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第一章 真宮家 対 天沢家
三話 話し合い
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6月3日 火曜日 昨日色々とありすぎたせいで、まだ心から休めるような感じではない。もう天沢 美帆は攻撃を仕掛けて来るようなことはないだろうか。天気は曇りだった。
教室。朝はいつもと変わらない。鷲尾が先生に怒られていて、窓を開け、鷲を飛ばす。いつもと違ったのはお昼休みの時だった。今日は教室でパンを食べていた。クリームパンだ。薄いが餅のように長く伸びる生地に大量のクリームをはさんだ、家から少し離れたところにあるパン屋さんのものである。なかなかの美味しさだ。鷲尾は友達と学食を食べているらしい。
私が最後の一口を食べた時だった。
「純。」
不意に名前を呼ばれた。昨日散々聞いた声だ。
「何。佳織。」
鬼頭佳織。手にはチョコパンを持っていた。お昼に食べるのには甘過ぎないか。私も人のことは言えないが。彼女は無言で私の前の席に腰を下ろした。
「あれからなんかあった?」
「いや·····何も。」
「そう」そう言うと彼女は無言で手に持っていたパンを食べる。理解した。つまり彼女は一緒にお昼を食べに来たのだ。この子は友達が居ないのだろうか。
「ねえ。純ってさ、友達いないの?」
「いるよ。と言うか、佳織こそ·····」
「何よ?」
「あっれー??」目障りな声が響いた。
「純に友達がいるー!!」オーバーリアクションで叫んでいるこいつは鷲尾 優だ。後ろにはさっきまで鷲尾と一緒に学食を食べていた青年がいる。青年は緑のボサボサな髪の毛にワイシャツのボタン開け、着崩している。目付きが悪く、何故かこっちを睨みつけてくるのだ。確か八代と言う苗字のサポートが得意な一族だった気がする····何度か見かけたことはあるが、名前は知らない。
「何?あんた達。純の友達?」
「そうだよ♡大親友♪赤毛の君は?名前なんて言うの?」こいつは本当にはてなが多いな…
佳織の目付きが悪くなる。後ろで睨みつけている奴のせいか。
「鬼頭 佳織よ·····」
「なるほど、鬼頭家か。まあ、そうだろうね。赤毛でつり目だし。」
「つり目って·····あっあんたこそ誰なのよっ!」その瞬間鷲尾の顔が輝く。
「俺は鷲尾家長男でイケメンな容姿をもち、バトルの腕は超一流。優秀の優、優れているの優、優しいの優。鷲尾 優だよ。」長いんだよ。自己紹介が。
「で·····その後ろの目付き悪いやつは?」
「テメーに言われたくねぇよ。このつり目女。」初めて後ろにいた青年の声を聞いた。第一印象だが、やはり柄が悪い。
「って、何なのよ。あんた達っ!!」
「でっ、このヤンキーみたいなやつが八代 康典」
「俺はヤンキーじゃねぇっ!!」今、八代 康典と紹介された男が叫ぶ。いやどこからどう見てもヤンキーだろう。ピアスは開けまくっているし、目つきも悪いし。
「純、行きましょ。こんなヤツらと関わることはないわ。」いやごもっともな意見だ。佳織に手首を捕まれ、教室の外に引っ張られていく。
「私の教室に来なさい。」廊下を引っ張られながら歩く私。
「別に引っ張らなくても、歩けるから··」そういった時、声をかけられた。
「ちょっといいかな·····」
薄ピンクのショートボブに、ふわふわした声。優しそうな緑の瞳。the女の子と言う感じの子だ。少しうつむいておどおどしながら話しかけてくる。
「少し話がしたくて·····その·····美帆のことを·····真宮さんに·····」
私はこの子を知っていた。花染由里香。華京六花の一つ花染家。華京町一の治癒能力を持つ家だ。あまり戦争をしているイメージはない。それどころかとても優しい一族で結構印象のいい家だ。
「話って何よ?」佳織が言う。
「いや·····鬼頭家には関係ない話だよ。」雰囲気でだが、二人には面識があるような気がした。
「真宮さんに言いたいことがあって·····」
「どうしたの?花染さん」
俯きながら上目遣いで彼女は言う。
「2日後の夜····天沢家と水無家で戦争が起こるかも·····」
水無家と天沢家が仲が悪いのは知っていたが常に冷戦状態だった。この二つの家が戦争になるなんてたしか七年ぶりだ。それどころかここ五年はかなり平和だった。小さな名門家同士の戦いは今もあり、悲しい事に死者や怪我人が出続けている。だが、大きな名門家同士がぶつかり合う時、その名門家の傘下にある家も総動員で参加しないといけないため、規模が大きくなり、かなりの死者や怪我人がでる。水無家の傘下の一つ鷲尾家も行かないといけないだろう。だが、思った。
「それをなんで私に?」
「実はこれ·····真宮家も関係しているの。」どういうことだ·····天沢家と真宮家が対立していることに関係があるのか·····
「それってどういう·····」
「ごめん。これ以上は言えなくて·····」
「はあ?何なのよ。あんた。言いたいことがあるのならはっきり喋りなさい。」佳織が言う。すると花染さんはむっとしたのか。
「私は真宮さんと話したいの。佳織は黙っといてっ」やはりこの二人には面識がある。まあ同じ華京六家だし無いことではないだろう。
