52 / 62
虹色の涙Tears of rainbow colors
Tears of rainbow colors蒼の部屋15※
しおりを挟む
自らの欲を解放させるために登りつめるティアの動きにもどこか優しさが滲む。
奥の方を突かれると全身に堪らない痺れが走る。こんな事初めてなのに……すでに何も考えられなくなるくらい気持ちいい。
俺は、はしたない嬌声をあげてティアにしがみつくしか出来なくて……。
何が何だか分からないうちにお腹の上に白いものが散る。……俺イッちゃった……?
身体が……自分のものじゃない感じ……。
朦朧とする意識の中で、ティアが俺の名前を優しく呼ぶ。
「……っくっ……。」
ティアが短く息を詰め、ビクリと震えてから俺の中に暖かいものが……流れ込んでくるのが分かる……。
あ……
意識が現実に引き戻されて、やっとティアが射精してる事に気付く。
「あ……ティア……。いっぱい……」
やっと目を開けた俺の汗に濡れた額にキスして、まだ息の荒いティアが微笑む。
「……う……ん。発情期だか…ら、多い…ね。」
ドク…………トクン……。
長い射精が終わる頃には、俺は身体の火照りと恍惚とする意識に充足感に満ち溢れて、ティアの体液を注がれる事の悦びを初めて感じることになった。
すごく心地いい。
これがRナチュラルとしての種が求める自然の摂理……?頭がぼーっとする。
「……虹……よかった…すごく良さそう。」
また意識が遠のきそうになった時にティアに声をかけられてハッとする。
きっと蕩けた顔をしていたんだろう……。
素っ裸で脚も大きく開いて、めちゃくちゃ恥ずかしい格好だった事に今更ながら赤面する……。
「可愛い……虹、愛してる……。」
そう言って、解放されるだろうと気怠い身体をティアに預ける。
でも……パートナーの肌越しに伝わる熱量が冷めやらぬ事に、俺は発情期の本当の恐ろしさを思い知る事になったんだ、よね……。
奥の方を突かれると全身に堪らない痺れが走る。こんな事初めてなのに……すでに何も考えられなくなるくらい気持ちいい。
俺は、はしたない嬌声をあげてティアにしがみつくしか出来なくて……。
何が何だか分からないうちにお腹の上に白いものが散る。……俺イッちゃった……?
身体が……自分のものじゃない感じ……。
朦朧とする意識の中で、ティアが俺の名前を優しく呼ぶ。
「……っくっ……。」
ティアが短く息を詰め、ビクリと震えてから俺の中に暖かいものが……流れ込んでくるのが分かる……。
あ……
意識が現実に引き戻されて、やっとティアが射精してる事に気付く。
「あ……ティア……。いっぱい……」
やっと目を開けた俺の汗に濡れた額にキスして、まだ息の荒いティアが微笑む。
「……う……ん。発情期だか…ら、多い…ね。」
ドク…………トクン……。
長い射精が終わる頃には、俺は身体の火照りと恍惚とする意識に充足感に満ち溢れて、ティアの体液を注がれる事の悦びを初めて感じることになった。
すごく心地いい。
これがRナチュラルとしての種が求める自然の摂理……?頭がぼーっとする。
「……虹……よかった…すごく良さそう。」
また意識が遠のきそうになった時にティアに声をかけられてハッとする。
きっと蕩けた顔をしていたんだろう……。
素っ裸で脚も大きく開いて、めちゃくちゃ恥ずかしい格好だった事に今更ながら赤面する……。
「可愛い……虹、愛してる……。」
そう言って、解放されるだろうと気怠い身体をティアに預ける。
でも……パートナーの肌越しに伝わる熱量が冷めやらぬ事に、俺は発情期の本当の恐ろしさを思い知る事になったんだ、よね……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる