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番外編
可愛い孫ができました <後編>
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「ねぇ、凌也。結婚式の写真や動画はないの?」
「えっ? 母さんに送ったものをもう見せてもらったんじゃないですか?」
「ええ。それはもちろん見たけれど、それ以外にもあるんでしょう? 凌也のことだからとびきりの写真や動画を手元に置いてるはずだわ!」
「――っ、おばあさんには参ったな」
さすがあの母さんの母。
俺が勝てるわけがないな。
「ふふっ。私ももう長くはないんだから、冥土の土産に可愛い孫の晴れ姿を見せてちょうだい」
「何言ってるんですか。まだまだ長生きしそうですよ」
そう言いつつも見せなければ諦めないだろう。
「お友だちにも可愛い理央くんを自慢したいのよ。ねっ、いいでしょう?」
「わかりましたよ。特別ですよ」
そう言って、おばあさんの持っているスマホに選りすぐりの動画の中から一つ、おばあさんに送った。
「あっ! 来たわ! ほら、理央くんも一緒に見て!」
おばあさんはポケットからイヤホンを取り出して、早速動画を再生した。
もちろん、理央と片耳ずつ分け合っている。
「わっ! 可愛いわぁ。これはお城なんでしょう?」
「はい。あっ、ここで凌也さんが抱っこしてくれたんです」
「あら、そうなの。ふふっ」
どこからどう見ても本当の孫とそれを愛でる祖母の姿だな。
それだけ理央を気に入ってもらえたのを喜ばないといけないか。
「ああ……とっても素敵だったわ」
うっとりとした表情を見せる祖母の姿を見ていると、人は幾つになっても憧れるものがあるのだと思い知らされる。
「おばあさんのネックレスがとっても似合うってみんなから褒められました」
「ふふっ。良かったわ。あのドレスにもとっても似合っていたわね」
「はい。あのドレス、僕の宝物です」
「まぁ。ふふっ。良かったわね、凌也」
そう言って微笑んでくれるおばあさんは、俺が今まで見てみた笑顔の中でも一番嬉しそうに見えた。
「さぁ、お茶もしたし、私のお友達を理央くんと凌也に紹介するわ」
「えっ、でも……」
理央は人見知りであまり慣れてない……そう言いたかったけれど、
「さぁ、行きましょう」
と理央の手を握ってさっさと歩いていってしまう。
この行動力はやはり母さんの母だな。
理央は理央でもうすっかりおばあさんに慣れきっているから、言われた通りについていってしまう。
いや、あのおばあさんの勢いから離れようとすることが理央にはそもそも無理か。
けれど、理央がワクワクした表情をしているからこれを遮るのもよくないな。
せっかくの機会だ。
ここは何も言わずについていくとしよう。
「みんなー、見てみてー。私の可愛い孫が遊びに来てくれたの!」
「あらあら、初音さんの孫? こんなに可愛い子がいたなんて知らなかったわ」
「ふふっ。でしょう? うちの秘蔵っ子なのよ」
「お名前はなんて言うの?」
「えっと、あの……観月、理央です」
「あらー、声も可愛いわ。ほっぺも赤くて食べちゃいたいくらいね」
「あっ、だめです! 僕のほっぺは凌也さんのものなので、ごめんなさい!」
可愛く頭を下げる理央の姿に一瞬静寂に包まれたが、俺はそれどころじゃない。
理央が人前で堂々と宣言してくれるなんて、これは夢じゃないか?
「――っ!! 理央っ」
急いで駆け寄って抱きしめて、
「理央、そんなふうに言ってくれて嬉しいよ」
というと、
「だって、僕の全ては凌也さんのものですもんね。神さまの前で誓いましたし」
と言って可愛らしい笑顔を見せてくれる。
「ああ、その通りだよ。理央、私のものだ」
あまりにも幸せすぎて理央を抱き抱えていると、
「えっ? それって……」
「あら? そういうこと?」
「ふふっ。そういうことなの。理央くんはうちの凌也の大事な子よ」
「そうなの? 凌也くん! いい子見つけたじゃない!! さすがね。あなたは絶対にいい子を見つけるって思ってたわ」
と褒められた。
「あ、ありがとうございます」
あまりの反応の良さに思考が一瞬止まって、お礼しか言えない。
祖母はともかく、この世代は同性愛には難色を示すかと思ったが、そうではないのだな。
理央の前でみんな好意的というのはありがたい。
さすが祖母の友人だ。
「ねぇ、理央くん。麗花から理央くんは編み物が上手だと聞いたのだけど」
「はい。上手かは分かりませんけど、昔からよく作ってます」
「私にも編み方を教えてもらえないかしら?」
「はい。僕でよければ喜んで」
「そう? じゃあ、すぐに持ってくるわね」
そういうとおばあさんは俺に理央を託して、いそいそと自分の部屋に戻って行った。
「二人の馴れ初めを聞かせてちょうだいよ」
「あっ、私も聞きたいわ」
すぐに、おばあさんの親友でここに一緒のタイミングで入所した菫さんと佳乃さんに囲まれてしまった。
こうなったら何も話さないでいるわけにはいかないだろうな。
「出会ってすぐに理央に一目惚れしたんですよ。私の運命の人だったってことでしょうね」
「あら、運命だなんて……素敵!」
「理央くんも凌也くんと初めてあった時運命だと思ったの?」
「えっ、えっと、僕は……凌也さんのこと、王子さまだって思いました。困ってた僕のこと助けてくれて……すごくかっこよかったです」
「ふふっ。理央くんだけの王子さまね。いいわぁ、お似合いの二人ね」
そう言われて理央は嬉しそうに俺を見上げた。
ああ、俺はいつだって理央の王子さまで居続けるよ。
「お待たせー!」
おばあさんが持ってきた籠には棒に突き刺さったままの編みかけのものが置かれている。
「指先が衰えないようにと思って、編み物を始めたんだけどここがどうしてもうまくできないのよ。理央くん、教えてもらえるかしら? こっちに座ってやってみて!」
「はい」
人に頼られたことが嬉しいのだろう。
理央は頬を赤らめながらもおばあさんに案内されて席についた。
リモートでフランスにいる弓弦くんたちにも教えていたこともあって、最近教えるのが上手くなってきた。
普通の人の編む速度に慣れてきたというか、そのおかげで安心して編み物をやらせることもできるようになった。
以前のように追い立てられて編むこともなくなったことが何よりも嬉しい。
「あ、ここはこうするといいんですよ」
「ああ、そういうことなのね」
「こっちは?」
「これはこうするといいです」
「すごーい!! 理央くん、すごいわ!!」
「そんな……っ」
「ねぇ、何か小さなものでいいから編んでみてくれないかしら?」
「小さなもの?」
「ええ。ここにある毛糸をなんでも使ってちょうだい」
「うーん、分かりました!」
理央は自信満々に答えるとかぎ針を持ってまずは白い毛糸を手に取った。
理央が編み始めると、周りから感嘆の声が上がる。
あっという間に次の色を手に取る。
そして次の色……それを繰り返してあっという間に可愛らしいものが完成した。
「これ、おばあさんに似合うかなって……どうですか?」
「まぁ……っ!! 素敵っ!! スズランね」
理央がおばあさんのために作ったのは小さなスズランのコサージュ。
白と薄紫と桜のような色味の三本のスズランに茎と葉っぱの緑が実に可愛らしい。
理央が知っているかはわからないが、スズランの花言葉は『再び幸せが訪れる』。
家族に送るプレゼントとしては素晴らしいものだ。
「理央くん、ありがとう。大切にするわ!」
「ふふっ」
理央にとって、おばあさんとの出会いは特別なものになったに違いない。
* * *
おまけにおばあさんの初音視点も書こうと思っていますのでどうぞお楽しみに♡
「えっ? 母さんに送ったものをもう見せてもらったんじゃないですか?」
「ええ。それはもちろん見たけれど、それ以外にもあるんでしょう? 凌也のことだからとびきりの写真や動画を手元に置いてるはずだわ!」
「――っ、おばあさんには参ったな」
さすがあの母さんの母。
俺が勝てるわけがないな。
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そう言いつつも見せなければ諦めないだろう。
「お友だちにも可愛い理央くんを自慢したいのよ。ねっ、いいでしょう?」
「わかりましたよ。特別ですよ」
そう言って、おばあさんの持っているスマホに選りすぐりの動画の中から一つ、おばあさんに送った。
「あっ! 来たわ! ほら、理央くんも一緒に見て!」
おばあさんはポケットからイヤホンを取り出して、早速動画を再生した。
もちろん、理央と片耳ずつ分け合っている。
「わっ! 可愛いわぁ。これはお城なんでしょう?」
「はい。あっ、ここで凌也さんが抱っこしてくれたんです」
「あら、そうなの。ふふっ」
どこからどう見ても本当の孫とそれを愛でる祖母の姿だな。
それだけ理央を気に入ってもらえたのを喜ばないといけないか。
「ああ……とっても素敵だったわ」
うっとりとした表情を見せる祖母の姿を見ていると、人は幾つになっても憧れるものがあるのだと思い知らされる。
「おばあさんのネックレスがとっても似合うってみんなから褒められました」
「ふふっ。良かったわ。あのドレスにもとっても似合っていたわね」
「はい。あのドレス、僕の宝物です」
「まぁ。ふふっ。良かったわね、凌也」
そう言って微笑んでくれるおばあさんは、俺が今まで見てみた笑顔の中でも一番嬉しそうに見えた。
「さぁ、お茶もしたし、私のお友達を理央くんと凌也に紹介するわ」
「えっ、でも……」
理央は人見知りであまり慣れてない……そう言いたかったけれど、
「さぁ、行きましょう」
と理央の手を握ってさっさと歩いていってしまう。
この行動力はやはり母さんの母だな。
理央は理央でもうすっかりおばあさんに慣れきっているから、言われた通りについていってしまう。
いや、あのおばあさんの勢いから離れようとすることが理央にはそもそも無理か。
けれど、理央がワクワクした表情をしているからこれを遮るのもよくないな。
せっかくの機会だ。
ここは何も言わずについていくとしよう。
「みんなー、見てみてー。私の可愛い孫が遊びに来てくれたの!」
「あらあら、初音さんの孫? こんなに可愛い子がいたなんて知らなかったわ」
「ふふっ。でしょう? うちの秘蔵っ子なのよ」
「お名前はなんて言うの?」
「えっと、あの……観月、理央です」
「あらー、声も可愛いわ。ほっぺも赤くて食べちゃいたいくらいね」
「あっ、だめです! 僕のほっぺは凌也さんのものなので、ごめんなさい!」
可愛く頭を下げる理央の姿に一瞬静寂に包まれたが、俺はそれどころじゃない。
理央が人前で堂々と宣言してくれるなんて、これは夢じゃないか?
