繋がりました。

夕暮

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絡まりそうで

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  坂を下り続けて20分弱、今更になって自転車にすれば良かったと思っていた。冬休みに十分過ぎるほど休んだ私の足は悲鳴とまではいかないが、すすり泣いていた。たしか家を出る時までは、自転車にしようと思っていた。だが、寒そうだからと止めてしまったのだ。私は比較的、代謝が良い方なので少し汗をかいていた。真冬なのに...。
  街へ行くと意外にも人が大勢いた。店先に並んでいる福袋を見て、納得した。人間はセールに弱いのだ。私も気をつけなければ...。気を抜くと体が勝手に動いてしまう。お金をあまり持ってきていないのでまた明日行けばいい。そう何度も言い聞かせた。だが、実際はお年玉がたくさん入っていて、諭吉さんの誘惑に負けそうになる。お願いします、諭吉さん。今だけは大人しくしていて下さい。それから、私は競歩でオリンピック行けるんじゃないかというレベルで抜けていった。今更だが、私は人混みがリア充よりも嫌いだ。人が多い=縁がいっぱい視えるということなのだ。縁というものは糸みたいなもの。人混みだとそれがうじゃうじゃ集まっているのだ。更に、色もバラバラで目に悪い。同系色ならまだ耐えられるのだがバラバラとなると流石にキツい。それなのに、その中に入るなんて...。視界も悪くなって危ない。それに、自分の縁が他の人の縁と絡まって出られなくなるんじゃないかと怖いのだ。そんな事ないと分かっていても怖いものは怖い。だから、人が少なそうな所を通っていった。縁の光に目が眩んでまともに進めない。たまに人と肩がぶつかってカツアゲされるんじゃないかと不安になった。一度落ち着くため休憩することにした。そこで、私は、宝くじのことは諦めて、人混みを抜ける事を優先する事にした。幸い、私の運命の相手はこの人混みの中にはいないようだ。私は、覚悟を決めると再び人混みの中へ入っていった。
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