97 / 137
番外編
可愛い孫ができました <後編>
「相変わらず外観だけ見ると、和食屋には見えんな」
「ふふ。そうですね。僕も初めて来たときはびっくりしてしまいました」
「ここにはよく来ているのか?」
「そうですね、透也さんのお弁当がないときは透也さんと一緒に食べに来ていますよ」
なるほど。
ここにも透也の独占欲が現れているな。
「さぁ、目立ちますからさっさと中に入りましょう」
そう言いながら、私から杉山くんをサッと奪い取っていく。
その透也の早技に驚きつつも、車の中でよほど我慢していたのだろうということが窺い知れた。
まぁいい、まだ話す時間はたっぷりとある。
それに今日は祥也の相手にも会えるのだからな。
透也が扉を開け、中に進んでいくと
「いらっしゃいませ」
と杉山くんにも負けず劣らずの可愛らしい声で出迎えられた。
「大夢くん、会長をお連れしましたよ」
「日下部会長。あの、お久しぶりです。お目にかかるのは初めてですね」
「ああ、高遠くんか。いやぁ、君も実に可愛らしいな。会えて嬉しいぞ」
祥也が料理人になりたいと言い出して応援していたが、突然L.Aに店を出すと言い出したときは驚いた。
詳しく話を聞けば、恋人がL.Aに赴任が決まったからだと言っていたから、生前贈与としてL.Aに持っていた家を祥也に譲ったんだ。
その時にお礼の電話をもらって祥也の恋人が男だと知って驚いたが、もちろん反対などしなかった。
祥也には日本に帰国して紹介しろと口酸っぱくなるほど伝えてきたが、店が忙しいだの、高遠くんとの時間調整が難しいだのと拒み続けられて、時折電話で話すのみでビデオ通話すらも拒否されていた。
透也にそれを愚痴れば、かなり溺愛しているから会わせたくないんじゃないかという話だったが、正直にいうとそれが信じられなかったんだ。
だが、透也も同じように男の恋人を見つけ、同じように溺愛しているのを見るとあながちそれも嘘ではないなと思った。
だからこそ、今回こちらに来ることを強行したのだ。
二人にいっぺんに会いに行けば、断りもしないだろうと。
その作戦が功を奏し、今日ようやく二人同時に紹介してもらえることになったのだ。
ああ、これだ。
これが私が孫にと望んでいた子達だ。
いや、祥也も透也ももちろん大事な孫に変わりはないが、可愛い孫への憧れがあることも理解してほしい。
ここに敦己が加われば、もう天国だな。
「じいさん、来て早々何やってるんだ?」
「ああ、祥也。でかしたぞ。まさかこんなに可愛い子を捕まえていたとはな」
「捕まえてって、人聞き悪い。嬉しいのはわかるが、少し離れてくれ」
「せっかく会えたんだから少しくらいゆっくり話しても構わんだろう。なぁ、杉山くん。高遠くん。それともこんなじじのお守りは嫌か?」
「そんなことないです。ゆっくりお話しできたら嬉しいです」
「僕も会長とお話しできるのを楽しみにしていたんですよ」
「おお、そうか。そうか。なら、ゆっくり話すとしよう。おい、祥也。食事と酒を持ってきてくれ。透也も手伝ってこい」
今日は私たちだけの貸切にしてくれているそうだから、従業員も休みのようだ。
ならば、二人に任せて私は二人と楽しく過ごすことにしよう。
「高遠くん、部屋はどこかな? 連れて行ってくれんか?」
「あ、はい。こちらです。どうぞ」
可愛い孫二人に案内されて、部屋に入る。
「さぁ、二人ともこっちに座りなさい」
両隣に二人を座らせると、本当にここが天国じゃないかと思ってしまうほどだ。
「会長はどんなお酒がお好みですか?」
「そうだな、日本酒も好きだがワインもイケるぞ。とそれよりも会長はやめてくれ。おじいさんでも名前でも好きなように呼んでくれ」
二人にならなんと呼ばれてもいいと思っていたが、杉山くんと高遠くんは二人で顔を見合わせて、
「じゃあ、お祖父さまと呼ばせていただきますね。私たちのことも名前で呼んでください」
と言ってくれた。
ああ、お祖父さま……なんと幸せな響きだろう。
「じゃあ、そう呼ばせてもらおう。大智くん、大夢くん。これでいいかな?」
