鷹城先生の特別授業

波木真帆

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知らない自分を知る

『すごい! 右京さんのこんなにおっきいんですね!』

こんなにもキラキラと目を輝かせて褒められるとさすがに照れる。

『ははっ。ありがとう。幸翔くんの服も脱がせよう』

『はい。でも右京さんのかっこいい身体を見た後じゃ、僕のなんてすごく貧相に見えますね』

『そんなことはないよ。確かに少し痩せているが、これからしっかりと私の食事を食べてもらえたら健康的になるだろう』

とはいえ、幸翔くんの可愛いモノが今以上に大きくなることはないだろうが。
あの果実のように可愛いモノは彼によく似合っているから問題ない。

あっという間に幸翔くんの服を全て脱がせ、包帯と湿布も外しておく。

『風呂の後でまたつけてあげるから』

『はい。右京さんがお医者さんで助かりますね』

『ああ、今日から私が幸翔くんの主治医になるから、怪我も病気も全て私が診るよ。安心していい、さぁ、風呂に入ろう』

さっと幸翔くんを抱き上げる。素肌が密着して気持ちがいい。
服越しに触れていた時よりもグッと距離が近づいた気がする。

幸翔くんも同じように思ってくれているのか頬を赤らめている。
どこを見ていいのか視線に困っている姿も可愛らしい。

浴室に入り、洗い場に置いている椅子に座らせる。
彼の髪を洗おうとして大事なことを思い出した。

『ちょっと待っていてくれ』

私は彼をその場に残し、以前三枝さえぐさ先生から頂いた、敏感肌用の低刺激シャンプーとボディソープを棚から取り出した。

彼の肌質を見る限り、私が使っているものよりはこちらのほうがより安心だろう。
これまで使う機会がなかったが、保管しておいて正解だった。

『幸翔くん。お待たせ』

『それ……』

『幸翔くん用に使おうと思ってね。貰い物で悪いが、君の肌質に合うと思うよ』

敏感肌用と書かれた文字を見せて伝えると、幸翔くんは安心したように笑顔を見せた。

『僕、昔から肌が弱くて……家で使っているものも合うときと合わない時があるんです』

おそらく体調に左右されているのだろう。
体調が良ければ使えるものでも身体が疲れている時には大きな刺激となる。

『これを使って、幸翔くんの肌に合うようならずっとこれを使えるようにしよう』

そう言ってまずは幸翔くんの髪を濡らし、シャンプーを手に取った。
泡立てたものを髪につけるのだが、その泡がなんともきめ細かくて驚く。
それを幸翔くんの髪につけると、つけたところから輝いていくように見える。
指の腹で優しく頭皮を洗い、髪の一本一本にまで行き渡るように泡を馴染ませてからシャワーで洗い流すと、少しクセのある髪が滑らかで艶やかな髪に変わった。
というか、幸翔くんの本来の髪質に戻ったというのが正しいのか。

『幸翔くん。鏡を見てごらん』

水が顔にかかるのが苦手なのか、シャワーで流している間ずっと目を瞑っていた幸翔くんに声をかけると、鏡越しに彼が目を開けるのが見えた。そして、一気に表情が変わっていく。

『えっ? わっ! すごい!』

彼は自分の手で髪に触れると、何度もすごいすごいと声をあげる。

『このシャンプーは君の髪質に合っているようだね』

『はい! こんなすごいの初めてです!』

『じゃあボディーソープも使ってみようか』

期待に胸を膨らませている彼を見ながら、ボディーソープを泡立てた。
そのまま幸翔くんの背中に手のひらを滑らせる。
元々シミひとつない綺麗な肌をしているが、まるで薄皮が一枚剥けていくような感触がする。

『すごいな、これは』

私にも想像以上の効果で思わず声が出た。

『そんなにすごいんですか?』

『ああ、洗い流した時の楽しみにしていてくれ』

そう言って背中から腕を洗い、前面にも手を伸ばした。
後ろから抱きしめるように腕を回すと、幸翔の華奢な身体は私の腕の中にすっぽりと包まれた。

手のひらを滑らせる時、わざと中指の先を彼の可愛い胸の膨らみに当てた。

「ひゃあっ!」

私にもわかるほど全身を震わせる。
予想以上に感度が良さそうだ。

おそらく今まで何も触れたことがないから、初めての刺激に身体が慣れていないのだろう。

『どうした?』

『えっ、あ、あの……なんか、ピリッてして……』

『ん? どこ? ここ?』

わからないふりをして、もう一度彼の可愛い乳首に触れる。

「ひゃあぁっ!!」

先ほどよりも強めにしてやると、声も身体の震えも大きくなった。

「う、きょぅ、さん……っ』

鏡越しに目を潤ませている姿が見えて、たまらなく興奮する。
可愛い子をいじめて興奮するなんて、自分にそんな性癖があったとは夢にも思わなかった。
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