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僕も一緒に……
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<side直純>
カールがきた!
昨日僕が寝てしまってちゃんとバイバイも言えなかったから寂しかったんだ。
でも今日は夕方までずっと家にいてくれる。
もちろんあやちゃんと勉強したり、パパの仕事場で勉強するのが目的だけど、一緒に過ごせる時間もあるから楽しみなんだ。
美味しい朝ごはんを食べてのんびりしていたところに、カールと村山さんがきてすぐに昇さんが迎えに行った。
上まで上がってきてくれるのが楽しみでたまらない。
「直くん、待ちきれないみたいだね。玄関に行っておいで」
あやちゃんに僕が浮かれているのが気づかれて少し恥ずかしかったけど、嬉しすぎて隠せないから仕方がない。
僕が玄関に駆け込んだのと同時に扉が開いた。
「昇さん、カールは?」
昇さんの顔が見えてすぐにそう尋ねると、昇さんの後ろから笑顔のカールが見えた。
「ナオ! おはよう!!」
「カール! おはよう」
本当にカールだ! カールが来てくれたんだ!
家に来てくれるのは一花さん以来だからすごく嬉しい。
「玄関に出迎えてくれたんだね。ありがとう」
「待ちきれなくて……。カール、昨日はごめんなさい」
「んっ? どうしてナオが謝るの?」
「だって、僕……お出かけ中に寝ちゃって……」
呆れられてしまっただろうなって思ってた。
でもカールはキョトンとした顔で僕を見て、「バカだな」って笑ってた。
「僕もあの後寝ちゃったんだ。ご飯食べると眠くなるから仕方ないよ。でも今日こうして会えるって思ってたから気にしてなかったよ。ナオに謝られたら僕も謝らないといけなくなっちゃうよ」
「カール……」
「ね、それより家の中を見せて。それにナオの部屋も見せてよ。前にビデオチャットで話した時から入ってみたかったんだ!」
カールの優しい笑顔に心配していた気持ちが一気になくなっていくのがわかる。
「うん! 来て! 今日はおじいちゃまたちもいるんだよ!」
「わぁ、嬉しい!」
僕はカールと手を繋いで部屋の中に案内した。
「パパー、あやちゃん! カールが来ましたー!」
「カールくん、いらっしゃい!」
「緑川先生、今日はよろしくお願いします!」
カールはあやちゃんを見ると、深々と頭を下げた。
「そんな硬くならないでいいよ。私も今日は楽しみにしてたんだ。わからないところがあったらどんどん質問していいからね」
「はい、ありがとうございます!」
わぁ、なんかあやちゃんの先生っぽいところが見られて嬉しい。すごいなぁ。
「カールくん。昼食が終わったら私の事務所を見学していいからね。事務員の中谷くんがいるからわからないことがあったらなんでも聞いていいよ。ああ、もちろん私にもね」
「はい! ありがとうございます!」
いいなぁ、パパの事務所……。僕も見学したい。やっぱりダメかな?
うーん、聞いてみようかな……ドキドキする。
言おうかどうしようか悩んでいると、パパが僕に気づいてくれた。
「直くん、どうかしたのか?」
「あ、あの……僕も、パパの事務所を見学したいなって……あの、絶対に邪魔はしません。だから……だめ、ですか?」
仕事場だし、ダメって言われるだろうな。
でも仕事をしているパパを見てみたい!
ドキドキしながら見上げると、パパは僕をじっとみていたけれど、
「卓!」
おじいちゃまに声をかけられてピクッと身体を震わせた。
「あの、パパ?」
「ああ、ごめんごめん。もちろん見学してくれて構わないよ。というか、見学してほしい。直くんにみてもらえるなら嬉しいよ」
「――っ、よかった! 嬉しい!!」
パパに許してもらえたのが嬉しくて、僕はパパに抱きつきに行った。
すると、パパが優しく抱きしめてくれる。
それがすごく嬉しかった。
<side昇>
カールと村山を連れて家に入ろうとすると玄関を開いた瞬間、直くんが飛び出してきた。
俺を出迎えに来てくれたと思ったけれど、直くんの目的はカールだったみたいだ。
いや、昨日からカールのことを気にしてたし、わかってたけどね。
でも目の前であんなにも嬉しそうな表情を見るとちょっと複雑な気持ちになってくる。
そっと村山に視線を向けると村山も俺と同じような表情をしている。
とりあえず直くんたちの邪魔はしないように静かに待っていると、カールが昨日は自分も寝てしまったと直くんに告げていた。
あの時、カールはそんな感じは見せてなかった。きっと直くんのためにそう言ったんだろう。
カールも意外とやるな。
家の中が見たいと言い出したカールの手を取ってさっさと二人で家の中に入っていく。
二人とも俺たちのことはすっかり忘れているようだ。
「まぁ、仕方ないよな」
「そうだな……」
「今日は帰りも俺が迎えにいくから、一緒に帰ろう」
「ああ、そうだと思ってたよ」
そんな話をしながらのそのそと家の中に入ると、直くんが伯父さんに抱きついているのが目に入ってきた。
はっ? 何? どんな状況?
驚きが強すぎて頭が回らない。
だけど、絢斗さんが嬉しそうに二人を見ているから、きっと何か直くんに取って嬉しいことがあったんだろう。
ここは寛大な気持ちで一度深呼吸をしてからゆっくりと直くんに近づいた。
「直くん、どうしたの?」
「あ、昇さん! 聞いてください! パパが僕もカールと一緒に事務所を見学していいって言ってくれたんです! それが嬉しくて!!」
満面の笑顔でそんな報告を受ける。
なるほど、そういうことか。
「それはよかったね! 伯父さんの働いているところを見られるのは貴重だからすごく勉強になると思うよ」
「はい! 僕もそう思います!!」
嬉しそうな直くんを見て、俺は思わずギュッと抱きしめた。
カールがきた!
昨日僕が寝てしまってちゃんとバイバイも言えなかったから寂しかったんだ。
でも今日は夕方までずっと家にいてくれる。
もちろんあやちゃんと勉強したり、パパの仕事場で勉強するのが目的だけど、一緒に過ごせる時間もあるから楽しみなんだ。
美味しい朝ごはんを食べてのんびりしていたところに、カールと村山さんがきてすぐに昇さんが迎えに行った。
上まで上がってきてくれるのが楽しみでたまらない。
「直くん、待ちきれないみたいだね。玄関に行っておいで」
あやちゃんに僕が浮かれているのが気づかれて少し恥ずかしかったけど、嬉しすぎて隠せないから仕方がない。
僕が玄関に駆け込んだのと同時に扉が開いた。
「昇さん、カールは?」
昇さんの顔が見えてすぐにそう尋ねると、昇さんの後ろから笑顔のカールが見えた。
「ナオ! おはよう!!」
「カール! おはよう」
本当にカールだ! カールが来てくれたんだ!
