真っ白ウサギの公爵令息はイケメン狼王子の溺愛する許嫁です

波木真帆

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番外編

可愛いふたり

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「ちぇーのっ!!」

ドキドキしながら箱を開けると、両方の腕の間から箱の中身が見える。

「うっわーーっ!! ちゅごいっ!! こりぇっ、ちゅっごくかっこいいっ!!!」

僕の目の前にある箱には、パパが着てそうなかっこいい服が入っていた。
あまりにもかっこ良すぎて尻尾の揺さぶりが止められない。だって、本当にかっこいいんだもん!

「ちゅてき!! こりぇ、ちゅっごくかわいいっ!!」

隣でルルは箱から綺麗なドレスを出して、嬉しそうに胸に当ててクルクルと回っているのが見える。
それだけでルルはすっごく可愛い。

男の子の僕と、女の子のルルは同じ洋服は着られないけど、前のフリフリした飾りはそっくりだ!
ママ、僕とルルが双子だからちゃんと考えてくれたんだ。やっぱり最高だ、ママ!

「ロルフ、気に入った?」

「うん! とっても!!」

僕もルルと同じように箱から取り出して、かっこいい服を胸に当てていると、

「それはアズールが一歳のお祝いで着たものとほとんど同じデザインだぞ」

とパパが教えてくれた。

「まんまと?」

「ああ。私がアズールのために仕立てた物と同じだ」

パパがママのために作った服と同じものを僕がお祝いで着られるなんて……っ!!
最高のプレゼントだ!!

「ねぇねぇ、ううは? ううのは?」

「ルルのは、ルーが僕のために探してくれた柔らかくて軽い生地を使って、ふわふわのドレスを作ったんだよ。ロルフのデザインとも似ているし、可愛いでしょう?」

「うん!! ううのも、まんまとおなじーっ!!」

「そう、同じだよ」

「やっちゃーっ!! まんまー、ぱぱー、ありあちょーっ!!」

喜びいっぱいのルルがドレスを持ったまま、パパとママに抱きつきに行くのを見て、僕も我慢できずに抱きつきにいった。
もちろん、お腹に赤ちゃんがいるママには抱きつけなかったけれど、パパが僕たちを抱きしめて、ママが僕とルルの頭を優しく撫でてくれてすごく嬉しかった。

「ねぇ、まんま。ぱぱー」

「んっ?」

「うう、こりぇ、きちゃい着たい!! いい?」

「うん。もちろん。着てくれたら嬉しいよ。ロルフも着る?」

「ろーふもきりゅーっ!!」

「じゃあ、お母さまとヴェルに来てもらおう」

「おばあちゃまとべりゅ、ううがよんでくりゅーっ!!」

「ろーふがいくーっ!!」

「じゃあ、ロルフと二人で呼んでおいで」

「はーい!!」

僕とルルは洋服を箱に入れて、急いでおばあちゃまとヴェルを呼びに行った。

<sideアズール>

「ロルフもルルもすっごく喜んでくれたね」

「ああ。私は分かっていたよ。本当に素晴らしい衣装だったからな」

「ねぇ、でも起こした時、ちょっとロルフの様子がおかしくなかった?」

「アズールも気が付いたのだな。おそらく怖い夢でも見たのだろう。だが、もうすっかり元気になっているから大丈夫だ。心配はいらないよ」

ルーが自信満々に言ってくれるから大丈夫なんだろう。やっぱりルーとロルフはよく似ているだけあって、考え方もそっくりだもんね。

「うん。尻尾がものすごく動いてたもんね。ルーを見ているようで懐かしかった」

「ははっ。まだまだ制御できるようになるのは時間がかかるからな。ルルも真っ白な尻尾が揺れていて可愛かったな。ドレスを前にすると、やはり女の子は可愛い」

「そうだね。ロルフとルルがお着替えして並んだら可愛いよ。ああ、お着替えするのが楽しみだな」

本当は僕がルルを着替えさせたかった。でもこのお腹じゃ難しいもんね。ここはお母さまにお願いするのが一番いい。

そうして、ロルフとルルに連れられてやってきたお母さまとヴェルは、お着替えのために荷物を持ってロルフとルルの部屋に向かった。それからしばらくして、

「さぁ、ルルのお着替えが終わったわよ」

少し開いた扉から、お母さまの声が聞こえた。

「わぁー!! 楽しみ!!」

僕がルーに支えられながらソファーに座っていると、ゆっくりと扉が開き、桃色のフリルが可愛らしいお姫さまなドレスに着替えたルルが入ってきた。

トテトテと僕たちの方に歩いてきて、くるりと回ってくれる。

「まんま、ぱぱー、うう、かわいい?」

「可愛い!! すっごく可愛いよ!! ねぇ、ルー!!」

後ろから抱きしめてくれてるルーに顔を向けると、

「ぐぁーっ、ルルが可愛すぎる!!!」

と言いながら尻尾をバシバシと揺らしていた。
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