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プロローグ
どうも、ボッチですどうやらクラス転移するようです
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あなたは非日常というものに出会ったことがあるだろうか。
何の変哲もない、昨日と同じ今日が続き、きっと明日も同じ日が来る。そんな退屈で覆われた日常を送っていたら、突如として現実が牙を剥き、予測不能な非日常が目の前に現れる。それは、誰にも予測ができないことであり、たとえ予測ができたとしても、決して避けることのできない運命の奔流だ。
では、一つ物語を語ろう。
これは、どこにでもいる、いや、どこにでもいることさえ許されなかった孤独な青年が、そんな非日常に巻き込まれ、新しい世界で、これまでの常識を覆す環境の中、仲間を見つけ、自由を掴み取るまでの、ささやかな英雄譚である――。
* * *
キィ、と錆びついた蝶番のような音を立てて、教室の後ろのドアを開ける。別に本当に錆びついているわけではない。クラスの中心にいるような連中が開ければ、それは軽やかな音を立てるのだろう。だが、俺、神崎翔(かんざきしょう)がこのドアに手をかけると、いつもこうだ。まるで、お前のような奴はこの教室に入るな、とドア自身が拒絶しているかのように、重く、軋んだ音を立てる。
息を殺し、気配を消す。誰の視界にも入らないように、壁際をゆっくりと、幽霊のように歩いて自分の席へと向かう。窓際の後ろから二番目。本来なら、外の景色を眺めたり、授業中にうたた寝をしたりするには絶好のポジションのはずだが、俺にとってはただの監視塔からの死角でしかない。教室という名の戦場で、俺は常に孤立した一個小隊なのだ。
鞄から文庫本を取り出し、机に突っ伏すようにしてページを開く。物語の世界に没入することが、俺がこの息苦しい現実から逃避する唯一の方法だった。
何故こんなことになってしまったのか。
原因は、高校に入学してすぐ、あの忌まわしき最初のHRで行われた『自己紹介』に遡る。
期待に胸を膨らませていた。新しい高校、新しいクラス、新しい友人。中学時代のパッとしない自分とはおさらばして、ここでならきっと、同じ趣味を持つ仲間を見つけ、語り合い、笑い合えるはずだと。そう、信じて疑わなかった。俺は、生粋の、そして重度のオタクである。アニメやライトノベル、ゲームといった二次元文化こそが、俺の血肉であり、魂そのものだった。
順番が回ってきて、教壇に立った俺は、緊張と高揚感で頭が真っ白になっていた。
「か、神崎翔です!趣味は読書とアニメ鑑賞です!特に好きなラノベは『終焉の聖剣と七つの魔星』で、ヒロインは断然、ツンデレで不器用なエリス一択だと思ってます!最近のアニメだと『迷宮の国の魔法使い』が作画もストーリーも神がかってて、特に7話の師匠との別れのシーンは涙なしには見られま……」
そこまで一気にまくし立てたところで、俺は気づくべきだったのだ。教室を支配する、氷点下の空気に。
最初は、数人の男子が「あ、それ知ってる」というような顔をしていた。だが、俺の熱弁が続けば続くほど、その顔は困惑に、そして侮蔑へと変わっていった。女子生徒たちは、まるで汚物でも見るかのような目で、あからさまに顔を顰めている。俺の話が終わる頃には、教室はしんと静まり返り、向けられる視線はただ一つ。『キモい』という感情が籠った、鋭利な刃物のような蔑みの視線だけだった。
その日から、俺の高校生活は終わった。誰も俺に話しかけず、俺も誰に話しかけていいかわからない。グループ分けの授業では常に余り、先生の温情でどこかのグループに押し込まれる。体育祭や文化祭といった、クラスの団結が求められるイベントは、俺にとって公開処刑の場も同然だった。
(はぁ……なんでこんなことに……)
今日も、開いた本の文字は全く頭に入ってこない。思考は、堂々巡りの後悔と自己嫌悪に陥る。
(別にいいじゃないか、オタクだって!誰かに迷惑をかけたわけじゃない!好きなものを好きだと言って、何が悪いんだ!……ああ、もう嫌だ。こんな現実、消えてなくなってしまえ。ラノベみたいに、トラックにでも轢かれて、チートスキルをもらって異世界に転生できたら……。剣と魔法の世界で、ドラゴンを倒し、お姫様を助けて、可愛いエルフや獣人の女の子たちとパーティを組んで……そんな、夢みたいな世界に行きたい……!行きたいんだッ!)
