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思慕から情愛へ
燻る欲情
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山﨑への告白と口淫。
その晩、美咲は色んな感情を錯綜させていた。
相手は親子ほど歳の離れた、しかも既婚者だ。
山﨑の妻とも仲が良いだけに自らの行為に悔いがないわけではない。
しかし、自身でも抑えが効かない程に身体も心も山﨑を求めていた。
その感情は娘の雪乃の寝顔を見ても変わらなかった。
昼間の快楽が身体の芯から湧き疼いて仕方ない。
硬く大きくそそり勃ったペニスの感触とカウパーの味が美咲の理性を奪っていく。
抱かれたかった、本当は抱かれていた筈だった。
あと数秒で待ち兼ねた想いと快楽が身を包んでくれる筈だった。
だが、あの物音が邪魔したことで一線を超えられなかった。
「ワシとは何もない方がいい」
山﨑はああ言っていたが、美咲は構わなかった。
例え、男女の関係となり戻れなくなったとしてもと思うくらいに想いが募る。
乳首はシコリ勃ち、僅かなブラの摩擦でも感じる位に乳房の感度があがっているのが分かる。
当然、秘部は下着が既に愛液でグショグショに濡れ溢れ、欲しかったと挿入を待ち侘びている疼きが止まらない。
(…我慢できない)
1人、疼きを抑える為に隣室で着衣の上から胸を触り始めると原崎に揉まれた時を思い出し乳房や乳首を指で摘み弄りだす。
(…あぁ、気持ちいい……)
今までも少なからず自慰行為で自らを慰めたことはあったが、半端で終わったとは言え女盛りの身体にとって12年振り以上の行為は余りにも刺激的過ぎた。
ましてや其れが知らず知らずの内に思慕していた相手とあれば疼かない筈がない。
扉の隙間から隣室で娘が寝ていることを確認すると、我慢出来なくなった美咲は上着とブラを脱いで乳房を露出。
乳房を持ち上げシコリ勃っている乳首に顔を近付け自らの舌で舐める。
(……私ったら……、凄くイヤらしいことしてる…)
手は恥ずかしい程に濡れている秘部へと伸び、指で陰核亀頭を弄り快楽を更に昂らせる。
(……したい、……山﨑さんと………したくて堪らない…)
山﨑の顔とペニスが脳裏から離れない。
唇を重ねていた時のように口内で舌を動かし、手は乳房と秘部を絶頂に導くように荒々しく蠢き出す。
声こそ押し殺しているものの必然的に荒くなる吐息は、美咲を母親から1人の女性へと回帰させていく。
「………あっ、……んん!」
僅かならに漏れ出る喘ぎ、身体を強張らせながら達する。
久々の自慰と絶頂、女である悦びを思い出させてくれる。
(…アタシ……、こんなにヤラシイんだ…)
ハッと思い出しように扉の隙間から娘を見ると先程と同じように寝息をたてて寝ている姿に安心し身体の強張りが弛む。
未だ残る快楽の余韻に浸りながら、常夜灯の灯る部屋の中をグルリと意味もなく見回す。
薄暗いので朧げにしか見えないがタンスの上に夫と2人で映った写真があることに今更気付く。
(あなた……)
夫のことを思いながらも、それ以上に山崎のことを思い返してしまう。
(…、あたし、もしかして山崎さんの方が好きになってる……)
夫の事は愛している、しかし12年と言う月日は余りにも長過ぎた。
還らぬ夫よりも側にいてくれる山崎への想いが強くなってしまい背徳感を感じると同時に絶頂を迎えたばかりの身体は再び芯が疼き始める。
無理もない。
望んだ行為が直前でお預け状態になり、膣口が欲しいと待ち侘びている。
再び、指で陰核亀頭や膣口を弄りながら胸を揉み始める。
(……欲しい、山崎さんのが…….)
