わがまま公爵令息が前世の記憶を取り戻したら騎士団長に溺愛されちゃいました

波木真帆

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番外編

初夜ごもり※ <デーヴィッド&レジー> 前編

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「ああ……っ、デーヴ……もっとぉ……っ、はぁあ……っん、きもちいぃ……っ」

「レジーっ! ああっ、奥にだしますよ!!」

「デーヴ……だいすきぃ……」

「ええ、私もです。レジー、愛してますよ」

口づけを交わし、愛の言葉を囁き、蜜だってもう何度レジーの中に放ったのかもわからない。
カーテンを閉め切った部屋の中で何日経ったのかもわからない。

婚礼の儀が終わって部屋に篭ってから、私もレジーも箍が外れたようにただひたすらに愛し合い続けていた。


  ✳︎           ✳︎          ✳︎


通常の初夜ごもりは大体二日。
だが、秘薬を使って子が宿る場所を整えなければならない男同士での婚姻の場合は、初夜ごもりは1週間という期間が必要らしい。
この期間、毎日毎日、子を産む側となるものに秘薬を飲ませ体内に蜜を注ぎ込む。
そうすることで体内に子が宿る場所が完成するのだ。

つまり、ジェラール伯爵家の跡継ぎを望むレジーのために、私がレジーに毎日蜜を注ぐことが決定しているというわけだ。

この初夜ごもりの間は、食事や睡眠以外の時間は全て愛を育み合う時間に専念できるよう私たちはジェラール伯爵家ではなく、この城内に初夜ごもりの部屋を用意してもらった。
ここならば、蜜に塗れた寝具の片付けも一瞬で済ませてもらえるし、食事も全て用意してもらうことができる。
まさに初夜ごもりにはうってつけの部屋だ。

兄上と義姉上はここで1週間を共に過ごし、無事に義姉上の体内に子が宿る場所ができ、つい先頃双子を妊娠した。
あの秘薬で本当に子ができるとわかった今、私とレジーの子もきっと授かるはずだ。

可愛らしいレジーによく似た子が欲しい。
以前、そんな話をレジーにしたら、

「私は、デーヴにそっくりな子どもが欲しいです。だって、小さなデーヴに会って見たかったので……」

などと少しはみかみながら話していた。

きっともっと幼い頃に出会っていれば、こんなにもレジーを待たせることはなかっただろう。
だが、過ぎてしまった時間を悔やむのはやめよう。

私はこれからの人生をレジーと共に歩けるようになったのだから……。


広間から駆けてきてようやく部屋に着き、目の前に二人っきりの空間が訪れた。

ここには私がベルを鳴らすまでは誰も入ってこない。
防音に優れ、レジーの甘い嬌声も誰にも聞かれずに済む。

こんなにも幸せな場所に入っただけで、私の昂りは痛いほど形を変えていた。
すぐにでもレジーの唇を奪い、レジーの柔らかな肌に触れたい。
しかし、腕の中のレジーは私の興奮を感じ取ったのかほんのりと頬を染め、少し身体を震わせているようだ。

「レジー……怖いですか?」

「いいえ、デーヴ……大丈夫です。ようやくデーヴに愛してもらえるので、緊張しているだけですから……」

そんなふうに言われて、若い私はもう止めることなどできなかった。

レジーをそのまま寝室に運び、騎士団で培った早着替えの腕を駆使してレジーを一糸纏わぬ姿に仕上げた。

「ああ、レジー……なんて、美しい……」

「デーヴ……私だけ、裸なんて……。デーヴも、早く脱いでください……」

顔を赤らめ、薄い掛け布で身を隠すレジーに鼻血が出そうになりながら、

「レジーのお願いなら喜んで……」

と見せつけるように服を脱ぎ捨てていくと、レジーの恍惚とした視線を感じる。
最後の一枚を脱ぐと、レジーはハッと息を呑んだ。
視線は私の凶悪なまでに大きく昂ったモノだ。

「初めてでは無いでしょう?」

「で、でも……ものすごく、おっきぃ、ですよ……」

「当たり前です。ようやくレジーと愛し合えるのですから……」

「デーヴ……優しくしてください」

「――っ!!! ああ、もうっあなたって人は……」

そういって目を閉じるレジーの唇を貪るように奪った。

唇を味わい、口内を舐め尽くし舌を絡めて唾液を吸い尽くす。
クチュクチュと乱暴に味わったレジーの唇から光る唾液が唇の端から溢れて、レジーの可愛い尖りを濡らしていく。

溢れた唾液に濡れた、色白の肌に目立つ胸の赤い実は私に舐めてと言わんばかりにぷっくりと膨らんでいた。
私は誘われるように赤い実にむしゃぶりつくと、

「ああっんっ!!」

と可愛らしい声をあげた。

指と舌で両方の赤い実を苛めてやると、そのたびに甘く身悶える。
レジーの可愛らしい果実に目をやれば、もうすでに蜜を垂らして弄られるのを待っているようだ。
先にレジーだけでもイカせていた方がいいだろうか?

そう考えていると、

「デーヴ……いっしょに、イキたい、です……」

と必死に我慢した声でレジーが訴えてくる。

「わかりました、では一緒に……」

そういうと、レジーは赤らんだ顔で嬉しそうに頷いた。

ああ、そうだ。
その前に薬を飲ませなければな。
忘れるところだった。

ベッド横のテーブルに置かれた秘薬の瓶をとり、一粒出して水と一緒に自分の口に含んだ。
そして、レジーの唇に重ね合わせてゆっくりと飲ませていくとレジーの喉がゴクリと飲み込んでいった。
味見がてら口移しでと思ったが、苦くなくてよかった。
レジーが辛い思いをするのは嫌だからな。

「後ろからの方が痛く無いらしいのですが……レジーの顔を見ながら愛し合いたいのです。絶対に優しくすると約束します。ですから……」

「はい……わたしも、デーヴのかおが、みたいです……ずっと、だきしめていて……」

「――っ! もちろんです。絶対に離しませんから……」

女神のように微笑むレジーを見ながら、私は薬の効果なのかぐずぐずに蕩けてきたレジーの後孔に今まで見たこともないほど猛った自分のモノを擦り付けた。
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