11 / 13
本章
雑談
しおりを挟む
「で、なにしにきたのさ」
「え、遊びに来ただけだけど」
「は?」
「いやあ、君の誰か来てくれないかな~っていう声が聞こえたから遊びに来た。以上」
「......マジ?」
「マジ」
どうやらこのお気楽神様は本気で私と話すためだけに訪ねてきたらしい。
個人としては話し相手が欲しかったからいいんだけど、神様としてはどうなのだろうか。
「まあまあ大丈夫だって。それより、君は僕に対してなにか言いたいことがあるんじゃなかった?」
意地の悪い笑みを浮かべてガイアがそう聞いてくるので.......
「じゃあ遠慮なく♪」
私の渾身の右ストレートは、ペチンと間抜けな音をたててガイアの右手に軽々と吸い込まれた。
「そっちから煽ってきたんだから、一発くらい食らってくれたっていいじゃん!」
「ゴメンネーボクイタイノニガテナンダー」
「棒読みで言うな!棒読みで!!」
本当に腹立つな~。
「.........ごめんね」
「......え?」
「いきなりビックリしたでしょ?乙女ゲームの中だなんて」
「当たり前でしょ、そりゃあ誰だってビックリするよ!」
「知らなかったんだ。僕の世界が君たちの世界では『乙女ゲーム』だと呼ばれているだなんて。僕としては、一番権力のある地位で幸せになると思ってた。なのに......」
「......仕方ないでしょ?なっちゃったものはしょうがない。」
「うん......だからこれ」
「?......なに?これ」
「僕の骨の一部」
「は?」
自称『ガイアの骨』は、シルバーのチェーンのペンダントトップに透き通った水色の水晶玉のようなものが付いているペンダントだった。
「なんちゅうもんを軽々と......私はこれをどうすればいいの?」
「これからずっと、この水晶玉を肌身離さず持っていて欲しいんだ」
「......持っていて、どうすんの?」
「これがあれば、いつでも僕と通信できる。君が危機に陥ったとき、すぐ助けに行けるんだ」
「つまり、これがあればガイアといつでも雑談が可能ってこと?」
「う、うん、まあおおむねその通りだね」
「私がこれを用いて悪いことに使ったとしたら?」
さすがに警戒心がないんじゃなかろうか。
「それも考えたけど…君はそんなことしないでしょ?」
「......」
「それに、君と僕、どっちが強いと思ってるの?いくら君が僕の力の一部を受け継いでいたとしても、さすがに人間に負ける神じゃない」
「まあ確かにね」
さっきの私の渾身の右ストレートもなんなく止めたし。
「いい?絶対に、肌身離さず持ってるんだよ?」
「分かったよ、分かったから」
ガイアに促されて、ペンダントをかけた。
ガイアはそれに満足そうにうなずくと、帰っていった。
なんだかんだで、ガイアも気にしてくれていたのかもしれないな。
ー ー ー ー ー ー ー
更新遅くなってすみませんでした。
「え、遊びに来ただけだけど」
「は?」
「いやあ、君の誰か来てくれないかな~っていう声が聞こえたから遊びに来た。以上」
「......マジ?」
「マジ」
どうやらこのお気楽神様は本気で私と話すためだけに訪ねてきたらしい。
個人としては話し相手が欲しかったからいいんだけど、神様としてはどうなのだろうか。
「まあまあ大丈夫だって。それより、君は僕に対してなにか言いたいことがあるんじゃなかった?」
意地の悪い笑みを浮かべてガイアがそう聞いてくるので.......
「じゃあ遠慮なく♪」
私の渾身の右ストレートは、ペチンと間抜けな音をたててガイアの右手に軽々と吸い込まれた。
「そっちから煽ってきたんだから、一発くらい食らってくれたっていいじゃん!」
「ゴメンネーボクイタイノニガテナンダー」
「棒読みで言うな!棒読みで!!」
本当に腹立つな~。
「.........ごめんね」
「......え?」
「いきなりビックリしたでしょ?乙女ゲームの中だなんて」
「当たり前でしょ、そりゃあ誰だってビックリするよ!」
「知らなかったんだ。僕の世界が君たちの世界では『乙女ゲーム』だと呼ばれているだなんて。僕としては、一番権力のある地位で幸せになると思ってた。なのに......」
「......仕方ないでしょ?なっちゃったものはしょうがない。」
「うん......だからこれ」
「?......なに?これ」
「僕の骨の一部」
「は?」
自称『ガイアの骨』は、シルバーのチェーンのペンダントトップに透き通った水色の水晶玉のようなものが付いているペンダントだった。
「なんちゅうもんを軽々と......私はこれをどうすればいいの?」
「これからずっと、この水晶玉を肌身離さず持っていて欲しいんだ」
「......持っていて、どうすんの?」
「これがあれば、いつでも僕と通信できる。君が危機に陥ったとき、すぐ助けに行けるんだ」
「つまり、これがあればガイアといつでも雑談が可能ってこと?」
「う、うん、まあおおむねその通りだね」
「私がこれを用いて悪いことに使ったとしたら?」
さすがに警戒心がないんじゃなかろうか。
「それも考えたけど…君はそんなことしないでしょ?」
「......」
「それに、君と僕、どっちが強いと思ってるの?いくら君が僕の力の一部を受け継いでいたとしても、さすがに人間に負ける神じゃない」
「まあ確かにね」
さっきの私の渾身の右ストレートもなんなく止めたし。
「いい?絶対に、肌身離さず持ってるんだよ?」
「分かったよ、分かったから」
ガイアに促されて、ペンダントをかけた。
ガイアはそれに満足そうにうなずくと、帰っていった。
なんだかんだで、ガイアも気にしてくれていたのかもしれないな。
ー ー ー ー ー ー ー
更新遅くなってすみませんでした。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる