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0. 長~いプロローグ
続・選択肢と選択
しおりを挟む『状態』が『やや健康』ってなってるんですけど、……。
そ、そうか。一応健康って事か。ややって付いてるのは愛嬌かな。はは。
自覚もあるだけに、そこまで突っ込む事も出来ない項目。それがやや健康。
健康診断なんてそこまで当てにならないけどさ。簡易検査だけじゃ見落としも多いだろうし、やる気のない担当医者の面倒臭そうな問診とかさ、毎回思ったね。
もう直ぐ寿命を迎えそうな年寄り医師に、不健康そうなメタボな生臭医師に、知識欲の無い流行りの症例も知らない、なんでも加齢とかストレスって言っときゃいいと思ってるやぶ医者に、お決まりの台詞だけ聞かれて適当にあしらわれたくない!
なんて。まあいいや。それで命を救われた人も少なからず居たのだろうから。
あっ。これも変更出来るのか。当然か。ポイントを使って健康状態さえも改善出来ると。ほうほう。
ここは譲れないポイントだな。生活環境も全然違うのだろうし、湿布とか鎮痛剤とか栄養ドリンクとか容易に手に入らないかもしれないからな。
出来るなら良好な健康状態でスタートしたい。*@ポイントで済むなら安いものだ。
他の人の場合なら何ポイントか知らないけど。持病は無しって事で始めたい。そんな俺は我が儘おっさん?
いや。これも俺が自らの意思で決める事。誰に遠慮する必要があるのだろうか。いや。ないな。ないぞ。俺の血と汗と涙のポイントだ。文字通り俺の血肉となってもらおうじゃないか。
はい。仮確定。いや。これは確定で。
*注:しつこいようですが、『@』部分は、超秘匿事項の為表示出来ません。残念ですが、その時が来たらご自身で確認して下さいませ。m(_ _)m
おっ?
お? お? おおっ?!
これは、……
ふむ。ざっと見た後で希望の世界と種族と年齢、性別を仮確定させると、更なる細かい身体能力値があるステータスが表示された。
その下には更に能力的な物が表示されてるけど、先ずはこっちから。
◇□◇□◇□◇
世界:ユーリッティリッティ・オブ・ザ・剣と魔法の世界 オン・ザ・第242172356惑星238暦type.221
◇□◇□◇□◇
名前:未登録
年齢:45
種族:人族
所属:未設定
職業:未設定
状態:やや健康 →健康
◇□◇□◇□◇
◆ステータス◆
レベル:10
体 力:45
魔 力:100
力強さ:45
素早さ:45
器用さ:50
精神力:65
◇□◇□◇□◇
ステータス。今現在の俺の能力値って事になるのか? これが高いか低いかも分からない。年齢を仮確定させたから反映されたようだけど。
45歳の平均がこれって事なのかな。最大値も分からないから微妙。運動不足のややメタボ腹のおっさんには体力なんて概念はない。それは仕方ない。
けど、魔力が1番多いって言うのは有り難い? これでも少ない可能性はあるけど、魔法のある世界なんだから、これが無くちゃ始まらないよな。うん。
でも、ファイアーボール1発で『20』とかだったら笑えないけど。それはまた後で要確認。魔法に関しては譲るつもりはない。何がかは分からないけど、それ位の拘りはある。いや。拘りを持って挑みたい。待っててね。
ここもそれぞれの項目にポイントで加増減出来るんだな。細かいようだけど有り難い仕様なのだろう。今は保留。このままで。
『人相調整』『身体選択』なんて項目まであるじゃないですか。すげーな。おい。身長に体重、ちん長まで自由自在に選べるなんて! 夢のハーレムコースも夢じゃない?!
興奮し過ぎて夢の二重遣いをしてしまったよ。夢だけに!
……
……
夢だった。いや。正確には、俺には夢だった。ポイント高過ぎるもん! べ、別に悔しくなんかない事もないやい!
ポイント要らずの、『一般平均』で仮確定。ほんの一時でも夢をありがとう。日本人特有の平均最良安心意識は残ってたみたい。ありがとう?
