23 / 43
第2章 国家転覆?
第23話 蛇の目
しおりを挟む
オルフェさんから逃げるように冒険者ギルドへ向かった俺は、掲示板に貼られた依頼書を端から端まで確認した。ナバス平原とは反対方向へ向かうような依頼を見つけ、即座にそれを受注して門へ戻っていく。
そしてその依頼書をオルフェさんに見せた後、俺達は無事に門を通ることが出来たのだった。
◇
オルテリアを出発してから約一日が経過した。俺は今回受けた『夜光石の採掘依頼』の目的地であるゴワイロ洞窟に向かって、着々と歩みを進めている。
なぜネムのいるナバス平原に向かわないかって?それについては説明する必要なんてないだろう。
「ありがとうございます、ユウキさん!こうして依頼に同行する許可をくださって!」
一晩の野営を終え、朝食を食べ終えた俺の元へやってきたオルフェさん。ここには風呂も無い筈なのに髪は艶やかで、彼女からは花の香りが漂ってきていた。
一般人なら、彼女の後ろで鼻を伸ばしている部下達のように頬を染めていることだろう。しかし今の俺は違っていた。
「いえいえ……でも、本当大した事しないですよ?ゴワイロ洞窟に行って夜光石採ってくるだけですから。本当に同行する意味なんて一つもないですよ?」
オルフェさんが貴族だということも忘れて嫌味満載の言葉をぶつけていく。かぼちゃの癖して勘が良いのか、まさか俺についてくるとは思わなかった。
そんな俺の嫌味など意に介さず、オルフェさんは優しく微笑みを浮かべて見せる。
「十分素晴らしい依頼ですよ!我々も張り切って調査させて頂きます!」
そう言うとオルフェさんは出発の準備をしている部下たちの元へと戻っていった。俺は傍に立って俺達の会話を眺めていた強面の男性の元へ近寄り、小声で尋ねた。
「あの……ギルデロイ様はああ仰ってますけど、皆さんも本当に大丈夫ですか?デナード伯爵の件で調査にいらしてたんですよね?私の依頼に同行していたら、時間がもったいなくありませんか?」
「ふん!我々はオルフェ様の指示に従うのみ!オルフェ様が是といえば、全力でそれを全うする!それが特務調査団の使命だ!貴様は黙って依頼を遂行していろ!!」
俺の問いかけに対しキレ気味に反応する男性部下。部下の方が反対意見を述べてくれれば、上手いことオルフェさんに告げ口して調査団の連中を巻けると思ったのだが、そううまくはいかないようだ。
仕方なく俺は出発の準備を進めていく。こうなったら最速で洞窟へ向かい、一秒でも早くオルテリアへ帰還して別の作戦を練らなければ。
「ユウキ・イシグロ!こちらの準備は完了したぞ!貴様も用意が出来たのなら、直ぐに出発するぞ!」
「あ、はい!では皆さん、今から目的地へ向かいます!よろしくお願いします!」
調査団の連中に指示され、俺は集団の先頭を進み始める。そして歩くこと半日。俺達は目的の洞窟へ辿り着いた。
「へぇーここがゴワイロ洞窟ですか!洞窟というより……縦穴ですね!」
目の前にある大きな穴を見てそう呟くオルフェさん。他の連中も「ほぉー」と感心した様子で眺めていた。
「この穴は高さ三十メートルあるんです。穴を降りたら夜光石が採掘できるポイントまで直ぐなんですが、穴を降りれる人が中々居ないので、高ランクの依頼になっています」
「三十メートルですか!それはかなりの深さですねー!ユウキさんはどうやって降りるんですか?」
そう言って俺の目を見ながら首をかしげるオルフェさん。今回の質問は俺の懐を探るような感じではなく、率直に疑問に思ったからという感じの目だった。
だからといって気を許して全てを語ってはいけない。ここでも慎重にいかなければ、疑いが強まってしまうからな。
「私は『滑空』の魔法が使えるので、降りる時はその魔法を使っております。その代り、帰りは頑張って登るしかないんですけどね」
本当は魔法なんか使わなくてもそのまま自由落下で降りれるし、帰りは『飛翔』魔法で飛んで帰ってこれる。だが普通は生身で三十メートルも落下できないし、『飛翔』魔法は高度な風魔法なので使用出来ることは伏せておきたい。
「それは大変ですね……では今回は同行させて頂いたお礼として、私達が『飛翔』魔法でサポートいたしましょう!貴方達、ユウキさんに『飛翔』魔法を!」
俺の発言を信じてくれたのか、オルフェさんは心配そうに呟いた後、部下達に声をかけ始めた。オルフェさんの部下が俺に向けて魔法を詠唱し始める。程なくして詠唱が終わり、俺の体に『飛翔』魔法が付与された。
「申し訳ございません。私なんかのために『飛翔』魔法なんて使って頂いて……」
「気にしないでください!さぁ一緒に行きましょう!」
