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番外編
社長夫人になりたくて※ <後編>
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「んーっ、んーっ!!」
布を外せと訴えるけれど、一向に外してくれない。
それからすぐに一人の男性が私の元にやってきた。
この人……さっき社長と話をしていた人だ。
「あなたが何の目的で現れたか伺いますので、今からその布を外しますが、少しでも大声を出したり抵抗するようなら、すぐに元に戻します。わかりましたか?」
綺麗だけど、怖い。
何もかも見透かされそうな視線に震えてしまう。
私が首を縦に振ると、彼の指示でようやく布が外された。
けれど、両腕は二人の男にガシッと掴まれたまま身動き一つ取れない。
「社員から聞きました。あなたは倉橋の秘書になると乗り込んできたそうですね。その意図はなんですか?」
その鋭い視線に声が震える。
「あ、あの……求人、を見て……それで、私がなって、あげようと思って……」
「ここで働きたいのならまず履歴書を送るべきではありませんか? 現にそのように記載されていたはずです。突然ここまできたのには他にも理由があるのでしょう。全て包み隠さず話してください。そうでなければ警察を呼びます」
「け、警察? それはやめて! あの、だから、その……社長の、秘書になって……それで、社長と結婚……」
「なるほど。倉橋の資産目当てですか。あの求人広告にも弊社のHPにも、倉橋の顔も名前も記載していませんでしたが、素性を知っていたということは水商売の方ですね」
「えっ、どうしてそれを……」
「それくらい分からなければ倉橋の秘書など務まりませんよ。残念ですが、倉橋にはもうすでに生涯の伴侶がいますのであなたが入り込む余地はありません。そもそもさっきのあなたに対する対応からしても、一夜の恋人にも選ばれることはないでしょうから、いつものように小遣いをねだろうとしても無理でしょうね」
「な――っ、なんで……」
「倉橋ほどの相手になると、あなたのようなおかしな人は年に数人は現れますから。邪な思いを持って倉橋に近づこうとする人物が現れると、こちらに報告がくるのですよ」
「うそっ、そんなことあるわけない!」
「信じる信じないはあなたの自由ですが、今回の件はいつもとは違うんですよ」
「何? どういう意味?」
「あなたがしでかしたことは最悪だったということです。今すぐにここから立ち去って、もう二度と倉橋にもその周りにも近づかないと約束すれば、最悪の事態は免れるかもしれませんが、これ以上何かをするつもりなら、二度と太陽の光を浴びる生活はできなくなりますよ。どうしますか?」
怖い……。
この人、口調は優しいのに、めっちゃ怖いんだけど……。
でも、こんな辺鄙な場所まで来てやったのに、あんなふうに邪険に扱われてそのままスゴスゴと引き下がるなんて、そんなのムカつく!
「ふざけないでよ! 秘書だかなんだか知らないけど、私に指図しないで! 私が社長夫人になったらあんたなんてすぐにクビにしてやるんだから!!」
勢いのままにそう怒鳴りつけてやると、目の前の男はにっこりと口角を上げて、
「あなたのお考えはよくわかりました。せっかく忠告したのに、残念でしたね」
と言い放った。
「知念さん、お願いします」
「な、なに――んっ!!!」
突然何かに鼻と口を覆われた途端、目の前が真っ暗になっていく。
気がつくと、窓もない狭い場所に寝かされていた。
「何? ここ……どこ? えっ、なんで私、裸なの?」
「目が覚めたか」
「誰?」
突然現れた声に視線を向ければ、フルフェイスのマスクを被った男が一人立っている。
慌てて手で身体を隠したけれど、
「俺はお前の夫だから、隠すことなんて必要ないだろう」
と笑われる。
「はっ? どういうこと?」
「そのままの言葉だよ。もうすでに婚姻届も出したから、俺たちは正式な夫婦だよ」
「ちょっと待って! 私、婚姻届なんて書いてない! 勝手に書いて出すのは犯罪でしょう!」
「へぇ、そんな知識を持っているとは意外だな。だが、あれは正真正銘お前の直筆だよ。つい、先日キャバクラの客と書いただろう?」
「えっ……? あっ、あれはふざけて書いたやつですぐに捨てたはず!」
「ふふっ。それが捨ててなかったんだな。だからお前は俺の妻だよ」
「ちょっと待って! じゃあ、あんたは……」
「覚えててくれて嬉しいよ、佳代ちゃん」
ニヤリと笑いながらマクスを取り去った。
その顔はまさしくあの時の男。
「いやーっ! こないで!!」
「ひどいな! あんなに愛し合ったのに。私とのセックスが気持ちいいって喜んでたじゃないか」
