人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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やっと来た

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 やっとこの時が来たのだよ。長かった。

 そして俺は本当の幸せを味わえる。やっと同族同士でイけるのだ。こんなに嬉しい事はない。

 色々あったが俺は生きている。いや。いつの間にか死んだんだけど、生まれ変わって今日を生き残れて良かった。


 雄どもは別の部屋。当然だ。俺達の至高なる交尾の時間を邪魔されたくない。見せ物でもねえしな。まだそんな趣味はねえ。まだな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ゴブリンにはベッドも要らないらしいが、俺は要る。そういうプレイもいいかもしれないが、あった方が盛り上がれるし、気持ちもいいだろう。ベッドのスプリングはいい仕事するからな。マットレスか。

 結構高そうなやつを使ってる奴も居たから、雄のお下がりで本当は嫌だったけど我慢した。ゴブリンに使われる方がもっと嫌だろうがな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


【ファーストネームドゴブリン特典スキル】の『同種族限定名付け職業付与権』に『名付けする事で任意の職業を授けられ、決して裏切らない命令を聞く部下にも出来る』とあるのだが。

 だからじゃないと思いたい。俺は命令もしてないし、強制もしていない。勿論、去勢もな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ファイチクンのナイス・アシストもあったが、俺の少々強引な雄の追い出し作戦もあったりしたが、弟のスイチクンが少し寂しそうにはしていたが、ラナ自身が俺とこうなる事を望んでいたようでもあった。

 これは勘違いじゃねえ。はずだ。

 ひと目会った時もそうだったし、名付けた時には確信に変わったし、今では早く2人きりになりたそうな雰囲気すら醸し出していた。妄想か?


 俺は同族とは、ラナは交尾自体が初めてらしい。こうして2人きりになるのも、弟以外ではなかったらしい。

 裏切らないのだから嘘はないと思いたい。天使なんだから小悪魔でもないと思いたい。そこは最重要ポイントではないが、初めてと言われてがっかりする雄は少ないだろう。

 余程の猛者でもない限り。調教済の出来上がったまんこだけが好みでない限り。面倒って感じてしまうプロしか愛せないヘビー・ユザーでもない限り。


 初めては優しく、なるべく痛くしない。これ常識。

 ゴブリンの常識は分からないが、俺に付くなら俺に従ってもらうまで。勿論、悪い意味ではない。はずだ。

 変な事はしないが、徐々に変態プレイはするかもしれない。それが俺。

 ゴブリンの欲望の赴くままに行動してたら直ぐに死ねる自信がある。それ程までにゴブリンの交尾への関心は高い。それは人間の雄雌も同じか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 さて。準備は整った。少し眠くはなって来たが、このシチュエーションで寝られる奴など居ないだろう。俺には無理だ。どうせ眠るなら1発出してから。1発で済むならだが。

 ベッドも用意して準備は満タン。俺のゴブ棒も満タン。たっぷり出してやるぜ。玉はねえのにな。何処に溜まってんだろうな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 シャワーを浴びたいなんて発想は俺達にはねえ。それも燃えるシチュエーション。くっせえなんて思えねえ。これも甘美な香り。俺の匂いは知らねえが。

【ゴブリン固有特殊スキル】の『悪臭(中)』なんてデフォルトで持ってやがったから気になるが、それはどうやら同族には関係ないみたいで良かったぜ。

 気になる事は聞いてみる。時と場合にもよるが、ゴブリンについては無知過ぎる。だから聞くのだよ。そして効いたのだった。


「ラナ。俺の匂いは気になるか?」

「……? いえ。とても逞しい香り、惹き付けられる香りはしますけど、これを嫌いな雌は居ないと思います。ご主人様の香り。とっても素敵で大好きです」

 ゴブリンは悪臭好きなのかもしれないが、悪臭フェチの集まりなのかもしれないが、大好きです。こんな言葉を天使から聞けるとは。俺ゴブリン。ゴブリンになれて良かったぜ。


「そ、そうか。俺の匂いは悪くないのか。それは良かった。

 ラナ。思う所があったら何でも言ってくれ。これから仲間も増やして行くが、俺1人では皆の面倒は見切れない所もあるだろうからな。

 ゆくゆくはゴブリン皆が幸せになれるようにして行きたいとも思ってるが、雌の立場の意見も重視したいんだ。

 これから何があるかも分からないが、よろしく頼むぞ」

 つい、嬉しくて大風呂敷を広げてしまったぜ。最悪、俺さえ良ければいいのにな。そんな事までは思ってもなかったはずなのに。これは天使の媚薬なのかもしれないな。ずっとビンビンだぜ。

「は、はい。ご主人様。そんな事を言ってもらえるなんて、私は幸せ者です。いえ。私だけでなく、ご主人様に出会えたゴブリンはみな幸せ者だと思います。

 私に出来る事ならなんなりと。この命、力、体、全部ご主人様に捧げます」

 ……

 天、使! 神!?

「ラナっ!」

 ガバッ

 もう堪えられなかった。この言葉、表情、香りも。全てが俺を蹂躙して行った。やるしかねえっ!

 ……

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