ひとりぼっちのぼくが異世界で公爵さまに溺愛されています

波木真帆

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第四章 (王城 過去編)

フレッド   23−3※

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「シュウ、ここに座って」

私の手にも馴染んだ泡をシュウの髪につけ、全ての指を使ってゆっくりと念入りに洗うと、シュウが鏡越しに恍惚とした表情を浮かべているのが見えた。
私の指がシュウを気持ちよくさせているのだと思うだけで心も身体も滾ってしまう。

意識のないシュウを抱き抱え、身体を清められるのも私だけの特権なのだと優越感に浸れて幸せなのだが、シュウの口から『気持ちが良い』と言われるのはまた格別だ。

昨夜の可愛らしい様子をシュウに話すと、急に表情を暗くし、私にやってもらって申し訳ないと言い出した。

ふっ。何を言ってるんだ。
あの時の私がどれだけ幸せを感じているのかわからないだろう?
身体を全て私に預け、ほんの少しの時間でも離れようとしないシュウがどれだけ愛おしいか。
無意識だからこそ、シュウの本音が見えるのだ。
シュウに心から本気で愛されているのだと実感できる時間なのだ。
この至福のひとときを私から取り上げないでくれ。

シュウに私の気持ちを伝えると、霧が晴れたような明るい表情で私を見てくれた。
よかった。私の気持ちはちゃんと通じたようだ。

お互いに髪を洗い終え、次は身体を洗い合う。
向かい合って座った私の目の前にシュウの可愛らしいピンクの胸の蕾が見える。
ああ、早くこの蕾を舐め尽くしてピンと尖らせたい。
その尖りを舌でコロコロと転がして軽く噛んであげたら、どんな甘い声をあげてくれるだろうか。

泡に塗れたシュウの小さくて柔らかな手が私の身体を滑っていく。
その感触の気持ちよさに私の愚息は次は自分が触れてもらえると期待してどんどん昂っていく。
しかし、シュウの手は私の腹の筋肉や背中に触れるばかりで愚息にはちっとも触れてくれない。

シュウ……私を焦らしているのか?

そっとシュウの顔を覗き見ると、目の前にいる私ではなく何かどこか違うものを見ているような気がする。
なんだ? 何を考えている?

「シュウ……何を考えてる? 私のことだけ考えてくれ」

シュウに目の前にいる私のことだけを考えて欲しくて、シュウの可愛い胸の蕾に触れようとするとシュウが身を捩った。
一瞬嫌われたのかと思ったのだが、シュウは蕩けるような瞳で私を見上げ、

「フレッド……ここじゃ、やだ……。ベッド、行こう?」

と可愛らしく頼んでくる。

なんだこの願いは。可愛すぎだろ!
シュウのあまりの可愛さに愚息は破竹の勢いで天を向いてそそり立ってしまった。
ほんの少しの刺激でも暴発しそうな状態に慌ててシュウを抱き抱え、シャワールームを出た。
用意してあった大きなバスタオルでシュウを包み込み、自分の身体をさっと撫でるだけで拭き終わり、十数秒後にはシュウを寝室のベットへと座らせた。

腰に巻いたタオルの下では愚息がシュウの中に挿入はいるのを心待ちにしているが、今、シュウの身体に触れてしまえばすぐに理性を失って無理をさせてしまうことはわかっている。
それはなんとしてでも避けなければいけない。
トーマ王妃の恐ろしい雷が頭をよぎる。

まずはシュウとの甘い口付けでなんとか愚息を抑えることにしよう。

シュウの柔らかな下唇の感触を味わっていると、私の舌を誘い込むようにシュウの唇が小さく開いた。
そんな甘い誘惑に抗うことなどできるはずもない。
そっと舌を挿し込み、甘い唾液に塗れた口内を味わっていると、シュウの舌が私のそれを追いかけて絡み付いてくる。