次は、……
ああ。スキルって言うのか。そうかそうか。そういう設定ね。理解しましたぞ。
既に結構な数のスキルを持ってるって事でいいのかな? 色がグレーになってるのは、仮でも確定させてないからか。ふむ。
取り敢えず、変更も出来そうだからグレー表示を仮確定させて行こうかな。ポイントが必要なさそうだから、多分それでいいのだろう。
ほう。転移先では一部能力はステータスに表示されないんだ。まあいいか。その方が有り難いのもあるだろうし、そもそもステータスが見えるだけでも有り難いから。これは繰り返しの二度遣い。
◆能力・スキル◆
『選択世界一般教養・一般常識』
「っ!!」
これを仮確定させた時点で頭の中に知識が湧いてきた。いや。この表現はおかしいな。既知のものとして受け入れられた。
痛みは無かったけど、違和感が凄い。異なる価値観を当然のように共有する感じ。言ってみれば、ファンタジーの世界にどっぷり漬かって本気で妄想してる感覚に近いかも。それなら慣れてるし。
俺は宇宙船地球号、違った。銀河系太陽系第3惑星の地球、そこの日本という国の○○県○○市○○町で生まれ、なんやかんやあって45年生きて来た。
そこで学んで来たように、過ごして来たように、『ユーリッティリッティ(長いので省略)』。という世界の情報が漠然と理解出来た。
勿論、細かい所までは分からない。あくまでも一般教養、一般常識の範囲ではあるのだろうが。こいつは凄い。早くも既にそこの住人になったような感覚だ。一般人だけど。
もっと早く選んでおけば良かったよ。
さあさあ、これを踏まえて進みましょう。
『言語理解:選択可能数:4』
→一般共通言語、エルフ語、ドワーフ語、魔族語
選択が4つも出来たのは驚きだったけど、多分、仕事柄ってやつもあったのだろう。片言なのに。
大学でも第2外国語とかの必須科目もあったし、スマホを使いながらのコミュニケーションにも慣れていたからかな。前向きに都合よく考えると。
それよりも凄い補正が掛かってるのかな。特殊な死因だったから。
まあいいか。あって困るものじゃないし、取得するにはポイントもそれなりに必要だし、なんならポイントに変換してもいいかなとも思ったけど、これはこれで面白そうだし有用そうだから仮選択。
これに関しては生き方にも関わってくるから詳細は後程かな。仲が悪い訳でもないみたいだけど、それぞれに特殊な人種らしいから。ふっふっふっ。
ま。地方によっては独特の言語とかイントネーションもあるようだけど、普通に皆さん一般共通言語を使ってる世界みたいらしい。これもネタ。何処かで役に立つかもしれないし、取得スキル次第ではポイントに換えちゃうかもしれない。
『記憶保持』
これは重要なポイント。普通ならややお高いポイント設定だったけど、見事墜落事故死を引き当てたお陰でタダでんがな。勿論、ポイントに変換するつもりはない! ちょっとした知識無双くらい夢見たい。
『健康体維持(弱)』
これ、おっさんには是非とも手に入れておきたい能力の1つ。若いうちは分からない。なってみないと理解出来ない悲しい現実がここにある。
出来れば『健康優良体(MAX)』が欲しかったけど。ここでポイントを消費してしまうのは愚の骨頂。でも『(弱)』は仮確定させてしまう俺は愚の化身。それも仕方ない。
何故か『目利き』なんてスキルがあったけど、多分これも仕事柄。国内のみならず、海外でも何かと仕入れて転売してたから。
勿論、古物商の免許も取ってたし、法人を設立した時期もありました。数年間だけだったけど。
社員は俺1人しか居なかったし、税金やら諸経費が馬鹿らしくて、結局利益を抑えつつの経費処理出来る範囲で自由な生活を送っておりました。
簿記は3級を、ファイナンシャルプランナーは2級を取得したけど、やっぱり餅は餅屋。本業にするでもなかったし、結局プロに頼って任せた方が確実で効率的なんだから取らなくても良かった資格。
世の中結果が全て。自己責任で色々知識を漁った方が早い世界だったかな。勿論、俺の場合はって事だけど。
無いよりはマシってやつ。最低限の知識はあるよって示せるし。誤魔化しや手抜きはさせませんぜ。
なんて勝手に思ってたけど、税理士や公認会計士、本物のコンサルなんかに言わせれば、ちゃんちゃらおかしいレベル。ちょっとだけいい気になって御免なさい。
えっと。何だっけ。
ああ、そうだった。
『目利き』にぽちっとちょいとポイントを使って『簡易鑑定』に。
だって欲しいスキルの1つが『鑑定』じゃん。異世界ものなら誰もが頷いてくれるだろう案件。それが鑑定スキル。
でも『簡易』付き。それは仕方ない。そもそも真贋の能力なんて無かったし、結構お高いポイント設定なんだから。今はこれで仮確定。今は。
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