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ドイツの彼
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<side磯山卓>
絢斗という人生の伴侶と出会い、私の人生の全てを絢斗と共に過ごしていこうと決めた日から、自分の子どもを持つということは私の頭から消え去っていた。
元々自分の遺伝子を引き継ぐ子が欲しいと特別思っていたわけでもない。
そもそも結婚することすら考えていなかった。
絢斗と出会ってからは私には絢斗さえいてくれればそれでいい。
他には何もいらないと思うようになった。
その後、弟・毅が早々と運命の相手・二葉さんと出会い、愛の結晶である昇を抱かせてもらった時点で、子どもはもう十分だと感じたのだ。
ただ一つの気掛かりは緑川の家。
親なら誰しも我が子が結婚して孫を得ることを想像するだろう。
しかし、一人っ子だった絢斗が私を選んだことで、緑川家には孫ができる可能性は無くなった。
それでも絢斗の両親は、絢斗が幸せならばそれでいいと快く私たちのことを認めてくださった。
挨拶に行ったあの日、私たちの話を静かに聞いてくれて、
――わかった。絢斗を頼む。二人で幸せになってくれ
そう言って頭を下げられたことを今でもよく覚えている。
結婚が早かった絢斗の両親とは、実は一回りほどしか離れていない。だからだろう、義両親というよりは歳の離れた友人というくらいの感覚で話をしてくれる。その空間が心地良い。
絢斗が今は亡き義母の秋穂さんと、私の弟の毅の妻である二葉さんと三人で絢斗の実家で女子会をしている間、義父の賢将さんと私と毅、そして昇と過ごすこともよくあった。
秋穂さんも賢将さんも私たちに一度も養子縁組といった子どもの話を持ちかけてきたことはない。
私たちが二人で幸せなことを知っているからだ。その分、昇のことを自分の孫のように可愛がってくれていた。その姿を見るだけで私たちは幸せだった。
けれど、今回直純くんと生活を始め、初めてパパと呼ばれた瞬間、私の中に父性というものが湧き上がると同時にこれで賢将さんに孫を見せてやれるという思いが込み上げてきた。
私たちに血のつながりはない。それどころが実の両親はまだ健在だ。
それでも、私たちは親子になりたい。賢将さんにあなたの孫だと紹介したい。そんな思いがよぎった。
私たちの子どもとなった直純くんを賢将さんはどう受け止めてくれるだろうな。私たちのことを反対の言葉を何もかけることなく認めてくれた賢将さんならきっと、喜んでくれる。10年前に秋穂さんを亡くしてから海外で過ごしている賢将さんだが、彼が戻ってきた時には報告できたらいい。
私の父親は……ふふっ。見なくてもわかっている。私に息子ができたと知ったら、そして直純くんに実際に会ってみたら、きっとすぐに心を奪われる。そんな人だ。
直純くんが私たちの養子になると決めてくれたら、直純くんを連れて会いにいこう。この歳になって、父と義父を驚かせられるなんて……楽しみでしかないな。
そんなことを考えていると、昇のスマホにどこからか連絡が入った。相手は昇が話してくれていたドイツの友人。
ずっと日本行きを望んでいたという彼は本来なら毅たちと暮らす家にホームスティするはずだったのだが、毅が急遽フランスに海外赴任となり、直純くんのいる我が家で彼を受け入れるわけにはいかず、昇の友人宅にホームステイをお願いしたと言っていた。
その預かり先となったのは、毅の大学時代からの友人で私も面識のある村山家。
昇の友人・龍弥くんはドイツ語も堪能だし、ホームステイ先にはもってこいの場所だろう。
そのことをドイツの友人に説明すると言っていた。
せっかくの機会だ。
我々も挨拶をしようというと昇はリビングにパソコンを持ってきた。
昇は直純くんと絢斗を両隣に座らせて、私は画面からは見えない場所から様子を窺っていた。
画面に映った彼は、画面越しにもわかるほどかなり好感のもてる少年だった。
彼は少し大人びて見えたが、話す言葉を聞いているとやはり昇と同じ年にしか見えない。
溌剌として素直な子だという印象だ。
彼なら、村山家でもうまくやれるだろう。
近々、龍弥くんも含めてもう一度ビデオチャットで話すことを決めた後で、彼は昇の隣に座る直純くんのことを尋ねてきた。
チラチラと画面に映っていたから気になっていたのだろう。
直純くんは少し緊張していたが、画面に映る彼に挨拶をしていた。
初対面だが、やはり年齢が近いもの同士、話しやすいものがあるのだろう。
彼の軽快な話し方に緊張もすぐに解けているように見えた。
そんな二人の様子に嫉妬の炎を燃やしていた昇に絢斗が声をかける。
昇もまだまだ若いからすぐに嫉妬してしまうのだろうが、絢斗の言葉にすぐに落ち着いたようだ。
やはり絢斗の存在は直純くんだけでなく、昇にも重要なようだ。
絢斗が笑顔でビデオチャットに入ると、画面の彼が嬉しそうな声をあげる。
どうやら昇が絢斗の話を以前からしていたようだ。
あまりにも喜び勇んだ反応に、絢斗も満更ではなさそうだ。
年甲斐もなく、嫉妬してしまった私は我慢できずに
ーカール。初めまして。絢斗の夫だよ。
と絢斗の肩を抱き寄せながらビデオチャットに割り込んだ。
ーあっ、はい。初めまして。カールです。よろしくお願いします。
ー日本に遊びに来たら、私の絢斗と直くんを頼むよ。
ーは、はい。わ、わかりました。