「いや、やめて!」
「今度は全部収めてあげるから、もっと気持ちよくなれるよ!」
男があっという間に服を脱ぐと現れたのは通常でも20センチ以上は余裕である大きなブツ。
勃起すると30センチ以上になってしまう凶器だ。
「佳代ちゃんだけだよ。俺のを半分以上中に収められたのは」
「無理だって! 今度こそ死んでしまう!!」
「ふふっ。佳代ちゃんなら大丈夫だよ」
「いやーっ、やめて!!」
大声で助けを求めるけれど、窓も何もないこの狭い場所じゃどこからも逃げられない。
ものすごい力で押さえつけられて、そのまま凶器を押し当てられる。
「いやーっ、やめて! 本当にやめて!! ぎゃあぁーっ!!」
「ああっ、気持ちいいっ、最高だ!!」
身体が真っ二つに切り裂かれるような激しい痛みに耐え続けること、数時間。
ようやくことが終わった。
「俺は倉橋社長ほどの稼ぎはないけど、一応社長だから、社長夫人としてこれから楽な生活をやらせてあげるよ。その代わり、毎日楽しませてもらうからな」
「む、無理……っ」
「お前が無理だっていうなら、お前の親に支払った三億円。今すぐ耳を揃えて返してもらおうか」
「えっ? 三億? 親がってどういうこと?」
「結婚の挨拶に行ってきたんだよ。実家の会社の経営が行き詰まっているっていうから三億融資してやった。お前が俺と結婚するのと引き換えにな。それが守れないなら三億返してもらうしかないな」
「くっ――!」
「ふふっ。素直に俺のいうこと聞いてりゃ、幸せにしてやるよ。俺も、やっと性欲を発散させられる相手ができたし、壊したくないからな」
それからはずっと部屋から出してもらえないまま、毎日毎日夫の相手をする日々が続いている。
妊娠でもすればこの生活から少しの間は抜け出せるかもと思ったけれど、どうやら夫には子種がないらしい。
ただひたすらに性欲をぶつけられ続ける毎日におかしくなってしまいそう。
そして、今夜もまた痛みに耐える時間がやってくる。
布を外せと訴えるけれど、一向に外してくれない。
それからすぐに一人の男性が私の元にやってきた。
この人……さっき社長と話をしていた人だ。
「あなたが何の目的で現れたか伺いますので、今からその布を外しますが、少しでも大声を出したり抵抗するようなら、すぐに元に戻します。わかりましたか?」
綺麗だけど、怖い。
何もかも見透かされそうな視線に震えてしまう。
私が首を縦に振ると、彼の指示でようやく布が外された。
けれど、両腕は二人の男にガシッと掴まれたまま身動き一つ取れない。
「社員から聞きました。あなたは倉橋の秘書になると乗り込んできたそうですね。その意図はなんですか?」
その鋭い視線に声が震える。
「あ、あの……求人、を見て……それで、私がなって、あげようと思って……」
「ここで働きたいのならまず履歴書を送るべきではありませんか? 現にそのように記載されていたはずです。突然ここまできたのには他にも理由があるのでしょう。全て包み隠さず話してください。そうでなければ警察を呼びます」
「け、警察? それはやめて! あの、だから、その……社長の、秘書になって……それで、社長と結婚……」
「なるほど。倉橋の資産目当てですか。あの求人広告にも弊社のHPにも、倉橋の顔も名前も記載していませんでしたが、素性を知っていたということは水商売の方ですね」
「えっ、どうしてそれを……」
「それくらい分からなければ倉橋の秘書など務まりませんよ。残念ですが、倉橋にはもうすでに生涯の伴侶がいますのであなたが入り込む余地はありません。そもそもさっきのあなたに対する対応からしても、一夜の恋人にも選ばれることはないでしょうから、いつものように小遣いをねだろうとしても無理でしょうね」
「な――っ、なんで……」
「倉橋ほどの相手になると、あなたのようなおかしな人は年に数人は現れますから。邪な思いを持って倉橋に近づこうとする人物が現れると、こちらに報告がくるのですよ」
「うそっ、そんなことあるわけない!」
「信じる信じないはあなたの自由ですが、今回の件はいつもとは違うんですよ」
「何? どういう意味?」
「あなたがしでかしたことは最悪だったということです。今すぐにここから立ち去って、もう二度と倉橋にもその周りにも近づかないと約束すれば、最悪の事態は免れるかもしれませんが、これ以上何かをするつもりなら、二度と太陽の光を浴びる生活はできなくなりますよ。どうしますか?」
怖い……。
この人、口調は優しいのに、めっちゃ怖いんだけど……。
でも、こんな辺鄙な場所まで来てやったのに、あんなふうに邪険に扱われてそのままスゴスゴと引き下がるなんて、そんなのムカつく!
