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1. 異世界デビュー
町歩き2 決戦
しおりを挟む腹ごなしを終え、歪んだ日本の文化と、真っ当な日本の味を堪能し、俺は帰って来た。
並み居る看板には漏らさず目をやり、しっかりがっつりチェックもし、行き交う欲にまみれた野郎共を視界の片隅に置きながら。
俺もその内の1人。仲間じゃないはずなのに、ここに居る連中は皆仲間とさえ思えてしまう。それも歴戦の。これも深い。不快感を与えられる前にお店にレッツ・ゴー!
言ってた通り、さっきのプロフェッショナルな店員さんが接客してくれ、何の問題もなく俺と認識され、あれよあれよと言う間に部屋に案内される俺。
問題客ほど認識され易いから、出禁寸前なら尚更に。なんて思ってない。この笑顔は本物のはず。でも相手は俺が認めるプロフェッショナル。それすらも、……。
移動する前、黒いフードを深く被った人に背中に手を置かれ、聖魔法の浄化魔法を掛けられた。
ヒーリングリングで掛けたヒールとは違った感覚が身体を巡り、なんだかすっきりした気がするが、呪われていた訳じゃないと思いたい。
特に何も言われなかったから、大丈夫だと思いたい。ナニもなんの変化もなかったようで良かった。看板を散々見て来ただけに妄想は膨らんでたが、それ位じゃ立たないぞ?
この雰囲気が俺と息子を試されてるようで緊張してたのもあったけど。
建物は3階建て。俺は2階へと案内されている。見る限り個室も多く、所々で心地よい嬌声と、聞くに堪えない濁声が耳に届いて来た。
わざと聞こえるようにしてるのは分かる。他人の声でも効果はあるから。でもそれは女の子限定であって、決して野郎から発せられる不快な音なんて聞きたくない。
特に果てる瞬間の声は不快だ。萎えるっちゅーねん。萎えないけど。
なんて思いながら、でも皆頑張ってるね。なんて興奮を抑えつつ。俺も負けずにハッスルするぞ。なんて気合いを入れて促されるままに部屋に入る。
このドキドキが堪らない。もしかしたら、こっちに来てから1番手ドキドキしてるかも?
あのプロフィール画のアリスちゃんとの、初のごた~いめ~ん。対面です。
はうっ!
「……」
「本日は変わったご指名ありがとうございます。アリスです。期待に応えられるよう頑張っちゃいますね? うふふっ」
その笑顔。それだけでイける自信がある。しないけど。勿体無いから。でも、胸が張り裂けるかと思った。俺は生きている。
衝撃的過ぎて、言葉も出なかった。勿論、息子からもナニも出ていない。こんな健気な女の子が仕事とは言えしっかり挨拶してくれているのに、何も返せないおっさん。情けない。この借りは後で、身体で?
この世界ではちょいとお高めの風俗店『ソープ・オブ・ソープ』のまだ無名の期待の新人『アリスちゃん』。
偽名、源氏名だろうけど、アリスって響きは好きだ。妄想先が多いからだろうか。そもそもの響きもいいからか。
ちょーーかわええ~。プロフィール画以上の逸材。こんな事があるなんて。こんなの初めて! つい叫びそうになってしまうのを堪えるのが大変だった。
最高過ぎる。異世界ありがとう!
これだけでも俺は満足だ。異世界に来た意味はあった。まんは足りてなかったけど、これからしっかり足してもらおう。まん足という名の元に。
俺は荷物なんてマジックポーチでさえ持ってない。今は全て簡易アイテムボックスの中。何があるか分からない。絶賛警戒中。って事もないけど、それもある。
出来る事はやっておく。これから出来るからやって行く。そしてイく。そう言う事だ。
新人と言えどもプロはプロ。教育もしっかり受けているのだろう。スムーズに事は運んで行く。そして俺も運ばれて行く。促されるままに服を脱ぎ、脱がされ、脱がして行く。
お店の流儀には従いつつ、出来る事は要求して行く。
やっぱり最初はキスもしたい。簡単に脱がせるなんて勿体無い。時間が無ければ別だが、今回は3時間。
焦って急ぐ必要もない。それを分かっているからか、服を着ていてくれて良かった。
最初からすっぽんぽんのお店もあるけど、それじゃ趣がない。って感じるおっさんは変ですか?
