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ライバル出現?
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パソコンを持ってきた俺は、ソファーに腰を下ろし
「直くん、こっちにおいで」
と隣に座らせながらテーブルの上にパソコンをセットした。
いつもはマイク付きイヤホンをつけて会話をするけれど、今日は直くんたちにも一緒に聞いて欲しいからそのままにしておいた。
「伯父さん、とりあえずカールには直くんのことは養子ってことで紹介して良いのかな? 伯父さんが絢斗さんと同性カップルだというのは以前からカールに話しているし」
「ああ、私たちはそれで構わないが、直くんはそれで良いかな?」
「はい。その方が嬉しいです」
ドイツでは同性婚が認められているし、養子をとって育てているカップルもカールの周りにも結構いるって前に話していたから全く問題はないだろう。
ビデオチャットで呼び出すと、待ち侘びていたのか、カールからすぐに反応が来てパソコン画面にいつもの見慣れたカールの部屋が映った。
「わっ、映った。もうあっちはドイツなんですか?」
「ふふっ。そうだよ」
「すごいですね」
これだけで楽しそうにしている直くんが可愛い。
ーhallo! ノボル!
ーHi! カール!
ー日本行きが待ちきれなくて連絡しちゃったよ。
ーははっ。そんなに楽しみにしてくれるのは俺も嬉しいよ。
ー日本にいる間はノボルの家に住まわせてくれるんだろう?
ーそれがさ、うちの家……親が急遽海外赴任になってカールが来る頃にはフランスにいるんだ。
ーええっ!! 嘘だろっ!! すっごく楽しみにしていたのに! って、いうか、ノボルもフランスに行くのか? 日本の大学に行くって話じゃなかったか?
ーああ、そうなんだ。だから、俺……一人で日本に残って伯父さん家に居候させてもらうことにしたんだ。
ーああ、そうか、ノボルが日本に居られるようになったのはよかった! でも、伯父さん家なら僕は泊まりに行けないな……。残念だよ。
がっかりと肩を落としているのが画面越しにもよくわかる。
ーいや、だからそれでカールに話そうと思ってたんだけど、俺の友達がカールのホームスティ先になっていいって言ってくれているんだ。どうかな?
ーえっ? ノボルの友達の家? でも流石に迷惑じゃないか? 面識もないのに。
ーいや、あいつの家……今までにも何人かホームスティを受け入れてて、両親も友達もドイツ語できるから問題ないって言ってくれてるんだ。それで、もしよかったらこっちに来る前に、こうしてビデオチャットで話したいって。相性もあるだろうし、その上で来るかどうか決めたらどうかな?
ーいや、そうしてくれるのは僕はありがたいけど、本当に迷惑じゃないか?
ー大丈夫だって。だから、近いうちに友達をここに呼ぶから今日みたいに話そう。
ーわかった。楽しみにしているよ。それはそうと……
ーんっ? どうした?
ーノボルの隣にいる可愛い子、誰? ノボルは兄弟とかいなかったよね?
ーははっ。見えてた?
ーああ。いつ紹介してくれるのかって楽しみにしてたよ。
ー彼は今居候している伯父さんの息子で直純くんっていうんだよ。俺たちより4つ年下かな。直くん、こっちに近づいて。
ーは、はい。
直くんが緊張しながら、俺にピッタリと寄り添ってくる。
ーあ、あの、直純です。ドイツ語、まだ勉強始めたばかりでわからなくてごめんなさい。
ーわっ! 可愛いな! 僕、カールだよ! 僕が日本語話せるから気にしないで! 仲良くしようね。
ーふふっ。はい。嬉しいです。
画面の向こうでカールが嬉しそうに直くんに手を振っているのが見える。
まさか、直くんに一目惚れしたとかないよな?
直くんはまだ少し緊張しているみたいだけど、人懐っこいカールに安心しているように見える。
「ふふっ。昇くん、カールくんに嫉妬してる?」
俺の隣にいた絢斗さんが小声でそう言ってくる。
でも、こんなふうに楽しそうな直くんを見ていると嫉妬してしまうのも仕方がない。
「大丈夫。直くんにはそんな気持ちは全くないよ。カールくんも昇くん以外の日本人の年下の男の子に会えて嬉しいだけだよ。自分がお兄さんになった気分でいるんじゃないかな? カールくん、一人っ子でしょ?」
「うん。そうか、確かに。そうかも……」
そう答えると、絢斗さんは笑いながら、画面に顔を出し、
ーHi! カール、絢斗だよ。
と手を振りながら気さくに話しかけてくれている。
ーわっ! アヤトさん。ノボルから話に聞いてました。大学教授だって! すごい、本物だ!
カールに絢斗さんの話をしていた時から、大学教授な絢斗さんをリスペクトしていたからこうして話ができて嬉しいんだろうな。
ーふふっ。日本に来たら、直くんと一緒にお茶しようね。
ーは、はい。ぜひ!!