「はい。お祖父さまにそう呼んでいただけると嬉しいです」
ああ、なんて可愛い笑顔なんだ。
本当に二人ともいい相手を捕まえてくれたものだ。
「料理とお酒、持ってきましたよって、じいさん。二人を侍らせて何やってるんだ」
「ゆっくり話をしていただけだ。それよりも聞いてくれ。大智くんと大夢くんが私のことをお祖父さまと呼んでくれるんだぞ」
「えっ? 大智、そうなんですか?」
「ええ。お祖父さまがそう呼ぶことを許してくださったので。ねぇ、大夢くん」
「はい。僕、もう祖父母がいないので、お祖父さまができて嬉しいです」
「おお、そうか。そうか。好きなだけ甘えてくれていいのだぞ。二人とももう私の可愛い孫だからな」
「わぁ、嬉しいです」
この二人に会いに来るだけでもL.Aにくる楽しみができたな。
「このじじに願い事はないか? 可愛い孫になんでも好きなものを買ってやるぞ」
気が大きくなってそう言ったが、冗談などではない。
本当の孫としてなんでもしてやりたいんだ。
彼らが望むなら車でも家でもなんでも買ってやろう。
「あの、じゃあお祖父さま……ひとつお願いがあるんですけど」
「ああ、大智くん。なんでも好きなものを言いなさい」
「今、本社で敦己くんと一緒に働いている北原暁くんという社員がいるんですけど、彼ものすごくいい子なんです。ものすごく頑張っている子なので、日本に帰ったら一緒に食事でもしてあげてもらえませんか? お祖父さまに労っていただければ、彼もさらに頑張れると思うので。それに……暁くんを見たら、お祖父さま。きっと一目で気にいると思いますよ。ねぇ、大夢くん」
「ふふ。そうですね。暁くんは本当に可愛いんですよ。ポメラニアンみたいで一緒にいるだけで癒されます」
「そうか、そんなに可愛らしい子がいるのか。帰国したら早速敦己に声をかけて出かけるとしよう」
「あ、じいさん。暁くんは安慶名さんの後輩弁護士さんの恋人だから、無理やり連れ回さないようにしないと」
「なんだ、そうなのか? なら問題はない。安慶名くんの後輩なら磯山くんの後輩でもあるからな。断るなら磯山くんの名前を出すよ」
少し脅し文句みたいなことを言ったが、もちろん冗談だ。
だが、仮にも会長の誘いなら断らんだろう。
「敦己くんが一緒なら断らないと思いますよ」
「そうか、それなら楽しみだな」
それからも二人を両脇に置いて、楽しい時間を過ごす。
やっぱりここが天国だったな。
隣のテーブルで不貞腐れた顔をしながら兄弟で食事をしているようだが、私をずっと待たせた罰だ。
今日くらいは楽しませてくれていもいいだろう。
「お祖父さま。甘いものは好きですか?」
「ああ、たくさんは食べないが好きだぞ」
「ここの抹茶パフェがとっても美味しいんです。一緒に食べませんか?」
「大夢くんの誘いなら断る理由がないな。よし、みんなで食べよう。祥也、抹茶パフェを持ってきてくれ」
そういうと、渋々といった表情をしながらも作りに行ってくれた。
それからすぐに持ってきた抹茶パフェ。
なるほど、見た目も華やかながら美味しそうだ。
「はい。お祖父さま。あーんしてください」
「ちょ――っ、大智!」
焦る透也をよそに大智くんは私の口に抹茶アイスを運んでくれる。
「ああ、美味しいな。大智くんが食べさせてくれたから格別だな」
「お祖父さま。こっちも食べてください」
「ちょ――っ、大夢までっ!」
焦る祥也を見るのは初めてかもしれないな。
そんな二人を横目に大智くんと大夢くんから何度も食べさせてもらって、大満足だ。
口の中は甘ったるいが、それ以上に幸せで腹一杯だ。
ああ、本当に可愛い孫ができたものだ。
結局その日はホテルをキャンセルして、祥也と大夢くんの家に泊まることになったのだが、翌朝見た大智くんと大夢くんの色気ダダ漏れの姿に、祥也と透也を嫉妬させすぎたことを後悔した。
ああ、敦己と暁くんに会う時はもう少し自制するとしよう。
だが、可愛い孫たちが増えてどこまで我慢できるか、私にも見当がつかないな。
「ふふ。そうですね。僕も初めて来たときはびっくりしてしまいました」
「ここにはよく来ているのか?」
「そうですね、透也さんのお弁当がないときは透也さんと一緒に食べに来ていますよ」
なるほど。
ここにも透也の独占欲が現れているな。
「さぁ、目立ちますからさっさと中に入りましょう」
そう言いながら、私から杉山くんをサッと奪い取っていく。
その透也の早技に驚きつつも、車の中でよほど我慢していたのだろうということが窺い知れた。
まぁいい、まだ話す時間はたっぷりとある。
それに今日は祥也の相手にも会えるのだからな。
透也が扉を開け、中に進んでいくと
「いらっしゃいませ」
と杉山くんにも負けず劣らずの可愛らしい声で出迎えられた。
「大夢くん、会長をお連れしましたよ」
「日下部会長。あの、お久しぶりです。お目にかかるのは初めてですね」
「ああ、高遠くんか。いやぁ、君も実に可愛らしいな。会えて嬉しいぞ」
祥也が料理人になりたいと言い出して応援していたが、突然L.Aに店を出すと言い出したときは驚いた。
詳しく話を聞けば、恋人がL.Aに赴任が決まったからだと言っていたから、生前贈与としてL.Aに持っていた家を祥也に譲ったんだ。
その時にお礼の電話をもらって祥也の恋人が男だと知って驚いたが、もちろん反対などしなかった。
祥也には日本に帰国して紹介しろと口酸っぱくなるほど伝えてきたが、店が忙しいだの、高遠くんとの時間調整が難しいだのと拒み続けられて、時折電話で話すのみでビデオ通話すらも拒否されていた。
透也にそれを愚痴れば、かなり溺愛しているから会わせたくないんじゃないかという話だったが、正直にいうとそれが信じられなかったんだ。
だが、透也も同じように男の恋人を見つけ、同じように溺愛しているのを見るとあながちそれも嘘ではないなと思った。
だからこそ、今回こちらに来ることを強行したのだ。
二人にいっぺんに会いに行けば、断りもしないだろうと。
その作戦が功を奏し、今日ようやく二人同時に紹介してもらえることになったのだ。
ああ、これだ。
これが私が孫にと望んでいた子達だ。
いや、祥也も透也ももちろん大事な孫に変わりはないが、可愛い孫への憧れがあることも理解してほしい。
ここに敦己が加われば、もう天国だな。
「じいさん、来て早々何やってるんだ?」
「ああ、祥也。でかしたぞ。まさかこんなに可愛い子を捕まえていたとはな」
「捕まえてって、人聞き悪い。嬉しいのはわかるが、少し離れてくれ」
「せっかく会えたんだから少しくらいゆっくり話しても構わんだろう。なぁ、杉山くん。高遠くん。それともこんなじじのお守りは嫌か?」
「そんなことないです。ゆっくりお話しできたら嬉しいです」
「僕も会長とお話しできるのを楽しみにしていたんですよ」
「おお、そうか。そうか。なら、ゆっくり話すとしよう。おい、祥也。食事と酒を持ってきてくれ。透也も手伝ってこい」
今日は私たちだけの貸切にしてくれているそうだから、従業員も休みのようだ。
ならば、二人に任せて私は二人と楽しく過ごすことにしよう。
「高遠くん、部屋はどこかな? 連れて行ってくれんか?」
「あ、はい。こちらです。どうぞ」
可愛い孫二人に案内されて、部屋に入る。
「さぁ、二人ともこっちに座りなさい」
両隣に二人を座らせると、本当にここが天国じゃないかと思ってしまうほどだ。
「会長はどんなお酒がお好みですか?」
「そうだな、日本酒も好きだがワインもイケるぞ。とそれよりも会長はやめてくれ。おじいさんでも名前でも好きなように呼んでくれ」
二人にならなんと呼ばれてもいいと思っていたが、杉山くんと高遠くんは二人で顔を見合わせて、
「じゃあ、お祖父さまと呼ばせていただきますね。私たちのことも名前で呼んでください」
と言ってくれた。
ああ、お祖父さま……なんと幸せな響きだろう。
「じゃあ、そう呼ばせてもらおう。大智くん、大夢くん。これでいいかな?」
「はい。お祖父さまにそう呼んでいただけると嬉しいです」
ああ、なんて可愛い笑顔なんだ。
本当に二人ともいい相手を捕まえてくれたものだ。
「料理とお酒、持ってきましたよって、じいさん。二人を侍らせて何やってるんだ」
「ゆっくり話をしていただけだ。それよりも聞いてくれ。大智くんと大夢くんが私のことをお祖父さまと呼んでくれるんだぞ」
「えっ? 大智、そうなんですか?」
「ええ。お祖父さまがそう呼ぶことを許してくださったので。ねぇ、大夢くん」
「はい。僕、もう祖父母がいないので、お祖父さまができて嬉しいです」
「おお、そうか。そうか。好きなだけ甘えてくれていいのだぞ。二人とももう私の可愛い孫だからな」
「わぁ、嬉しいです」
この二人に会いに来るだけでもL.Aにくる楽しみができたな。
「このじじに願い事はないか? 可愛い孫になんでも好きなものを買ってやるぞ」
気が大きくなってそう言ったが、冗談などではない。
本当の孫としてなんでもしてやりたいんだ。
彼らが望むなら車でも家でもなんでも買ってやろう。
「あの、じゃあお祖父さま……ひとつお願いがあるんですけど」
「ああ、大智くん。なんでも好きなものを言いなさい」
「今、本社で敦己くんと一緒に働いている北原暁くんという社員がいるんですけど、彼ものすごくいい子なんです。ものすごく頑張っている子なので、日本に帰ったら一緒に食事でもしてあげてもらえませんか? お祖父さまに労っていただければ、彼もさらに頑張れると思うので。それに……暁くんを見たら、お祖父さま。きっと一目で気にいると思いますよ。ねぇ、大夢くん」
「ふふ。そうですね。暁くんは本当に可愛いんですよ。ポメラニアンみたいで一緒にいるだけで癒されます」
「そうか、そんなに可愛らしい子がいるのか。帰国したら早速敦己に声をかけて出かけるとしよう」
「あ、じいさん。暁くんは安慶名さんの後輩弁護士さんの恋人だから、無理やり連れ回さないようにしないと」
「なんだ、そうなのか? なら問題はない。安慶名くんの後輩なら磯山くんの後輩でもあるからな。断るなら磯山くんの名前を出すよ」
少し脅し文句みたいなことを言ったが、もちろん冗談だ。
だが、仮にも会長の誘いなら断らんだろう。
「敦己くんが一緒なら断らないと思いますよ」
「そうか、それなら楽しみだな」
それからも二人を両脇に置いて、楽しい時間を過ごす。
やっぱりここが天国だったな。
隣のテーブルで不貞腐れた顔をしながら兄弟で食事をしているようだが、私をずっと待たせた罰だ。
今日くらいは楽しませてくれていもいいだろう。
「お祖父さま。甘いものは好きですか?」
「ああ、たくさんは食べないが好きだぞ」
「ここの抹茶パフェがとっても美味しいんです。一緒に食べませんか?」
「大夢くんの誘いなら断る理由がないな。よし、みんなで食べよう。祥也、抹茶パフェを持ってきてくれ」
そういうと、渋々といった表情をしながらも作りに行ってくれた。
それからすぐに持ってきた抹茶パフェ。
なるほど、見た目も華やかながら美味しそうだ。
「はい。お祖父さま。あーんしてください」
「ちょ――っ、大智!」
焦る透也をよそに大智くんは私の口に抹茶アイスを運んでくれる。
「ああ、美味しいな。大智くんが食べさせてくれたから格別だな」
「お祖父さま。こっちも食べてください」
「ちょ――っ、大夢までっ!」
焦る祥也を見るのは初めてかもしれないな。
そんな二人を横目に大智くんと大夢くんから何度も食べさせてもらって、大満足だ。
口の中は甘ったるいが、それ以上に幸せで腹一杯だ。
ああ、本当に可愛い孫ができたものだ。
結局その日はホテルをキャンセルして、祥也と大夢くんの家に泊まることになったのだが、翌朝見た大智くんと大夢くんの色気ダダ漏れの姿に、祥也と透也を嫉妬させすぎたことを後悔した。
ああ、敦己と暁くんに会う時はもう少し自制するとしよう。
だが、可愛い孫たちが増えてどこまで我慢できるか、私にも見当がつかないな。
あなたにおすすめの小説
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。