169 / 415
連載
227.旅立ち(魔大陸へ)✔
しおりを挟む
屋敷に戻ると、両親に国王陛下やアルテミシア様、それからお爺様達にも挨拶してきたことを伝えた。
俺が魔大陸に行くことを聞いて、サーシャが悲しげな顔をしている。
「お兄様、どこかに行っちゃうのです?」
「サーシャを治してくれたエグザイルエルフが、助けてほしいと言っているんだ。お土産を持って、直ぐに帰ってくるからいい子で待っていてね!」
「サーシャも一緒に行きたいのです!」
サーシャがしがみ付いて来た。
「サーシャ、無理を言ってはダメですよ。アルフレッドを困らせてはいけません!」
お母様がサーシャを優しく抱きしめ、なだめてくれる。
「お母様、サーシャのことはお願いします。できるだけ早く帰れるようにと思っています!」
「分かっています。無理しないで無事に帰るのですよ!」
お母様は優しい。しかし、顔には心配の色が見て取れる。
「お父様、領地の事はお願いします。領地の警護はレックスにお願いするので、食事は美味しいものを食べさせてください!」
お父様は、誰がどう見ても心配そうにしている。
「ああ、任せておけ。体には気を付けろよ!」
「分かりました。気を付けます。カイル兄さんも、お父様を補佐して騎士の仕事も頑張ってくださいね!」
カイル兄さんに握手を求めると、明るい表情で応えてくれた。
「アルのようには無理だけど任せてくれ。気をつけてな!」
「はい。ありがとうございます」
俺は、サーシャの横に座っているベスに念話する。
《ベス! サーシャと家族のことを頼んだよ!》
《一緒に行けないのが残念です。レックス家族も護ってくれるのでサーシャ様や、ご家族はお任せください!》
《頼んだよ。サーシャとは念話できそう?》
《できると思いますが、見つかると帰らないといけなくなるかもしれないので……》
《どうしてもという時はお願い!》
《分かりました。チビとベビをお願いします!》
《任せて! じゃあ、行って来るね!》
カーゴウイングに味噌や醤油などを積み込むと、屋敷の庭から飛び上がる。家族が手を振り続けている。上空で大きく円を描き、別荘に向け進路をとる。
◇ ◇
カーゴウイングを風魔法で、ゆっくりと別荘の前に着陸させる。辺りは大量の土埃や枯れ葉が舞うことになってしまった。
《レックス、ありがとう。変わりはなかった?》
《ないぞ。エルフたちはお前が留守にしている間中、森の中を見回っていたぞ!》
レックスが念話に応じてくれると、家族と集まって来た。
《ちょっとエルフを助けに魔大陸に行って来るから後の事はお願いするね。食事はお父様に出してくれるように言っておいたから!》
《そうか、屋敷に行けば美味しいものが食べれるのだな? 最近はこいつらもかなり連携が取れるようになってきたからな! 俺様達家族に任せておけ!》
レックスが自分の子供たちを見ながら満足そうにしている。
《チビとベビはもっと大きくなるだろうからママ龍さんの所に連れて行くからね。やっぱり魔大陸で暮らす方がチビとベビにはいいと思うんだ!》
《そうか……チビとベビを連れていくのか!? 寂しくなる! その方がいいのだろうな。だが、大人しく帰るとは思えんぞ! ここになじんでいるからな!》
《だよねー!》
《チビはママやアルママ、レックスおじちゃんとここで暮らすダォ!》
《ベビもここがいいノ》
いつの間にか、チビとベビがすぐそばまで飛んできていた。
《ふたりとも聞こえていたの?》
聞こえていたダォ!(なノ!)
チビとベビが同時に念話してきた。
《ママ龍さんも心配していると思うし、チビとベビは本当なら魔大陸で暮らす筈だったからね。こっちで生まれたのはトラブルが起きたからだよ!》
《それでも嫌ダォ!》《嫌なノ!》
このままでは難しそうだ、アプローチ方法を変更した方がよさそうだ。
《魔大陸には危険な魔物が多くいるらしいんだ。チビとべビが一緒に行ってくれると助かるんだけどなー》
チビとべビの様子をチラッ、チラッと窺うが、同意してくれそうには見えない。
《魔大陸に行き、ママ龍さんに会うよ。それでもこっちに帰ってきたいときは、お話してどうするか決めよう! ママひとりだと心細いなー》
チビとべビが話し合いを始めた。会話は俺に駄々洩れで、二人が俺を護るために一緒に行ってくれることで話がまとまった。
《分かったダォ! アルママはチビが守るダォ!》《分かったなノ! ママはベビが守ってあげるノ!》
《ありがとう! ママを護ってね!》
そこへ森の中から、エグザイルエルフたちが戻って来た。
「アルフレッド様、どうでしたか?」
少し心配そうにミルト第二王子が話しかけてきた。直ぐ横でミト第一王女も心配そうにしている。
「お待たせしてすみませんでした。一緒に行きます!」
ミト第一王女の顔がパッと明るくなったように見えた。
「よかった!」
ミルト第二王子も胸をなでおろしている。俺は直ぐに出発することを伝え、慌ただしく準備を始める。
エグザイルエルフたちと荷馬車で製塩所まで戻って来た。荷馬車を引いてくれたのはレックスの子供たちだ。
「ウーヌス、ドゥオ、トレース、クァットありがとう。助かったよ」
俺はレックスの子供たちに感謝の気持ちを伝え、持参したスモークした鶏肉を子供たちの口の中に放り込んでやると、一匹ずつ頭を撫でてやる。大人しく撫でられると、鶏肉を催促してくる。追加で口に入れてやると手持ちのスモーク鶏肉が切れた。
「残念。もうない。両手を広げてスモーク鶏肉がないことを伝えた。すると子供たちは離れて行った。
荷馬車は製塩所の中に戻し、出来立ての塩をエグザイルエルフのお土産にと、白い帆船に積み込む。
俺が準備したスライムポーションや乳液を、エグザイルエルフ達が白い帆船に積み込んでいる。
白い帆船が荷を積み込み終わるとロープを解いて離岸した。
レックスたちに別れを告げ、チビとベビと一緒にハイルーン家の帆船に向かう。
直ぐに錨をあげると岸壁にいるレックス達に見送られながら、出港した。
直ぐに白い帆船を追いかける。ハイルーン家の帆船はエグザイルエルフたちの白い帆船よりも、早いため直ぐに追いつくことができた。
白い帆船のスピードと全く合わない。このままでは一緒に航海は難しい。風魔法でウインチに連結している歯車を回し、二枚の帆を巻き上げ減帆する。これで何とか白い帆船と同じくらいのスピードになりそうだ。
俺が必死になって操船しているが、チビとベビは帆船の甲板上で寝転がりくつろいでいる。晴天の弱い追い風の中、魔大陸へ向けてハイルーン領を旅立った。
《ママ、あんまり進まないノ!》
《風がないからね!》
《……》なにやらベビとチビが合図をし合ったように見えた。
俺が魔大陸に行くことを聞いて、サーシャが悲しげな顔をしている。
「お兄様、どこかに行っちゃうのです?」
「サーシャを治してくれたエグザイルエルフが、助けてほしいと言っているんだ。お土産を持って、直ぐに帰ってくるからいい子で待っていてね!」
「サーシャも一緒に行きたいのです!」
サーシャがしがみ付いて来た。
「サーシャ、無理を言ってはダメですよ。アルフレッドを困らせてはいけません!」
お母様がサーシャを優しく抱きしめ、なだめてくれる。
「お母様、サーシャのことはお願いします。できるだけ早く帰れるようにと思っています!」
「分かっています。無理しないで無事に帰るのですよ!」
お母様は優しい。しかし、顔には心配の色が見て取れる。
「お父様、領地の事はお願いします。領地の警護はレックスにお願いするので、食事は美味しいものを食べさせてください!」
お父様は、誰がどう見ても心配そうにしている。
「ああ、任せておけ。体には気を付けろよ!」
「分かりました。気を付けます。カイル兄さんも、お父様を補佐して騎士の仕事も頑張ってくださいね!」
カイル兄さんに握手を求めると、明るい表情で応えてくれた。
「アルのようには無理だけど任せてくれ。気をつけてな!」
「はい。ありがとうございます」
俺は、サーシャの横に座っているベスに念話する。
《ベス! サーシャと家族のことを頼んだよ!》
《一緒に行けないのが残念です。レックス家族も護ってくれるのでサーシャ様や、ご家族はお任せください!》
《頼んだよ。サーシャとは念話できそう?》
《できると思いますが、見つかると帰らないといけなくなるかもしれないので……》
《どうしてもという時はお願い!》
《分かりました。チビとベビをお願いします!》
《任せて! じゃあ、行って来るね!》
カーゴウイングに味噌や醤油などを積み込むと、屋敷の庭から飛び上がる。家族が手を振り続けている。上空で大きく円を描き、別荘に向け進路をとる。
◇ ◇
カーゴウイングを風魔法で、ゆっくりと別荘の前に着陸させる。辺りは大量の土埃や枯れ葉が舞うことになってしまった。
《レックス、ありがとう。変わりはなかった?》
《ないぞ。エルフたちはお前が留守にしている間中、森の中を見回っていたぞ!》
レックスが念話に応じてくれると、家族と集まって来た。
《ちょっとエルフを助けに魔大陸に行って来るから後の事はお願いするね。食事はお父様に出してくれるように言っておいたから!》
《そうか、屋敷に行けば美味しいものが食べれるのだな? 最近はこいつらもかなり連携が取れるようになってきたからな! 俺様達家族に任せておけ!》
レックスが自分の子供たちを見ながら満足そうにしている。
《チビとベビはもっと大きくなるだろうからママ龍さんの所に連れて行くからね。やっぱり魔大陸で暮らす方がチビとベビにはいいと思うんだ!》
《そうか……チビとベビを連れていくのか!? 寂しくなる! その方がいいのだろうな。だが、大人しく帰るとは思えんぞ! ここになじんでいるからな!》
《だよねー!》
《チビはママやアルママ、レックスおじちゃんとここで暮らすダォ!》
《ベビもここがいいノ》
いつの間にか、チビとベビがすぐそばまで飛んできていた。
《ふたりとも聞こえていたの?》
聞こえていたダォ!(なノ!)
