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初めてのキス
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「昇、そろそろ直くんを起こしておいで」
そう言われて俺は直くんを迎えに部屋に戻った。
大きなクマと小さなクマに守られるように眠っている直くんは絵本に出てくる姫のようだ。
ああ、この子が俺の恋人になったんだと思うと、嬉しさが込み上げてくる。
伯父さんからも許可を得たし、可愛い俺の姫をキスで起こすとしようか。
そっと直くんのそばに近づいて床に膝をついて立ち、スウスウと穏やかな寝息を立てている直くんの頬に近づけてチュッと唇を当てた。
柔らかな感触が唇から伝わってきて、それだけで興奮してしまう。
「んっ……」
俺の唇の感触に気付いたのか、直くんが静かに目を開けるとすぐ近くにいた俺の顔をとらえた。
驚くかと思ったけれど、すぐにふわっとした可愛い笑顔をみせ
「昇さん……」
と嬉しそうに俺の名前を呼んでくれる。
直くんにとって俺がすぐ近くにいることが当たり前だと思われているようで途轍もなく嬉しい。
「よく眠れた?」
「はい」
「それならよかった。俺がいない間、クマたちに直くんをみてもらってたんだ」
「一人じゃなかったから寂しくなかったです。でも、夜は昇さんと一緒がいいです」
「――っ、直くん。そうだな、俺も一緒がいい」
横たわったままの直くんをそっと抱きかかえて、腕の中に閉じ込める。
まだ寝覚めたばかりの直くんはいつもより体温が高くていい匂いがする。
きっとこれは直くんの体臭なんだろう。
ずっと嗅いでいたいと思ってしまうくらいに愛おしい。
「直くん、おはよう」
「わっ!」
チュッと直くんの頬に唇を当てると、びっくりして俺が唇を当てた場所を小さな手で触れていた。
「驚いた?」
「は、はい。でも嬉しいです」
「そっか。よかった。恋人同士だから、起きた時や寝る時、家を出る時なんかも頬やおでこにキスするんだよ」
「あっ、パパとあやちゃんもお出かけの時にキス、してます。パパたちは唇でしたけど……」
「そう。伯父さんと絢斗さんは大人だし、夫夫だから唇だけど、俺たちはまだ未成年で恋人だから唇はもう少し大人になってから。それまでは頬やおでこかな」
「そうなんですね。わかりました。あの、じゃあ昇さん。僕も……」
もしかしたらそんな流れになってくれないかと期待したけど、まさかこんなにも上手くいくなんて思わなかった。
うわーっ、緊張する!!
「おでこがいい? それとも頬にする?」
「え、えっと……ほっぺがいいです」
くっ!! ほっぺの言い方が可愛い。
「わかった」
そう言って直くんに頬を近づけると、直くんは目を瞑ったままそっと唇を俺の頬に近づけてくるのが視界に入ってくる。
これ、めちゃくちゃ可愛いぞ。
可愛いキス顔を見逃したくなくて、そのまま目を開けてその様子をみていると、直くんの唇が俺の頬にチュッと当たった。
くっーっ!!! 最高だな!!!
ああ、もう恋人になれて本当によかった。
「どう、でしたか?」
「最高だったよ。直くんはどうだった?」
「はい。すっごくドキドキしたけど、嬉しかったです。だから、パパとあやちゃんもいつも嬉しそうなんだなってわかりました」
「そうか。じゃあ、そろそろご飯食べに行こうか。ご飯できそうだから呼びにきたんだ」
「あ、そうだったんですね。でも、なんだか昇さんのことで胸がいっぱいです」
そう言って直くんの方から俺に寄り添ってくれる。
ああ、もう。俺のことを好きだと自覚してからの直くんが可愛すぎて困るな。
「大丈夫、俺が食べさせてあげるよ」
「はい」
嬉しそうな笑顔をしてくれる直くんと手を繋ぎリビングに向かうと、もうすでにダイニングテーブルには料理が並べられていた。
「パパ、あやちゃん。ごめんなさい。待たせちゃいましたか?」
「気にしないでいい。今、ちょうど並べ終わったところだから、いいタイミングだったよ」
「そうだよ。ほら、一緒に食べよう」
「はーい」
不安そうだった直くんが伯父さんと絢斗さんの優しい言葉にすぐに安心した表情を浮かべる。
もうすっかり家族になってきたな。
「わぁー、美味しそう!!」
「お代わりもあるから、好きなだけ食べなさい」
「これ、なんですか?」
「ああ、これはパプリカのマリネ。俺が作ったんだ。食べてみる?」
「はい」
「じゃあ、あーんして」
そういうと素直に口を開けてくれる。
可愛い舌が見えるだけでドキドキする。
直くんは俺がそんなところにドキドキしていることも知らずに、嬉しそうに俺の作ったマリネを食べる。