「ふざけないでよ! 秘書だかなんだか知らないけど、私に指図しないで! 私が社長夫人になったらあんたなんてすぐにクビにしてやるんだから!!」
勢いのままにそう怒鳴りつけてやると、目の前の男はにっこりと口角を上げて、
「あなたのお考えはよくわかりました。せっかく忠告したのに、残念でしたね」
と言い放った。
「知念さん、お願いします」
「な、なに――んっ!!!」
突然何かに鼻と口を覆われた途端、目の前が真っ暗になっていく。
気がつくと、窓もない狭い場所に寝かされていた。
「何? ここ……どこ? えっ、なんで私、裸なの?」
「目が覚めたか」
「誰?」
突然現れた声に視線を向ければ、フルフェイスのマスクを被った男が一人立っている。
慌てて手で身体を隠したけれど、
「俺はお前の夫だから、隠すことなんて必要ないだろう」
と笑われる。
「はっ? どういうこと?」
「そのままの言葉だよ。もうすでに婚姻届も出したから、俺たちは正式な夫婦だよ」
「ちょっと待って! 私、婚姻届なんて書いてない! 勝手に書いて出すのは犯罪でしょう!」
「へぇ、そんな知識を持っているとは意外だな。だが、あれは正真正銘お前の直筆だよ。つい、先日キャバクラの客と書いただろう?」
「えっ……? あっ、あれはふざけて書いたやつですぐに捨てたはず!」
「ふふっ。それが捨ててなかったんだな。だからお前は俺の妻だよ」
「ちょっと待って! じゃあ、あんたは……」
「覚えててくれて嬉しいよ、佳代ちゃん」
ニヤリと笑いながらマクスを取り去った。
その顔はまさしくあの時の男。
「いやーっ! こないで!!」
「ひどいな! あんなに愛し合ったのに。私とのセックスが気持ちいいって喜んでたじゃないか」
「いや、やめて!」
「今度は全部収めてあげるから、もっと気持ちよくなれるよ!」
男があっという間に服を脱ぐと現れたのは通常でも20センチ以上は余裕である大きなブツ。
勃起すると30センチ以上になってしまう凶器だ。
「佳代ちゃんだけだよ。俺のを半分以上中に収められたのは」
「無理だって! 今度こそ死んでしまう!!」
「ふふっ。佳代ちゃんなら大丈夫だよ」
「いやーっ、やめて!!」
大声で助けを求めるけれど、窓も何もないこの狭い場所じゃどこからも逃げられない。
ものすごい力で押さえつけられて、そのまま凶器を押し当てられる。
「いやーっ、やめて! 本当にやめて!! ぎゃあぁーっ!!」
「ああっ、気持ちいいっ、最高だ!!」
身体が真っ二つに切り裂かれるような激しい痛みに耐え続けること、数時間。
ようやくことが終わった。
「俺は倉橋社長ほどの稼ぎはないけど、一応社長だから、社長夫人としてこれから楽な生活をやらせてあげるよ。その代わり、毎日楽しませてもらうからな」
「む、無理……っ」
「お前が無理だっていうなら、お前の親に支払った三億円。今すぐ耳を揃えて返してもらおうか」
「えっ? 三億? 親がってどういうこと?」
「結婚の挨拶に行ってきたんだよ。実家の会社の経営が行き詰まっているっていうから三億融資してやった。お前が俺と結婚するのと引き換えにな。それが守れないなら三億返してもらうしかないな」
「くっ――!」
「ふふっ。素直に俺のいうこと聞いてりゃ、幸せにしてやるよ。俺も、やっと性欲を発散させられる相手ができたし、壊したくないからな」
それからはずっと部屋から出してもらえないまま、毎日毎日夫の相手をする日々が続いている。
妊娠でもすればこの生活から少しの間は抜け出せるかもと思ったけれど、どうやら夫には子種がないらしい。
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そして、今夜もまた痛みに耐える時間がやってくる。
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