人差し指を原崎の男根に見立て膣内へと挿入。
「あっ!……」
敏感になった膣内の刺激に思わず漏れ出る喘ぎ。
股を大きく開き、指で山﨑がピストンしているように激しく掻き回して再び絶頂へと誘っていく。
「…ああっ、山﨑さん…….」
小声ながらあえて山﨑の名を口にした時だった。
「……お母さん?」
突如聞こえる娘の声に心臓がドクンと大きく脈打ったかと思うと急いで上着だけを纏い隣室の襖を開ける。
「…なっ、何?どうしたの?」
雪乃は布団から上半身を起こしていたが目は半分寝ており、自分の声に気付いて起きたようではないようだ。
少し安心すると同時に焦燥も隠せない美咲だが暗がりに寝惚けていることが幸いし雪乃は何も気付いてはいなさそう。
「す、少しやり残していたことをしてただけだから大丈夫、直ぐに行くから寝てなさい」
「うん」
隣室でとは言え娘がいる所で山﨑の名前を出して自慰。
大胆なことをしていたと落ち着きを取り戻してはいたが2回目の自慰は中断せざるを得なくなってしまったことで性欲は不燃の状態。
発散できない想いと情欲は、女としての本性を炙り出す。
そのことを、本人である美咲は自覚していないままに翌日を迎えることになる。
その晩、美咲は色んな感情を錯綜させていた。
相手は親子ほど歳の離れた、しかも既婚者だ。
山﨑の妻とも仲が良いだけに自らの行為に悔いがないわけではない。
しかし、自身でも抑えが効かない程に身体も心も山﨑を求めていた。
その感情は娘の雪乃の寝顔を見ても変わらなかった。
昼間の快楽が身体の芯から湧き疼いて仕方ない。
硬く大きくそそり勃ったペニスの感触とカウパーの味が美咲の理性を奪っていく。
抱かれたかった、本当は抱かれていた筈だった。
あと数秒で待ち兼ねた想いと快楽が身を包んでくれる筈だった。
だが、あの物音が邪魔したことで一線を超えられなかった。
「ワシとは何もない方がいい」
山﨑はああ言っていたが、美咲は構わなかった。
例え、男女の関係となり戻れなくなったとしてもと思うくらいに想いが募る。
乳首はシコリ勃ち、僅かなブラの摩擦でも感じる位に乳房の感度があがっているのが分かる。
当然、秘部は下着が既に愛液でグショグショに濡れ溢れ、欲しかったと挿入を待ち侘びている疼きが止まらない。
(…我慢できない)
1人、疼きを抑える為に隣室で着衣の上から胸を触り始めると原崎に揉まれた時を思い出し乳房や乳首を指で摘み弄りだす。
(…あぁ、気持ちいい……)
今までも少なからず自慰行為で自らを慰めたことはあったが、半端で終わったとは言え女盛りの身体にとって12年振り以上の行為は余りにも刺激的過ぎた。
ましてや其れが知らず知らずの内に思慕していた相手とあれば疼かない筈がない。
扉の隙間から隣室で娘が寝ていることを確認すると、我慢出来なくなった美咲は上着とブラを脱いで乳房を露出。
乳房を持ち上げシコリ勃っている乳首に顔を近付け自らの舌で舐める。
(……私ったら……、凄くイヤらしいことしてる…)
手は恥ずかしい程に濡れている秘部へと伸び、指で陰核亀頭を弄り快楽を更に昂らせる。
(……したい、……山﨑さんと………したくて堪らない…)
山﨑の顔とペニスが脳裏から離れない。
唇を重ねていた時のように口内で舌を動かし、手は乳房と秘部を絶頂に導くように荒々しく蠢き出す。
声こそ押し殺しているものの必然的に荒くなる吐息は、美咲を母親から1人の女性へと回帰させていく。
「………あっ、……んん!」
僅かならに漏れ出る喘ぎ、身体を強張らせながら達する。
久々の自慰と絶頂、女である悦びを思い出させてくれる。
(…アタシ……、こんなにヤラシイんだ…)
ハッと思い出しように扉の隙間から娘を見ると先程と同じように寝息をたてて寝ている姿に安心し身体の強張りが弛む。
未だ残る快楽の余韻に浸りながら、常夜灯の灯る部屋の中をグルリと意味もなく見回す。
薄暗いので朧げにしか見えないがタンスの上に夫と2人で映った写真があることに今更気付く。
(あなた……)
夫のことを思いながらも、それ以上に山崎のことを思い返してしまう。
(…、あたし、もしかして山崎さんの方が好きになってる……)
夫の事は愛している、しかし12年と言う月日は余りにも長過ぎた。
還らぬ夫よりも側にいてくれる山崎への想いが強くなってしまい背徳感を感じると同時に絶頂を迎えたばかりの身体は再び芯が疼き始める。
無理もない。
望んだ行為が直前でお預け状態になり、膣口が欲しいと待ち侘びている。
再び、指で陰核亀頭や膣口を弄りながら胸を揉み始める。
(……欲しい、山崎さんのが…….)
人差し指を原崎の男根に見立て膣内へと挿入。
「あっ!……」
敏感になった膣内の刺激に思わず漏れ出る喘ぎ。
股を大きく開き、指で山﨑がピストンしているように激しく掻き回して再び絶頂へと誘っていく。
「…ああっ、山﨑さん…….」
小声ながらあえて山﨑の名を口にした時だった。
「……お母さん?」
突如聞こえる娘の声に心臓がドクンと大きく脈打ったかと思うと急いで上着だけを纏い隣室の襖を開ける。
「…なっ、何?どうしたの?」
雪乃は布団から上半身を起こしていたが目は半分寝ており、自分の声に気付いて起きたようではないようだ。
少し安心すると同時に焦燥も隠せない美咲だが暗がりに寝惚けていることが幸いし雪乃は何も気付いてはいなさそう。
「す、少しやり残していたことをしてただけだから大丈夫、直ぐに行くから寝てなさい」
「うん」
隣室でとは言え娘がいる所で山﨑の名前を出して自慰。
大胆なことをしていたと落ち着きを取り戻してはいたが2回目の自慰は中断せざるを得なくなってしまったことで性欲は不燃の状態。
発散できない想いと情欲は、女としての本性を炙り出す。
そのことを、本人である美咲は自覚していないままに翌日を迎えることになる。
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