「……ふぅ……んっ……ん」

絡み付いてきた舌先に吸い付くと身体をビクビクと震わせ蕩けきった瞳で私を見つめてくる。

そろそろいいだろうか。
このまま五芒星に口づけをしてトロトロにしてやろう。

そう思っていたのに……

突然シュウに頬を挟まれ唇を離されてしまった。

『どうしたんだ?』
と尋ねようとした私の言葉をシュウの指が遮ってくる。

「ふふっ。今度はぼくの番だよ」

小悪魔のようなシュウのその仕草と表情に、ただただ茫然としてしまう。
そんな私を嘲笑うようにシュウの手が私の腰に巻いているタオルを剥ぎ取っていく。

シュウの力などすぐに止められるはずなのに、私は積極的なシュウの姿に驚きすぎて身体が動かない。

シュウの視線は驚くほどにそそり立った愚息に向けられている。
こんなものをシュウの眼前に晒して恥ずかしいと思いながらも隠すこともできない。
じっとシュウを眺めていると、シュウがおもむろに自分の身体に巻きついたバスタオルに手をかけた。

バスタオルを脱いでくれるのか?
そんな期待を裏切るように、シュウはゆっくりとバスタオルをあげていく。

ゆっくりとゆっくりと露わになっていくシュウの太ももから目が離せない。
ゴクリと唾を飲み込むと、シュウは私の気持ちを弄ぶように『ふふっ』と笑って、私に見せつけるように曲げていた細くて長い綺麗な足をゆっくりと伸ばした。

その美しい足は一直線に私の愚息へと向かう。

な、なに?
今からなにが起こるんだ?

目の前の状況が理解できないうちにシュウの足が愚息に届き、ゆっくりと足の指を這わせていく。

「な――っ!」

シュウが……あ、足で愚息を……。
嘘だろう……。
そんなことが現実にあっていいのか?


目の前でシュウが笑顔を見せながら足で愚息を擦っている……そんなことあっていいのか?
私の妄想よりもずっと淫らなシュウの姿に驚いていると、シュウの指がさらに愚息を挟み込もうとする。

シュウの小さな足では愚息を挟むなど到底届くはずはないが、その満たずに覚束ないところがかえって焦らされているようでさらに昂ってしまう。

「……ゔっ……んっ」

シュウから与えられる刺激が強すぎて、必死に声を抑えようとするが、

「我慢しないで。ねぇ、もっと気持ち良くなって……」

そんなふうに言われたら我慢などできるはずもない。
しかも、今度は両足の裏で愚息を挟み込み、上下に擦り始めたのだ。

「……ああっ、シュウ……そ、それは……だ、めだ……」

手とは違う足の裏の感触と絶妙な力加減に気持ち良すぎて身体が震えてしまう。
必死に身を捩り、快感から逃げようとするが、

「ふふっ。逃げちゃ、だぁめ……」

小悪魔なシュウに足の裏で愚息の先端を撫で回される。
ずっと我慢して溜まっていた蜜がぬちゅぬちゅとシュウの足裏と擦れ合い、淫靡な音を立てる。

「くぅ……っ」

愚息から漏れる蜜がシュウの足裏を滑らせ更なる刺激を与えてくる。
それだけで必死に耐えていると言うのに、シュウはもう片方の足裏にも溢れ出る蜜を擦り付け、両足で愚息を挟みこみぬちゅぬちゅと音を立てながら擦り続ける。

「……シュ、シュウ……もう、だめ……だ」

必死に耐え抜いてきた愚息はもう限界をとうに超えている。
パンパンに溜まった蜜が弾け飛ぶ準備を始めた瞬間、急にシュウの柔らかな足裏が離された。

えっ? なぜだ?
もう少しで蜜が放たれるところだったのに……。
可哀想に……愚息は急にシュウから突き放されてどうすることもできないまま、天を向いて勃ったままだ。
涙のように蜜がぽとりぽとりと腹に落ちる姿が哀愁を漂わせている。

「……シュ、シュウ……?」

何が起こっているのかも理解できずにシュウの顔を見ると、シュウは急に私の後ろに回り込み背中に抱きついてきた。
シュウは一体何を考えているのだろう?
シュウの行動が何もわからず、ただたじろぐだけだ。

「えっ……? シュウ?」

すると、シュウは後ろから私の腰に長い手足を回し、4本の手足で愚息に絡み付いた。
まだ蜜の残る両足裏で愚息を挟み込みながら、両手は先端を弄ってくる。
さらにシュウのぽちっとした胸の尖りが足を動かすたびに擦れて背中を刺激し、そしてシュウの昂った可愛らしい果実が私の尻を刺激する。
この何重もの刺激に耐えられる男がいたら見てみたいものだ。

「くっ……ぅ……んっ」

それでも私は必死に耐えていた。
シュウの前で耐えきれずに暴発など男が廃るというものだ。

「ふふっ。フレッド、気持ちいい?」

「あ、ああ……良すぎ、て……おかし、くなり……そうだ」

必死に言葉を紡いだが、その言葉に気を良くしたのかシュウの刺激がさらに増し、

「……ああっ、も、う……イく……」

愚息は力尽き、途轍もない量の蜜を弾け飛ばした。

「はぁっ、はぁっ」

蜜を飛ばした瞬間、今までにない快感が襲ってきた。
おそらく限界まで我慢したせいだろう。
息も絶え絶えにふと愚息に目をやると、私の蜜がシュウの足に全てかかって滴っている。
シュウの足裏から、指先から滴り落ちる蜜のなんといやらしいことだろう。
それを見るだけで、さっき蜜を放ったばかりの愚息はまだまだイけると言わんばかりにむくむくと首をもたげている。

「今度は私の番だな」

あんなに淫らな姿で翻弄されたままで終わるわけにはいかない。
私はシュウの方に向き直り、目の前のシュウの足を持ち上げ蜜のかかった指を口に含んだ。
唯一だけあって、私の蜜も甘いは甘いが、やはりシュウの蜜の方が美味しい。
そう思うが、シュウの足にかかっているとなれば話は別だ。

シュウの足が甘くて美味しいのだから自分の蜜がかかっていたとしても気にもならないのだ。
見せつけるように舌を出しシュウの足指を一本一本丹念に舐めると、

「……んんっ……んっ」

シュウは気持ちよさそうに可愛らしい声をあげた。
私に足を舐められてシュウが興奮しているのはもうわかっている。

なぜなら、シュウの可愛らしい果実がプルプルと震えながら私の目の前で天を向いているのだから。
男は興奮しているのが如実に現れるのがいい。

「……んっ、フレ、ッドに……なめ、られるの……きもちいぃ……」

ふふっ。シュウが言葉に出し始めたらこっちのものだ。
いっぱい焦らして、シュウの方からシュウの可愛いモノを舐めてと強請らせてやるぞ。

シュウの足からふくらはぎ、そして膝裏へと舌を動かすと、敏感な場所への新たな刺激にシュウは身を捩って逃げようとする。
逃したりするものか。
もっともっと快感を与えて身悶えさせてやる。

「ああ……っん、んっ……」

シュウの太ももに舌を這わせて、見上げるとシュウの果実からはポタポタと蜜が滴り落ちている。
もう限界が近いのだろうな。
ああ、なんて可愛いんだ。
こんな場所に触れられるのも私だけだ。

気づけば、シュウの太ももに紅い花をいくつも散らしていた。
白い肌に紅い花がなんとも美しい。

ピクピクと震える果実は私に触れられるのを期待しているようだ。
私も早く触れたい。
できることなら口に含んで美味しい蜜を舐めとりたい。

しかし、まだだ。
もっと焦らしてシュウの口から強請ってくるのを待つんだ。

私の限界が来るのが先かシュウの限界が先か……。


私はシュウが我慢できなくなるように、果実を通り過ぎ臍に舌を這わせた。
臍の周りをペロペロと舐めていると、

「やぁ……っ、フレ、ッド……いじわる、しないで……なめて……」

とうとう我慢の限界が来たらしく、可愛らしく強請ってきた。
これはシュウに言葉にしてもらうしかないな。
『どこを舐めたらいい?』と尋ねると、シュウは恥ずかしそうに
『言えない……』と断ってくる。

ふふっ。まだ恥じらいがあるか。

「じゃあ、舐められないな」

と突き放してやる。

シュウの果実は舐めてもらうのを待ち侘びているが、私はあえてそれに見向きもせず臍を舐め続けていると、

「フレ、ッド……なめ、て……おねがい……お、ちんちん……なめて……」

涙を浮かべながら懇願してきた。
シュウの口から『おちんちん』という言葉が聞けるとは……。
ああ、なんて可愛いんだろう。

ふふっ。これは可愛がってやらないとな。


シュウの果実に顔を近づけ、零れ落ちた蜜を舌で掬い取ってやった。
ずっとずっと待ちわびていたシュウの蜜をようやく舐めることができて身体が喜んでいる気がする。
もったいなくて果実を伝い、垂れ続ける蜜を舐めていると、

「フレッド……はや、く……」

と急かされた。
ここまで我慢してくれたのだからこれ以上意地悪してはいけないな。

口を大きく開け、シュウの果実を根元まで口に咥え込んだ。
舌で果実を包み込みながら上下に擦り上げると、

「だ、め……っ、もう……イっ、ちゃう……」

甘い声と共にシュウは蜜を吐き出し、私の口内に甘い蜜が飛び込んできた。
それを余すところなく全て飲み尽くし、舌を使って先端に残る蜜も全て吸い取ってやった。

「シュウ、美味しかったよ」

というと、シュウは少し拗ねた様子で
『ずるいよ……フレッド。ぼくもフレッドの蜜舐めたかった』と可愛く文句を言ってくる。

そんなふうに拗ねる姿も可愛いとしか言いようがないのだがな。
『また続きは明日な』と言って抱き締めるとシュウは嬉しそうに笑った。

今日は視察に出かけて疲れもあったのかシュウはすぐに眠りについた。
『シュウ、シュウ』と声をかけても全く起きるそぶりはない。

私はベッドの横にある棚からあるものを取り出し、部屋の外にいるブルーノに寝室を片付けるように指示してからシュウを抱き抱えシャワールームへと連れて行った。

シュウ……お前の意識がないときに勝手に悪いが痛くはしないから許してくれ。
もう愚息が昂りすぎておかしくなりそうなんだ。

シュウを向かい合わせに抱き抱えて、持ってきた小瓶の中身を手に擦り付けた。
そして手を回しシュウの尻の蕾を撫で柔らかくなった蕾にプツリと指を挿し込んだ。
目を覚ましていないかと心配だったが、シュウは何も気づくことなくそのまま眠り続けている。

さすが、アンドリュー王からもらった鎮痛入りの媚薬だけあるな。

指を3本に増やしてもシュウは気づかない。
これなら愚息を挿入いれても痛みを感じることはないだろう。

私は指を抜き、昂った愚息をゆっくりと尻の蕾に挿し込んだ。
蕾はなんの抵抗もなく、愚息を受け入れていく。
私は愚息をシュウの中に挿入たまま、シュウを抱きしめて立ち上がって腰をふり続けた。

ぐぷっぐぷっといういやらしい水音とパンパンと私の腰にシュウの尻肉に当たる音がシャワールームに響く。

「……んっ、んっ、ああっ……」

寝ているシュウの口からは可愛い喘ぎ声が上がるが、起きる気配はない。
気持ちよさそうなシュウに口づけをしながら私はシュウの最奥に蜜を吐き出した。
その瞬間、シュウの表情に笑顔が浮かんだ。

ああ、シュウも気持ち良いと思ってくれたのだな。
その表情を見るだけで心が満ちていく。本当に幸せだ。

ゆっくりと愚息を引き抜くと、蕾からポタポタと私の蜜が滴り落ちる。
それを綺麗に清めてから私はシュウを暖かなバスタオルで包み込み、綺麗に整えられた寝室のベッドに寝かせた。