心の中で、血を吐くように叫んだ。その、瞬間だった。
ブゥン……、と空気が奇妙に震えた。耳鳴りのような、低い振動音。気のせいかと思ったが、それは徐々に大きくなっていく。教室の床が、淡い光を放ち始めたことに、最初に気づいたのは誰だっただろうか。
「……え、なにこれ?」
前の席の女子生徒が、自分の足元を指差して呟いた。その声に、教室中の視線が床へと集まる。
そこには、複雑な幾何学模様と、見たこともない古代文字のようなルーンが、まるでCGのように浮かび上がり、一つの巨大な魔法陣を形作っていたのだ。
「うわっ!?」
「なんだよこれ!ドッキリか!?」
教室は一瞬でパニックに陥った。スマホを取り出して撮影しようとする者、訳が分からずに立ち尽くす者、そして、恐怖に駆られて出口へと殺到する者。
「おい!ドアが開かねぇぞ!」
「窓もだ!どうなってんだよ!」
悲鳴と怒号が飛び交う。外の世界から完全に遮断された教室は、光る魔法陣に照らされた、巨大な檻と化した。
そんな阿鼻叫喚の地獄絵図の中で、俺だけが、全く違う感情に支配されていた。
体の震えが止まらない。だがそれは、恐怖から来るものではなかった。歓喜だ。腹の底から湧き上がってくるような、純粋な歓喜の念。
(来た……!来たんだ!本当に、来たんだ!)
目の前の光景は、俺が幾度となく本の中で読んできた、あのワンシーンそのものだった。クラス転移。異世界召喚。俺が心の底から焦がれ、願い続けた非日常が、今、現実となって俺の目の前にある。
「みんな、落ち着け!むやみに動くな!」
クラスのまとめ役であり、スポーツ万能、容姿端麗、性格も良しと三拍子揃った完璧超人、剣崎光(けんざきひかる)が叫ぶ。彼の声には、不思議と人を従わせる力があった。パニックに陥っていた生徒たちの何人かが、彼の言葉に動きを止め、不安そうに彼を見つめる。
(剣崎……。お前みたいなリア充は、きっと勇者になるんだろうな。聖剣とか与えられて、みんなの希望の星になる。……じゃあ、俺は?俺みたいなボッチは、どうなるんだ?ラノベの定番だと、巻き込まれただけの一般人か、あるいは、使えないと判断されて追放される無能職か……?)
一瞬、不安が胸をよぎる。だが、それすらも、今の俺にとっては心地よいスパイスでしかなかった。どんな扱いを受けようと構わない。この退屈で色のない現実から逃れられるのなら、なんだっていい。
魔法陣の光が、急速に輝きを増していく。もはや目を開けていることすら困難なほどの閃光。
ブオオオオオオオオオオッ!!
耳をつんざくような轟音と共に、体がふわりと浮き上がる感覚。クラスメイトたちの最後の絶叫が、遠くに聞こえる。視界が真っ白に染まり、意識が光の奔流の中へと溶けていく。
(待ってろよ、俺の新しい世界――。今度こそ、俺は……!)
ボッチな俺の、異世界での生活が、今まさに始まろうとしていた。
何の変哲もない、昨日と同じ今日が続き、きっと明日も同じ日が来る。そんな退屈で覆われた日常を送っていたら、突如として現実が牙を剥き、予測不能な非日常が目の前に現れる。それは、誰にも予測ができないことであり、たとえ予測ができたとしても、決して避けることのできない運命の奔流だ。
では、一つ物語を語ろう。
これは、どこにでもいる、いや、どこにでもいることさえ許されなかった孤独な青年が、そんな非日常に巻き込まれ、新しい世界で、これまでの常識を覆す環境の中、仲間を見つけ、自由を掴み取るまでの、ささやかな英雄譚である――。
* * *
キィ、と錆びついた蝶番のような音を立てて、教室の後ろのドアを開ける。別に本当に錆びついているわけではない。クラスの中心にいるような連中が開ければ、それは軽やかな音を立てるのだろう。だが、俺、神崎翔(かんざきしょう)がこのドアに手をかけると、いつもこうだ。まるで、お前のような奴はこの教室に入るな、とドア自身が拒絶しているかのように、重く、軋んだ音を立てる。
息を殺し、気配を消す。誰の視界にも入らないように、壁際をゆっくりと、幽霊のように歩いて自分の席へと向かう。窓際の後ろから二番目。本来なら、外の景色を眺めたり、授業中にうたた寝をしたりするには絶好のポジションのはずだが、俺にとってはただの監視塔からの死角でしかない。教室という名の戦場で、俺は常に孤立した一個小隊なのだ。
鞄から文庫本を取り出し、机に突っ伏すようにしてページを開く。物語の世界に没入することが、俺がこの息苦しい現実から逃避する唯一の方法だった。
何故こんなことになってしまったのか。
原因は、高校に入学してすぐ、あの忌まわしき最初のHRで行われた『自己紹介』に遡る。
期待に胸を膨らませていた。新しい高校、新しいクラス、新しい友人。中学時代のパッとしない自分とはおさらばして、ここでならきっと、同じ趣味を持つ仲間を見つけ、語り合い、笑い合えるはずだと。そう、信じて疑わなかった。俺は、生粋の、そして重度のオタクである。アニメやライトノベル、ゲームといった二次元文化こそが、俺の血肉であり、魂そのものだった。
