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番外編
ジュエリー相談
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要さんと話をして、ネックレスにすることに決めた。
要さんの細い首を考えると、鎖は細いほうが似合うだろう。
だがあまりにも細すぎると女性用っぽく見える。
「どれくらいの鎖を選んだらいいんだろう?」
私自身、こうしたジュエリーを買うことも初めてで何もわからない。
それは要さんも同じようだ。
正直に舞川さんにアドバイスを求めると、笑顔で教えてくれる。
「そうですね。トップ……この装飾部分を大きめにするなら鎖はこれくらいの太さは欲しいですね」
持っていた鞄から太さの違う鎖が並んだ写真を見せて、指差しながら教えてくれるから想像しやすい。
「要くんはトップのデザインをどんなイメージにしたいとかある?」
「え、えっと……」
要さんは少し言いづらそうに私をチラリとみた。
私の意見を気にしているのだろうか。
「要さん。気にせず好きなものを言っていいですよ。私は要さんが気にいるものをつけて欲しいんですから」
「冬貴さん……あの、私……冬貴さんを感じられるようなものがいいなって……」
「私を……?」
思わぬ言葉に驚いて聞き返すと、要さんはほんのり頬を染めて頷いた。
「お仕事で離れている時間もずっと感じられたら寂しくないかなって……」
愛しい人からそんな嬉しいことを言ってもらえる日が来るなんて……私はなんて幸せ者なんだ。
そっと要さんを抱き寄せると、私たちの様子を嬉しそうに眺めていた舞川さんがささっと筆を滑らせる。
あっという間に何かを描きあげたかと思ったら、私たちにクロッキー帳を見せてくれた。
「冬貴さんの名前のイメージで雪の結晶とかどうですか? これならそこまで大きなトップでなくても目立ちますし、綺麗ですよ」
「雪の、結晶……」
全く思いつきもしなかったモチーフだが、これを要さんがつけてくれたら……想像するだけで似合うのがわかる。
「これ、すごくいいですね。要さんはどうですか?」
隣にいる要さんをみて尋ねると、要さんは舞川さんが描いたデザイン画に釘付けになっていた。
その姿を見るだけで、要さんがそのデザインを気に入ったのはよくわかった。
「これにしましょうか?」
優しく問いかけると、要さんは私をみて嬉しそうに何度も首を縦に振った。
そして舞川さんを見ると興奮したように話し始めた。
「歩夢くん、びっくりしたよー! すっごく可愛いデザイン!」
「要くんが気に入ってくれたならよかった。それじゃああとはどんな宝石をつけるかだね」
「どんな宝石?」
聞き返した要さんに、舞川さんは鞄から宝石の写真を集めたバイブルサイズの手帳を取り出した。
「これがダイヤモンド」
「わぁ、綺麗」
要さんの目が輝くのが可愛い。高価なものだからというのではなく、単純に美しいと思って溢れた言葉なのが要さんらしい。
「このダイヤモンドにはいくつかの色があって……」
赤、黄、黒、青、緑、ピンク。
そのどれも神秘的な色で美しいが、その中でも青が……
「この色がとっても綺麗だね」
私が思ったのと同じタイミングで要さんが指差したのは、青。ブルーダイヤモンドだ。
「雪の結晶をモチーフにするなら、ブルーはピッタリだよ。要くん」
舞川さんからもそう言われて嬉しそうだ。
「それなら……」
またさらさらと描き始めたのを私と要さんは静かに見守った。
そしてすぐにデザイン画を見せられる。
「結晶の中心をブルーにして、周りを透明なダイヤモンドで囲むのと、逆に周りをブルーにして中心を透明なダイヤにするのはどちらが好みかな?」
同じデザインでも宝石の配色が異なるだけで印象がガラッと変わる。
「要さんはどちらが好きですか?」
「私は……ブルーが中心のほうが可愛いかなって……」
「私もです。気が合いますね」
そう告げると、要さんは嬉しそうに笑った。
でも本当にブルーが中心のほうが好みだった。
同じものを同じように綺麗だと思う。それが私も嬉しかった。
「それじゃあこのデザインで仕上げてみますね」
そうして私から要さんへの贈り物は決まった。
舞川さんはそれからも次々に会話をしながらデザイン画を描きあげて行く。
その的確なアドバイスとデザイン画の正確さに私はただ驚くしかなかった。
そんな中、氷室が何かを思い出したように私に話しかけてきた。
「そういえば、真壁……もうすぐ恒例の剣道大会だろう? 久代さんも応援に連れて行くなら俺たちも一緒に観に行こうか?」
