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思わぬ出会い
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『お忍び温泉旅行について行ったらなぜか甘々な恋人ができました』の番外編として書いていたお話を独立させました。
『智』の名前が他の作品のキャラクターと漢字が同じだったので『智琉』に変更しています。
1話、2話は既存のものを移動させただけで、3話目が新作になります。
楽しんでいただけると嬉しいです。
* * *
<エルド・グリーン(サトルの伯父)>
「伯父さん、手紙が届いていますよ」
「手紙? こちらに届くとは珍しいな」
日本に住んでいる甥のサトルが二ヶ月の長期休暇を利用してアメリカに遊びに来てくれたから、普段仕事場にほど近い場所にある別宅ではなく、本宅で過ごすことにしていた。
私宛の手紙ならば、別宅の方に届くはずなのだが……と思っていると、
「パブリックスクールから同窓会の招待状のようです」
と添えてくれた。
「ああ、それか。なら納得だな」
私は子どもの頃、フランスでも有名なパブリックスクールに6年ほど通っていた。
アメリカからわざわざフランスのパブリックスクールに入っていたのは、母がフランス人だったからだ。
当時アメリカから来ている子どもは私だけで、多少のフランス語には聞き慣れていたとはいえ、英語が一切聞こえない生活は最初はストレスを感じていたものだ。
それでも今、思い返してみてもあの学校での日々は楽しかった。
「伯父さん、嬉しそうですね」
「ああ。久しぶりに子どもに戻ってくるとしようか」
「ふふっ。きっと楽しいですよ」
「数日一人にしてしまうが大丈夫か?」
「ふふっ。私はもう大人ですよ。大丈夫です」
今回の同窓会はパプリックスクール創設1000年となる節目の年ということで、かなり盛大に行うようだ。
年齢の垣根を越え、全ての卒業生が対象とのことで人脈を広げるには願ってもない機会だ。
一体どんな人と知り合いになれるか……それも楽しみだな。
同窓会当日。
一番気に入っているスーツに身を包み、パブリックスクール出身者の証である青いアゲハ蝶のブローチをジャケットの襟につける。
このブローチをつけている者しか同窓会の会場に入ることは許されない。
私も忘れずにこのブローチをつけて同窓会の会場であるフランス国内でも最高級のホテルに向かった。
今日、明日はこの同窓会のためにホテル全館が貸切というのだからかなり気合が入っているようだ。
まぁ、このホテルのオーナーもわがパブリックスクールの卒業生なのだから、当然と言えば当然か。
あまりの人の多さに同級生を見つけることもなかなか難しい。
なんせ卒業してからかなりの年月が経っているのだから、顔も相当変わっている。
見知った人がいればいいのだがと少し辺りを見回していると、
『あ、失礼』
肩に誰かがぶつかったようだ。
『あ、いや。こちらこそ。邪魔をしてしまったようだ』
謝りながら振り返ると、彼は私をみて驚きの表情を見せた。
彼は知り合いだったか?
同級生にはいなかったと思うが、見覚えはある。
誰だったか?
『あの……申し訳ない。私はエルド・グリーン。あなたの名前を聞いても?』
『ああ、私はノーラン・シュバリエ。君とは3年上にあたるはずだ』
『シュバリエ? って、まさかあのシュバリエ家の?』
『知ってくれているのか? それは嬉しいな』
いやいや、知っているも何もシュバリエ一族といえば世界的な大富豪で知らないものはいない。
まさかここで会えると思っていなかったから咄嗟に思い出せなかった。
だが、考えてみれば、フランスの大富豪である彼がこのパブリックスクールの出身者でないわけがないんだ。
『これは失礼しました。現在はアメリカに住んでおりすっかりフランスとは離れてしまっていたとはいえ、シュバリエ一族のお方に気づかないとは本当に失礼をいたしました』
『いやいや、気にしないでくれ。今日は同じ校舎で学び合った仲間だ、君にここで再会できて光栄だよ』
『ありがとうございます。そういえば私のことを覚えてくださっていたのですね。ありがとうございます』
『君を忘れたりはしないさ。なんせ、古い歴史を持つ我がスクールで一番の美人だと評判だからね』
『えっ? 美人? まさか、そんなこと……っ』
我がパブリックスクールは女人禁制の男子校だ。
確かに当時は可愛いだの、美人だのと言われた記憶はあるが、周りにいた一部の生徒が面白おかしく話していたに過ぎない。
まさかその冗談が3学年も上の彼のところにまで伝わっているとは思いもしなかった。
『シュバリエさまがそんなご冗談をおっしゃるとは』
『いやいや、本当だよ。今でも君は本当に美しい。息子たちも来ているんだ。冗談かどうかは息子たちにも聞いてみよう』
『えっ……』
笑いで返したのに、彼は本気になって私の腕を掴み、奥で注目を浴びている長身の男性たちのもとに連れて行った。
『父さん、どこに行っていたんですか? あれ、その方は?』