カールを少し怯えさせてしまったが、仕方がない。
やはり私は幾つになっても絢斗に対しては我慢が効かないようだ。
絢斗という人生の伴侶と出会い、私の人生の全てを絢斗と共に過ごしていこうと決めた日から、自分の子どもを持つということは私の頭から消え去っていた。
元々自分の遺伝子を引き継ぐ子が欲しいと特別思っていたわけでもない。
そもそも結婚することすら考えていなかった。
絢斗と出会ってからは私には絢斗さえいてくれればそれでいい。
他には何もいらないと思うようになった。
その後、弟・毅が早々と運命の相手・二葉さんと出会い、愛の結晶である昇を抱かせてもらった時点で、子どもはもう十分だと感じたのだ。
ただ一つの気掛かりは緑川の家。
親なら誰しも我が子が結婚して孫を得ることを想像するだろう。
しかし、一人っ子だった絢斗が私を選んだことで、緑川家には孫ができる可能性は無くなった。
それでも絢斗の両親は、絢斗が幸せならばそれでいいと快く私たちのことを認めてくださった。
挨拶に行ったあの日、私たちの話を静かに聞いてくれて、
――わかった。絢斗を頼む。二人で幸せになってくれ
そう言って頭を下げられたことを今でもよく覚えている。
結婚が早かった絢斗の両親とは、実は一回りほどしか離れていない。だからだろう、義両親というよりは歳の離れた友人というくらいの感覚で話をしてくれる。その空間が心地良い。
絢斗が今は亡き義母の秋穂さんと、私の弟の毅の妻である二葉さんと三人で絢斗の実家で女子会をしている間、義父の賢将さんと私と毅、そして昇と過ごすこともよくあった。
秋穂さんも賢将さんも私たちに一度も養子縁組といった子どもの話を持ちかけてきたことはない。
私たちが二人で幸せなことを知っているからだ。その分、昇のことを自分の孫のように可愛がってくれていた。その姿を見るだけで私たちは幸せだった。
けれど、今回直純くんと生活を始め、初めてパパと呼ばれた瞬間、私の中に父性というものが湧き上がると同時にこれで賢将さんに孫を見せてやれるという思いが込み上げてきた。
私たちに血のつながりはない。それどころが実の両親はまだ健在だ。
それでも、私たちは親子になりたい。賢将さんにあなたの孫だと紹介したい。そんな思いがよぎった。
私たちの子どもとなった直純くんを賢将さんはどう受け止めてくれるだろうな。私たちのことを反対の言葉を何もかけることなく認めてくれた賢将さんならきっと、喜んでくれる。10年前に秋穂さんを亡くしてから海外で過ごしている賢将さんだが、彼が戻ってきた時には報告できたらいい。
私の父親は……ふふっ。見なくてもわかっている。私に息子ができたと知ったら、そして直純くんに実際に会ってみたら、きっとすぐに心を奪われる。そんな人だ。
直純くんが私たちの養子になると決めてくれたら、直純くんを連れて会いにいこう。この歳になって、父と義父を驚かせられるなんて……楽しみでしかないな。
そんなことを考えていると、昇のスマホにどこからか連絡が入った。相手は昇が話してくれていたドイツの友人。
ずっと日本行きを望んでいたという彼は本来なら毅たちと暮らす家にホームスティするはずだったのだが、毅が急遽フランスに海外赴任となり、直純くんのいる我が家で彼を受け入れるわけにはいかず、昇の友人宅にホームステイをお願いしたと言っていた。
その預かり先となったのは、毅の大学時代からの友人で私も面識のある村山家。
昇の友人・龍弥くんはドイツ語も堪能だし、ホームステイ先にはもってこいの場所だろう。
そのことをドイツの友人に説明すると言っていた。
せっかくの機会だ。
我々も挨拶をしようというと昇はリビングにパソコンを持ってきた。
昇は直純くんと絢斗を両隣に座らせて、私は画面からは見えない場所から様子を窺っていた。
画面に映った彼は、画面越しにもわかるほどかなり好感のもてる少年だった。
彼は少し大人びて見えたが、話す言葉を聞いているとやはり昇と同じ年にしか見えない。
溌剌として素直な子だという印象だ。
彼なら、村山家でもうまくやれるだろう。
近々、龍弥くんも含めてもう一度ビデオチャットで話すことを決めた後で、彼は昇の隣に座る直純くんのことを尋ねてきた。
チラチラと画面に映っていたから気になっていたのだろう。
直純くんは少し緊張していたが、画面に映る彼に挨拶をしていた。
初対面だが、やはり年齢が近いもの同士、話しやすいものがあるのだろう。
彼の軽快な話し方に緊張もすぐに解けているように見えた。
そんな二人の様子に嫉妬の炎を燃やしていた昇に絢斗が声をかける。
昇もまだまだ若いからすぐに嫉妬してしまうのだろうが、絢斗の言葉にすぐに落ち着いたようだ。
やはり絢斗の存在は直純くんだけでなく、昇にも重要なようだ。
絢斗が笑顔でビデオチャットに入ると、画面の彼が嬉しそうな声をあげる。
どうやら昇が絢斗の話を以前からしていたようだ。
あまりにも喜び勇んだ反応に、絢斗も満更ではなさそうだ。
年甲斐もなく、嫉妬してしまった私は我慢できずに
ーカール。初めまして。絢斗の夫だよ。
と絢斗の肩を抱き寄せながらビデオチャットに割り込んだ。
ーあっ、はい。初めまして。カールです。よろしくお願いします。
ー日本に遊びに来たら、私の絢斗と直くんを頼むよ。
ーは、はい。わ、わかりました。
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