その嬉しそうな表情をずっとみていたいから、俺は料理を頑張ろうと思えるんだ。
ああ、恋人になれて本当によかった。
そう言われて俺は直くんを迎えに部屋に戻った。
大きなクマと小さなクマに守られるように眠っている直くんは絵本に出てくる姫のようだ。
ああ、この子が俺の恋人になったんだと思うと、嬉しさが込み上げてくる。
伯父さんからも許可を得たし、可愛い俺の姫をキスで起こすとしようか。
そっと直くんのそばに近づいて床に膝をついて立ち、スウスウと穏やかな寝息を立てている直くんの頬に近づけてチュッと唇を当てた。
柔らかな感触が唇から伝わってきて、それだけで興奮してしまう。
「んっ……」
俺の唇の感触に気付いたのか、直くんが静かに目を開けるとすぐ近くにいた俺の顔をとらえた。
驚くかと思ったけれど、すぐにふわっとした可愛い笑顔をみせ
「昇さん……」
と嬉しそうに俺の名前を呼んでくれる。
直くんにとって俺がすぐ近くにいることが当たり前だと思われているようで途轍もなく嬉しい。
「よく眠れた?」
「はい」
「それならよかった。俺がいない間、クマたちに直くんをみてもらってたんだ」
「一人じゃなかったから寂しくなかったです。でも、夜は昇さんと一緒がいいです」
「――っ、直くん。そうだな、俺も一緒がいい」
横たわったままの直くんをそっと抱きかかえて、腕の中に閉じ込める。
まだ寝覚めたばかりの直くんはいつもより体温が高くていい匂いがする。
きっとこれは直くんの体臭なんだろう。
ずっと嗅いでいたいと思ってしまうくらいに愛おしい。
「直くん、おはよう」
「わっ!」
チュッと直くんの頬に唇を当てると、びっくりして俺が唇を当てた場所を小さな手で触れていた。
「驚いた?」
「は、はい。でも嬉しいです」
「そっか。よかった。恋人同士だから、起きた時や寝る時、家を出る時なんかも頬やおでこにキスするんだよ」
「あっ、パパとあやちゃんもお出かけの時にキス、してます。パパたちは唇でしたけど……」
「そう。伯父さんと絢斗さんは大人だし、夫夫だから唇だけど、俺たちはまだ未成年で恋人だから唇はもう少し大人になってから。それまでは頬やおでこかな」
「そうなんですね。わかりました。あの、じゃあ昇さん。僕も……」
もしかしたらそんな流れになってくれないかと期待したけど、まさかこんなにも上手くいくなんて思わなかった。
うわーっ、緊張する!!
「おでこがいい? それとも頬にする?」
「え、えっと……ほっぺがいいです」
くっ!! ほっぺの言い方が可愛い。
「わかった」
そう言って直くんに頬を近づけると、直くんは目を瞑ったままそっと唇を俺の頬に近づけてくるのが視界に入ってくる。
これ、めちゃくちゃ可愛いぞ。
可愛いキス顔を見逃したくなくて、そのまま目を開けてその様子をみていると、直くんの唇が俺の頬にチュッと当たった。
くっーっ!!! 最高だな!!!
ああ、もう恋人になれて本当によかった。
「どう、でしたか?」
「最高だったよ。直くんはどうだった?」
「はい。すっごくドキドキしたけど、嬉しかったです。だから、パパとあやちゃんもいつも嬉しそうなんだなってわかりました」
「そうか。じゃあ、そろそろご飯食べに行こうか。ご飯できそうだから呼びにきたんだ」
「あ、そうだったんですね。でも、なんだか昇さんのことで胸がいっぱいです」
そう言って直くんの方から俺に寄り添ってくれる。
ああ、もう。俺のことを好きだと自覚してからの直くんが可愛すぎて困るな。
「大丈夫、俺が食べさせてあげるよ」
「はい」
嬉しそうな笑顔をしてくれる直くんと手を繋ぎリビングに向かうと、もうすでにダイニングテーブルには料理が並べられていた。
「パパ、あやちゃん。ごめんなさい。待たせちゃいましたか?」
「気にしないでいい。今、ちょうど並べ終わったところだから、いいタイミングだったよ」
「そうだよ。ほら、一緒に食べよう」
「はーい」
不安そうだった直くんが伯父さんと絢斗さんの優しい言葉にすぐに安心した表情を浮かべる。
もうすっかり家族になってきたな。
「わぁー、美味しそう!!」
「お代わりもあるから、好きなだけ食べなさい」
「これ、なんですか?」
「ああ、これはパプリカのマリネ。俺が作ったんだ。食べてみる?」
「はい」
「じゃあ、あーんして」
そういうと素直に口を開けてくれる。
可愛い舌が見えるだけでドキドキする。
直くんは俺がそんなところにドキドキしていることも知らずに、嬉しそうに俺の作ったマリネを食べる。
その嬉しそうな表情をずっとみていたいから、俺は料理を頑張ろうと思えるんだ。
ああ、恋人になれて本当によかった。
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