「――っ!! 理央っ」
急いで駆け寄って抱きしめて、
「理央、そんなふうに言ってくれて嬉しいよ」
というと、
「だって、僕の全ては凌也さんのものですもんね。神さまの前で誓いましたし」
と言って可愛らしい笑顔を見せてくれる。
「ああ、その通りだよ。理央、私のものだ」
あまりにも幸せすぎて理央を抱き抱えていると、
「えっ? それって……」
「あら? そういうこと?」
「ふふっ。そういうことなの。理央くんはうちの凌也の大事な子よ」
「そうなの? 凌也くん! いい子見つけたじゃない!! さすがね。あなたは絶対にいい子を見つけるって思ってたわ」
と褒められた。
「あ、ありがとうございます」
あまりの反応の良さに思考が一瞬止まって、お礼しか言えない。
祖母はともかく、この世代は同性愛には難色を示すかと思ったが、そうではないのだな。
理央の前でみんな好意的というのはありがたい。
さすが祖母の友人だ。
「ねぇ、理央くん。麗花から理央くんは編み物が上手だと聞いたのだけど」
「はい。上手かは分かりませんけど、昔からよく作ってます」
「私にも編み方を教えてもらえないかしら?」
「はい。僕でよければ喜んで」
「そう? じゃあ、すぐに持ってくるわね」
そういうとおばあさんは俺に理央を託して、いそいそと自分の部屋に戻って行った。
「二人の馴れ初めを聞かせてちょうだいよ」
「あっ、私も聞きたいわ」
すぐに、おばあさんの親友でここに一緒のタイミングで入所した菫さんと佳乃さんに囲まれてしまった。
こうなったら何も話さないでいるわけにはいかないだろうな。
「出会ってすぐに理央に一目惚れしたんですよ。私の運命の人だったってことでしょうね」
「あら、運命だなんて……素敵!」
「理央くんも凌也くんと初めてあった時運命だと思ったの?」
「えっ、えっと、僕は……凌也さんのこと、王子さまだって思いました。困ってた僕のこと助けてくれて……すごくかっこよかったです」
「ふふっ。理央くんだけの王子さまね。いいわぁ、お似合いの二人ね」
そう言われて理央は嬉しそうに俺を見上げた。
ああ、俺はいつだって理央の王子さまで居続けるよ。
「お待たせー!」
おばあさんが持ってきた籠には棒に突き刺さったままの編みかけのものが置かれている。
「指先が衰えないようにと思って、編み物を始めたんだけどここがどうしてもうまくできないのよ。理央くん、教えてもらえるかしら? こっちに座ってやってみて!」
「はい」
人に頼られたことが嬉しいのだろう。
理央は頬を赤らめながらもおばあさんに案内されて席についた。
リモートでフランスにいる弓弦くんたちにも教えていたこともあって、最近教えるのが上手くなってきた。
普通の人の編む速度に慣れてきたというか、そのおかげで安心して編み物をやらせることもできるようになった。
以前のように追い立てられて編むこともなくなったことが何よりも嬉しい。
「あ、ここはこうするといいんですよ」
「ああ、そういうことなのね」
「こっちは?」
「これはこうするといいです」
「すごーい!! 理央くん、すごいわ!!」
「そんな……っ」
「ねぇ、何か小さなものでいいから編んでみてくれないかしら?」
「小さなもの?」
「ええ。ここにある毛糸をなんでも使ってちょうだい」
「うーん、分かりました!」
理央は自信満々に答えるとかぎ針を持ってまずは白い毛糸を手に取った。
理央が編み始めると、周りから感嘆の声が上がる。
あっという間に次の色を手に取る。
そして次の色……それを繰り返してあっという間に可愛らしいものが完成した。
「これ、おばあさんに似合うかなって……どうですか?」
「まぁ……っ!! 素敵っ!! スズランね」
理央がおばあさんのために作ったのは小さなスズランのコサージュ。
白と薄紫と桜のような色味の三本のスズランに茎と葉っぱの緑が実に可愛らしい。
理央が知っているかはわからないが、スズランの花言葉は『再び幸せが訪れる』。
家族に送るプレゼントとしては素晴らしいものだ。
「理央くん、ありがとう。大切にするわ!」
「ふふっ」
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