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この子が愛おしい+おまけの西条くん
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おまけの西条くん、少し加筆修正しています。
* * *
<side卓>
あのキスは昇にとって不可抗力だ。
突然可愛い直くんが高校に現れて、嬉しそうに抱きついて見上げてきたら、それは混乱してキスをしてしまうだろう。
それは同じように愛しい相手がいる私もよくわかっている。
それでも……これほど大勢の前で、可愛い息子が堂々とキスをしたという事実を受け止めきれない。
「直くん、幸せそう!」
隣で浮かれ切っている絢斗のように、そこまで寛大ではいられない。
できれば見たくなかったが、見てしまった。怒りでも悲しみでも、かと言って喜びでもない。なんと表現していいかもわからないぐちゃぐちゃな気持ちで私は、二人の姿を見つめるしかなかった。
「あっ! あの人、栗原くんじゃない?」
奥から昇たちの元に近づいている人物を見て、いち早く絢斗が動いた。
栗原くんは桜城大学理学部の卒業生で、絢斗の直接の教え子ではないが志良堂の講義を聴講していた関係もあって、絢斗とは見知った仲だ。それに何より、今は昇の担任をしている城戸くんが栗原くんの恋人であり、城戸くんが桜城大学の学生時代、絢斗と鳴宮くんに気に入られていてお茶をする間柄だったこともあって、二人のことはよく知っている。
学年主任となっている栗原くんがこんなにも騒ぎになってしまった昇を注意するのだろうと察した絢斗は二人の間に入るべく、さっと駆け寄った。
「磯山! ちょっと来い!」
そこまで怒鳴りつけているというほどの音量ではないが、彼のその声に昇の胸に埋めていた直くんがびくりと身体を震わせるのが見えた。
私は絢斗の後を追いかけ、昇だけを見つめながら二人の元に向かった。
その間に絢斗は驚く栗原くんと話をしていた。
昇と直くんが叱られないように、わざと笑顔で語りかけ、直くんから栗原くんに謝らせた。
栗原くんが直くんの心からの謝罪に耳を傾けてくれるのを知っているからだ。
思った通り、栗原くんは直くんに謝られて先ほどまでの勢いが急激に衰えた。
そして、すぐ近くで様子を見守っていた昇たちの担任の城戸くんをこちらに呼び寄せ、話をし始めた。
相変わらず城戸くんは可愛らしい顔をしている。この学校の教師が務まっているのが不思議なくらいだ。
それだけ栗原くんが目を光らせているということなんだろう。
そんなことを思いながらも、私の意識は昇と直くんにあった。
「あの、磯山先生……」
「どうした?」
城戸くんが少し不安げな表情で声をかけてきた。
「いえ、その少し表情が固い気がして……いや、やっぱり私の気のせいですね」
どうやらどんな感情を昇に見せていいのか悩んでいた顔が、城戸くんに不安を抱かせてしまったみたいだ。
城戸くんとのその会話が直くんに聞こえたようで、直くんが私に振り返った。
慌てて笑顔を作ったが、直くんは潤んだ瞳のまま昇から離れ、私に飛び込んできた。
直くんの行動に驚いたものの、受け止めない理由はない。
「どうした? 怖かったか?」
「パパ……ごめんなさい。パパたちから離れてしまって……」
いつも直くんと出かける時は、私たちから離れてはいけないと言っていたからだろう。
本当に素直でいい子だ。
「大丈夫だよ。何も怒ってないよ」
「本当?」
見上げる直くんが愛おしい。
「本当だとも」
心からの笑顔を見せれば、直くんにようやく笑顔が戻った。
私の威圧を感じなくなったからか、昇はようやくホッとしているように見えた。
「ちょうど帰宅の時間に邪魔をして悪かったね。私たちは失礼するよ」
私が直くんを抱きしめたまま、栗原くんたちと、そして周りで様子を窺っている生徒たちに聞こえるように挨拶をすると一気にピリッとした空気が辺りを包み込んだ。今のうちに絢斗と直くんを連れ帰ろう。
「昇も、帰るぞ」
私は昇に直くんを託し、絢斗の肩を抱いて校門に向かった。
「あ、うん。じゃあ、先生さようなら」
直くんをしっかりと抱き寄せて歩き出すと、校門にまで溢れていた生徒たちがさーっと道を開ける。
まるで花道のように見守られながら駐車場に着き、絢斗を助手席に座らせた。
昇が直くんと後部座席に座るのを確認して車に乗り込んだ。
そうして、長く感じられた昇の高校訪問は幕を閉じたのだった。
<side西条>
磯山があの可愛い子と公衆の面前で堂々とキスをした衝撃からまだ立ち直れない中、突然仲間に加わったイケおじと美人さんがあの可愛い子の両親らしいという声が聞こえてまたもや放心してしまった。
しかもそのイケおじと美人さんは、あの栗原先生と城戸先生の知り合いらしい。
あの栗原先生の勢いなら、絶対に磯山は生徒指導室に連れて行かれると思ったのに、あの人たちと言葉を交わしただけで栗原先生は見たこともないほどおとなしくなった。あの人たち……一体何者なんだろう?
でも、そんじょそこらの人間でないことは纏っているオーラでわかる。
その中でも一番弱そうなのに強そうなのは、磯山の恋人。
なんせ、あの栗原先生を一撃で落としたんだから。
「あの、磯山先生……」
城戸先生があのイケおじに声をかける声が聞こえて驚いた。
「村山、あの人……磯山の父親か? いや、でも前に見た時とはちょっと感じが違うような……」
「あの人は磯山の伯父さんだよ。磯山、今、事情があって伯父さんちで暮らしているからさ。ちなみに隣の美人は伯父さんのパートナー。美人だけど男性だよ」
「えっ!!」
さらりと衝撃的なことを村山から教えられて驚くことしかできない。
あの人が男性……うちの弟も綺麗な顔立ちをしているから全くないとは思えないが、男性でここまでの美人にはなかなかお目にかかれないだろう。さすが磯山家。常識じゃ考えられない。
これだけ大騒ぎを起こしておきながら、何事もなかったようにあっという間に去っていったあの磯山家の四人を茫然と見送るしかなかった。
「なぁ、村山……今のって、夢じゃないよな?」
「うん、多分……」
あの村山でさえ、磯山家の皆に茫然としているんだ。
「ハンバーガー食べて、早く現実に戻ろうか……」
「そうだな……」
俺はまだ騒然としている学校から、村山と二人で急いでその場から立ち去った。
磯山のことは入学してきた時から途轍もないオーラを放っているやつだと思っていたが、今日のことでよくわかった。
あのオーラのある人に囲まれていたらそうならざるを得なくなるんだろう。
俺がいつまでも三番手な理由がわかった気がする。
そんなある日の放課後だった。
* * *
大人になった西条は一人称『私』ですが、高校生なので『俺』にしています。
イメージ崩れたらすみません(汗)
* * *
<side卓>
あのキスは昇にとって不可抗力だ。
突然可愛い直くんが高校に現れて、嬉しそうに抱きついて見上げてきたら、それは混乱してキスをしてしまうだろう。
それは同じように愛しい相手がいる私もよくわかっている。
それでも……これほど大勢の前で、可愛い息子が堂々とキスをしたという事実を受け止めきれない。
「直くん、幸せそう!」
隣で浮かれ切っている絢斗のように、そこまで寛大ではいられない。
できれば見たくなかったが、見てしまった。怒りでも悲しみでも、かと言って喜びでもない。なんと表現していいかもわからないぐちゃぐちゃな気持ちで私は、二人の姿を見つめるしかなかった。
「あっ! あの人、栗原くんじゃない?」
奥から昇たちの元に近づいている人物を見て、いち早く絢斗が動いた。
栗原くんは桜城大学理学部の卒業生で、絢斗の直接の教え子ではないが志良堂の講義を聴講していた関係もあって、絢斗とは見知った仲だ。それに何より、今は昇の担任をしている城戸くんが栗原くんの恋人であり、城戸くんが桜城大学の学生時代、絢斗と鳴宮くんに気に入られていてお茶をする間柄だったこともあって、二人のことはよく知っている。
学年主任となっている栗原くんがこんなにも騒ぎになってしまった昇を注意するのだろうと察した絢斗は二人の間に入るべく、さっと駆け寄った。
「磯山! ちょっと来い!」
そこまで怒鳴りつけているというほどの音量ではないが、彼のその声に昇の胸に埋めていた直くんがびくりと身体を震わせるのが見えた。
私は絢斗の後を追いかけ、昇だけを見つめながら二人の元に向かった。
その間に絢斗は驚く栗原くんと話をしていた。
昇と直くんが叱られないように、わざと笑顔で語りかけ、直くんから栗原くんに謝らせた。
栗原くんが直くんの心からの謝罪に耳を傾けてくれるのを知っているからだ。
思った通り、栗原くんは直くんに謝られて先ほどまでの勢いが急激に衰えた。
そして、すぐ近くで様子を見守っていた昇たちの担任の城戸くんをこちらに呼び寄せ、話をし始めた。
相変わらず城戸くんは可愛らしい顔をしている。この学校の教師が務まっているのが不思議なくらいだ。
それだけ栗原くんが目を光らせているということなんだろう。
そんなことを思いながらも、私の意識は昇と直くんにあった。
