待望異世界でネタスキルを選んで屁理屈と妄想でチート野郎になって思うまま好き放題に楽しく過ごして行きます(略)

復活のおたけさん

文字の大きさ
3 / 44
0. 長~いプロローグ

選択肢と選択

しおりを挟む

 おいおい。これってあれか、自分で能力を選んで生まれ変わるのはいいけど、ここでの記憶は失くなるんだから、自分がどんな能力を持ってるのかは何らかの切っ掛けがないと気付けないのか?

 実はってやつが結構あったりするパターンなのか? 見掛けに依らずとか、眠ったままの能力に気付かずに一生を終えちゃうってやつもあるんじゃないのか、これ。

 逆に、偶然の出会いとか、第6感的な気付きなんかも、実はこのシステムに由来する能力、スキルだったりするのかも?


 ああ、それも含めて経験なのか。

 当たるも八卦、当たらぬも八卦。気付けるかどうかも、自分次第です。的な。ほう。


『記憶保持』とか『能力継承』とか、結構ポイント高いから、これを選んだ時点でチートな能力は選択出来ないと。

 それなりのチート能力を選ぶと、逆にそれに気付かずに終わっちゃうパターンもあるってやつなんだな。運のポイントも高いから、それこそ天に祈るしかないってやつだったのか。

 これは神への信仰心を無くさせない為の仕掛けなのかもな。なんて斜めに考えちゃったりして。

 年を取ると考え方も醜くなる典型。天啓だけに。


 ま、まあ、よく出来てやがるな。やっぱり意地が悪いとも取れるけど、何でもありのチート野郎になりたければ、何度も不遇に堪えてポイントを溜めまくる必要があると。

 ほ、ほう。天は二物を与えずってやつは、間違いか。前世で苦労した上でのチートなのか。ならば受け入れるしかないのだな。

 陰から脳内で呪うってのは、只の僻み以外の何物でもなかったんだ。本当は温かく見守るくらいの懐の深さを見せるべき案件だったんだな。

 この知識が残っていれば受け入れられそうだけど、逆に、よく頑張ったな。今生では心行くまで謳歌してくれよ。なんて声を掛けたくなるかもな。そんな機会かあればだけど。忘れちゃうから思い出せないのだろうけど。


 しかも、自分の取得してきた能力とか経験をポイントに換算出来るってさ、要は資格を売ってポイントに代えられるんだぜ。資格の難易度でポイントも違うけど。それぞれに算定されてるのも凄いよな。よくやるって感心してしまう。

 英検4級ですら*@ポイントなんだから、宅建なんて@ポイントだぜ。これだけでもちょいとしたチートスキルが1つ選べちゃう。ちょっと頑張って取得しといて良かったよ。仕事の関係でチャレンジしたんだけど。

 他にも、民間のえせ資格でさえもそれなりに。合格率の低い国家資格は当然に。ちょいと資格取得に填まってた俺にはボーナスポイント的に加算出来そうだ。

 あれは無駄な出費じゃなかったんだ。漸く報われた気がしたよ。死んでしまった後だけど。


*注:『@』部分は、超秘匿事項の為表示出来ません。残念ですが、その時が来たらご自身で確認して下さいませ。m(_ _)m



 更に、敢えて不細工で不遇に生きる選択肢を選んで行くと、それだけでポイント加算ってさ。罰ゲームも堪えれば来世に活かせるってさ。是非この知識を持ったまま生まれ変わりたい。

 そうすればどんな些細な事でも感謝出来るだろうし、悪事に手を染める気にはなれないだろう。普通なら。それをさせない思惑は何なんだろうな。そこが肝心要の修行なのだろうか。

 はあ。

 凄い仕組みだと思いました。感想は以上です。

 存在すら確認出来ないのだから、俺がここで考えてても仕方ない。さあ、次だ。


 って。おいおい。

 これは、異世界転移って事になるんじゃないのか。マジか。こんな選択肢もあったのか。


 ほうほう。ほうほう。

 ステータスのある世界なら、それなりに能力は分かってしまうよな。ここでの記憶が無かろうとも、自分の持ってる資質、能力、スキルは分かるっていいよね。

 だけどそもそものステージの難易度が高いのか。体制の違いもあるし、理不尽に直ぐ死んじゃうとか、文明が後れてて快適な生活が送れないとか。上手いな。おくれる違い。

 まあ、理不尽って所はどんな世界に行っても変わらないと思うけど。上に立たなきゃ何かしらの理不尽には堪えなきゃならない。これは深いな。

 不快な思いをしたくなければ強くなければならない。地位、人、金、力。全てにおいて圧倒的なパワーを得なければ、何かしらは妥協しないといけない。それが人間。社会生活ってやつだろう。それは学んだぞ。今更か。


 しゅ、種族ですと?