オルフェさんの掛け声を合図に、一斉に縦穴を降りていく。降りていく最中、何故かオルフェさんが俺の事をじっと見てきていたが、理由は分からなかった。
三十メートル地点に到着すると、壁側に大きな横穴が開いていた。その先に灯りは一つもなく暗闇が続いている。その先へ向かうため、俺は右手の平を上に向けて魔法を発動させた。
「──『光灯火』」
眩い光を発した光の球が手のひらから打ち出され、洞窟に向かって進んでいく。その球からポツポツと光の雫が垂れ落ちていき、地面に付着してその場を明るく照らしていった。
「光魔法ですか……道中でもお使いになっておられましたが、魔法がお上手なんですね!」
「ありがとうございます。その代り戦闘の方はからっきしなんですけど」
乾いた笑いで何とかごまかすが、オルフェさんの目は蛇のように俺をじっと見つめていた。光魔法といっても中級の魔法だし、そこまで怪しまれると思わなかったのだがこれでもマズかったようだ。
その場をごまかそうと俺は会話を続けた。
「この横穴を進んでいくと夜光石の採掘ポイントがあります。中に灯などありませんので、気を付けて進むようにしてください」
「ありがとうございます!我々の事は気にせず、ユウキさんは普段通りに行動してくださいね!」
オルフェさんはそう言っているが、彼女の言葉を真に受けてはならないと俺の勘が言っていた。彼女は俺の一挙手一投足を見張っている。より慎重に行動しなければならない。
ならないのだが、ここは敢えてもう一つ魔法を使っておくことにした。普通の冒険者であるならば、この魔法は使わない筈が無いからだ。
俺は『探知』魔法を発動し、横穴に向かって魔力を放出していく。波のように広がっていく魔力によって。洞窟の状況を確認していくのだ。
その様子を見ていたオルフェさんが、何か気になったのか声をかけてきた。
「今使ったのは『探知』魔法ですか?」
「え?そ、そうです。洞窟内に魔物が湧くこともありますので、念の為確認しておこうと……変でしたでしょうか?」
「いえ!私達のために気を使って下さりありがとうございます!」
オルフェさんはそう言うと、横穴に向かって歩き始めた。俺も彼女の後ろについて進み始める。その後暫くは、たわいもない質問をされて俺がそれに答える時間が過ぎた。
普段絡みのない冒険者の話は興味があったのか、オルフェさんは食い気味に話を続けていた。
そしてその依頼書をオルフェさんに見せた後、俺達は無事に門を通ることが出来たのだった。
◇
オルテリアを出発してから約一日が経過した。俺は今回受けた『夜光石の採掘依頼』の目的地であるゴワイロ洞窟に向かって、着々と歩みを進めている。
なぜネムのいるナバス平原に向かわないかって?それについては説明する必要なんてないだろう。
「ありがとうございます、ユウキさん!こうして依頼に同行する許可をくださって!」
一晩の野営を終え、朝食を食べ終えた俺の元へやってきたオルフェさん。ここには風呂も無い筈なのに髪は艶やかで、彼女からは花の香りが漂ってきていた。
一般人なら、彼女の後ろで鼻を伸ばしている部下達のように頬を染めていることだろう。しかし今の俺は違っていた。
「いえいえ……でも、本当大した事しないですよ?ゴワイロ洞窟に行って夜光石採ってくるだけですから。本当に同行する意味なんて一つもないですよ?」
オルフェさんが貴族だということも忘れて嫌味満載の言葉をぶつけていく。かぼちゃの癖して勘が良いのか、まさか俺についてくるとは思わなかった。
そんな俺の嫌味など意に介さず、オルフェさんは優しく微笑みを浮かべて見せる。
「十分素晴らしい依頼ですよ!我々も張り切って調査させて頂きます!」
そう言うとオルフェさんは出発の準備をしている部下たちの元へと戻っていった。俺は傍に立って俺達の会話を眺めていた強面の男性の元へ近寄り、小声で尋ねた。
「あの……ギルデロイ様はああ仰ってますけど、皆さんも本当に大丈夫ですか?デナード伯爵の件で調査にいらしてたんですよね?私の依頼に同行していたら、時間がもったいなくありませんか?」
「ふん!我々はオルフェ様の指示に従うのみ!オルフェ様が是といえば、全力でそれを全うする!それが特務調査団の使命だ!貴様は黙って依頼を遂行していろ!!」
俺の問いかけに対しキレ気味に反応する男性部下。部下の方が反対意見を述べてくれれば、上手いことオルフェさんに告げ口して調査団の連中を巻けると思ったのだが、そううまくはいかないようだ。
仕方なく俺は出発の準備を進めていく。こうなったら最速で洞窟へ向かい、一秒でも早くオルテリアへ帰還して別の作戦を練らなければ。
