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かくれんぼしたい!
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そろそろ琳と碧斗くんを起こそうか。
サークルに向かい、カーテンを開けると二人とも仰向けで頭をお互いの方に傾げてピッタリと寄り添って眠っていた。
まるで兄弟みたいに仲がいい寝相に思わず写真を撮って気がついた。
あれ? そういえばふわふわブランケットを二人で使ってるな。
そうか、西条さんが碧斗くんのを洗いに出したとき、琳が使っていたふわふわブランケットを碧斗くんと二人で使うようにかけ直したのかもしれない。
ブランケット自体は大人が使っても問題ないくらい大きいから子ども二人なら余裕で使えるけど、碧斗くんが寝汗をかくほど暑かったなら二人で被ったら余計に汗をかきそうな気がする。
琳は寒がりだからちょうどいいだろうけど、碧斗くんは起きたらシャワーに連れて行こうかな。
「碧斗くーん、りーん。起きてー。朝だよー」
その声に先に反応したのはやっぱり碧斗くん。
「はるかちゃん、おはよー」
「おはよう。よく眠れた?」
「うん! あれ? ぱぱはー?」
目を覚ました碧斗くんは隣を見てすぐに西条さんがいないことに気づいた。
「朝からお仕事があるってもう出かけたんだよ。でもどうしてここにいたの知ってるの?」
「あおとー、おしっこしたくなって、ぱぱよんだのー」
「えっ? 夜に?」
びっくりして尋ね返すと碧斗くんは大きく頷いた。
「はるかちゃんおねんねしてたからー。おしっこいって、それでぱぱにいっしょにねよーっていったの」
そうか。だから西条さん、ここに寝てたんだ。
碧斗くんがトイレに行きたいことにも気がつかないくらい熟睡してたって……僕のばか。
西条さん、優しいから僕には何も言わなかったけど、碧斗くんのこと任されていたのにグースカ寝ちゃって呆れてたかもな……。
「んー」
「あ、りんくん。おはよー!」
僕が自己嫌悪に陥っていると琳が目を覚まして、碧斗くんの興味は一気にパパから琳に移ってしまったようだ。
嬉しそうに琳を抱きしめると、あの時のようにほっぺたにチューしている。
琳も碧斗くんからそうされることに全く嫌がるそぶりもなく、くすぐったいよーと笑っている。
いつもは寝起きのぐずりもあったりする琳だけど、碧斗くんがいてくれるだけで助かっている。
あ、そうだ。シャワー浴びさせるんだった。
「碧斗くん、汗かいてる? シャワー行こっか」
「ん? あせ?」
キョトンとする碧斗くんの首元に手を当てると、特にベタベタする様子もない。
パジャマもそこまで気にするほど汗をかいていないな。
なんとなく違和感を感じながらも、とりあえず二人をトイレに連れて行って着替えさせた。
琳の服は昨日と同じ服。
乾燥機にかけていたからすっかり乾いている。
ついでに僕も着替えておこう。
いつまでもパジャマのままじゃ子どもたちに示しがつかないもんね。
碧斗くんと琳をサークルで遊ばせている間にささっと着替えを済ませた。
今日の朝ごはんはサンドイッチとフルーツ。
これなら手を怪我している琳も食べやすい。
三人での朝食を済ませて、洗濯しておいたふわふわブランケットをテラスに干し、次の洗濯物を洗濯機に入れた。
リビングに戻ってくると、碧斗くんと琳は二人でサークルの中で楽しそうに絵本を読んでいる。
この間に掃除でも……と思っていたところに、碧斗くんが立ち上がってサークルにしがみついた。
「ねぇねぇ、はるかちゃん。かくれんぼしたいー!」
「かくれんぼ? でも琳は……」
手を怪我しているしな。無理はさせたくない。
だけどその提案に琳の目が輝いた。
「かくれんぼ、したいー! したいー!」
いつもなら保育園で動き回っている時間だし、かくれんぼと聞けばやりたくなるのも無理はない。
ただでさえ、怪我をして好きなように動けずに身体がウズウズしているんだから。
