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番外編
友人からの電話
しおりを挟む『ひとりぼっちになった僕は新しい家族に愛と幸せを教えてもらいました』の昇の担任・城戸先生は物理の教師。同じ理学部数学科の瑛一とは実は友人だったんじゃないかというコメントから思いついたお話。
城戸先生のお話は『ひとりぼっちになった僕は新しい家族に愛と幸せを教えてもらいました』
の424話<突然の進路変更>で書いていますので未読の方はぜひそちらもご覧ください。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side瑛一>
ポストに届いた一通の葉書。
裏面を見なくてもわかる大きな桜の紋章は、桜城大学からの葉書の印。
卒業した大学から送られてくる葉書なら内容はおそらく同窓会の招待状。
以前は往復葉書だったそうだが、私が卒業した頃にはQRコードで出欠を簡単に取れるようになっていた。
いつも欠席だから今回も……と思っていたが、今回は少し様子が違う。
裏面を見ると、数学科の五十幡教授の還暦祝いと、物理科の冴島教授の退官祝いを合わせて理学部の卒業生たちで祝おうという記載があった。
ゼミの教授でもあった五十幡教授には学生時代お世話になった。
もうあの教授も還暦か……。早いな。
物理科の冴島教授とは友人の彼との縁で一緒に聴講し、楽しい講義を受けさせてもらった。
あのお二人のお祝いなら駆けつけるべきなんだろうな。
だが、瀬里さんを一人残していくのはなんとも心配でたまらない。
陽仁くんと千里さんのところで一緒に過ごしていてもらおうか。
うーん、でも瀬里さんが気を遣ってしまうかもしれないな。
さて、どうしようか……。
葉書を手に悩みに耽っていると、突然胸ポケットに入れていたスマホが振動を伝えた。
ポケットから取り出し、画面を見て思わず笑みが溢れた。
きっとこのことだろう。
ついでに瀬里さんのことを話しておこうか。
どんな反応をするか、楽しみだ。
ーもしもし。
ーあ、麻生くん。あの、僕……城戸だけど、今大丈夫?
ー大丈夫ですよ。もしかして同窓会の件ですか?
ーそうなんだ。いつも忙しくてなかなか参加できなかったんだけど、今回は冴島教授の退官祝いも兼ねてるって書いてあったから、麻生くんも行くならなんとか都合つけようかなと思って。
ーでも、日程的には城戸くんが一番忙しい時じゃないですか?
同窓会の予定は再来月の下旬。
ちょうど大学の二次試験の直前だ。
高校教師として働いている城戸くんにとっては生徒たちのケアも含めてピークに忙しい時だろう。
ーそうなんだけどね……でも、冴島教授には本当にお世話になったし、あの時のお詫びも含めて会いに行こうかなって。
あの時のお詫び。
それは城戸くんが大学院に進むことを断ったこと。
物理科の中でもダントツの成績を誇っていた城戸くんは入学当初から冴島教授のお気に入りで、誰もがみんな大学院に進み、冴島教授の助手になってゆくゆくは桜城大学の物理学の教授になると思っていた。
けれど、すでに物理の楽しさを知っている人の中で働き続けるより、物理の楽しさを知らない人に知ってもらいたい。
その思いが強かった城戸くんは教職課程をとり母校で教育実習を受け、採用試験に見事合格した。
そして冴島教授の誘いを断り続けて、卒業後、母校の高校に採用された。
そこで、十三年教壇に立ち続けている。
彼の母校は、私や陽仁くんの母校である天稟高校と双璧をなす儁秀高校。
今はその高校で最難関コースの担任を持っているというのだからかなり努力したんだろう。
ー城戸くんがやりたいことに進んだんだからいつまでも気にしなくていいんじゃないですか? それに、それでお詫びをするなら私も五十幡教授にお詫びしないといけなくなります。
私も城戸くん同様に大学院への進学を誘われ続けたけれど、自分のやりたいことを見つけて今はその夢を叶えて板前になった。それを後悔したことは一度もない。
ーそっか、そうだね。でもこれからはそんなに会う機会もなくなるし、やっぱり行っておこうかな。
ー城戸くんが来られるなら栗原さんも一緒に?
ーいや、穂積さんは学年主任だから、やることが多くて……
ーなるほど。
きっと城戸くんに同窓会に参加するなら、私に声をかけるように言ったのは栗原さんだろう。
自分が行けないから私を城戸くんの護衛にしようと思っているんだろうな。
それだけ私のことを信頼してくれているということか。それは嬉しいことではある。
ー麻生くんは仕事の調整、難しそう?
ーいえ、仕事は大丈夫なんですが、実は恋人ができたんです。
ーえっ? こ、恋人?
ーええ。すでに一緒に住んでいるんですが、一人で家に残しておくのは忍びないなと思っていたので同窓会出席はどうしようかと思っていたところです。
ーそうなんだ……びっくりした……でも、おめでとう! 麻生くんに恋人さんができて嬉しいよ!!
ーありがとう。城戸くんにも今度紹介させてください。
ーあ、それなら恋人さんも一緒に同窓会に参加したら? 同伴者もOKだって書いているし。
その言葉に裏面にじっくり目を通すと確かに小さな文字で一番下にそう書いてある。
だが美しい瀬里さんを連れて、彼を守りながら城戸くんの護衛も? それはかなり難しい。
ーいや、それは……
ー麻生くんが恋人を連れてくるなら、穂積さんも仕事を調整して出席できるようにするって言ってるよ。ねぇ、そうしよう!
栗原さん……私たちの話をスピーカーか、隣で聞いていたんだろうな。
私が恋人を連れてくるなら、城戸くんの護衛を私ができなくなると察したのか。
もうこうなったら断るのも難しいか。
ーわかりました。とりあえず恋人に話をしてみますね。
ー今日電話してよかったよ。麻生くんが幸せになっている姿が見られるの、楽しみにしてるよ。
もう彼の中では決定事項になっていそうな気がする。
普段はおとなしいが、こういう時は自分の意見をしっかりと伝えてくる。
それだからあの高校で十三年も教壇に立っていられるんだろう。
電話を切って、すぐに瀬里さんにこの話を伝えた。
「瀬里さんには知らない人ばかりですが、一緒に行っていただけますか?」
「瑛一さんと一緒ならぜひ行きたいです! 瑛一さんのお友だちに会えるのも嬉しいですよ!」
想像以上に喜んでくれて驚いたが、綺麗な瀬里さんをみんなに見せつけるのもいい機会かもしれない。
城戸くんに参加の報告をすると大喜びのメッセージと共に可愛いスタンプが返ってきた。
瀬里さんを紹介して彼が驚くのを見るのが楽しみだ。
それまでは瀬里さんが男性だということは内緒にしておこうか。
彼氏がいる城戸くんはどんな反応をしてくれるだろう。
初めて同窓会が楽しみになってきたな。
* * *
需要があれば同窓会のお話まで書こうかな。
城戸先生のお話は『ひとりぼっちになった僕は新しい家族に愛と幸せを教えてもらいました』
の424話<突然の進路変更>で書いていますので未読の方はぜひそちらもご覧ください。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side瑛一>
ポストに届いた一通の葉書。
裏面を見なくてもわかる大きな桜の紋章は、桜城大学からの葉書の印。
卒業した大学から送られてくる葉書なら内容はおそらく同窓会の招待状。
以前は往復葉書だったそうだが、私が卒業した頃にはQRコードで出欠を簡単に取れるようになっていた。
いつも欠席だから今回も……と思っていたが、今回は少し様子が違う。
裏面を見ると、数学科の五十幡教授の還暦祝いと、物理科の冴島教授の退官祝いを合わせて理学部の卒業生たちで祝おうという記載があった。
ゼミの教授でもあった五十幡教授には学生時代お世話になった。
もうあの教授も還暦か……。早いな。
物理科の冴島教授とは友人の彼との縁で一緒に聴講し、楽しい講義を受けさせてもらった。
あのお二人のお祝いなら駆けつけるべきなんだろうな。
だが、瀬里さんを一人残していくのはなんとも心配でたまらない。
陽仁くんと千里さんのところで一緒に過ごしていてもらおうか。
うーん、でも瀬里さんが気を遣ってしまうかもしれないな。
さて、どうしようか……。
葉書を手に悩みに耽っていると、突然胸ポケットに入れていたスマホが振動を伝えた。
ポケットから取り出し、画面を見て思わず笑みが溢れた。
きっとこのことだろう。
ついでに瀬里さんのことを話しておこうか。
どんな反応をするか、楽しみだ。
ーもしもし。
ーあ、麻生くん。あの、僕……城戸だけど、今大丈夫?
ー大丈夫ですよ。もしかして同窓会の件ですか?
ーそうなんだ。いつも忙しくてなかなか参加できなかったんだけど、今回は冴島教授の退官祝いも兼ねてるって書いてあったから、麻生くんも行くならなんとか都合つけようかなと思って。
ーでも、日程的には城戸くんが一番忙しい時じゃないですか?
同窓会の予定は再来月の下旬。
ちょうど大学の二次試験の直前だ。
高校教師として働いている城戸くんにとっては生徒たちのケアも含めてピークに忙しい時だろう。
ーそうなんだけどね……でも、冴島教授には本当にお世話になったし、あの時のお詫びも含めて会いに行こうかなって。
あの時のお詫び。
それは城戸くんが大学院に進むことを断ったこと。
物理科の中でもダントツの成績を誇っていた城戸くんは入学当初から冴島教授のお気に入りで、誰もがみんな大学院に進み、冴島教授の助手になってゆくゆくは桜城大学の物理学の教授になると思っていた。
けれど、すでに物理の楽しさを知っている人の中で働き続けるより、物理の楽しさを知らない人に知ってもらいたい。
その思いが強かった城戸くんは教職課程をとり母校で教育実習を受け、採用試験に見事合格した。
そして冴島教授の誘いを断り続けて、卒業後、母校の高校に採用された。
そこで、十三年教壇に立ち続けている。
彼の母校は、私や陽仁くんの母校である天稟高校と双璧をなす儁秀高校。
今はその高校で最難関コースの担任を持っているというのだからかなり努力したんだろう。
ー城戸くんがやりたいことに進んだんだからいつまでも気にしなくていいんじゃないですか? それに、それでお詫びをするなら私も五十幡教授にお詫びしないといけなくなります。
私も城戸くん同様に大学院への進学を誘われ続けたけれど、自分のやりたいことを見つけて今はその夢を叶えて板前になった。それを後悔したことは一度もない。
ーそっか、そうだね。でもこれからはそんなに会う機会もなくなるし、やっぱり行っておこうかな。
ー城戸くんが来られるなら栗原さんも一緒に?
ーいや、穂積さんは学年主任だから、やることが多くて……
ーなるほど。
きっと城戸くんに同窓会に参加するなら、私に声をかけるように言ったのは栗原さんだろう。
自分が行けないから私を城戸くんの護衛にしようと思っているんだろうな。
それだけ私のことを信頼してくれているということか。それは嬉しいことではある。
ー麻生くんは仕事の調整、難しそう?
ーいえ、仕事は大丈夫なんですが、実は恋人ができたんです。
ーえっ? こ、恋人?
ーええ。すでに一緒に住んでいるんですが、一人で家に残しておくのは忍びないなと思っていたので同窓会出席はどうしようかと思っていたところです。
ーそうなんだ……びっくりした……でも、おめでとう! 麻生くんに恋人さんができて嬉しいよ!!
ーありがとう。城戸くんにも今度紹介させてください。
ーあ、それなら恋人さんも一緒に同窓会に参加したら? 同伴者もOKだって書いているし。
その言葉に裏面にじっくり目を通すと確かに小さな文字で一番下にそう書いてある。
だが美しい瀬里さんを連れて、彼を守りながら城戸くんの護衛も? それはかなり難しい。
ーいや、それは……
ー麻生くんが恋人を連れてくるなら、穂積さんも仕事を調整して出席できるようにするって言ってるよ。ねぇ、そうしよう!
栗原さん……私たちの話をスピーカーか、隣で聞いていたんだろうな。
私が恋人を連れてくるなら、城戸くんの護衛を私ができなくなると察したのか。
もうこうなったら断るのも難しいか。
ーわかりました。とりあえず恋人に話をしてみますね。
ー今日電話してよかったよ。麻生くんが幸せになっている姿が見られるの、楽しみにしてるよ。
もう彼の中では決定事項になっていそうな気がする。
普段はおとなしいが、こういう時は自分の意見をしっかりと伝えてくる。
それだからあの高校で十三年も教壇に立っていられるんだろう。
電話を切って、すぐに瀬里さんにこの話を伝えた。
「瀬里さんには知らない人ばかりですが、一緒に行っていただけますか?」
「瑛一さんと一緒ならぜひ行きたいです! 瑛一さんのお友だちに会えるのも嬉しいですよ!」
想像以上に喜んでくれて驚いたが、綺麗な瀬里さんをみんなに見せつけるのもいい機会かもしれない。
城戸くんに参加の報告をすると大喜びのメッセージと共に可愛いスタンプが返ってきた。
瀬里さんを紹介して彼が驚くのを見るのが楽しみだ。
それまでは瀬里さんが男性だということは内緒にしておこうか。
彼氏がいる城戸くんはどんな反応をしてくれるだろう。
初めて同窓会が楽しみになってきたな。
* * *
需要があれば同窓会のお話まで書こうかな。
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