 人族ならポイントは使わないけど、獣人、ドワーフ、エルフになるにはそれなりのポイントが必要と。

 な、何ぃ!

 性別、年齢すらも選べるのか。これは不慮の事故死者特典? ま、マジか。

 とっても不謹慎だけど、本当は言っちゃいけないんだろうけど、ここには他者は居ないからいいよね。思うのは自由だし。

 落ちてくれてありがとう。

 心からそう思う。死んで喜ぶ俺はおかしいのだろうか。いや。こんな世界に転移出来るなら、誰しもが歓喜の雄叫びを上げるのではないだろうか。思わず叫びそうになってしまったじゃないか。


 イエスッ!

 いえす、イエス、癒えす!!!


 ふう。俺の選択は決まったな。


 剣と魔法の世界への転移は確定。これ必須。譲れない選択がここにもありました。

 しかも、魔物は居るけど、ダンジョンなんかはあるけど、比較的平和で程々に落ち着いている段階の世界が選べちゃいました。ここ大事。


 俺は、戦闘狂でもなければ、ひゃっはーしたい訳でもない。夜のひゃっはーは大好きだけど。魔法は使ってみたいけど、痛いのは好きじゃないし、出来る事なら血は見たくない。俺に限らず他人の血も。

 お馴染みのファンタジー仕様の種族も居て、当然それも選択肢にはあるんだけど、ポイントがそれなりに必要。精霊なんて無理げーじゃん。げえっ!! って思わず言っちゃった。


 エルフとか憧れはあるけど、それはエロフにであって、決して自分自身がエロフになってエロエロしたいって訳じゃない。事もない?

 何かと犠牲にすれば選べるんだけど、そんな危険な世界観の世界で、何の能力も無しに転生したい訳じゃない。

 魔法も使えない突然変異種のエルフなんて、悲しい未来しか見えません。諦めよう。居ると分かっただけでもテンション駄々上がり。ありがとう。


 折角のボーナスステージを、行ってすぐに終わらせたくない。これも大事。だから今回は普通に人族を選んだ。

 そこでポイントを溜めて、来世とか来々性とかで選択出来ればいいんじゃないのかな。エロフ。違った。エルフとか。

 長生きの苦悩はそれだけでもポイントが得られるのだから、そりゃあ必要ポイントもお高いですよね。納得。


 精霊は端から無理。おっさんの精霊なんて居たら、それだけで狩られる自信がある。容姿を選ぶにもポイントがあるのだから、そこは更にポイントが必要って。……

 やっぱり全てを思い通りに設定して生きるなんてチート生活は難しいのな。俺には全く必要のない選択肢。これを見れただけでもよしとしよう。


 性別は、やっぱり男かな。

 女性の方が快感度が高くて気持ちが良いって話は色々聞いたけど、それもエロエロの話であって、俺はされるよりもしたい派。月毎の厄介事も面倒臭そうだし、人間関係も難しそうだから止めておこう。

 快楽に溺れる人生も悪くないのかもしれないけど、剣と魔法の世界を楽しむ方が優先度が高い。今はまだ。


 女性に言わせれば、生まれ変わってもやっぱり女性がいいって意見の方が多いみたいだけど、それはやっぱり男も同じみたいだし、俺もやっぱり男がいいかなって思う。

 変な男に無理矢理とかって、軽く考えるだけでもリセットしたくなる気がする。くっころとかやりたい訳でもない。うん。やっぱり性別は『男』一択。


 ポイントを消費すれば年齢までも自由に設定出来てしまうってさ、有り難いけど、人生のやり直しなんだろうけど、1からなんてやりたくない。0歳からか。

 やはりそれなりの理性と経験値を持ったままの状態で堪能したい。出来れば今直ぐにでもって感じです。焦るな。俺。


 子供の頃は早く大人になりたいとか、おやじになったら若返ってやり直したいとか考えてたけど、実際に選べるなら今のままがいいのかな。

 いや。少しくらい若返ってもいいと思うけど、それは能力に割り振るポイント次第。重要なのはそこ。

 若けりゃいいってもんでもないし、直ぐに平均寿命を迎えてしまうのも無しだ。

 それなりの能力があってこその若さだろう。取り敢えず年齢は、0歳からか、死んだ時のまま固定なら余計なポイントは必要ない。そこがポイントか。ポイントだけに。


 取り敢えず、新生児からのスタートじゃなければ名前も自分で付けられるみたいだな。当然か。世界が違うとは言え、以前の名前ってのは味がない。

 両親からもらった名前に愛着がないとは言わないが、そこまで拘る所でもない。漢字のない世界なら尚更に。

 ふむ。名前は一旦保留。ゲームでよく使ってた名前ってのもな。ちょいと先に進んでから決めようかね。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

処理中です...