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始まり
しおりを挟む時は20XX年。X月XX日。金曜日。
どうやら死んだらしい。
光りに包まれたと感じたのは、所謂ドラゴンブレスってやつだったみたい。
へ、へ~。そうなんだ。
って事では終わらなかった。
最初に頭に響いたのが、こんな言葉だった。
『初回死亡者特典の間に居るよ。ここに来られるのは1度だけだからよく考えてね。と言っても制限時間は全部で30分。数が多いから仕方ないんだ。ごめんね』
よくある白い空間でもなく、惚れ惚れさせてくれるような女神様も、仕出かしちゃった系の駄女神様も現れてはくれなかった。
暗闇の中で浮遊してる感覚で視覚は無く、どこか幼さの残る男の子っぼい声が頭の中に響いてくるだけだった。
そしてよく考えて選べと言いながら、1度だけだと前置きはあったが、数が多いからとの理由で制限時間は30分。
その最初の選択肢が、
『人類防衛軍』と『人類殲滅軍』
どちらに所属したいかだった。
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