これから君のところへ

レインボー

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番外

後編

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アルside

それからさらに1年後虐めはどんどんエスカレートしてきた。

さらに、レイと同じ忌み子が編入してきた。

不思議なことに、誰もが最初は次のターゲットとしていたのに、皆が、その編入生を溺愛していった。

その代わり、レイの虐めがどんどんエスカレートしていった。

編入生を虐めたという冤罪をかけられて、俺が一緒にいたといってもききやしなかった。

編入生が俺に近づいてきて、こう言ってきた。
〝虐めから助けてあげるから私のもとに来ない?
その代わりあなたが一緒にいる子に近づいたらダメよ?〟
と。

あのとき、殴らなかった俺を誰か褒めてほしい。

だけど、俺は編入生のところへ行かなかったせいか、周りの生徒たちに、命を狙われ始めた。

この事は、レイにばれてはいけないから、あまりレイと一緒にいることができなかった。

だからかたまにレイに会うと、レイの怪我がどんどん増えていた。

自分だけならまだしも、大切な恋人を守れない自分に対して、イライラがたまっていった。

編入生から手紙が来ていた。

〝放課後、屋上に来て。
来なかったら、貴方の恋人は……〟

脅迫の手紙が書いてあり、呼び出しに応じるほかなかった。

屋上にいくと、編入生を囲っているやつらもいた。

そんな中、編入生がいってきた言葉に、俺は、ムカついて、殴ろうとした。

編入生がいってきた言葉には、自分につかないか、貴方の恋人はこの世界には必要ない、そんなことだった。

俺が殴ろうとしたことに気づいた周りのやつらは、俺を押さえ込み、そのまま、屋上の端までつれていった。

〝最後に、もう一度だけチャンスをあげるわ。
恋人を捨てて、私を守りなさい〟

誰がお前なんかにつくかよ。

そう言った俺に周りが怒り、俺を屋上から落とした。

屋上から落下しているとき、図書室にいたレイと目があった。

最後に見たレイはひどく驚いた表情をしていた。

これ、レイに伝わるかな?

「レイ、愛してるよ」


これで完結しました。
異世界に転移したあとのことも書くつもりでいるのですが、投稿はかなり、後になるとおもいます。
投稿するさい、1度こちらでお知らせします。
よろしければ、読んでいただけると嬉しいです。
ご愛読ありがとうございました。
また、お気に入り登録してくださりありがとうございます。( ≧∀≦)ノ
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