家に来てくれるのは一花さん以来だからすごく嬉しい。
「玄関に出迎えてくれたんだね。ありがとう」
「待ちきれなくて……。カール、昨日はごめんなさい」
「んっ? どうしてナオが謝るの?」
「だって、僕……お出かけ中に寝ちゃって……」
呆れられてしまっただろうなって思ってた。
でもカールはキョトンとした顔で僕を見て、「バカだな」って笑ってた。
「僕もあの後寝ちゃったんだ。ご飯食べると眠くなるから仕方ないよ。でも今日こうして会えるって思ってたから気にしてなかったよ。ナオに謝られたら僕も謝らないといけなくなっちゃうよ」
「カール……」
「ね、それより家の中を見せて。それにナオの部屋も見せてよ。前にビデオチャットで話した時から入ってみたかったんだ!」
カールの優しい笑顔に心配していた気持ちが一気になくなっていくのがわかる。
「うん! 来て! 今日はおじいちゃまたちもいるんだよ!」
「わぁ、嬉しい!」
僕はカールと手を繋いで部屋の中に案内した。
「パパー、あやちゃん! カールが来ましたー!」
「カールくん、いらっしゃい!」
「緑川先生、今日はよろしくお願いします!」
カールはあやちゃんを見ると、深々と頭を下げた。
「そんな硬くならないでいいよ。私も今日は楽しみにしてたんだ。わからないところがあったらどんどん質問していいからね」
「はい、ありがとうございます!」
わぁ、なんかあやちゃんの先生っぽいところが見られて嬉しい。すごいなぁ。
「カールくん。昼食が終わったら私の事務所を見学していいからね。事務員の中谷くんがいるからわからないことがあったらなんでも聞いていいよ。ああ、もちろん私にもね」
「はい! ありがとうございます!」
いいなぁ、パパの事務所……。僕も見学したい。やっぱりダメかな?
うーん、聞いてみようかな……ドキドキする。
言おうかどうしようか悩んでいると、パパが僕に気づいてくれた。
「直くん、どうかしたのか?」
「あ、あの……僕も、パパの事務所を見学したいなって……あの、絶対に邪魔はしません。だから……だめ、ですか?」
仕事場だし、ダメって言われるだろうな。
でも仕事をしているパパを見てみたい!
ドキドキしながら見上げると、パパは僕をじっとみていたけれど、
「卓!」
おじいちゃまに声をかけられてピクッと身体を震わせた。
「あの、パパ?」
「ああ、ごめんごめん。もちろん見学してくれて構わないよ。というか、見学してほしい。直くんにみてもらえるなら嬉しいよ」
「――っ、よかった! 嬉しい!!」
パパに許してもらえたのが嬉しくて、僕はパパに抱きつきに行った。
すると、パパが優しく抱きしめてくれる。
それがすごく嬉しかった。
<side昇>
カールと村山を連れて家に入ろうとすると玄関を開いた瞬間、直くんが飛び出してきた。
俺を出迎えに来てくれたと思ったけれど、直くんの目的はカールだったみたいだ。
いや、昨日からカールのことを気にしてたし、わかってたけどね。
でも目の前であんなにも嬉しそうな表情を見るとちょっと複雑な気持ちになってくる。
そっと村山に視線を向けると村山も俺と同じような表情をしている。
とりあえず直くんたちの邪魔はしないように静かに待っていると、カールが昨日は自分も寝てしまったと直くんに告げていた。
あの時、カールはそんな感じは見せてなかった。きっと直くんのためにそう言ったんだろう。
カールも意外とやるな。
家の中が見たいと言い出したカールの手を取ってさっさと二人で家の中に入っていく。
二人とも俺たちのことはすっかり忘れているようだ。
「まぁ、仕方ないよな」
「そうだな……」
「今日は帰りも俺が迎えにいくから、一緒に帰ろう」
「ああ、そうだと思ってたよ」
そんな話をしながらのそのそと家の中に入ると、直くんが伯父さんに抱きついているのが目に入ってきた。
はっ? 何? どんな状況?
驚きが強すぎて頭が回らない。
だけど、絢斗さんが嬉しそうに二人を見ているから、きっと何か直くんに取って嬉しいことがあったんだろう。
ここは寛大な気持ちで一度深呼吸をしてからゆっくりと直くんに近づいた。
「直くん、どうしたの?」
「あ、昇さん! 聞いてください! パパが僕もカールと一緒に事務所を見学していいって言ってくれたんです! それが嬉しくて!!」
満面の笑顔でそんな報告を受ける。
なるほど、そういうことか。
「それはよかったね! 伯父さんの働いているところを見られるのは貴重だからすごく勉強になると思うよ」
「はい! 僕もそう思います!!」
嬉しそうな直くんを見て、俺は思わずギュッと抱きしめた。
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