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虹色の涙Tears of rainbow colors
Tears of rainbow colors蒼の部屋9
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◆◇◆◇◆◇◆◇
いつものように夕食をティアと二人で作り、食べる。ティアは何でも綺麗に作るし、味も本当に美味しい。
そう伝えると、
「美味しいのは虹と一緒に作って一緒に食べるからだよ。」
綺麗な笑顔で微笑んでくれた。
きっとそれだけじゃなくて、俺の好みにも気を使ってくれてるんだと思う。
俺の今日の髪型も褒めてくれて、カラちゃんがとても器用だという話で盛り上がった。
うん、俺……嫌われてるんじゃないのはわかる。
……じゃあどうして…?
ずっと気になってた事、話し出すタイミングが難しくて結局いつもの寝る時間になってしまった。
髪の手入れや、就寝に向けての準備全部細かく俺の面倒を見てくれる。
優しいティア。
「じゃあ、おやすみ。虹、いい夢見てね。」
少し物憂げな表情で寝室に俺を残してリビングに向かうティア。
この三日間同じ光景を見てきた。
「ねぇ、勉強いつまでかかるの?」
「ん?……そうだね。とりあえずあと四日位かな……」
振り向かずに答えるティア。
「あと……四日も…………ないよ。」
俺は胸がチクンと痛んで、堪らず小さく呟く。
「え?」
ティアが足を止めて振り返る。
「あと四日も一人で寝るのなんて耐えられないよっ!」
思わず大きな声が出てしまう。
「どうしたの?……寂しくなっちゃった?じゃあ眠るまで傍に居てあげる。」
ベッドサイドに座り、俺の髪を撫でるティアの胸にぎゅっと抱きついて胸いっぱいに大好きな人の匂いを吸い込む。
いつもと同じ安心する清々しい香りと、少し甘くてふわっとした柔らかい香りが鼻腔をくすぐる。何かいつもより匂いが濃い感じ。お風呂上がりだから何もつけてないよね…。
何だか急に口付けたい衝動に駆られて俺からティアの顔に近付いていく。
────それを、ティアはするりとかわして体勢を入れ替え、俺をそっとベッドに寝かせる。
「もう今日は遅いから、早く寝ないとね。」
にっこり笑って宥めるように俺の髪に触れようとする愛しい人の手を、、、
思わず……はたいてしまった。
いつものように夕食をティアと二人で作り、食べる。ティアは何でも綺麗に作るし、味も本当に美味しい。
そう伝えると、
「美味しいのは虹と一緒に作って一緒に食べるからだよ。」
綺麗な笑顔で微笑んでくれた。
きっとそれだけじゃなくて、俺の好みにも気を使ってくれてるんだと思う。
俺の今日の髪型も褒めてくれて、カラちゃんがとても器用だという話で盛り上がった。
うん、俺……嫌われてるんじゃないのはわかる。
……じゃあどうして…?
ずっと気になってた事、話し出すタイミングが難しくて結局いつもの寝る時間になってしまった。
髪の手入れや、就寝に向けての準備全部細かく俺の面倒を見てくれる。
優しいティア。
「じゃあ、おやすみ。虹、いい夢見てね。」
少し物憂げな表情で寝室に俺を残してリビングに向かうティア。
この三日間同じ光景を見てきた。
「ねぇ、勉強いつまでかかるの?」
「ん?……そうだね。とりあえずあと四日位かな……」
振り向かずに答えるティア。
「あと……四日も…………ないよ。」
俺は胸がチクンと痛んで、堪らず小さく呟く。
「え?」
ティアが足を止めて振り返る。
「あと四日も一人で寝るのなんて耐えられないよっ!」
思わず大きな声が出てしまう。
「どうしたの?……寂しくなっちゃった?じゃあ眠るまで傍に居てあげる。」
ベッドサイドに座り、俺の髪を撫でるティアの胸にぎゅっと抱きついて胸いっぱいに大好きな人の匂いを吸い込む。
いつもと同じ安心する清々しい香りと、少し甘くてふわっとした柔らかい香りが鼻腔をくすぐる。何かいつもより匂いが濃い感じ。お風呂上がりだから何もつけてないよね…。
何だか急に口付けたい衝動に駆られて俺からティアの顔に近付いていく。
────それを、ティアはするりとかわして体勢を入れ替え、俺をそっとベッドに寝かせる。
「もう今日は遅いから、早く寝ないとね。」
にっこり笑って宥めるように俺の髪に触れようとする愛しい人の手を、、、
思わず……はたいてしまった。
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