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初めてのお買い物
「これ、すっごく着心地もいいし、俺が今まで着てた服とは全然違いますよっ! なんでこんなに気持ちいいんだろう?」
「そ、そうか。この服は、私が懇意にしている店に頼んで用意してもらったんだ。肌触りのいい素材使ってるから、理央の繊細な肌にも良いと思ってね。気に入ってくれてよかったよ。今日はこれからその店に行くつもりだから、理央が気にいるのをいっぱい揃えよう」
凌也さんは俺をギュッと抱きしめながら肌触りの良い服を確かめるように撫でてくれた。
大きな手になでられたところがどんどん熱を持っていくような不思議な感覚に、俺はどきどきが隠せなかった。
「私も準備してくるから、そこに座って待っててくれ。テーブルに置いてあるお菓子食べてて良いから」
そういって凌也さんはさっと3階の自分の部屋へと向かった。
俺はソファーに座り、昨日食べさせてもらった綺麗な箱に入ったクッキーを開け、どれにしようかと悩みまくって粒々のチョコレートが入っているのを一枚取り出した。
サクッとしたクッキーから甘いチョコの小さな塊が出てくる。
クッキーとチョコを一度に食べられるすごくお得な一枚に感動しながら味わっていると、
「理央、お待たせ」
と凌也さんがやってきた。
「――っ!」
「理央? どうした?」
「……いい、です」
「えっ? なんて?」
「凌也さん……すっごくかっこいいです! その服、なんだか俺が着てるのと似てます」
「よくわかったな。ジャケット以外は理央とお揃いだよ。せっかくの理央とのデートだからね」
「――っ!!」
パチンと片目を瞑って見せてくる凌也さんがあまりにもカッコ良すぎてどきどきが止まらない。
なんだろう……今日は凌也さんが何かしてくれるたびに胸がどきどきしてしまう。
俺……どうかしちゃったのかな。
凌也さんに手を取られ、玄関へと向かうのかと思ったら凌也さんは階段の隣にあるスイッチに手を置いた。
何をしているんだろうと思ったら、急に壁が開いた。
「えっ? なに、これ……」
「ああ、エレベーターだよ。地下にガレージがあるんだ」
「家にエレベーター? すごっ!!」
「ふふっ。そんなことないよ」
手を引かれ、エレベーターへ入ると、あっという間に地下に着いた。
扉が開くと、車がずらっと5台くらい並んでいた。
「これ……誰かの車も置いてあるんですか?」
「んっ? いや、全部私の車だよ。用途に合わせて変えてるんだ」
えー、車ってそんな洋服みたいに変えるもの?
なんか凄すぎる……。
「理央、今日はどれにしようか? どの車が好き?」
「俺……全然、わからないです……」
「そうか、じゃあ……今日はこれにしようかな」
そう言ってピッと鍵を開けてくれたのは、車体もタイヤも全部真っ黒のかっこいい車。
「わぁーっ、かっこいい!」
「そうだろう、私もこれは気に入ってるんだ」
凌也さんは嬉しそうにカチャリと扉を開け、助手席に座らせてくれた。
座り心地の良い革の椅子がものすごく高級そうだ。
俺なんかがこんなすごい椅子に座ってていいのかな。
凌也さんはさっと運転席に乗り込むと、
「どうした?」
と心配そうに俺を覗き込む。
「えっ、いや……こんなすごい車に乗ってるなんて、信じられなくて……」
「そうか? これも全部理央のものだから気にしないでいいよ」
「俺のもの?」
「ああ、私のものは理央のものだよ。家族だから遠慮しないでいいって言ったろ?」
ニコッと笑顔を向けられて心があったかくなる。
ああ、本当に凌也さん優しいな。
あっという間に凌也さんの家を出て、到着したのはどこかのお店の駐車場。
「さぁ、理央。こっちだよ」
肩を抱かれて連れて行かれたのは煉瓦造りのお店。
なんとなく高級感が漂っていて足がすくむ。
「理央、心配いらないよ」
優しい声をかけられて、中に入るとすぐに
「観月さま、いらっしゃいませ」
と声がかかった。
「ああ、前野くん呼んでくれる?」
「畏まりました。どうぞこちらでお寛ぎください」
案内されたソファーに座ると、すぐにジュースを出してくれた。
「理央、飲んでいいよ」
「はい」
落としたりしないように気をつけながら恐る恐るグラスを手に取り、ストローで吸い込むと粒々の果実が入ったオレンジジュースがものすごく濃い!
