、真面目に即答されてしまう。
龍ノ介が陽ちゃんに本気で恋をした?
何がどうなったら、そう言うことになる?
陽ちゃんは星歌の親友で、十五も離れているんだぞ?
「お前は馬鹿か?」
怒りを通り越して、呆れ口調でそれしか言えず。
「そうかも知れないが、恋って言う奴はそう言うもんだろう? 告白は陽が卒業するまで待つつもりだ」
「…………」
女たらしで手が早い龍ノ介が正論を言っている。
「そんなわけだから、ヨハンとも別れた。今のオレはフリーだ」
開いた口が塞がらず。
ここまで来れば龍ノ介の本気さは伝わり、親友としては応援したいと思う。しかし親の立場からすると、応援しようとまでは思えない。
もし星歌が龍ノ介みたいな奴を彼氏だと言って紹介されたら、間違えなく失神するだろう。性格のうんぬん以前に一回り以上も離れた相手。
いくら世の中にはそう言うカップルや夫婦がごまんといるかも知れないが、だからと言って親はすぐには賛成しないだろう。まずは疑う。ましては自分と同じ世代であれば更に……。
そう考えると陽ちゃんとこはどうなるんだろうか?
「少し時間をくれ。現状反対はしないが賛成も出来ない」
「だよな。オレもお前の立場ならそうなる。って言うかもし星歌がオレ達と同じ年代の奴を連れて来たら、理由も聞かずまずはぶん殴る」
「…………」
薄情だと思っても龍ノ介に嘘を付いても仕方がなく正直に話す。意外なことに親の顔に変わっていて、俺よりも怒りをあらわにしている。
明らかな矛盾だが、親の立場としてはそうなんだろう。
「だったら陽ちゃんの親に殴られる覚悟はあるんだ」
「そりゃぁな。ただ陽の場合は怖いのは、父親よりシスコン兄二人だ」
「ああ、確かに。お前をすぐに認めてくれるのは太くんだけだろう?」
どうやらおじさんよりも、兄二人を警戒しているらしい。
言われて俺もそうだと思った。
陽ちゃんは四人兄妹の末っ子で、ただ一人の女の子。おじさんと二人の兄は、陽ちゃんを溺愛している。普通の彼氏でさえ許しを得るのは至難の業だと言うのに、高校教師を彼氏だと紹介されたら間違えなく血の雨が降る。
そう思うと、少し龍ノ介が可愛そうになった。
親友として力になるべきだろうか?
星歌と太くんが見えなくなったのを見計らい、ボソリと不安を呟き肩を落とす。
星歌の本音を聞き、少なからずそんな不安を抱く。
今まで俺は自分の考えを、星歌に無理矢理押し付けていた?
俺はただ地球で生きていくのでならば、魔族の姿は生きにくいと考えていた。でもそれは姿を偽れば何も問題がないはず。
なのになんで俺は、頑なに反対してたんだ?