アリスちゃんも楽しそうに受け入れてくれてるようで、
「あん。もう、えっちなんですね。でも、大切にしてくれてるようで嬉しいです」
なんて、更に俺の息子を言葉だけで刺激してくる。流石だ。
脱がしつつ触り、揉みつつ脱がす。キスも忘れない。なんならずっと舌を絡ませながら行う、2人での初めての共同作業。感動です。
キスっていい。柔らかさだけじゃない。受け入れられている感が半端ない。知らない人なのに、ついさっきまでは見ず知らずの他人。それがこうしてキスをしているのだ。
嫌がられる事もなく、言ったら積極的に、肌を密着させ合って。触り合って。揉み合って。
お金って大事。
入刀ならぬ、手を差し込む。この身体そのものがウエディングケーキのようなもの。おっぱい、乳頭。これが本当の共同作業。
若さの証。張り、艶、きめ細やかな肌質。潤いって大事。年齢の違いはここに出易い。水も弾くなんて比喩じゃない。
時折漏れる、「あんっ。うんっ。あはんっ」の声。
うん。いい。止められません。この言葉に種族、経験の壁は無いのだろうが、嘘か演技かマジなやつかの判断が出来るようになったらプロフェッショナル。俺には無理。
それでも着ている服なんて少ないのがこの世界。どれだけゆっくりしようとも、場所が場所だけに、元々脱ぐ事が前提なだけに、それこそあっと言う間。お互いすっぽんぽん。
ブラ? 息子が揺れる音? そんな音はしない。俺のはだが、他の野郎の大きさはまだ確認してないけど、俺だけ音がしないサイズだったら嫌だな。
あれ?
ブラの件。そんな物はまだないのだろう。あっても高いから買えないのか。彼女の場合は、サラシって感じか。隠す為なのにサラシとはこれ如何に。
脱がすのを前提だからか、楽しむ為なのか、紐付きでした。これもいい。初めてのサラシ脱がし。最高かよ。
あ~れ~とかはなかった。やん、恥ずかしい。はあった。最高だろう?
レベルのお陰か、年齢のせいか、俺のお腹はそこまで出ていない。シックスパックとはいかないが、筋肉量まで増えているのは分かる。俺の体なんてどうでもいいや。
セックスパック始まります。ソープのサービスパックだった。
ここは単なる銭湯ではない。泡姫とは呼ばれないようだけど、それはいい。要は、お風呂にも入ってしっぽりやれる風俗店。
生での本番有りだから、サービス的には最高なお店です。俺的に。お店で受けられるサービスでは最上級。それがソープのお国。ソープランド。
しかもここの店名は、ソープ・オブ・ソープ。期待しかない。
奴隷を買ってのやりたい放題は、また別の話。股の話だけに、股今度。
自分で洗っても気持ちがいいのに、それを他者がやってもとっても気持ちがいいのに、ここでは自分で選んだ好みの可愛い女の子がすっぽんぽんで優しく行ってくれる。
頭、背中は当たり前。指先も足先も。おちんこも尻の穴も。ぜーんぶ洗ってくれちゃいます。
特殊な形をした椅子。所謂スケベ椅子なんてのはありませんでしたが、マットはあるんです。ローションも。最高かよ。
このマットは何の素材だろうかとか、こっちのローションの原料は何かなんて関係ない。簡易鑑定でも無害となってるからいいのです。気持ちが良ければ尚よし。それでいい。
至福の時。これを男はそう呼ぶ。
アリスちゃんは、あそこに毛がない女の子。怪我をした訳でも、剃ってる訳でもないと。元々そのままに育った貴重な女の子。大好きです。あっても好きだけど。
で、たわしプレイが出来ないのを気にしてたけど、あれはあれ。それは剃れ? いや。剃ってないって言ってた。
そして、おっぱいも、部類としては、ちっぱいになる女の子。最高です。でっぱいも最高だけど。垂れてなければおっぱいは最高。これ1択。
ちっぱいの中でもツンと主張してくるこりっとしたお豆さん。小振りでピンクで可愛らしさ大爆発。まだイってない。
そんなコンプレックスもあったからか、テクニックを物凄く磨いてるみたい。だからいきなりのマットプレイになっちゃった。俺がお願いしたんだけど。
手足、腕、内腿。舌や乳首を使ってのローションプレイが得意な女の子。大好きだ。マットプレイ最高。これは間違いないやつだ。されるがままにされるのもいい。
一転、したいままにするのもいい。この滑り。癖にならない訳がない。俺の全身を、ぞぞぞぞぞとアリスちゃんの柔らかな体が這い回る。にゅるにゅると、すべすべと、もぞもぞと、ぐりぐりと。
目を瞑っても感覚が高揚し、目を開けてその光景を眺めても気持ちが高揚する。
最高かよ。
この言葉以外に思い付かない貧弱な語彙力なんて気にしない。最高は最高。まだ上があるかもしれないのに既に最高認定。人間なんて所詮それっぽっちの生き物。気持ち良ければ全て良し!