「わっ! おいしっ!!」
思わず声が出てしまって、しんと静まり返った店内に俺の声が響いてしまった。
「あっ、ごめん、なさい……」
慌てて謝ると、凌也さんは俺を抱きしめながら、
「いいんだよ。理央が喜んでくれてジュースを用意してくれたスタッフも喜んでるよ。なぁ」
と少し離れた場所にいるスタッフさんに目を向けると、にっこりと笑顔を見せてくれた。
「美味しい時は美味しいって言っていいんだ。作ってくれた人、運んでくれた人に感謝できるっていいことだと思うぞ」
「凌也さん……」
凌也さんの大人な言葉が俺を幸せにしてくれる。
ああ、本当に大好きだ。
「観月さま、お待たせいたしました」
「ああ、前野くん。昨日急に頼み事して悪かったね」
「いいえ、滅相もございません。それよりもよくお似合いのようで大変嬉しく思います」
前野さんは俺をみてにっこりと笑った。
えっ、じゃあこの人、もしかして……
「理央、彼が理央の服を選んでくれたんだ」
「ありがとうございます!! とっても着心地よくて、ずっと着ていたいくらいです」
「ふふっ。お気に召していただいて何よりでございます」
「それでだ、理央に合う洋服を用意してもらいたい。何もないから、全部揃えてくれていい」
「はい。実は昨日観月さまから理央さまのお洋服のご依頼がありましたので、すぐにお越しいただけるのではないかと準備しております」
「そうか、それなら話は早い。さすが、前野くんだな」
「ありがとうございます。ではこちらへどうぞ」
スタスタと歩いていく前野さんに連れられて2階へと案内されると、恐ろしいほどの量の服が部屋中に集められていた。
「こちらにありますものは全て理央さまのおサイズとなっております。お好きなものをお選びください」
前野さんにそう言われて、凌也さんは嬉しそうに服を選び出した。
「理央も気に入るものがあったら、取り出していいから」
いや、そう言われてもどこから手をつけていいのか……。
俺が戸惑っている間にも凌也さんはたくさんの服の中からどんどん服を取り出しては次々と前野さんに渡していく。
一体どれだけ選ぶんだろうと恐ろしくなってしまう。
「あ、あの……凌也さん」
「どうした? 欲しいのあったか?」
「いや、そうじゃなくて……多すぎですよ」
「んっ? そんなことないだろう?」
いやいや、ありますよ。
そう思ったけれど、言い出しにくい。
どうしようかと思っていると、
「ご試着されますか?」
と前野さんに声をかけられた。
「ああ、そうだな。理央、試着してみよう」
そう言って、前野さんに渡した服の中から数枚を手に取って、俺を試着室へと連れて行った。
「そ、そうか。この服は、私が懇意にしている店に頼んで用意してもらったんだ。肌触りのいい素材使ってるから、理央の繊細な肌にも良いと思ってね。気に入ってくれてよかったよ。今日はこれからその店に行くつもりだから、理央が気にいるのをいっぱい揃えよう」
凌也さんは俺をギュッと抱きしめながら肌触りの良い服を確かめるように撫でてくれた。
大きな手になでられたところがどんどん熱を持っていくような不思議な感覚に、俺はどきどきが隠せなかった。
「私も準備してくるから、そこに座って待っててくれ。テーブルに置いてあるお菓子食べてて良いから」
そういって凌也さんはさっと3階の自分の部屋へと向かった。
俺はソファーに座り、昨日食べさせてもらった綺麗な箱に入ったクッキーを開け、どれにしようかと悩みまくって粒々のチョコレートが入っているのを一枚取り出した。
サクッとしたクッキーから甘いチョコの小さな塊が出てくる。
クッキーとチョコを一度に食べられるすごくお得な一枚に感動しながら味わっていると、
「理央、お待たせ」
と凌也さんがやってきた。
「――っ!」
「理央? どうした?」
「……いい、です」
「えっ? なんて?」
「凌也さん……すっごくかっこいいです! その服、なんだか俺が着てるのと似てます」
「よくわかったな。ジャケット以外は理央とお揃いだよ。せっかくの理央とのデートだからね」
「――っ!!」
パチンと片目を瞑って見せてくる凌也さんがあまりにもカッコ良すぎてどきどきが止まらない。
なんだろう……今日は凌也さんが何かしてくれるたびに胸がどきどきしてしまう。
俺……どうかしちゃったのかな。
凌也さんに手を取られ、玄関へと向かうのかと思ったら凌也さんは階段の隣にあるスイッチに手を置いた。
何をしているんだろうと思ったら、急に壁が開いた。
「えっ? なに、これ……」
「ああ、エレベーターだよ。地下にガレージがあるんだ」
「家にエレベーター? すごっ!!」
「ふふっ。そんなことないよ」
手を引かれ、エレベーターへ入ると、あっという間に地下に着いた。
扉が開くと、車がずらっと5台くらい並んでいた。
「これ……誰かの車も置いてあるんですか?」
「んっ? いや、全部私の車だよ。用途に合わせて変えてるんだ」
えー、車ってそんな洋服みたいに変えるもの?