俺にしてみれば星歌がどんな姿をしていても、世界で一番可愛い天使には変わりない。
「それはないな。あの子は人間だよ。ヨハンもそう思うだろう?」
「そうね。どちらかと言えば人間っぽいわ。まぁリュウノスケは人間でも魔族の思考回路を持っているけどね」
「おい。それは褒め言葉なのか?」
しかし俺の不安をスピカはバッサリと否定。ヨハンと共に笑い合う。
無関係で巻き込まれた龍ノ介は微妙な反応。
「館先生が魔族の思考回路を持っているとは、どう言うことですか?」
そんな俺達の会話を黒崎くんは不審に思ったのか首を傾げ問う。
ベレニ達との一件以来、魔族嫌いもある程度緩和されたらしい。魔族と言っても、逆上することはなくなった。
「魔族は一族や仲間を護るのは当然だけど、それ以外の者には冷たいとこがあるんだよ。それに自分に正直だから、言いたいことはオブラードに包むことなくはっきりと言う。割り切ることも得意だから、よほどのことがない限り根に持たない」
「ちなみにエルフも魔族よりではあるけれど、相手に合わせられるからほどよい関係を築けてるわ」
魔族とエルフの説明に黒崎くんと何も言わなかった。
陽ちゃんはすぐに納得したらしく、二人揃って関心の眼差しで龍ノ介を見つめる。
「だったら龍ノ介さんはエルフですね。親しい人間には毒舌ですけど、普段は凄く頼りになる素敵な教師です」
「陽いくらなんでもそれはほめ過ぎだよ」
笑顔で断言する陽ちゃん。龍ノ介はすっかり機嫌が良くなり、たちまち嬉しそうな笑みを浮かべた。
ここ最近二人の様子がどうもおかしくて、前よりも確実に距離が縮まっているような気がする。
……まさか龍ノ介の奴、陽ちゃんにまで目を付けたんじゃ……いくらなんでもそれはないか。
陽ちゃんは星歌の親友。そんなことになったら星歌に嫌われるはずなんだが、今の所はそんな素振りはない。
偽っている可能性もなくはないが。
ちなみに教師の龍ノ介は優秀で、俺も信頼している。
いくらなんでも考えすぎなんだろう。
「星夜、実はオレもついに本気の恋に目覚めたみたいだ」
「本当か? それはよかったな。それで誰なんだ? 俺が知ってる奴か?」
「……陽」
「…………」
バシッ
龍ノ介からありえないカミングアウトされてしまい、表情を変えず反射的に頭をおもいっきり殴り捨てる。
こんな時に何を冗談をぼやいているんだろうか?
それとも俺の聞き違い?
「痛ぇじゃねぇか? 何する?」
「いや冗談では済まされないことを言うから。聞き間違えだったら土下座するが、相手は陽ちゃんって聞こえたんだ」
「いや聞き間違えじゃない」
冷静になって聞き返してみるも、真面目に即答されてしまう。
龍ノ介が陽ちゃんに本気で恋をした?
何がどうなったら、そう言うことになる?
陽ちゃんは星歌の親友で、十五も離れているんだぞ?
「お前は馬鹿か?」
怒りを通り越して、呆れ口調でそれしか言えず。
「そうかも知れないが、恋って言う奴はそう言うもんだろう? 告白は陽が卒業するまで待つつもりだ」
「…………」
女たらしで手が早い龍ノ介が正論を言っている。
「そんなわけだから、ヨハンとも別れた。今のオレはフリーだ」
開いた口が塞がらず。
ここまで来れば龍ノ介の本気さは伝わり、親友としては応援したいと思う。しかし親の立場からすると、応援しようとまでは思えない。
もし星歌が龍ノ介みたいな奴を彼氏だと言って紹介されたら、間違えなく失神するだろう。性格のうんぬん以前に一回り以上も離れた相手。
いくら世の中にはそう言うカップルや夫婦がごまんといるかも知れないが、だからと言って親はすぐには賛成しないだろう。まずは疑う。ましては自分と同じ世代であれば更に……。
そう考えると陽ちゃんとこはどうなるんだろうか?
「少し時間をくれ。現状反対はしないが賛成も出来ない」
「だよな。オレもお前の立場ならそうなる。って言うかもし星歌がオレ達と同じ年代の奴を連れて来たら、理由も聞かずまずはぶん殴る」
「…………」
薄情だと思っても龍ノ介に嘘を付いても仕方がなく正直に話す。意外なことに親の顔に変わっていて、俺よりも怒りをあらわにしている。
明らかな矛盾だが、親の立場としてはそうなんだろう。
「だったら陽ちゃんの親に殴られる覚悟はあるんだ」
「そりゃぁな。ただ陽の場合は怖いのは、父親よりシスコン兄二人だ」
「ああ、確かに。お前をすぐに認めてくれるのは太くんだけだろう?」
どうやらおじさんよりも、兄二人を警戒しているらしい。
言われて俺もそうだと思った。
陽ちゃんは四人兄妹の末っ子で、ただ一人の女の子。おじさんと二人の兄は、陽ちゃんを溺愛している。普通の彼氏でさえ許しを得るのは至難の業だと言うのに、高校教師を彼氏だと紹介されたら間違えなく血の雨が降る。
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