順番が回ってきて、教壇に立った俺は、緊張と高揚感で頭が真っ白になっていた。
「か、神崎翔です!趣味は読書とアニメ鑑賞です!特に好きなラノベは『終焉の聖剣と七つの魔星』で、ヒロインは断然、ツンデレで不器用なエリス一択だと思ってます!最近のアニメだと『迷宮の国の魔法使い』が作画もストーリーも神がかってて、特に7話の師匠との別れのシーンは涙なしには見られま……」
そこまで一気にまくし立てたところで、俺は気づくべきだったのだ。教室を支配する、氷点下の空気に。
最初は、数人の男子が「あ、それ知ってる」というような顔をしていた。だが、俺の熱弁が続けば続くほど、その顔は困惑に、そして侮蔑へと変わっていった。女子生徒たちは、まるで汚物でも見るかのような目で、あからさまに顔を顰めている。俺の話が終わる頃には、教室はしんと静まり返り、向けられる視線はただ一つ。『キモい』という感情が籠った、鋭利な刃物のような蔑みの視線だけだった。
その日から、俺の高校生活は終わった。誰も俺に話しかけず、俺も誰に話しかけていいかわからない。グループ分けの授業では常に余り、先生の温情でどこかのグループに押し込まれる。体育祭や文化祭といった、クラスの団結が求められるイベントは、俺にとって公開処刑の場も同然だった。
(はぁ……なんでこんなことに……)
今日も、開いた本の文字は全く頭に入ってこない。思考は、堂々巡りの後悔と自己嫌悪に陥る。
(別にいいじゃないか、オタクだって!誰かに迷惑をかけたわけじゃない!好きなものを好きだと言って、何が悪いんだ!……ああ、もう嫌だ。こんな現実、消えてなくなってしまえ。ラノベみたいに、トラックにでも轢かれて、チートスキルをもらって異世界に転生できたら……。剣と魔法の世界で、ドラゴンを倒し、お姫様を助けて、可愛いエルフや獣人の女の子たちとパーティを組んで……そんな、夢みたいな世界に行きたい……!行きたいんだッ!)
心の中で、血を吐くように叫んだ。その、瞬間だった。
ブゥン……、と空気が奇妙に震えた。耳鳴りのような、低い振動音。気のせいかと思ったが、それは徐々に大きくなっていく。教室の床が、淡い光を放ち始めたことに、最初に気づいたのは誰だっただろうか。
「……え、なにこれ?」
前の席の女子生徒が、自分の足元を指差して呟いた。その声に、教室中の視線が床へと集まる。
そこには、複雑な幾何学模様と、見たこともない古代文字のようなルーンが、まるでCGのように浮かび上がり、一つの巨大な魔法陣を形作っていたのだ。
「うわっ!?」
「なんだよこれ!ドッキリか!?」
教室は一瞬でパニックに陥った。スマホを取り出して撮影しようとする者、訳が分からずに立ち尽くす者、そして、恐怖に駆られて出口へと殺到する者。
「おい!ドアが開かねぇぞ!」
「窓もだ!どうなってんだよ!」
悲鳴と怒号が飛び交う。外の世界から完全に遮断された教室は、光る魔法陣に照らされた、巨大な檻と化した。
そんな阿鼻叫喚の地獄絵図の中で、俺だけが、全く違う感情に支配されていた。
体の震えが止まらない。だがそれは、恐怖から来るものではなかった。歓喜だ。腹の底から湧き上がってくるような、純粋な歓喜の念。
(来た……!来たんだ!本当に、来たんだ!)
目の前の光景は、俺が幾度となく本の中で読んできた、あのワンシーンそのものだった。クラス転移。異世界召喚。俺が心の底から焦がれ、願い続けた非日常が、今、現実となって俺の目の前にある。
「みんな、落ち着け!むやみに動くな!」
クラスのまとめ役であり、スポーツ万能、容姿端麗、性格も良しと三拍子揃った完璧超人、剣崎光(けんざきひかる)が叫ぶ。彼の声には、不思議と人を従わせる力があった。パニックに陥っていた生徒たちの何人かが、彼の言葉に動きを止め、不安そうに彼を見つめる。
(剣崎……。お前みたいなリア充は、きっと勇者になるんだろうな。聖剣とか与えられて、みんなの希望の星になる。……じゃあ、俺は?俺みたいなボッチは、どうなるんだ?ラノベの定番だと、巻き込まれただけの一般人か、あるいは、使えないと判断されて追放される無能職か……?)
一瞬、不安が胸をよぎる。だが、それすらも、今の俺にとっては心地よいスパイスでしかなかった。どんな扱いを受けようと構わない。この退屈で色のない現実から逃れられるのなら、なんだっていい。
魔法陣の光が、急速に輝きを増していく。もはや目を開けていることすら困難なほどの閃光。
ブオオオオオオオオオオッ!!
耳をつんざくような轟音と共に、体がふわりと浮き上がる感覚。クラスメイトたちの最後の絶叫が、遠くに聞こえる。視界が真っ白に染まり、意識が光の奔流の中へと溶けていく。
(待ってろよ、俺の新しい世界――。今度こそ、俺は……!)
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