なんか凄すぎる……。
「理央、今日はどれにしようか? どの車が好き?」
「俺……全然、わからないです……」
「そうか、じゃあ……今日はこれにしようかな」
そう言ってピッと鍵を開けてくれたのは、車体もタイヤも全部真っ黒のかっこいい車。
「わぁーっ、かっこいい!」
「そうだろう、私もこれは気に入ってるんだ」
凌也さんは嬉しそうにカチャリと扉を開け、助手席に座らせてくれた。
座り心地の良い革の椅子がものすごく高級そうだ。
俺なんかがこんなすごい椅子に座ってていいのかな。
凌也さんはさっと運転席に乗り込むと、
「どうした?」
と心配そうに俺を覗き込む。
「えっ、いや……こんなすごい車に乗ってるなんて、信じられなくて……」
「そうか? これも全部理央のものだから気にしないでいいよ」
「俺のもの?」
「ああ、私のものは理央のものだよ。家族だから遠慮しないでいいって言ったろ?」
ニコッと笑顔を向けられて心があったかくなる。
ああ、本当に凌也さん優しいな。
あっという間に凌也さんの家を出て、到着したのはどこかのお店の駐車場。
「さぁ、理央。こっちだよ」
肩を抱かれて連れて行かれたのは煉瓦造りのお店。
なんとなく高級感が漂っていて足がすくむ。
「理央、心配いらないよ」
優しい声をかけられて、中に入るとすぐに
「観月さま、いらっしゃいませ」
と声がかかった。
「ああ、前野くん呼んでくれる?」
「畏まりました。どうぞこちらでお寛ぎください」
案内されたソファーに座ると、すぐにジュースを出してくれた。
「理央、飲んでいいよ」
「はい」
落としたりしないように気をつけながら恐る恐るグラスを手に取り、ストローで吸い込むと粒々の果実が入ったオレンジジュースがものすごく濃い!
「わっ! おいしっ!!」
思わず声が出てしまって、しんと静まり返った店内に俺の声が響いてしまった。
「あっ、ごめん、なさい……」
慌てて謝ると、凌也さんは俺を抱きしめながら、
「いいんだよ。理央が喜んでくれてジュースを用意してくれたスタッフも喜んでるよ。なぁ」
と少し離れた場所にいるスタッフさんに目を向けると、にっこりと笑顔を見せてくれた。
「美味しい時は美味しいって言っていいんだ。作ってくれた人、運んでくれた人に感謝できるっていいことだと思うぞ」
「凌也さん……」
凌也さんの大人な言葉が俺を幸せにしてくれる。
ああ、本当に大好きだ。
「観月さま、お待たせいたしました」
「ああ、前野くん。昨日急に頼み事して悪かったね」
「いいえ、滅相もございません。それよりもよくお似合いのようで大変嬉しく思います」
前野さんは俺をみてにっこりと笑った。
えっ、じゃあこの人、もしかして……
「理央、彼が理央の服を選んでくれたんだ」
「ありがとうございます!! とっても着心地よくて、ずっと着ていたいくらいです」
「ふふっ。お気に召していただいて何よりでございます」
「それでだ、理央に合う洋服を用意してもらいたい。何もないから、全部揃えてくれていい」
「はい。実は昨日観月さまから理央さまのお洋服のご依頼がありましたので、すぐにお越しいただけるのではないかと準備しております」
「そうか、それなら話は早い。さすが、前野くんだな」
「ありがとうございます。ではこちらへどうぞ」
スタスタと歩いていく前野さんに連れられて2階へと案内されると、恐ろしいほどの量の服が部屋中に集められていた。
「こちらにありますものは全て理央さまのおサイズとなっております。お好きなものをお選びください」
前野さんにそう言われて、凌也さんは嬉しそうに服を選び出した。
「理央も気に入るものがあったら、取り出していいから」
いや、そう言われてもどこから手をつけていいのか……。
俺が戸惑っている間にも凌也さんはたくさんの服の中からどんどん服を取り出しては次々と前野さんに渡していく。
一体どれだけ選ぶんだろうと恐ろしくなってしまう。
「あ、あの……凌也さん」
「どうした? 欲しいのあったか?」
「いや、そうじゃなくて……多すぎですよ」
「んっ? そんなことないだろう?」
いやいや、ありますよ。
そう思ったけれど、言い出しにくい。
どうしようかと思っていると、
「ご試着されますか?」
と前野さんに声をかけられた。
「ああ、そうだな。理央、試着してみよう」
そう言って、前野さんに渡した服の中から数枚を手に取って、俺を試着室へと連れて行った。
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表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。