綺麗な絢斗さんの誘いにカールはすっかり浮かれているみたいだ。
「直くん、こっちにおいで」
と隣に座らせながらテーブルの上にパソコンをセットした。
いつもはマイク付きイヤホンをつけて会話をするけれど、今日は直くんたちにも一緒に聞いて欲しいからそのままにしておいた。
「伯父さん、とりあえずカールには直くんのことは養子ってことで紹介して良いのかな? 伯父さんが絢斗さんと同性カップルだというのは以前からカールに話しているし」
「ああ、私たちはそれで構わないが、直くんはそれで良いかな?」
「はい。その方が嬉しいです」
ドイツでは同性婚が認められているし、養子をとって育てているカップルもカールの周りにも結構いるって前に話していたから全く問題はないだろう。
ビデオチャットで呼び出すと、待ち侘びていたのか、カールからすぐに反応が来てパソコン画面にいつもの見慣れたカールの部屋が映った。
「わっ、映った。もうあっちはドイツなんですか?」
「ふふっ。そうだよ」
「すごいですね」
これだけで楽しそうにしている直くんが可愛い。
ーhallo! ノボル!
ーHi! カール!
ー日本行きが待ちきれなくて連絡しちゃったよ。
ーははっ。そんなに楽しみにしてくれるのは俺も嬉しいよ。
ー日本にいる間はノボルの家に住まわせてくれるんだろう?
ーそれがさ、うちの家……親が急遽海外赴任になってカールが来る頃にはフランスにいるんだ。
ーええっ!! 嘘だろっ!! すっごく楽しみにしていたのに! って、いうか、ノボルもフランスに行くのか? 日本の大学に行くって話じゃなかったか?
ーああ、そうなんだ。だから、俺……一人で日本に残って伯父さん家に居候させてもらうことにしたんだ。
ーああ、そうか、ノボルが日本に居られるようになったのはよかった! でも、伯父さん家なら僕は泊まりに行けないな……。残念だよ。
がっかりと肩を落としているのが画面越しにもよくわかる。
ーいや、だからそれでカールに話そうと思ってたんだけど、俺の友達がカールのホームスティ先になっていいって言ってくれているんだ。どうかな?
ーえっ? ノボルの友達の家? でも流石に迷惑じゃないか? 面識もないのに。
ーいや、あいつの家……今までにも何人かホームスティを受け入れてて、両親も友達もドイツ語できるから問題ないって言ってくれてるんだ。それで、もしよかったらこっちに来る前に、こうしてビデオチャットで話したいって。相性もあるだろうし、その上で来るかどうか決めたらどうかな?
ーいや、そうしてくれるのは僕はありがたいけど、本当に迷惑じゃないか?
ー大丈夫だって。だから、近いうちに友達をここに呼ぶから今日みたいに話そう。
ーわかった。楽しみにしているよ。それはそうと……
ーんっ? どうした?
ーノボルの隣にいる可愛い子、誰? ノボルは兄弟とかいなかったよね?
ーははっ。見えてた?
ーああ。いつ紹介してくれるのかって楽しみにしてたよ。
ー彼は今居候している伯父さんの息子で直純くんっていうんだよ。俺たちより4つ年下かな。直くん、こっちに近づいて。
ーは、はい。
直くんが緊張しながら、俺にピッタリと寄り添ってくる。
ーあ、あの、直純です。ドイツ語、まだ勉強始めたばかりでわからなくてごめんなさい。
ーわっ! 可愛いな! 僕、カールだよ! 僕が日本語話せるから気にしないで! 仲良くしようね。
ーふふっ。はい。嬉しいです。
画面の向こうでカールが嬉しそうに直くんに手を振っているのが見える。
まさか、直くんに一目惚れしたとかないよな?
直くんはまだ少し緊張しているみたいだけど、人懐っこいカールに安心しているように見える。
「ふふっ。昇くん、カールくんに嫉妬してる?」
俺の隣にいた絢斗さんが小声でそう言ってくる。
でも、こんなふうに楽しそうな直くんを見ていると嫉妬してしまうのも仕方がない。
「大丈夫。直くんにはそんな気持ちは全くないよ。カールくんも昇くん以外の日本人の年下の男の子に会えて嬉しいだけだよ。自分がお兄さんになった気分でいるんじゃないかな? カールくん、一人っ子でしょ?」
「うん。そうか、確かに。そうかも……」
そう答えると、絢斗さんは笑いながら、画面に顔を出し、
ーHi! カール、絢斗だよ。
と手を振りながら気さくに話しかけてくれている。
ーわっ! アヤトさん。ノボルから話に聞いてました。大学教授だって! すごい、本物だ!
カールに絢斗さんの話をしていた時から、大学教授な絢斗さんをリスペクトしていたからこうして話ができて嬉しいんだろうな。
ーふふっ。日本に来たら、直くんと一緒にお茶しようね。
ーは、はい。ぜひ!!
綺麗な絢斗さんの誘いにカールはすっかり浮かれているみたいだ。
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