「ごめんね。真宮さん。私·····本当に詳しいことは言えなくて·····でも絶対後々分かるから」そう言うと走って言った。なんだったんだ一体·····
教室。朝はいつもと変わらない。鷲尾が先生に怒られていて、窓を開け、鷲を飛ばす。いつもと違ったのはお昼休みの時だった。今日は教室でパンを食べていた。クリームパンだ。薄いが餅のように長く伸びる生地に大量のクリームをはさんだ、家から少し離れたところにあるパン屋さんのものである。なかなかの美味しさだ。鷲尾は友達と学食を食べているらしい。
私が最後の一口を食べた時だった。
「純。」
不意に名前を呼ばれた。昨日散々聞いた声だ。
「何。佳織。」
鬼頭佳織。手にはチョコパンを持っていた。お昼に食べるのには甘過ぎないか。私も人のことは言えないが。彼女は無言で私の前の席に腰を下ろした。
「あれからなんかあった?」
「いや·····何も。」
「そう」そう言うと彼女は無言で手に持っていたパンを食べる。理解した。つまり彼女は一緒にお昼を食べに来たのだ。この子は友達が居ないのだろうか。
「ねえ。純ってさ、友達いないの?」
「いるよ。と言うか、佳織こそ·····」
「何よ?」
「あっれー??」目障りな声が響いた。
「純に友達がいるー!!」オーバーリアクションで叫んでいるこいつは鷲尾 優だ。後ろにはさっきまで鷲尾と一緒に学食を食べていた青年がいる。青年は緑のボサボサな髪の毛にワイシャツのボタン開け、着崩している。目付きが悪く、何故かこっちを睨みつけてくるのだ。確か八代と言う苗字のサポートが得意な一族だった気がする····何度か見かけたことはあるが、名前は知らない。
「何?あんた達。純の友達?」
「そうだよ♡大親友♪赤毛の君は?名前なんて言うの?」こいつは本当にはてなが多いな…
佳織の目付きが悪くなる。後ろで睨みつけている奴のせいか。
「鬼頭 佳織よ·····」
「なるほど、鬼頭家か。まあ、そうだろうね。赤毛でつり目だし。」
「つり目って·····あっあんたこそ誰なのよっ!」その瞬間鷲尾の顔が輝く。
「俺は鷲尾家長男でイケメンな容姿をもち、バトルの腕は超一流。優秀の優、優れているの優、優しいの優。鷲尾 優だよ。」長いんだよ。自己紹介が。
「で·····その後ろの目付き悪いやつは?」
「テメーに言われたくねぇよ。このつり目女。」初めて後ろにいた青年の声を聞いた。第一印象だが、やはり柄が悪い。
「って、何なのよ。あんた達っ!!」
「でっ、このヤンキーみたいなやつが八代 康典」
「俺はヤンキーじゃねぇっ!!」今、八代 康典と紹介された男が叫ぶ。いやどこからどう見てもヤンキーだろう。ピアスは開けまくっているし、目つきも悪いし。
「純、行きましょ。こんなヤツらと関わることはないわ。」いやごもっともな意見だ。佳織に手首を捕まれ、教室の外に引っ張られていく。
「私の教室に来なさい。」廊下を引っ張られながら歩く私。
「別に引っ張らなくても、歩けるから··」そういった時、声をかけられた。
「ちょっといいかな·····」
薄ピンクのショートボブに、ふわふわした声。優しそうな緑の瞳。the女の子と言う感じの子だ。少しうつむいておどおどしながら話しかけてくる。
「少し話がしたくて·····その·····美帆のことを·····真宮さんに·····」
私はこの子を知っていた。花染由里香。華京六花の一つ花染家。華京町一の治癒能力を持つ家だ。あまり戦争をしているイメージはない。それどころかとても優しい一族で結構印象のいい家だ。
「話って何よ?」佳織が言う。
「いや·····鬼頭家には関係ない話だよ。」雰囲気でだが、二人には面識があるような気がした。
「真宮さんに言いたいことがあって·····」
「どうしたの?花染さん」
俯きながら上目遣いで彼女は言う。
「2日後の夜····天沢家と水無家で戦争が起こるかも·····」
水無家と天沢家が仲が悪いのは知っていたが常に冷戦状態だった。この二つの家が戦争になるなんてたしか七年ぶりだ。それどころかここ五年はかなり平和だった。小さな名門家同士の戦いは今もあり、悲しい事に死者や怪我人が出続けている。だが、大きな名門家同士がぶつかり合う時、その名門家の傘下にある家も総動員で参加しないといけないため、規模が大きくなり、かなりの死者や怪我人がでる。水無家の傘下の一つ鷲尾家も行かないといけないだろう。だが、思った。
「それをなんで私に?」
「実はこれ·····真宮家も関係しているの。」どういうことだ·····天沢家と真宮家が対立していることに関係があるのか·····
「それってどういう·····」
「ごめん。これ以上は言えなくて·····」
「はあ?何なのよ。あんた。言いたいことがあるのならはっきり喋りなさい。」佳織が言う。すると花染さんはむっとしたのか。
「私は真宮さんと話したいの。佳織は黙っといてっ」やはりこの二人には面識がある。まあ同じ華京六家だし無いことではないだろう。
「ごめんね。真宮さん。私·····本当に詳しいことは言えなくて·····でも絶対後々分かるから」そう言うと走って言った。なんだったんだ一体·····
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