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驚きの新事実
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「ねぇ、佑。私、何にもわかんないんだけど! 私にも比呂にもわかるように説明して」
「ああ。楓、悪い。とりあえず落ち着いて話そうか」
「あっ、佑さん。英語じゃないとロベールさんわからないですよ」
俺たちが日本語で話しているのを聞いたら、またロベールさんが嫌な気持ちになる。
そう思って佑さんに声をかけたんだけど、
「えっ? だってロベールは――」
「ああーっ、タスク。ちょっとストップ!!」
えっ?
今、日本語喋った?
あれ?
だって、俺とはずっと英語で……それに病院でも……。
「えっ? ロベールさん、これって……?」
「あー、いや、ヒロ……悪い。その、ヒロが最初に英語で話しかけてくれたことが嬉しくて、つい日本語を話せることを言い出せなかったというか……ヒロの英語が心地よかったんだ。だから……申し訳ない」
確かに俺はロベールさんが英語しか話せないって思い込んでたし、後で実は……って言い出しにくかったのはよくわかる。
ネイティブの人に英語が心地良いって言われて嫌な気はしないし、嬉しいけど……病院で通訳して欲しいって言ってたよね?
それは分かってて言ったってことだよね?
「ロベールさん、じゃあ病院では?」
「あ、ああ。あれはヒロを車に乗せるための言い訳というか……どうしても1人では帰したくなくてつい……ごめんなさい……」
正直に言いながら頭を下げるロベールさんの姿に思わず吹き出しそうになったと同時に、佑さんがもう我慢できないとでもいうように吹き出した。
「佑、さん……?」
「ああ、ごめん、ごめん。ロベールのこんな殊勝な姿見たことないからおかしくて!」
「タスクっ!」
「ごめんって。まぁ、とりあえず楓も比呂くんも座って。ちゃんと話すから」
姉さんがその前に何か飲み物でもとキッチンにコーヒーを淹れにいくと言ったので、俺もついて行った。
「姉さん、ごめん。本当なら今頃は新婚旅行に行ってたはずだったのに……」
「何言ってんの。言ったでしょ? 比呂の婚約者がくるっていうのに、挨拶もしないで旅行行くなんてできるわけないって。私が比呂をここまで育ててきたんだからね」
「うん……でも、せっかく計画してたんだろ?」
「佑がまたいつでも行けるって言ってくれたし、それに比呂の相手……旅行行くよりも気になって仕方なかったし。でも、ロベールさんいい人そうじゃない。男同士だって最初聞いた時は正直驚いたけど、比呂は今まで甘えることもできないで頑張ってきたから、甘えられる人の方がいいってずっと思ってたし……」
「姉さん……」
「だから、優しそうな人で安心してる。それに……」
「それに?」
「佑があんなにも気を許している人なら、信頼できるもの」
そう言って佑さんを見つめる姉さんの瞳がすごく優しくて、本当に強い信頼関係で結ばれているんだなって思った。
「さぁ、話を聞きに行こう。比呂も知らない話なんでしょ?」
姉さんはそういうと、トレイにホットコーヒーを4つ乗せて運ぼうとしたから、俺が代わりに持とうとしたら
「楓。俺が持つよ」
たった今までロベールさんと話していたはずの佑さんが急に現れてスタスタと運んで行った。
そのコーヒーと姉さんたちが持ってきてくれたクッキーを前に、佑さんはロベールさんとのことを話し始めた。
「ロベールと知り合ったのは、高校2年の時。楓も知ってると思うけど、交換留学で3ヶ月アメリカにホームステイしたんだ。その時にお世話になったホストファミリーがロベールのコレット家だったんだ。なっ、ロベール」
「ああ。うちはいろんな国からよく留学生を受け入れてたけど、タスクは誰よりも真面目で優秀な学生だったから、私も、そして私の家族もすごく気に入っててね。ゆくゆくはうちの会社に引き抜くつもりにしてたんだが、タスクはどうしても後を継がないといけない会社があるというんでみんなで悲しんだくらいだよ。まぁ、タスクが日本で就職する理由は他のところもあったんだけどね」
「他のところ?」
姉さんが佑さんに目で訴えると、佑さんは少し照れながら、
「楓のそばから離れたくなかったんだ」
と言って、姉さんはそれを聞いて嬉しそうに笑っていた。
「タスクはうちに来た時に写真を数枚持ってきててね、それをよく見せてくれたんだ」
「ああ、あの写真か……今も持ってるよ」
そういうと佑さんはバッグから手帳を取り出し、そこから大切そうにしている数枚の写真を取り出した。
「あ、これ……」
「そう、あの時の写真だよ」
姉さんが気づいたその写真は、姉さんたちが結婚式を挙げたあの避暑地に行った時の写真。
姉さんと佑さんが高校1年の時に、クラスメートの何人かと一緒に佑さんのご両親が連れて行ってくれたことがあった。
その時から姉さんはあの教会が気に入ってたんだ。
「タスクは毎日のようにその写真を私に見せては、この子と将来結婚するんだって、そのために一生懸命勉強するんだって言っててね。3ヶ月のアメリカ留学中我慢できたのもこの写真のおかげだって言ってたんだよ」
「おい、ロベール。全部バラすなよっ」
佑さんの顔はもう真っ赤になっているけど、姉さんはずっと嬉しそうだ。
それにしても佑さん、俺たちの両親が亡くなる前からずっと姉さんのこと大切にしてくれてたんだな。
「まぁいいじゃないか。結局タスクはその時言ってた通り、彼女と結婚したんだから」
「そうだけど……。って、俺の話は置いといて、ロベールと比呂くんの話だろ、今度は」
「ああ。そうだな。タスクがあの時、散々話してくれていたあの写真にあった教会が忘れられなくて……」
「教会ってこれか?」
そう言って佑さんが写真の中から取り出したのは教会一帯の引きの写真。
「ああ、これだ、これ。ネットでも何回もみてたよ。ここの写真」
目を細めて懐かしそうに見つめるその写真。
ロベールさんを発見した小川はこの教会の裏手にあったんだ。
「今回、日本支社に来ることになってタスクが話していたこの場所を実際に見てみたくて、行ってみたんだ。
そうしたらあの写真と同じ教会を見かけてテンションが上がって足を踏み外して捻挫してしまって……それを助けてくれたのがヒロだったんだ。ヒロが助けにきてくれた時、天使が現れたと思ったよ」
天使って……そういえば、あの時も言ってたな。
痛みが酷くて幻覚でもみてるのかと思ってた。
「ほら、ここにも天使がいるだろう?」
そう言って、俺たちに差し出してきたのはさっきの写真。
見れば、教会のすぐ近くに何かがいるのが見える。
「私はタスクにこの写真を見せてもらった時に、この天使に一目惚れしたんだ。だから、日本に来たらどうしてもその天使に会いたくてね。あそこに行ったんだよ。そうしたら本当に天使に出会えて驚いたんだ」
そう言って俺に手を伸ばしてきたけれど、なんとなく俺の気持ちがモヤモヤする。
「でも、ロベールさんはその写真の天使に一目惚れしたんでしょう? だから、わざわざあんな場所まで会いに行ったんだ。俺に会ったのはただのおまけってことでしょう? じゃあ、俺じゃなくてもよかったんじゃ……」
「ヒロっ! そんなことあるわけがないだろう! 言ったじゃないか、私は君を一目見て好きになったって……」
ロベールさんは必死にそう言ってくれるけれど、でもモヤモヤが止まらない。
「でも、その写真の……ロベールさんの一目惚れの相手は俺じゃないっ!!」
そうだ。
俺は悔しいんだ。
ロベールさんが一目惚れしたのが俺が初めてじゃなかったことが……。
「ヒロ……」
ロベールさんの悲しげな表情が見せながらあの写真を机に置いたけれど、俺はなんて言えばいいのかわからなかった。
「何言ってるの? 比呂でしょ?」
しんと静まり返った部屋に突然、姉さんのキョトンとした声が響く。
「はっ? 姉さんこそ何言ってんだよ。話を聞いてたの? ロベールさんはあの写真の天使に一目惚れしたって言ってるんだよ」
「だから、それが比呂でしょって言ってんの」
「えっ???」
「よく見てみなさいよ! これ、あの頃比呂が好きで着ていた熊のTシャツでしょ?」
そう言いながら、ロベールさんが机に置いた写真を手に取り俺に近づけてくる。
目を凝らしてみないと気づかないけれど、確かにこの熊のTシャツには見覚えがある。
「あの時、私と一緒について行くって言い張って、比呂も一緒に連れてきてもらったの覚えてないの?」
「そういえば……」
朧げだけど、そんな記憶がある。
「じゃ、じゃあ……私が一目惚れした天使は……」
「比呂ってことですね」
信じられないと言った様子のロベールさんに姉さんが笑顔でそう返すと、
『What an am coincidence! Am I dreaming?
まさか、ヒロが私がずっと忘れられなかったあの天使そのものだったなんて!!!!』
もう興奮しきりで俺をぎゅっと抱き寄せたまま離そうともしない。
「わっ、ちょ――っ、ロベールさんっ!!」
「私たちは最初から出会う運命だったんだよ。わかっただろう? 私はもう絶対に比呂を離さないぞ」
「ちょ――っ、姉さんたちが見てますって!!」
俺は恥ずかしくて必死に抵抗しようとしたけれど、ロベールさんの力が強すぎて抵抗するだけ無駄だと気づくまでにそう時間はかからなかった。
「ああ。楓、悪い。とりあえず落ち着いて話そうか」
「あっ、佑さん。英語じゃないとロベールさんわからないですよ」
俺たちが日本語で話しているのを聞いたら、またロベールさんが嫌な気持ちになる。
そう思って佑さんに声をかけたんだけど、
「えっ? だってロベールは――」
「ああーっ、タスク。ちょっとストップ!!」
えっ?
今、日本語喋った?
あれ?
だって、俺とはずっと英語で……それに病院でも……。
「えっ? ロベールさん、これって……?」
「あー、いや、ヒロ……悪い。その、ヒロが最初に英語で話しかけてくれたことが嬉しくて、つい日本語を話せることを言い出せなかったというか……ヒロの英語が心地よかったんだ。だから……申し訳ない」
確かに俺はロベールさんが英語しか話せないって思い込んでたし、後で実は……って言い出しにくかったのはよくわかる。
ネイティブの人に英語が心地良いって言われて嫌な気はしないし、嬉しいけど……病院で通訳して欲しいって言ってたよね?
それは分かってて言ったってことだよね?
「ロベールさん、じゃあ病院では?」
「あ、ああ。あれはヒロを車に乗せるための言い訳というか……どうしても1人では帰したくなくてつい……ごめんなさい……」
正直に言いながら頭を下げるロベールさんの姿に思わず吹き出しそうになったと同時に、佑さんがもう我慢できないとでもいうように吹き出した。
「佑、さん……?」
「ああ、ごめん、ごめん。ロベールのこんな殊勝な姿見たことないからおかしくて!」
「タスクっ!」
「ごめんって。まぁ、とりあえず楓も比呂くんも座って。ちゃんと話すから」
姉さんがその前に何か飲み物でもとキッチンにコーヒーを淹れにいくと言ったので、俺もついて行った。
「姉さん、ごめん。本当なら今頃は新婚旅行に行ってたはずだったのに……」
「何言ってんの。言ったでしょ? 比呂の婚約者がくるっていうのに、挨拶もしないで旅行行くなんてできるわけないって。私が比呂をここまで育ててきたんだからね」
「うん……でも、せっかく計画してたんだろ?」
「佑がまたいつでも行けるって言ってくれたし、それに比呂の相手……旅行行くよりも気になって仕方なかったし。でも、ロベールさんいい人そうじゃない。男同士だって最初聞いた時は正直驚いたけど、比呂は今まで甘えることもできないで頑張ってきたから、甘えられる人の方がいいってずっと思ってたし……」
「姉さん……」
「だから、優しそうな人で安心してる。それに……」
「それに?」
「佑があんなにも気を許している人なら、信頼できるもの」
そう言って佑さんを見つめる姉さんの瞳がすごく優しくて、本当に強い信頼関係で結ばれているんだなって思った。
「さぁ、話を聞きに行こう。比呂も知らない話なんでしょ?」
姉さんはそういうと、トレイにホットコーヒーを4つ乗せて運ぼうとしたから、俺が代わりに持とうとしたら
「楓。俺が持つよ」
たった今までロベールさんと話していたはずの佑さんが急に現れてスタスタと運んで行った。
そのコーヒーと姉さんたちが持ってきてくれたクッキーを前に、佑さんはロベールさんとのことを話し始めた。
「ロベールと知り合ったのは、高校2年の時。楓も知ってると思うけど、交換留学で3ヶ月アメリカにホームステイしたんだ。その時にお世話になったホストファミリーがロベールのコレット家だったんだ。なっ、ロベール」
「ああ。うちはいろんな国からよく留学生を受け入れてたけど、タスクは誰よりも真面目で優秀な学生だったから、私も、そして私の家族もすごく気に入っててね。ゆくゆくはうちの会社に引き抜くつもりにしてたんだが、タスクはどうしても後を継がないといけない会社があるというんでみんなで悲しんだくらいだよ。まぁ、タスクが日本で就職する理由は他のところもあったんだけどね」
「他のところ?」
姉さんが佑さんに目で訴えると、佑さんは少し照れながら、
「楓のそばから離れたくなかったんだ」
と言って、姉さんはそれを聞いて嬉しそうに笑っていた。
「タスクはうちに来た時に写真を数枚持ってきててね、それをよく見せてくれたんだ」
「ああ、あの写真か……今も持ってるよ」
そういうと佑さんはバッグから手帳を取り出し、そこから大切そうにしている数枚の写真を取り出した。
「あ、これ……」
「そう、あの時の写真だよ」
姉さんが気づいたその写真は、姉さんたちが結婚式を挙げたあの避暑地に行った時の写真。
姉さんと佑さんが高校1年の時に、クラスメートの何人かと一緒に佑さんのご両親が連れて行ってくれたことがあった。
その時から姉さんはあの教会が気に入ってたんだ。
「タスクは毎日のようにその写真を私に見せては、この子と将来結婚するんだって、そのために一生懸命勉強するんだって言っててね。3ヶ月のアメリカ留学中我慢できたのもこの写真のおかげだって言ってたんだよ」
「おい、ロベール。全部バラすなよっ」
佑さんの顔はもう真っ赤になっているけど、姉さんはずっと嬉しそうだ。
それにしても佑さん、俺たちの両親が亡くなる前からずっと姉さんのこと大切にしてくれてたんだな。
「まぁいいじゃないか。結局タスクはその時言ってた通り、彼女と結婚したんだから」
「そうだけど……。って、俺の話は置いといて、ロベールと比呂くんの話だろ、今度は」
「ああ。そうだな。タスクがあの時、散々話してくれていたあの写真にあった教会が忘れられなくて……」
「教会ってこれか?」
そう言って佑さんが写真の中から取り出したのは教会一帯の引きの写真。
「ああ、これだ、これ。ネットでも何回もみてたよ。ここの写真」
目を細めて懐かしそうに見つめるその写真。
ロベールさんを発見した小川はこの教会の裏手にあったんだ。
「今回、日本支社に来ることになってタスクが話していたこの場所を実際に見てみたくて、行ってみたんだ。
そうしたらあの写真と同じ教会を見かけてテンションが上がって足を踏み外して捻挫してしまって……それを助けてくれたのがヒロだったんだ。ヒロが助けにきてくれた時、天使が現れたと思ったよ」
天使って……そういえば、あの時も言ってたな。
痛みが酷くて幻覚でもみてるのかと思ってた。
「ほら、ここにも天使がいるだろう?」
そう言って、俺たちに差し出してきたのはさっきの写真。
見れば、教会のすぐ近くに何かがいるのが見える。
「私はタスクにこの写真を見せてもらった時に、この天使に一目惚れしたんだ。だから、日本に来たらどうしてもその天使に会いたくてね。あそこに行ったんだよ。そうしたら本当に天使に出会えて驚いたんだ」
そう言って俺に手を伸ばしてきたけれど、なんとなく俺の気持ちがモヤモヤする。
「でも、ロベールさんはその写真の天使に一目惚れしたんでしょう? だから、わざわざあんな場所まで会いに行ったんだ。俺に会ったのはただのおまけってことでしょう? じゃあ、俺じゃなくてもよかったんじゃ……」
「ヒロっ! そんなことあるわけがないだろう! 言ったじゃないか、私は君を一目見て好きになったって……」
ロベールさんは必死にそう言ってくれるけれど、でもモヤモヤが止まらない。
「でも、その写真の……ロベールさんの一目惚れの相手は俺じゃないっ!!」
そうだ。
俺は悔しいんだ。
ロベールさんが一目惚れしたのが俺が初めてじゃなかったことが……。
「ヒロ……」
ロベールさんの悲しげな表情が見せながらあの写真を机に置いたけれど、俺はなんて言えばいいのかわからなかった。
「何言ってるの? 比呂でしょ?」
しんと静まり返った部屋に突然、姉さんのキョトンとした声が響く。
「はっ? 姉さんこそ何言ってんだよ。話を聞いてたの? ロベールさんはあの写真の天使に一目惚れしたって言ってるんだよ」
「だから、それが比呂でしょって言ってんの」
「えっ???」
「よく見てみなさいよ! これ、あの頃比呂が好きで着ていた熊のTシャツでしょ?」
そう言いながら、ロベールさんが机に置いた写真を手に取り俺に近づけてくる。
目を凝らしてみないと気づかないけれど、確かにこの熊のTシャツには見覚えがある。
「あの時、私と一緒について行くって言い張って、比呂も一緒に連れてきてもらったの覚えてないの?」
「そういえば……」
朧げだけど、そんな記憶がある。
「じゃ、じゃあ……私が一目惚れした天使は……」
「比呂ってことですね」
信じられないと言った様子のロベールさんに姉さんが笑顔でそう返すと、
『What an am coincidence! Am I dreaming?
まさか、ヒロが私がずっと忘れられなかったあの天使そのものだったなんて!!!!』
もう興奮しきりで俺をぎゅっと抱き寄せたまま離そうともしない。
「わっ、ちょ――っ、ロベールさんっ!!」
「私たちは最初から出会う運命だったんだよ。わかっただろう? 私はもう絶対に比呂を離さないぞ」
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