『あの有名なエルド・グリーンと出会えたから、お前たちにも紹介しようと連れてきたんだよ』
『ああ、やっぱり! こんなに美しい人ならあの伝説の人に違いないと思いました』
『えっ? 伝説? それはどういう……』
『ご存知ないのですか? このパブリックスクールの歴史の中で伝説の美人が存在した時代があると、有名な話なのですよ。父はその美人と同じ時を過ごしたといつも自慢していましたから』
『まさか……』
思いがけない言葉の連続に私は混乱しかなかった。
『いやー、今回の同窓会は出席しようか悩んでいたが、君に出会えたから来てよかったよ』
楽しそうなシュバリエさまとその息子たちに囲まれて、私は数時間そこから離れることなく過ごし、気づけば彼らの家にまで招待されていた。
『エルドのような美人が軍人だなんて信じられないな』
『いや、父さん。彼のような人に厳しくされると、逆にやる気が出るものだよ』
『ノーラン、もう恥ずかしいのでその辺にしてください』
シュバリエさまと呼んでいたけれど、息子たちも皆シュバリエだから名前で呼んでくれと懇願されて、お酒も回っていた私はすっかり彼を呼び捨てにしてしまっていた。
『エルド、それで君は結婚は?』
『いいえ、ずっと独身貴族ですよ。このまま一生変わらないでしょうね』
『そうか。それは勿体無い気もするが、女性の立場からみればそれも仕方のないことかもしれないな。君ほどの美人が夫なら隣に立つのは難しいだろうから』
『そんなことありませんよ。本当にモテないだけです。子どもは欲しいなと思ったことはありますが、弟の子どもを可愛がっているので、今はそんな欲もなくなりました。本当に甥っ子は可愛いんですよ』
『へぇ、エルドの甥っ子ならきっと変わらず美しいのだろうな。どうだ、その甥っ子も一緒に今度食事でもしないか? アメリカに住んでいるのだろう?』
『いえ、甥っ子は普段は日本に住んでいるんですよ。今はちょうど休暇で私のところにいますが』
『なら、ちょうどいい。エルドがアメリカに帰国するのに一緒についていこう。お前たちもちょうど休みだろう? アメリカに行ってみよう』
『父さんは言い出すと聞かないからな。エルドさん、良ければ一緒に食事をさせてください』
そんな経緯でサトルも含めた食事会が決まってしまった。
まさかそこでサトルが運命と出会ってしまうとは、この時の私は夢にも思っていなかった。
『智』の名前が他の作品のキャラクターと漢字が同じだったので『智琉』に変更しています。
1話、2話は既存のものを移動させただけで、3話目が新作になります。
楽しんでいただけると嬉しいです。
* * *
<エルド・グリーン(サトルの伯父)>
「伯父さん、手紙が届いていますよ」
「手紙? こちらに届くとは珍しいな」
日本に住んでいる甥のサトルが二ヶ月の長期休暇を利用してアメリカに遊びに来てくれたから、普段仕事場にほど近い場所にある別宅ではなく、本宅で過ごすことにしていた。
私宛の手紙ならば、別宅の方に届くはずなのだが……と思っていると、
「パブリックスクールから同窓会の招待状のようです」
と添えてくれた。
「ああ、それか。なら納得だな」
私は子どもの頃、フランスでも有名なパブリックスクールに6年ほど通っていた。
アメリカからわざわざフランスのパブリックスクールに入っていたのは、母がフランス人だったからだ。
当時アメリカから来ている子どもは私だけで、多少のフランス語には聞き慣れていたとはいえ、英語が一切聞こえない生活は最初はストレスを感じていたものだ。
それでも今、思い返してみてもあの学校での日々は楽しかった。
「伯父さん、嬉しそうですね」
「ああ。久しぶりに子どもに戻ってくるとしようか」
「ふふっ。きっと楽しいですよ」
「数日一人にしてしまうが大丈夫か?」
「ふふっ。私はもう大人ですよ。大丈夫です」
今回の同窓会はパプリックスクール創設1000年となる節目の年ということで、かなり盛大に行うようだ。
年齢の垣根を越え、全ての卒業生が対象とのことで人脈を広げるには願ってもない機会だ。
一体どんな人と知り合いになれるか……それも楽しみだな。
同窓会当日。
一番気に入っているスーツに身を包み、パブリックスクール出身者の証である青いアゲハ蝶のブローチをジャケットの襟につける。
このブローチをつけている者しか同窓会の会場に入ることは許されない。
私も忘れずにこのブローチをつけて同窓会の会場であるフランス国内でも最高級のホテルに向かった。
今日、明日はこの同窓会のためにホテル全館が貸切というのだからかなり気合が入っているようだ。
まぁ、このホテルのオーナーもわがパブリックスクールの卒業生なのだから、当然と言えば当然か。
あまりの人の多さに同級生を見つけることもなかなか難しい。
なんせ卒業してからかなりの年月が経っているのだから、顔も相当変わっている。
見知った人がいればいいのだがと少し辺りを見回していると、
『あ、失礼』
肩に誰かがぶつかったようだ。
『あ、いや。こちらこそ。邪魔をしてしまったようだ』
謝りながら振り返ると、彼は私をみて驚きの表情を見せた。
彼は知り合いだったか?