チビとベビが同時に念話してきた。
《ママ龍さんも心配していると思うし、チビとベビは本当なら魔大陸で暮らす筈だったからね。こっちで生まれたのはトラブルが起きたからだよ!》
《それでも嫌ダォ!》《嫌なノ!》
このままでは難しそうだ、アプローチ方法を変更した方がよさそうだ。
《魔大陸には危険な魔物が多くいるらしいんだ。チビとべビが一緒に行ってくれると助かるんだけどなー》
チビとべビの様子をチラッ、チラッと窺うが、同意してくれそうには見えない。
《魔大陸に行き、ママ龍さんに会うよ。それでもこっちに帰ってきたいときは、お話してどうするか決めよう! ママひとりだと心細いなー》
チビとべビが話し合いを始めた。会話は俺に駄々洩れで、二人が俺を護るために一緒に行ってくれることで話がまとまった。
《分かったダォ! アルママはチビが守るダォ!》《分かったなノ! ママはベビが守ってあげるノ!》
《ありがとう! ママを護ってね!》
そこへ森の中から、エグザイルエルフたちが戻って来た。
「アルフレッド様、どうでしたか?」
少し心配そうにミルト第二王子が話しかけてきた。直ぐ横でミト第一王女も心配そうにしている。
「お待たせしてすみませんでした。一緒に行きます!」
ミト第一王女の顔がパッと明るくなったように見えた。
「よかった!」
ミルト第二王子も胸をなでおろしている。俺は直ぐに出発することを伝え、慌ただしく準備を始める。
エグザイルエルフたちと荷馬車で製塩所まで戻って来た。荷馬車を引いてくれたのはレックスの子供たちだ。
「ウーヌス、ドゥオ、トレース、クァットありがとう。助かったよ」
俺はレックスの子供たちに感謝の気持ちを伝え、持参したスモークした鶏肉を子供たちの口の中に放り込んでやると、一匹ずつ頭を撫でてやる。大人しく撫でられると、鶏肉を催促してくる。追加で口に入れてやると手持ちのスモーク鶏肉が切れた。
「残念。もうない。両手を広げてスモーク鶏肉がないことを伝えた。すると子供たちは離れて行った。
荷馬車は製塩所の中に戻し、出来立ての塩をエグザイルエルフのお土産にと、白い帆船に積み込む。
俺が準備したスライムポーションや乳液を、エグザイルエルフ達が白い帆船に積み込んでいる。
白い帆船が荷を積み込み終わるとロープを解いて離岸した。
レックスたちに別れを告げ、チビとベビと一緒にハイルーン家の帆船に向かう。
直ぐに錨をあげると岸壁にいるレックス達に見送られながら、出港した。
直ぐに白い帆船を追いかける。ハイルーン家の帆船はエグザイルエルフたちの白い帆船よりも、早いため直ぐに追いつくことができた。
白い帆船のスピードと全く合わない。このままでは一緒に航海は難しい。風魔法でウインチに連結している歯車を回し、二枚の帆を巻き上げ減帆する。これで何とか白い帆船と同じくらいのスピードになりそうだ。
俺が必死になって操船しているが、チビとベビは帆船の甲板上で寝転がりくつろいでいる。晴天の弱い追い風の中、魔大陸へ向けてハイルーン領を旅立った。
《ママ、あんまり進まないノ!》
《風がないからね!》
《……》なにやらベビとチビが合図をし合ったように見えた。
11
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
【完結】転生したら、なんか頼られるんですが
猫月 晴
ファンタジー
旧題:転生したら、なんか頼られるんですが。俺は楽しんでいただけですよ?
ブラック企業に勤めていた会社員の江崎塁。彼は、帰宅途中交通事故に遭って死亡したことを、謎の白髪の少女に告げられた。
矢継ぎ早に自身が転生することを告げられ、訳の分からないまま気を失う。
次に目を覚ましたのは、知らないはずなのに、どこか見覚えのある高級そうな部屋だった。
なんと江崎塁は、エルティードという名の幼児に転生したのだった。
魔法の使える世界で楽しく、時にはトラブルに巻き込まりして過ごす中、いつしかエルティードは頼られるようになっていく。
孤児による孤児のための孤児院経営!!! 異世界に転生したけど能力がわかりませんでした
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はフィル
異世界に転生できたんだけど何も能力がないと思っていて7歳まで路上で暮らしてた
なぜか両親の記憶がなくて何とか生きてきたけど、とうとう能力についてわかることになった
孤児として暮らしていたため孤児の苦しみがわかったので孤児院を作ることから始めます
さあ、チートの時間だ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。