「わかった、わかった。じゃあ、キッチンとテラス。そしてあそこにある碧斗くんのパパのお部屋は入っちゃダメ。いい?」
「「はーい!」」
返事は素直に元気よくする二人に笑ってしまいそうになりながら、僕はかくれんぼの許可を出した。
「じゃあ、りんくんからさきにかくれていーよ! あおとがりんくんをみつけるから!」
「わーい!」
碧斗くんが小さな手で目を覆ったのを見て、琳は嬉しそうにトタトタとかけだしていった。
僕はその後をそっと追いかけると、琳は脱衣所の洗濯機の陰にしゃがみ込んでかくれた。
ふふ、あれならすぐに見つかりそう。
でも三歳、四歳のかくれんぼならあんなものか。
僕が脱衣所から出ると、琳が「もーいーよ」と声を上げた。
碧斗くんに聞こえてなさそうだったから、もういいみたいだよと教えてあげると嬉しそうに探しにいった。
そして数分後、
「みーつけたー!!」
碧斗くんの嬉しそうな声がリビングにいた僕の耳にも聞こえてきた。
早かったな、やっぱりすぐに見つかったか。
「みつかっちゃったぁー!」
そう言っている琳も嬉しそうな声だからいいか。
二人でリビングに戻ってきて、今度は碧斗くんが隠れる番。
琳は手で目を隠せないから、目をぎゅっと瞑って待っている。
「どこにしよーかなー」
トタトタ走りながら、碧斗くんが扉を開けていく。
「あ、そこはダメだよ」
碧斗くんが西条さんの部屋の扉を開けているのが見えて、慌てて注意した。
「はーい」
碧斗くんは素直にその場から離れて他の隠れ場所を探しにいったけれど、僕は初めて見る西条さんの部屋の電気がつけっぱなしになっていたのが気になった。
勿体無いなぁ。これって消したほうがいいよね?
入っちゃダメだって言われているけど、電気を消すだけ。
自分に言い聞かせてそっと中に入り、リモコンを手に取って消そうとしたら、ベッド横のゴミ箱に目が留まった。
「えっ、これ……」
ゴミ箱の中の大量のティッシュに思わず顔が赤くなる。
自分だって男だからこれがなんの用途で使われたものか、わかる。
僕は慌てて電気もそのままに部屋を飛び出した。
サークルに向かい、カーテンを開けると二人とも仰向けで頭をお互いの方に傾げてピッタリと寄り添って眠っていた。
まるで兄弟みたいに仲がいい寝相に思わず写真を撮って気がついた。
あれ? そういえばふわふわブランケットを二人で使ってるな。
そうか、西条さんが碧斗くんのを洗いに出したとき、琳が使っていたふわふわブランケットを碧斗くんと二人で使うようにかけ直したのかもしれない。
ブランケット自体は大人が使っても問題ないくらい大きいから子ども二人なら余裕で使えるけど、碧斗くんが寝汗をかくほど暑かったなら二人で被ったら余計に汗をかきそうな気がする。
琳は寒がりだからちょうどいいだろうけど、碧斗くんは起きたらシャワーに連れて行こうかな。
「碧斗くーん、りーん。起きてー。朝だよー」
その声に先に反応したのはやっぱり碧斗くん。
「はるかちゃん、おはよー」
「おはよう。よく眠れた?」
「うん! あれ? ぱぱはー?」
目を覚ました碧斗くんは隣を見てすぐに西条さんがいないことに気づいた。
「朝からお仕事があるってもう出かけたんだよ。でもどうしてここにいたの知ってるの?」
「あおとー、おしっこしたくなって、ぱぱよんだのー」
「えっ? 夜に?」
びっくりして尋ね返すと碧斗くんは大きく頷いた。
「はるかちゃんおねんねしてたからー。おしっこいって、それでぱぱにいっしょにねよーっていったの」
そうか。だから西条さん、ここに寝てたんだ。
碧斗くんがトイレに行きたいことにも気がつかないくらい熟睡してたって……僕のばか。
西条さん、優しいから僕には何も言わなかったけど、碧斗くんのこと任されていたのにグースカ寝ちゃって呆れてたかもな……。
「んー」
「あ、りんくん。おはよー!」
僕が自己嫌悪に陥っていると琳が目を覚まして、碧斗くんの興味は一気にパパから琳に移ってしまったようだ。
嬉しそうに琳を抱きしめると、あの時のようにほっぺたにチューしている。
