悪役令嬢?そんなめんどくさいこと、やると思いますか?~平凡を望む転生令嬢と、のしあがりたい男爵令嬢~

サクヤ

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守りの石~ガイア視点~

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「.....ふう」

これで大丈夫だろう。彼女は平穏無事に暮らしたいと思っているようだったから、僕の骨......『守りの石』も渡したし。神の一部はそれだけで対象者を守ることができる。

ただ、学院では、ちょっとばかし楽しませてもらうけどね?

「......よろしかったのですか?あのような人間ごときに『守りの石』を渡したりなど」

「いいんだよ。僕が本気になれば、あんなの一発で壊せるし」

「それはそうですが......」

「それに......ね?」

「ガイア様?」

「面白いと思わないかい?彼女」

「面白い......でございますか?」

彼が分からないのも無理はない。自分でも、僕の感覚は特殊だという自負がある。

でもワクワクするんだ。

神というのは、誇り高き存在だ。僕の世界の存在は、本能的に僕にひざまずく。僕に逆らってはいけないと直感する。

「初めて世界を造ったとき僕がどう思ったか、君に分かるかい?」

「.........普通の神ならば、満足するのではないでしょうか。世界を造るということは、全て自分の思い通りになるということと同義でしょうから」

「うん、そうだろうね.......だけどそれは普通の場合だ」

「......え?」

「『つまらない』それが僕が世界を造ったときに抱いた一番最初の感想だった。他の神に言われてなんとなく造ってみただけだったからね。そこに僕の意思はもとからなかったんだ。誰もが僕に逆らわない、そんな世界を造ったことを後悔したよ。一時期は世界を壊してしまおうかと思ったことさえあった。でも......その時に、彼女が現れた」

彼女は僕の世界の存在となにか違っていた。そんな彼女だからこそ、僕は興味を持ったのだと思う。
そうではなかったら、僕は彼女を引き取ることを了承しなかった。

「僕の世界の存在じゃないからこそ、僕が友達となっても、何の害もない。行動の予測がつかない。それが、とてつもなくワクワクするんだよ!」

僕はそう言って微笑んだ。


ー ー ー ー ー ー ー 

更新遅くなってすみません。
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