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番外編
宮古島旅行 13
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考えてみたらまだ一日目の夜……。
これは一体どこまで続くんだろう(汗)
今回も楽しんでいただけたら嬉しいです♡
* * *
「真琴、大丈夫か?」
「は、はい」
顔が赤いのは確実にあれのせいだが、風呂に入っているんだから、誤魔化しはきくだろう。
あっちも俺たちと同じようなことになっているみたいだ。
座っている安慶名の身体の横から、悠真さんの足が見えているからまず間違い無い。だから、たとえ真琴の顔が赤くてもお互いに暗黙の了解でそこには触れないだろうな。
「でもあのパックは本当に効くな。いつももちもちで滑らかだけど、さらに気持ちがいい肌になってるぞ」
「でしょう?」
倉橋さんの開発したものがこんなにも素晴らしいなんてな。
本当にあの人はどこまで手を広げているのか……不思議な人だ。
「そういえば、この湯は……」
「これも倉橋さんのところの入浴剤です。多分。僕たちが疲れていると思って、母さんが入れておいてくれたみたいですね」
「真っ白な湯か……」
「お湯の色が何かあるんですか?」
「いや、なんでもないよ」
「???」
不思議そうな表情をしている真琴には俺の気持ちは多分わからないだろうが、真っ白なお湯が真琴の身体を隠してくれるだけでホッとする。
もしかしたらお義母さんはわかっていて真っ白な入浴剤を入れてくれたのかもしれないな。そう思わずにいられない。
湯の中で真琴と話をしていると、安慶名たちが動く気配を感じた。
こっちに入ってくるのか。
真琴が湯から出ていないかをこっそり確認して、少し端によると安慶名が悠真さんを抱っこして中に入ってきた。
「ああ……気持ちがいい温度だな」
「そうだろう。長く入っていてものぼせそうにないよ」
そんな当たり障りのない会話をしているが、悠真さんの表情をみればあっちで何をしていたかは一目瞭然。
大丈夫。俺たちも同類と言ってやりたくなるほど顔を赤らめているが、触れないでおこう。
中にはいる直前に悠真さんの体の影に隠れながら、安慶名のモノが見えた。
一度出した後のようだがそれでもデカいな。
俺もかなりデカい方だから人のことは言えないが、あの華奢な悠真さんの身体があのデカいものを受け入れているのかと思うと、驚いてしまう。
安慶名も俺のを目にすれば同じことを思うのだろうな。
余計なことは言わない方が身のためだ。
「あの、そう言えば明日は何をしますか?」
真琴が話題を振ってくれて、その話に花が咲く。
「真琴はどこか行きたいところがあるのか?」
「うーん、僕はみんなで何かできたらどこでもいいんですけど……」
「それなら、明日はみんなでマンゴー畑の手伝いをしないか?」
「えっ、でも結構な重労働ですよ? いいんですか?」
心配そうに悠真さんが声をかけてくれるが、
「重労働だからこそ手伝いたいんですよ。もう私たちは家族なのでしょう?」
と俺より先に安慶名が答える。
悠真さんは安慶名の言葉に感激しているようだが、俺も同じ気持ちだ。
「真琴、俺にマンゴーのことを教えてもらえないか?」
「わぁ、僕が優一さんに教えられるなんて! 喜んで教えますよ」
嬉しそうな真琴の声に、安慶名たちも笑みを浮かべた。
「明日は朝食のリクエストはありますか? せっかくなのでお義母さんたちには休んでほしいですからね」
「あの、伊織さん……できたら伊織さんのオムレツを母さんたちにも食べてもらいたいです」
安慶名のオムレツか……。
悠真さんがそこまでいうのなら相当美味しいのだろうな。
なかなか手料理を食べさせてもらう機会はなかったが、弁護士試験の勉強を三人でしようぜと氷室が言い出した時に料理を作って持ってきてくれたことがあった。
俺も料理を持って行って、氷室はデリバリーのピザを持ってきていたっけ。
懐かしい。
あの時の料理はかなり美味しかったから、きっとオムレツも美味しいんだろう。
「じゃあ、オムレツは安慶名に任せよう。真琴は何か食べたいものはあるか?」
「僕はフレンチトーストがいいです。母さんもばあちゃんも多分好きですよ」
「そうか、ならそうしよう。風呂から上がったら、お義母さんたちに話をしておこうか」
そんな話をしていると流石に真琴も熱くなってきたみたいだ。
「優一さん、僕そろそろ出たいです」
「そうだな。じゃあ、安慶名。俺たち先に出るぞ」
真琴の裸が見えないように抱き上げてさっと湯船から出ると、安慶名の視線を感じた気がした。
きっと今頃同じことを思っているんだろうな。やっぱり俺たちは同類だ。
少しのぼせかけている真琴をすぐに寝巻き用の浴衣に着替えさせ、本宅に向かう。
「あらあら、どうしたの?」
やはり母親だな。真琴の様子にはすぐに気づく。
「悠真さんたちとお風呂が楽しかったみたいで、ちょっとのぼせたみたいです。お水いただけますか?」
やりとりを聞いていたお祖母さんがさっとグラスに色のついた水を入れて渡してくれた。
「さっきのシークワーサー水ですね」
「それを飲んだらすぐに落ち着くよ」
「ありがとうございます」
真琴にその水を飲ませると、一気に飲み干した。
風呂場で一度イってるし脱水していたかもしれない。
「成瀬さんもどうぞ」
すぐにグラスにおかわりを入れてくれて助かる。
爽やかな酸味がさーっと喉を潤してくれるのがわかる。
ああ、これは本当に美味しいな。
「ありがとうございます。助かりました」
「それならよかった」
「あの、さっき安慶名と悠真さんとも話をしていたんですが、明日の朝食は私たちが作りますから、のんびりしていてください」
「あら、気を遣わなくていいのに」
「いえ、お忙しいんですから、私たちがいる時くらいのんびりしてください」
俺の言葉にお義母さんは笑顔を見せた。
その笑顔は真琴に似ていて親子なのだなと感じさせる。
「ありがとう。じゃあ、お願いするわ。冷蔵庫の中のものもなんでも使ってくれていいから」
「はい。わかりました」
「今日は疲れたでしょうから、そろそろ休むといいわ。一応真琴の部屋に布団を持って行ったけれど、別に使わなくても大丈夫だから」
にっこりと微笑まれて少し照れてしまう。
多分、一緒に真琴のベッドで寝るのがわかっているんだろう。
それでも普通にしてくれるのだから、本当にありがたい。
「それじゃあ、先に休ませていただきます」
「ええ。おやすみなさい」
「母さん。ばあちゃんおやすみ」
子どものように手を振る真琴を抱っこしたまま、俺は真琴の部屋に向かった。
これは一体どこまで続くんだろう(汗)
今回も楽しんでいただけたら嬉しいです♡
* * *
「真琴、大丈夫か?」
「は、はい」
顔が赤いのは確実にあれのせいだが、風呂に入っているんだから、誤魔化しはきくだろう。
あっちも俺たちと同じようなことになっているみたいだ。
座っている安慶名の身体の横から、悠真さんの足が見えているからまず間違い無い。だから、たとえ真琴の顔が赤くてもお互いに暗黙の了解でそこには触れないだろうな。
「でもあのパックは本当に効くな。いつももちもちで滑らかだけど、さらに気持ちがいい肌になってるぞ」
「でしょう?」
倉橋さんの開発したものがこんなにも素晴らしいなんてな。
本当にあの人はどこまで手を広げているのか……不思議な人だ。
「そういえば、この湯は……」
「これも倉橋さんのところの入浴剤です。多分。僕たちが疲れていると思って、母さんが入れておいてくれたみたいですね」
「真っ白な湯か……」
「お湯の色が何かあるんですか?」
「いや、なんでもないよ」
「???」
不思議そうな表情をしている真琴には俺の気持ちは多分わからないだろうが、真っ白なお湯が真琴の身体を隠してくれるだけでホッとする。
もしかしたらお義母さんはわかっていて真っ白な入浴剤を入れてくれたのかもしれないな。そう思わずにいられない。
湯の中で真琴と話をしていると、安慶名たちが動く気配を感じた。
こっちに入ってくるのか。
真琴が湯から出ていないかをこっそり確認して、少し端によると安慶名が悠真さんを抱っこして中に入ってきた。
「ああ……気持ちがいい温度だな」
「そうだろう。長く入っていてものぼせそうにないよ」
そんな当たり障りのない会話をしているが、悠真さんの表情をみればあっちで何をしていたかは一目瞭然。
大丈夫。俺たちも同類と言ってやりたくなるほど顔を赤らめているが、触れないでおこう。
中にはいる直前に悠真さんの体の影に隠れながら、安慶名のモノが見えた。
一度出した後のようだがそれでもデカいな。
俺もかなりデカい方だから人のことは言えないが、あの華奢な悠真さんの身体があのデカいものを受け入れているのかと思うと、驚いてしまう。
安慶名も俺のを目にすれば同じことを思うのだろうな。
余計なことは言わない方が身のためだ。
「あの、そう言えば明日は何をしますか?」
真琴が話題を振ってくれて、その話に花が咲く。
「真琴はどこか行きたいところがあるのか?」
「うーん、僕はみんなで何かできたらどこでもいいんですけど……」
「それなら、明日はみんなでマンゴー畑の手伝いをしないか?」
「えっ、でも結構な重労働ですよ? いいんですか?」
心配そうに悠真さんが声をかけてくれるが、
「重労働だからこそ手伝いたいんですよ。もう私たちは家族なのでしょう?」
と俺より先に安慶名が答える。
悠真さんは安慶名の言葉に感激しているようだが、俺も同じ気持ちだ。
「真琴、俺にマンゴーのことを教えてもらえないか?」
「わぁ、僕が優一さんに教えられるなんて! 喜んで教えますよ」
嬉しそうな真琴の声に、安慶名たちも笑みを浮かべた。
「明日は朝食のリクエストはありますか? せっかくなのでお義母さんたちには休んでほしいですからね」
「あの、伊織さん……できたら伊織さんのオムレツを母さんたちにも食べてもらいたいです」
安慶名のオムレツか……。
悠真さんがそこまでいうのなら相当美味しいのだろうな。
なかなか手料理を食べさせてもらう機会はなかったが、弁護士試験の勉強を三人でしようぜと氷室が言い出した時に料理を作って持ってきてくれたことがあった。
俺も料理を持って行って、氷室はデリバリーのピザを持ってきていたっけ。
懐かしい。
あの時の料理はかなり美味しかったから、きっとオムレツも美味しいんだろう。
「じゃあ、オムレツは安慶名に任せよう。真琴は何か食べたいものはあるか?」
「僕はフレンチトーストがいいです。母さんもばあちゃんも多分好きですよ」
「そうか、ならそうしよう。風呂から上がったら、お義母さんたちに話をしておこうか」
そんな話をしていると流石に真琴も熱くなってきたみたいだ。
「優一さん、僕そろそろ出たいです」
「そうだな。じゃあ、安慶名。俺たち先に出るぞ」
真琴の裸が見えないように抱き上げてさっと湯船から出ると、安慶名の視線を感じた気がした。
きっと今頃同じことを思っているんだろうな。やっぱり俺たちは同類だ。
少しのぼせかけている真琴をすぐに寝巻き用の浴衣に着替えさせ、本宅に向かう。
「あらあら、どうしたの?」
やはり母親だな。真琴の様子にはすぐに気づく。
「悠真さんたちとお風呂が楽しかったみたいで、ちょっとのぼせたみたいです。お水いただけますか?」
やりとりを聞いていたお祖母さんがさっとグラスに色のついた水を入れて渡してくれた。
「さっきのシークワーサー水ですね」
「それを飲んだらすぐに落ち着くよ」
「ありがとうございます」
真琴にその水を飲ませると、一気に飲み干した。
風呂場で一度イってるし脱水していたかもしれない。
「成瀬さんもどうぞ」
すぐにグラスにおかわりを入れてくれて助かる。
爽やかな酸味がさーっと喉を潤してくれるのがわかる。
ああ、これは本当に美味しいな。
「ありがとうございます。助かりました」
「それならよかった」
「あの、さっき安慶名と悠真さんとも話をしていたんですが、明日の朝食は私たちが作りますから、のんびりしていてください」
「あら、気を遣わなくていいのに」
「いえ、お忙しいんですから、私たちがいる時くらいのんびりしてください」
俺の言葉にお義母さんは笑顔を見せた。
その笑顔は真琴に似ていて親子なのだなと感じさせる。
「ありがとう。じゃあ、お願いするわ。冷蔵庫の中のものもなんでも使ってくれていいから」
「はい。わかりました」
「今日は疲れたでしょうから、そろそろ休むといいわ。一応真琴の部屋に布団を持って行ったけれど、別に使わなくても大丈夫だから」
にっこりと微笑まれて少し照れてしまう。
多分、一緒に真琴のベッドで寝るのがわかっているんだろう。
それでも普通にしてくれるのだから、本当にありがたい。
「それじゃあ、先に休ませていただきます」
「ええ。おやすみなさい」
「母さん。ばあちゃんおやすみ」
子どものように手を振る真琴を抱っこしたまま、俺は真琴の部屋に向かった。
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