琳も碧斗くんからそうされることに全く嫌がるそぶりもなく、くすぐったいよーと笑っている。
いつもは寝起きのぐずりもあったりする琳だけど、碧斗くんがいてくれるだけで助かっている。
あ、そうだ。シャワー浴びさせるんだった。
「碧斗くん、汗かいてる? シャワー行こっか」
「ん? あせ?」
キョトンとする碧斗くんの首元に手を当てると、特にベタベタする様子もない。
パジャマもそこまで気にするほど汗をかいていないな。
なんとなく違和感を感じながらも、とりあえず二人をトイレに連れて行って着替えさせた。
琳の服は昨日と同じ服。
乾燥機にかけていたからすっかり乾いている。
ついでに僕も着替えておこう。
いつまでもパジャマのままじゃ子どもたちに示しがつかないもんね。
碧斗くんと琳をサークルで遊ばせている間にささっと着替えを済ませた。
今日の朝ごはんはサンドイッチとフルーツ。
これなら手を怪我している琳も食べやすい。
三人での朝食を済ませて、洗濯しておいたふわふわブランケットをテラスに干し、次の洗濯物を洗濯機に入れた。
リビングに戻ってくると、碧斗くんと琳は二人でサークルの中で楽しそうに絵本を読んでいる。
この間に掃除でも……と思っていたところに、碧斗くんが立ち上がってサークルにしがみついた。
「ねぇねぇ、はるかちゃん。かくれんぼしたいー!」
「かくれんぼ? でも琳は……」
手を怪我しているしな。無理はさせたくない。
だけどその提案に琳の目が輝いた。
「かくれんぼ、したいー! したいー!」
いつもなら保育園で動き回っている時間だし、かくれんぼと聞けばやりたくなるのも無理はない。
ただでさえ、怪我をして好きなように動けずに身体がウズウズしているんだから。
「わかった、わかった。じゃあ、キッチンとテラス。そしてあそこにある碧斗くんのパパのお部屋は入っちゃダメ。いい?」
「「はーい!」」
返事は素直に元気よくする二人に笑ってしまいそうになりながら、僕はかくれんぼの許可を出した。
「じゃあ、りんくんからさきにかくれていーよ! あおとがりんくんをみつけるから!」
「わーい!」
碧斗くんが小さな手で目を覆ったのを見て、琳は嬉しそうにトタトタとかけだしていった。
僕はその後をそっと追いかけると、琳は脱衣所の洗濯機の陰にしゃがみ込んでかくれた。
ふふ、あれならすぐに見つかりそう。
でも三歳、四歳のかくれんぼならあんなものか。
僕が脱衣所から出ると、琳が「もーいーよ」と声を上げた。
碧斗くんに聞こえてなさそうだったから、もういいみたいだよと教えてあげると嬉しそうに探しにいった。
そして数分後、
「みーつけたー!!」
碧斗くんの嬉しそうな声がリビングにいた僕の耳にも聞こえてきた。
早かったな、やっぱりすぐに見つかったか。
「みつかっちゃったぁー!」
そう言っている琳も嬉しそうな声だからいいか。
二人でリビングに戻ってきて、今度は碧斗くんが隠れる番。
琳は手で目を隠せないから、目をぎゅっと瞑って待っている。
「どこにしよーかなー」
トタトタ走りながら、碧斗くんが扉を開けていく。
「あ、そこはダメだよ」
碧斗くんが西条さんの部屋の扉を開けているのが見えて、慌てて注意した。
「はーい」
碧斗くんは素直にその場から離れて他の隠れ場所を探しにいったけれど、僕は初めて見る西条さんの部屋の電気がつけっぱなしになっていたのが気になった。
勿体無いなぁ。これって消したほうがいいよね?
入っちゃダメだって言われているけど、電気を消すだけ。
自分に言い聞かせてそっと中に入り、リモコンを手に取って消そうとしたら、ベッド横のゴミ箱に目が留まった。
「えっ、これ……」
ゴミ箱の中の大量のティッシュに思わず顔が赤くなる。
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僕は慌てて電気もそのままに部屋を飛び出した。
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