シュウが眠ってから1時間ほどが経った。

そろそろ時間だな。
名残惜しいが仕方ない。

私はベッドから出て着替えをし、すぐに戻るから良い子で待っていてくれとシュウの頬に口づけをして部屋の外へ出た。

外にはブルーノと若い騎士が2名立っていた。

「部屋に誰も立ち入らぬようしっかりと見張っておけ。もし、中で何か音が聞こえたらすぐに報告に来い。決して中には入るな」

「はっ」

シュウを若い騎士に任せて、ブルーノとともに昨夜と同じ侯爵の執務室へと向かった。

部屋に入るともうすでにアンドリュー王と侯爵が待っていた。

「お待たせ致しました」

「おお、アルフレッド。ここに座ってくれ」

指示された場所に座ると、一通の書類が差し出された。

「この通り、パメラ・レナゼリシアの貴族籍からの除籍が正式に決定した。
今日この時を持って彼奴あやつはレナゼリシア侯爵令嬢から平民となった」

「お手数をおかけいたしまして申し訳ございません。
私には子どもはいないものとしてこれからの人生、ヴォルフと共にこの領地を守り過ごして参ります」

侯爵の隣でヴォルフがそっと侯爵の手を取りにこりと微笑みあった。
この2人は大丈夫そうだ。

「うむ。さて、レナゼリシア侯爵。
トーマを襲おうとし、アルフレッドたちの部屋に忍びこみよからぬことを企んだ彼奴を平民落ちにするだけで終わったと思っていないだろうな?彼奴の処遇についてどう考えているのだ?」

アンドリュー王が冷酷な顔つきで侯爵を見つめている。
この返事次第によっては侯爵も処分される可能性がある。
それを知ってか知らずか侯爵は、少し緊張した面持ちでゆっくりと口を開いた。

「は、はい。それについてはこのヴォルフと話し合い、ヴォルフの生家であるフェザーストン伯爵家に送り下働きをさせようと思っています」

詳しく話を聞くと、フェザーストン伯爵家は平民や没落令息、令嬢を集め、使用人としての教育を施し貴族の家に送り込んでいるそうだ。

ここで教育を受けた者は充てがわれた屋敷で素晴らしい働きを見せることから、貴族たちは使用人が必要になるとこぞってフェザーストン伯爵家に申し込むのだそうだ。

教育を施す者の中で一番厳しいとされるゾーイ夫人にあの女を預け、使用人として最下層である下働きの仕事を覚えさせゆくゆくは貴族の家で働かせるというつもりのようだ。

「陛下、アルフレッドさま。如何でしょうか?」

「アルフレッド、どう思う?」

「少々生温い気がしないでもありませんが、親の恩情ということでしょうか?
侯爵、もし女がそこを抜け出し逃げるようなことがあればどうするつもりだ?」

あの女が改心し、下働きとして一生死ぬ気でやるのならそれでいい。
しかし、もし逃げるようなことがあればそれは反省していないということだ。
それを赦すことはできない。

「はい。私はこれはパメラにかけた最後の恩情でございます。もし、逃げ出すようなことがあれば……どんなことをしてでも探し出し、あれ・・に送るつもりです」

「そうか。そこまで考えているなら、それで良い」

侯爵とヴォルフは『はぁーーっ』と胸を撫で下ろし、

「寛大なお言葉、誠にありがとうございます」

深々と頭を下げた。

あの女にとっては最後の機会だ。
侯爵があれ・・に送ることを考えていたとは。
まぁ、それだけ今まで大変な尻拭いをしてきたのだろう。
下働きに送ることは侯爵からの最後の恩情だと思うが、きっと侯爵もあの女が逃げる事は想定内だろう。
あの高慢女が下働きを頑張るとは思えんからな。
しかし、逃げれば最後あの女には地獄が待っている。
下働きの方がどれだけ幸せだったと後悔しても遅いのだ。

恐らく地獄行きはすぐだろうな。
私は心の中でほくそ笑みながら、シュウの待つ部屋へと帰った。
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