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いい思い出に変えて……
「最初に言っておきますけど、今日は最後までしませんよ」
「えっ……どう、して……?」
やっぱり俺が……男、だから?
そう思ってしまったことに気づいたのだろうか。
「あっ、違いますよ。勘違いしないでください。明日は大智も俺も仕事ですから最後まではしないほうがいいんです」
透也が慌ててそう言ってくれた。
「仕事、だとダメなのか?」
「俺が手加減できそうにないんです」
「えっ? 手加減? 俺、男だし、そんなのしなくても……」
「――っ、大智……っ。それ以上、煽らないでください。本当にこのまま最後までしてしまったら、確実に朝まで止められないですし、そうなったら大智は、二日は起き上がれませんよ」
「――っ!!! そんな……っ」
透也の言葉に一気に顔が赤くなる。
朝までなんてそんなこと……っ!!
「言ったでしょう? 俺は、大智の匂いだけで何度もヌケるんですよ。大智の全てを知ってしまったら、どうなるかわかるでしょう?」
「――っ!!!」
「ふふっ。だから、金曜の夜まで俺の息子には我慢させておきます」
「あ、あの……もしかして、今……勃って、たり……?」
「ふふっ。当たり前ですよ。ほら」
「――っ!!!!!」
手を取られて寝巻きの短パンの上からそっと触れると、薄手の生地のせいか、熱さも硬さもそれに大きさまで一瞬で手のひらに伝わってくる。
「大智と一緒にいるだけでいつも興奮してるってわかってくれました?」
実際に触って感じたんだ。
いくら何も知らない俺だって、わからないわけがない。
俺は言葉も出せずにただ大きく頷くことしかできなかった。
でも、びっくりするくらい大きかった……。
透也のに比べたら、俺のなんて……。
もしかしたら俺のが小さすぎて萎えたりとか……ないよね?
「大智……また、何か考えてました?」
「いや、その……」
「いいですよ、なんでも話してください」
「その……俺のが、小さくて……透也が萎えたら嫌だなって……」
「そんなことあるわけないですよ」
「本当か? じゃあ、ちょっとみてみる? 本当に萎えたりしないかどうか……」
「くっ――!!!」
俺の言葉に、突然透也が鼻を抑えて俯いた。
「えっ? どうしたんだ? 大丈夫か?」
「大智……もう、そんなに煽らないでくださいって言ったでしょう? あれほど興奮している俺に、大智のを見せてくれるなんて言われたら、興奮しすぎて鼻血が出るかと思いました。あんまりびっくりさせないでください」
「でも……俺、心配で……」
「わかりました。今日は最後までしないですけど、お互いに気持ちよくなりましょうね」
「お互いに、気持ちよく?」
宏樹にはよく手でされていた。
でも、最初の頃は何もつけずにひたすら擦るだけで痛かった記憶しかなかった。
途中からローションとかつけてくれるようになって、そのおかげで俺も少しは感じるようになったんだ。
元々、自分ではほとんどしたことがなかったから、宏樹に会う時には溜まっていたんだろう。
ひたすら擦られて、俺がイったら満足そうに笑ってたっけ。
逆に宏樹は俺によくさせてたな。
今思えば、手でさせるだけなら男も女も変わらないからだろう。
こういうのは相性だって聞いてたし、俺は別に深く触れ合わなくてもキスやハグだけでもあの時は十分幸せだった。
今となれば、キスだってハグだってどうしてできていたのかもわからないほど気持ちが悪い。
多分、最後気持ちが冷めた後に
――ここんとこ忙しくて可愛がってやってなかっただろ? 俺のが欲しくて疼いてるんじゃないか? 最後にたっぷり愛してやるよ。
なんて言われたからだろう。
多分あいつの中では、俺はずっとあいつのモノを挿入てもらいたいのに嫌われたくなくて、擦るだけで我慢してるって思っていたんだろう。
もしかしたら、あいつのを想像しながら自分一人で慰めているとでも思われていたのかもしれない。
だから、最後の思い出だといえば、喜んで身体を差し出すと思ったんだろうな。
あの時、押しのけて逃げてなかったら力ずくで奪われていたかもしれない。
そう思うと身体が震える。
嫌なことを思い出してしまったせいだ。
怖くて、目の前の透也に抱きつくと
「身体が震えてますね。怖がらせてしまいましたか?」
と不安げな声が聞こえた。
「あ、違うんだ……嫌なことを思い出しちゃって……だから、透也のせいじゃない」
「今日は……やめておきましょうか?」
「えっ? どうして……?」
「嫌な思い出をこれ以上甦らせたくないんです」
「だったら尚更、いい思い出に変えてほしい……」
「大智……」
「お願い……」
俺はさっと上着を脱ぎ捨てた。
透也の眼前に俺の半裸が晒される。
ひゅっと息を呑んだ音が聞こえて、ドキドキしながら透也に視線を送ると、透也は俺の胸に釘付けになっていた。
微動だにせず、ひたすら胸を見られて、自分で服を脱ぎ捨てたくせに恥ずかしくなる。
「と、とうや……っ、そんなに、みな、いで……っ」
「こんな綺麗な乳首見ないなんて勿体無い。ずっと見たかったんです。やっと見られた……」
恍惚とした表情で手を伸ばしてくる。
あっ、触れる……
透也の指が俺の乳首に触れた瞬間、ピリッと身体中に電流が走ったような刺激が起こった。
「えっ……どう、して……?」
やっぱり俺が……男、だから?
そう思ってしまったことに気づいたのだろうか。
「あっ、違いますよ。勘違いしないでください。明日は大智も俺も仕事ですから最後まではしないほうがいいんです」
透也が慌ててそう言ってくれた。
「仕事、だとダメなのか?」
「俺が手加減できそうにないんです」
「えっ? 手加減? 俺、男だし、そんなのしなくても……」
「――っ、大智……っ。それ以上、煽らないでください。本当にこのまま最後までしてしまったら、確実に朝まで止められないですし、そうなったら大智は、二日は起き上がれませんよ」
「――っ!!! そんな……っ」
透也の言葉に一気に顔が赤くなる。
朝までなんてそんなこと……っ!!
「言ったでしょう? 俺は、大智の匂いだけで何度もヌケるんですよ。大智の全てを知ってしまったら、どうなるかわかるでしょう?」
「――っ!!!」
「ふふっ。だから、金曜の夜まで俺の息子には我慢させておきます」
「あ、あの……もしかして、今……勃って、たり……?」
「ふふっ。当たり前ですよ。ほら」
「――っ!!!!!」
手を取られて寝巻きの短パンの上からそっと触れると、薄手の生地のせいか、熱さも硬さもそれに大きさまで一瞬で手のひらに伝わってくる。
「大智と一緒にいるだけでいつも興奮してるってわかってくれました?」
実際に触って感じたんだ。
いくら何も知らない俺だって、わからないわけがない。
俺は言葉も出せずにただ大きく頷くことしかできなかった。
でも、びっくりするくらい大きかった……。
透也のに比べたら、俺のなんて……。
もしかしたら俺のが小さすぎて萎えたりとか……ないよね?
「大智……また、何か考えてました?」
「いや、その……」
「いいですよ、なんでも話してください」
「その……俺のが、小さくて……透也が萎えたら嫌だなって……」
「そんなことあるわけないですよ」
「本当か? じゃあ、ちょっとみてみる? 本当に萎えたりしないかどうか……」
「くっ――!!!」
俺の言葉に、突然透也が鼻を抑えて俯いた。
「えっ? どうしたんだ? 大丈夫か?」
「大智……もう、そんなに煽らないでくださいって言ったでしょう? あれほど興奮している俺に、大智のを見せてくれるなんて言われたら、興奮しすぎて鼻血が出るかと思いました。あんまりびっくりさせないでください」
「でも……俺、心配で……」
「わかりました。今日は最後までしないですけど、お互いに気持ちよくなりましょうね」
「お互いに、気持ちよく?」
宏樹にはよく手でされていた。
でも、最初の頃は何もつけずにひたすら擦るだけで痛かった記憶しかなかった。
途中からローションとかつけてくれるようになって、そのおかげで俺も少しは感じるようになったんだ。
元々、自分ではほとんどしたことがなかったから、宏樹に会う時には溜まっていたんだろう。
ひたすら擦られて、俺がイったら満足そうに笑ってたっけ。
逆に宏樹は俺によくさせてたな。
今思えば、手でさせるだけなら男も女も変わらないからだろう。
こういうのは相性だって聞いてたし、俺は別に深く触れ合わなくてもキスやハグだけでもあの時は十分幸せだった。
今となれば、キスだってハグだってどうしてできていたのかもわからないほど気持ちが悪い。
多分、最後気持ちが冷めた後に
――ここんとこ忙しくて可愛がってやってなかっただろ? 俺のが欲しくて疼いてるんじゃないか? 最後にたっぷり愛してやるよ。
なんて言われたからだろう。
多分あいつの中では、俺はずっとあいつのモノを挿入てもらいたいのに嫌われたくなくて、擦るだけで我慢してるって思っていたんだろう。
もしかしたら、あいつのを想像しながら自分一人で慰めているとでも思われていたのかもしれない。
だから、最後の思い出だといえば、喜んで身体を差し出すと思ったんだろうな。
あの時、押しのけて逃げてなかったら力ずくで奪われていたかもしれない。
そう思うと身体が震える。
嫌なことを思い出してしまったせいだ。
怖くて、目の前の透也に抱きつくと
「身体が震えてますね。怖がらせてしまいましたか?」
と不安げな声が聞こえた。
「あ、違うんだ……嫌なことを思い出しちゃって……だから、透也のせいじゃない」
「今日は……やめておきましょうか?」
「えっ? どうして……?」
「嫌な思い出をこれ以上甦らせたくないんです」
「だったら尚更、いい思い出に変えてほしい……」
「大智……」
「お願い……」
俺はさっと上着を脱ぎ捨てた。
透也の眼前に俺の半裸が晒される。
ひゅっと息を呑んだ音が聞こえて、ドキドキしながら透也に視線を送ると、透也は俺の胸に釘付けになっていた。
微動だにせず、ひたすら胸を見られて、自分で服を脱ぎ捨てたくせに恥ずかしくなる。
「と、とうや……っ、そんなに、みな、いで……っ」
「こんな綺麗な乳首見ないなんて勿体無い。ずっと見たかったんです。やっと見られた……」
恍惚とした表情で手を伸ばしてくる。
あっ、触れる……
透也の指が俺の乳首に触れた瞬間、ピリッと身体中に電流が走ったような刺激が起こった。
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