「あの、磯山先生……」
「どうした?」
城戸くんが少し不安げな表情で声をかけてきた。
「いえ、その少し表情が固い気がして……いや、やっぱり私の気のせいですね」
どうやらどんな感情を昇に見せていいのか悩んでいた顔が、城戸くんに不安を抱かせてしまったみたいだ。
城戸くんとのその会話が直くんに聞こえたようで、直くんが私に振り返った。
慌てて笑顔を作ったが、直くんは潤んだ瞳のまま昇から離れ、私に飛び込んできた。
直くんの行動に驚いたものの、受け止めない理由はない。
「どうした? 怖かったか?」
「パパ……ごめんなさい。パパたちから離れてしまって……」
いつも直くんと出かける時は、私たちから離れてはいけないと言っていたからだろう。
本当に素直でいい子だ。
「大丈夫だよ。何も怒ってないよ」
「本当?」
見上げる直くんが愛おしい。
「本当だとも」
心からの笑顔を見せれば、直くんにようやく笑顔が戻った。
私の威圧を感じなくなったからか、昇はようやくホッとしているように見えた。
「ちょうど帰宅の時間に邪魔をして悪かったね。私たちは失礼するよ」
私が直くんを抱きしめたまま、栗原くんたちと、そして周りで様子を窺っている生徒たちに聞こえるように挨拶をすると一気にピリッとした空気が辺りを包み込んだ。今のうちに絢斗と直くんを連れ帰ろう。
「昇も、帰るぞ」
私は昇に直くんを託し、絢斗の肩を抱いて校門に向かった。
「あ、うん。じゃあ、先生さようなら」
直くんをしっかりと抱き寄せて歩き出すと、校門にまで溢れていた生徒たちがさーっと道を開ける。
まるで花道のように見守られながら駐車場に着き、絢斗を助手席に座らせた。
昇が直くんと後部座席に座るのを確認して車に乗り込んだ。
そうして、長く感じられた昇の高校訪問は幕を閉じたのだった。
<side西条>
磯山があの可愛い子と公衆の面前で堂々とキスをした衝撃からまだ立ち直れない中、突然仲間に加わったイケおじと美人さんがあの可愛い子の両親らしいという声が聞こえてまたもや放心してしまった。
しかもそのイケおじと美人さんは、あの栗原先生と城戸先生の知り合いらしい。
あの栗原先生の勢いなら、絶対に磯山は生徒指導室に連れて行かれると思ったのに、あの人たちと言葉を交わしただけで栗原先生は見たこともないほどおとなしくなった。あの人たち……一体何者なんだろう?
でも、そんじょそこらの人間でないことは纏っているオーラでわかる。
その中でも一番弱そうなのに強そうなのは、磯山の恋人。
なんせ、あの栗原先生を一撃で落としたんだから。
「あの、磯山先生……」
城戸先生があのイケおじに声をかける声が聞こえて驚いた。
「村山、あの人……磯山の父親か? いや、でも前に見た時とはちょっと感じが違うような……」
「あの人は磯山の伯父さんだよ。磯山、今、事情があって伯父さんちで暮らしているからさ。ちなみに隣の美人は伯父さんのパートナー。美人だけど男性だよ」
「えっ!!」
さらりと衝撃的なことを村山から教えられて驚くことしかできない。
あの人が男性……うちの弟も綺麗な顔立ちをしているから全くないとは思えないが、男性でここまでの美人にはなかなかお目にかかれないだろう。さすが磯山家。常識じゃ考えられない。
これだけ大騒ぎを起こしておきながら、何事もなかったようにあっという間に去っていったあの磯山家の四人を茫然と見送るしかなかった。
「なぁ、村山……今のって、夢じゃないよな?」
「うん、多分……」
あの村山でさえ、磯山家の皆に茫然としているんだ。
「ハンバーガー食べて、早く現実に戻ろうか……」
「そうだな……」
俺はまだ騒然としている学校から、村山と二人で急いでその場から立ち去った。
磯山のことは入学してきた時から途轍もないオーラを放っているやつだと思っていたが、今日のことでよくわかった。
あのオーラのある人に囲まれていたらそうならざるを得なくなるんだろう。
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