その言葉に、要さんが驚いた表情で私をみた。
要さんの細い首を考えると、鎖は細いほうが似合うだろう。
だがあまりにも細すぎると女性用っぽく見える。
「どれくらいの鎖を選んだらいいんだろう?」
私自身、こうしたジュエリーを買うことも初めてで何もわからない。
それは要さんも同じようだ。
正直に舞川さんにアドバイスを求めると、笑顔で教えてくれる。
「そうですね。トップ……この装飾部分を大きめにするなら鎖はこれくらいの太さは欲しいですね」
持っていた鞄から太さの違う鎖が並んだ写真を見せて、指差しながら教えてくれるから想像しやすい。
「要くんはトップのデザインをどんなイメージにしたいとかある?」
「え、えっと……」
要さんは少し言いづらそうに私をチラリとみた。
私の意見を気にしているのだろうか。
「要さん。気にせず好きなものを言っていいですよ。私は要さんが気にいるものをつけて欲しいんですから」
「冬貴さん……あの、私……冬貴さんを感じられるようなものがいいなって……」
「私を……?」
思わぬ言葉に驚いて聞き返すと、要さんはほんのり頬を染めて頷いた。
「お仕事で離れている時間もずっと感じられたら寂しくないかなって……」
愛しい人からそんな嬉しいことを言ってもらえる日が来るなんて……私はなんて幸せ者なんだ。
そっと要さんを抱き寄せると、私たちの様子を嬉しそうに眺めていた舞川さんがささっと筆を滑らせる。
あっという間に何かを描きあげたかと思ったら、私たちにクロッキー帳を見せてくれた。
「冬貴さんの名前のイメージで雪の結晶とかどうですか? これならそこまで大きなトップでなくても目立ちますし、綺麗ですよ」
「雪の、結晶……」
全く思いつきもしなかったモチーフだが、これを要さんがつけてくれたら……想像するだけで似合うのがわかる。
「これ、すごくいいですね。要さんはどうですか?」
隣にいる要さんをみて尋ねると、要さんは舞川さんが描いたデザイン画に釘付けになっていた。
その姿を見るだけで、要さんがそのデザインを気に入ったのはよくわかった。
「これにしましょうか?」
優しく問いかけると、要さんは私をみて嬉しそうに何度も首を縦に振った。
そして舞川さんを見ると興奮したように話し始めた。
「歩夢くん、びっくりしたよー! すっごく可愛いデザイン!」
「要くんが気に入ってくれたならよかった。それじゃああとはどんな宝石をつけるかだね」
「どんな宝石?」
聞き返した要さんに、舞川さんは鞄から宝石の写真を集めたバイブルサイズの手帳を取り出した。
「これがダイヤモンド」
「わぁ、綺麗」
要さんの目が輝くのが可愛い。高価なものだからというのではなく、単純に美しいと思って溢れた言葉なのが要さんらしい。
「このダイヤモンドにはいくつかの色があって……」
赤、黄、黒、青、緑、ピンク。
そのどれも神秘的な色で美しいが、その中でも青が……
「この色がとっても綺麗だね」
私が思ったのと同じタイミングで要さんが指差したのは、青。ブルーダイヤモンドだ。
「雪の結晶をモチーフにするなら、ブルーはピッタリだよ。要くん」
舞川さんからもそう言われて嬉しそうだ。
「それなら……」
またさらさらと描き始めたのを私と要さんは静かに見守った。
そしてすぐにデザイン画を見せられる。
「結晶の中心をブルーにして、周りを透明なダイヤモンドで囲むのと、逆に周りをブルーにして中心を透明なダイヤにするのはどちらが好みかな?」
同じデザインでも宝石の配色が異なるだけで印象がガラッと変わる。
「要さんはどちらが好きですか?」
「私は……ブルーが中心のほうが可愛いかなって……」
「私もです。気が合いますね」
そう告げると、要さんは嬉しそうに笑った。
でも本当にブルーが中心のほうが好みだった。
同じものを同じように綺麗だと思う。それが私も嬉しかった。
「それじゃあこのデザインで仕上げてみますね」
そうして私から要さんへの贈り物は決まった。
舞川さんはそれからも次々に会話をしながらデザイン画を描きあげて行く。
その的確なアドバイスとデザイン画の正確さに私はただ驚くしかなかった。
そんな中、氷室が何かを思い出したように私に話しかけてきた。
「そういえば、真壁……もうすぐ恒例の剣道大会だろう? 久代さんも応援に連れて行くなら俺たちも一緒に観に行こうか?」
その言葉に、要さんが驚いた表情で私をみた。
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