「ユウキ・イシグロ!こちらの準備は完了したぞ!貴様も用意が出来たのなら、直ぐに出発するぞ!」
「あ、はい!では皆さん、今から目的地へ向かいます!よろしくお願いします!」
調査団の連中に指示され、俺は集団の先頭を進み始める。そして歩くこと半日。俺達は目的の洞窟へ辿り着いた。
「へぇーここがゴワイロ洞窟ですか!洞窟というより……縦穴ですね!」
目の前にある大きな穴を見てそう呟くオルフェさん。他の連中も「ほぉー」と感心した様子で眺めていた。
「この穴は高さ三十メートルあるんです。穴を降りたら夜光石が採掘できるポイントまで直ぐなんですが、穴を降りれる人が中々居ないので、高ランクの依頼になっています」
「三十メートルですか!それはかなりの深さですねー!ユウキさんはどうやって降りるんですか?」
そう言って俺の目を見ながら首をかしげるオルフェさん。今回の質問は俺の懐を探るような感じではなく、率直に疑問に思ったからという感じの目だった。
だからといって気を許して全てを語ってはいけない。ここでも慎重にいかなければ、疑いが強まってしまうからな。
「私は『滑空』の魔法が使えるので、降りる時はその魔法を使っております。その代り、帰りは頑張って登るしかないんですけどね」
本当は魔法なんか使わなくてもそのまま自由落下で降りれるし、帰りは『飛翔』魔法で飛んで帰ってこれる。だが普通は生身で三十メートルも落下できないし、『飛翔』魔法は高度な風魔法なので使用出来ることは伏せておきたい。
「それは大変ですね……では今回は同行させて頂いたお礼として、私達が『飛翔』魔法でサポートいたしましょう!貴方達、ユウキさんに『飛翔』魔法を!」
俺の発言を信じてくれたのか、オルフェさんは心配そうに呟いた後、部下達に声をかけ始めた。オルフェさんの部下が俺に向けて魔法を詠唱し始める。程なくして詠唱が終わり、俺の体に『飛翔』魔法が付与された。
「申し訳ございません。私なんかのために『飛翔』魔法なんて使って頂いて……」
「気にしないでください!さぁ一緒に行きましょう!」
オルフェさんの掛け声を合図に、一斉に縦穴を降りていく。降りていく最中、何故かオルフェさんが俺の事をじっと見てきていたが、理由は分からなかった。
三十メートル地点に到着すると、壁側に大きな横穴が開いていた。その先に灯りは一つもなく暗闇が続いている。その先へ向かうため、俺は右手の平を上に向けて魔法を発動させた。
「──『光灯火』」
眩い光を発した光の球が手のひらから打ち出され、洞窟に向かって進んでいく。その球からポツポツと光の雫が垂れ落ちていき、地面に付着してその場を明るく照らしていった。
「光魔法ですか……道中でもお使いになっておられましたが、魔法がお上手なんですね!」
「ありがとうございます。その代り戦闘の方はからっきしなんですけど」
乾いた笑いで何とかごまかすが、オルフェさんの目は蛇のように俺をじっと見つめていた。光魔法といっても中級の魔法だし、そこまで怪しまれると思わなかったのだがこれでもマズかったようだ。
その場をごまかそうと俺は会話を続けた。
「この横穴を進んでいくと夜光石の採掘ポイントがあります。中に灯などありませんので、気を付けて進むようにしてください」
「ありがとうございます!我々の事は気にせず、ユウキさんは普段通りに行動してくださいね!」
オルフェさんはそう言っているが、彼女の言葉を真に受けてはならないと俺の勘が言っていた。彼女は俺の一挙手一投足を見張っている。より慎重に行動しなければならない。
ならないのだが、ここは敢えてもう一つ魔法を使っておくことにした。普通の冒険者であるならば、この魔法は使わない筈が無いからだ。
俺は『探知』魔法を発動し、横穴に向かって魔力を放出していく。波のように広がっていく魔力によって。洞窟の状況を確認していくのだ。
その様子を見ていたオルフェさんが、何か気になったのか声をかけてきた。
「今使ったのは『探知』魔法ですか?」
「え?そ、そうです。洞窟内に魔物が湧くこともありますので、念の為確認しておこうと……変でしたでしょうか?」
「いえ!私達のために気を使って下さりありがとうございます!」
オルフェさんはそう言うと、横穴に向かって歩き始めた。俺も彼女の後ろについて進み始める。その後暫くは、たわいもない質問をされて俺がそれに答える時間が過ぎた。
普段絡みのない冒険者の話は興味があったのか、オルフェさんは食い気味に話を続けていた。
35
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる