エリート医師は偶然出会った可愛い子猫を囲い込んで離さない

波木真帆

文字の大きさ
19 / 21
番外編

もし、あの時ひかりと出会わずに待ち合わせ場所から離れていたら……※8

しおりを挟む
お互いに裸だから服越しに抱きしめていた時よりもずっと温もりも柔らかさも感じられる。
抱きしめている感触があまりにも気持ちが良くて強く抱きしめると、ひかりくんの柔らかなお腹に私の昂りが触れる。
それだけでも気持ちがいい。でもこれ以上ひかりくんの肌に触れていると危ないな。

そっと腕を離すと、ひかりくんが真っ赤な顔で私を見上げた。

「せんせぇの……すごく、熱く硬いです……」

この歳になってそんなにも興奮していることが知られて恥ずかしさはもちろんあるが、私がひかりくんに興奮していることがわかって嬉しそうだからここは恥じらいは捨てよう。

「私がひかりくんのことが本気で好きだってわかってくれただろう?」

嬉しそうに頷く彼の手を取った。

「じゃあ一緒に風呂に入ってあとはたっぷり愛し合おう」

「は、はい」

繋いだ手からも彼の緊張が伝わってくる。

浴室の扉を開けると、「わぁーっ、ひろーい!」と可愛らしい声をあげる。
両親が風呂好きなこともあって、普通の住宅よりは風呂は広めに作られている。
広い湯船について今までは足を伸ばしてもそれ以上に大きくてゆったりできるくらいにしか考えてなかったが、二人で入るにはこれほどいい広さはないだろう。

「先に髪と身体を洗おう。私が洗ってあげるよ」

手を引いて椅子に座らせる。
ひかりくんは私の申し出に驚いていたが、

「ひかりくんは私の可愛い姫だから何もしなくていいんだよ」

と告げると、鏡越しに真っ赤な顔が見えた。

髪を洗おうとして自分のシャンプーに手を伸ばす。
ハッと気づいて、「ちょっとだけ待ってて」と声をかけた。

このタイミングで私が離れたら不安がるだろう。
急いで脱衣所のストック棚から新しいシャンプーとボディソープを取って戻ってきた。

「ごめん、用意するのを忘れていたよ。これ、使おう」

「僕、せんせぇのと一緒でも……」

同じ匂いを纏いたいと思ってくれたのだろうか。
それは嬉しいが、私が使っているものではひかりくんの繊細な肌には合わないだろう。

「ひかりくん、肌が弱いだろう?」

「は、はい。でもどうして……」

「これでも医者だからね。わかるんだ。これは肌が弱い人用に開発されたものなんだよ。医師の伝手でもらったものだが今まで使う機会がなかったからひかりくんが使ってくれたらありがたいよ。あとで感想を教えてくれないか?」

「肌が、弱い人用……そうなんですね。はい。せんせぇのお役に立てるなら僕、嬉しいです」

明らかにホッとした表情なのは、私が他の人のために買ったものじゃないとわかったからだろう。
ひかりくんの嫉妬のようなものが見られてなんとも嬉しい。

私のシャンプーなどもひかりくんのシャンプーを作った人と同じ開発者だが、頭皮の脂や汚れもすっきりと落としてくれる上に髪には何のダメージもなくかなり気に入っている。
肌が弱い人用のシャンプーはいったいどのような効果があるんだろう。
ひかりくんの髪を濡らしてから、手のひらにシャンプーを落とすとほんのり花の香りがする。
お湯につけて少し擦り合わせただけで驚くほど泡立った。

「わぁ、あわあわ!」

鏡越しに見えていたのか、ひかりくんが可愛い声をあげる。

「この泡で洗っていくよ」

声をかけてその泡を髪になでつけると、その艶ややな触り心地に驚いてしまう。
私のシャンプーには明らかにない感触だ。

指の腹で撫でるように髪を洗い、髪が全て泡に包まれたところで湯で洗い流す。
すると、美しい濡れ髪に天使の輪が光り輝いているのがわかる。

「肌がヒリヒリすることはない?」

「全くないです。それどころか守られてるみたいな気がします」

「そうか、それはいい。じゃあ今度は身体も洗ってみよう」

床に膝をつき、ボディーソープのポンプを押すと今度は泡で出てきた。
手のひらにこんもりとのせて背中を洗っていく。
元々シミひとつない綺麗な肌だったが、洗ったところから薄皮が一枚剥がれるように生まれたての肌が現れる。

「このボディーソープもすごいよ。洗い流したあと、びっくりするはずだよ」

「えー、そんなにですか。なんだか楽しみ」

ひかりくんはそんな可愛い声をあげていたが、背中を洗いおえた私の手が前に回ると、身体をピクッと震わせた。

「くすぐったかった?」

「い、いえ。だいじょうぶです」

そう答える声がすでに震えている。
私の手の感触に感じてくれているようだ。

脇の下から胸に手を滑らせると、指がひかりくんのぷくっとした膨らみを掠めた。

「ひゃあっ」

身体を震わせ、可愛い声をあげるひかりくんにとてつもなく興奮してしまう。
抱きしめるように腕を回し、脇腹から胸やお腹を撫で回す。
わざと胸の先だけに触れないように洗ってやると、鏡越しに我慢できないと身悶えるひかりくんの表情が見えた。
ああ、可愛い。

「せんせぇ……さわってぇ……」

懇願するような声が聞こえて、耳元で甘く囁く。

「いいよ、たっぷり触ってあげる」

片手で胸の膨らみを弄りながら、もう片方の手で可愛い果実に触れる。

「ああっ! やぁ、りょぅ、ほぅは……っ」

「たっぷり気持ちよくなっていいよ」

「あぁ、もぅ、でちゃ、う……っ」

もうすっかり私の胸に背中を預けたひかりくんは、全身をピクピクと震わせながらあっという間に可愛い蜜を弾けさせた。

「くそっ、めちゃくちゃ可愛い」

小さな果実からぴゅるぴゅると蜜が弾け飛ぶのを見ただけで、私のモノは最高潮に大きく昂ってしまっていた。
しおりを挟む
感想 54

あなたにおすすめの小説

ハイスペックストーカーに追われています

たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!! と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。 完結しました。

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています

八神紫音
BL
 魔道士はひ弱そうだからいらない。  そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。  そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、  ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。

契約結婚だけど大好きです!

泉あけの
BL
子爵令息のイヴ・ランヌは伯爵ベルナール・オルレイアンに恋をしている。 そんな中、子爵である父からオルレイアン伯爵から求婚書が届いていると言われた。 片思いをしていたイヴは憧れのベルナール様が求婚をしてくれたと大喜び。 しかしこの結婚は両家の利害が一致した契約結婚だった。 イヴは恋心が暴走してベルナール様に迷惑がかからないようにと距離を取ることに決めた。 ...... 「俺と一緒に散歩に行かないか、綺麗な花が庭園に咲いているんだ」  彼はそう言って僕に手を差し伸べてくれた。 「すみません。僕はこれから用事があるので」  本当はベルナール様の手を取ってしまいたい。でも我慢しなくちゃ。この想いに蓋をしなくては。  この結婚は契約だ。僕がどんなに彼を好きでも僕達が通じ合うことはないのだから。 ※小説家になろうにも掲載しております ※直接的な表現ではありませんが、「初夜」という単語がたびたび登場します

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

猫カフェの溺愛契約〜獣人の甘い約束〜

なの
BL
人見知りの悠月――ゆづきにとって、叔父が営む保護猫カフェ「ニャンコの隠れ家」だけが心の居場所だった。 そんな悠月には昔から猫の言葉がわかる――という特殊な能力があった。 しかし経営難で閉店の危機に……
愛する猫たちとの別れが迫る中、運命を変える男が現れた。 猫のような美しい瞳を持つ謎の客・玲音――れお。 
彼が差し出したのは「店を救う代わりに、お前と契約したい」という甘い誘惑。 契約のはずが、いつしか年の差を超えた溺愛に包まれて――
甘々すぎる生活に、だんだんと心が溶けていく悠月。 だけど玲音には秘密があった。
満月の夜に現れる獣の姿。猫たちだけが知る彼の正体、そして命をかけた契約の真実 「君を守るためなら、俺は何でもする」 これは愛なのか契約だけなのか……
すべてを賭けた禁断の恋の行方は? 猫たちが見守る小さなカフェで紡がれる、奇跡のハッピーエンド。

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

処理中です...