同級生にはいなかったと思うが、見覚えはある。
誰だったか?
『あの……申し訳ない。私はエルド・グリーン。あなたの名前を聞いても?』
『ああ、私はノーラン・シュバリエ。君とは3年上にあたるはずだ』
『シュバリエ? って、まさかあのシュバリエ家の?』
『知ってくれているのか? それは嬉しいな』
いやいや、知っているも何もシュバリエ一族といえば世界的な大富豪で知らないものはいない。
まさかここで会えると思っていなかったから咄嗟に思い出せなかった。
だが、考えてみれば、フランスの大富豪である彼がこのパブリックスクールの出身者でないわけがないんだ。
『これは失礼しました。現在はアメリカに住んでおりすっかりフランスとは離れてしまっていたとはいえ、シュバリエ一族のお方に気づかないとは本当に失礼をいたしました』
『いやいや、気にしないでくれ。今日は同じ校舎で学び合った仲間だ、君にここで再会できて光栄だよ』
『ありがとうございます。そういえば私のことを覚えてくださっていたのですね。ありがとうございます』
『君を忘れたりはしないさ。なんせ、古い歴史を持つ我がスクールで一番の美人だと評判だからね』
『えっ? 美人? まさか、そんなこと……っ』
我がパブリックスクールは女人禁制の男子校だ。
確かに当時は可愛いだの、美人だのと言われた記憶はあるが、周りにいた一部の生徒が面白おかしく話していたに過ぎない。
まさかその冗談が3学年も上の彼のところにまで伝わっているとは思いもしなかった。
『シュバリエさまがそんなご冗談をおっしゃるとは』
『いやいや、本当だよ。今でも君は本当に美しい。息子たちも来ているんだ。冗談かどうかは息子たちにも聞いてみよう』
『えっ……』
笑いで返したのに、彼は本気になって私の腕を掴み、奥で注目を浴びている長身の男性たちのもとに連れて行った。
『父さん、どこに行っていたんですか? あれ、その方は?』
『あの有名なエルド・グリーンと出会えたから、お前たちにも紹介しようと連れてきたんだよ』
『ああ、やっぱり! こんなに美しい人ならあの伝説の人に違いないと思いました』
『えっ? 伝説? それはどういう……』
『ご存知ないのですか? このパブリックスクールの歴史の中で伝説の美人が存在した時代があると、有名な話なのですよ。父はその美人と同じ時を過ごしたといつも自慢していましたから』
『まさか……』
思いがけない言葉の連続に私は混乱しかなかった。
『いやー、今回の同窓会は出席しようか悩んでいたが、君に出会えたから来てよかったよ』
楽しそうなシュバリエさまとその息子たちに囲まれて、私は数時間そこから離れることなく過ごし、気づけば彼らの家にまで招待されていた。
『エルドのような美人が軍人だなんて信じられないな』
『いや、父さん。彼のような人に厳しくされると、逆にやる気が出るものだよ』
『ノーラン、もう恥ずかしいのでその辺にしてください』
シュバリエさまと呼んでいたけれど、息子たちも皆シュバリエだから名前で呼んでくれと懇願されて、お酒も回っていた私はすっかり彼を呼び捨てにしてしまっていた。
『エルド、それで君は結婚は?』
『いいえ、ずっと独身貴族ですよ。このまま一生変わらないでしょうね』
『そうか。それは勿体無い気もするが、女性の立場からみればそれも仕方のないことかもしれないな。君ほどの美人が夫なら隣に立つのは難しいだろうから』
『そんなことありませんよ。本当にモテないだけです。子どもは欲しいなと思ったことはありますが、弟の子どもを可愛がっているので、今はそんな欲もなくなりました。本当に甥っ子は可愛いんですよ』
『へぇ、エルドの甥っ子ならきっと変わらず美しいのだろうな。どうだ、その甥っ子も一緒に今度食事でもしないか? アメリカに住んでいるのだろう?』
『いえ、甥っ子は普段は日本に住んでいるんですよ。今はちょうど休暇で私のところにいますが』
『なら、ちょうどいい。エルドがアメリカに帰国するのに一緒についていこう。お前たちもちょうど休みだろう? アメリカに行ってみよう』
『父さんは言い出すと聞かないからな。エルドさん、良ければ一緒に食事をさせてください』
そんな経緯でサトルも含めた食事会が決まってしまった。
まさかそこでサトルが運命と出会ってしまうとは、この時の私は夢にも思っていなかった。
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