ここは天国かよ!
死んで良かったと思える俺。ありがとう。
壺洗い、たわし洗い、泡踊り、そんなの当たり前。毛は無かったけど、それはそれで気持ちいい。気持ちも大事。
可愛い女の子が、一生懸命に何かをやってる姿っていいよね。
それが、自分好みで、すっぽんぽんで、一生懸命にナニをナニしてる姿って、もっといいよね。うん。もう出そう。早いな。これも仕方ない。こっちの世界での初出し。独りプレイを除く。
いえっす!
でもまだ入れてない!
流石、プロ。期待の新人と言われるだけの事はある。やってくれた。早くも1発。これで終わらせる気など更々無いが。
テクニックも大事だが、気持ちも大事な要素。いくら本職のプロだからと言って、そこを疎かにされれば、店を出た後の満足度も変わってくるというもの。
イった後にどうするか、どうしてくれるか、何をしてくれるかも大事。それはお互いに。
なんて理論を振りかざすまでもなく、アリスちゃんはよく分かっていらっしゃる。こんな早い段階での発射など、まさに見切り発射。本番はここからだ。
出てるだけに、何事も無かったかの様にとはいかないが、『あらあら、もうイっちゃったのね。いい年してやだわあ』なんて酷い言葉を吐き捨てるでもなく、優しくひと言、
「もう、お元気なんですね。嬉しいです。まだまだ大丈夫そうですから、まだまだ行きますよ? お楽しみはここからです」
ぱちり。ウインクの音が聞こえてきそうな程の仕草。俺の心が読めるのか、男なんて皆そんなものなのか、こういった返しは堪らない。
既に俺も息子も再起動。元気はつらつ、ファイトだぜ。
少し浅めの浴槽。それでいてなんとか大人2人は入れる位の大きさの浴槽に身を沈めると、必然的に身体を密着させる事になる。
俺の背中をアリスちゃんが抱き締める形で後ろから入って来た。もう少し広さは欲しい所だが、これも仕様。密着具合が素晴らしいので、そのまま何も言わずに堪能する事に。
ナニは単身起きてるが、それも直ぐにアリスちゃんの優しい手によってお触りされる事になる。ぎゅっと押し付けられるちっぱいも気持ち良い。
休ませる気はないのか、これも仕様なのか、やる気の現れなのか。悪くはないから問題ない。
終わった後で、またゆっくり浸かればいいか。なんて思いながら、俺もささやかな抵抗とばかりに、アリスちゃんの両足を撫でる。
この体勢。恐らくと言うか、確実に、アリスちゃんのあそこは大きく開脚中。足が少し伸びてるから、変則M字開脚中。
あそこの毛が無いだけに、感触は肌と肌。でもそこまで集中も出来ないから、どんな具合になってるかまでは分からない。
もどかしくもあるが、今は受ける側。されるがままに、若干の抵抗をしつつ、アリスちゃんの手技を堪能させて頂こう。
ちゃぷちゃぷちゃぷ ごしごしごし
ごしごしごし ちゃぷちゃぷちゃぷ
ちゅっちゅっ れろれろ ちゅっちゅっちゅっ
時折背中にキスをされつつ舐められもする。でも手は止まらない。
いいね。いいよ。もう1回イっとく?
いや。まだだ! まだイかんのだ!
そんなに何度もイく自信はない。過去の最高記録が、これまたそういうお店で、45分で3回だ。
本当は4回とカウントしたいのだが、最後の1回は、痛くてイったかどうか分からない。いや。気持ち的にはイったはずだが、何も出なけばカウントされないのだろう。透明な液体はノー・カウント。残念だった。
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