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265.2無謀な渡河2(手の平返し)✔
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小舟の数が少ないと思って河を見たら、エルフ達が二隻の小舟に分かれて河に浮かんでいた。直ぐに止めさせなければ食べられてしまう。
森のエルフは死にたがりなのだろうか? だけど、必死に魔法を行使してなんとかしようとしている。間に合えばいいけど。
〈ベビ、チビ、元の大きさになれる? エルフを助けに行きたいんだけど!〉
〈やってるノ! でも、上手くいかないノ!〉〈そうダォ! この魔道具外したいダォ!〉
〈無理に外すと何が起きるか分からないから止めてね。ミルトの所で大人しくしていて!〉
〈分かったなノ!〉〈一緒に捕まえたいダォ! きっと焼けば美味しいダォ!〉
珍しくベビと同じ答えじゃないと思ったら、食べる気満々だったのね。確かに蒲焼みたいな大ナマズは美味しかったからな。ガンツさんの所に行ってる間に、かなり食べていそうだな。
こんなことを考えている場合じゃなかった。急がないと。お腹のポケットに入っているのは、爆裂弾三個にスタングレネード二個、胸のポケットに棒手裏剣が合計二十本だ。ベビとチビを残して飛び上がり、エルフの小舟に向かう。爆裂弾ではエルフも怪我をさせてしまう可能性が高い。
ここはスタングレネードの一択だろう。小舟の上空でホバリングすると前後の巨大ナマズに向けて投擲、巨大ナマズの直ぐ真上に届いた時に爆発させよう。
今!
強烈な閃光と耳が痛いほどの音が響き渡ると、二匹の巨大ナマズの動きが止まった。
小舟が巨大ナマズの口に入ってしまいそうになっている。まずは距離が近い大口を開けたままの巨大ナマズに爆裂弾を投げ込み爆発させた。
ボン、ボンと巨大ナマズの口の中から爆発音が聞こえてくる。驚いた巨大ナマズは河に潜って行った。あれくらいの爆発では倒せないみたいだな。
問題は目の前の巨大ナマズだ。このまま口を閉じられて河に潜られたら、まず間違いなく水か胃液で溺れるだろう。さっきからエルフの魔法を見ていると、ウインドスラッシュは効果が無さそうなんだよね。
時間がない。危険だがこれしか思いつかない。巨大ナマズの開いた口の中に飛び込むと小舟の上に降り立つ。急いで巨大ナマズの食道より先に酸素と水素を作り、爆裂弾と棒手裏剣を投げ込む。
〈みんな船に姿勢を低くして、眼と耳を塞いで口を半開きに! 点火!〉
轟音と共に熱風が体中を舐めまわす。熱! 爆風で小舟が巨大ナマズの口から外に押し出される。急いで水の精霊にお願いして水流を操作、巨大ナマズと小舟の距離を取る。
二隻の小舟は河の中間辺りにまで戻され、今も元来た方へゆっくりと進んでいる。
何匹いるんだ? 巨大ナマズの魚影が見える。少し警戒しているようだが、段々と距離が近づいている。
風魔法も水魔法も効き難いんだよね。火魔法も河の中では効かないだろう。できるだけ神聖力は温存しておきたかったが、そうも言っていられない状況になっている。強力な電気を流してみるかな? 水の中だから効きそうだ!
摩擦が起きて電子がぶつかってと雷をイメージしていく……一瞬ピカっと光るとピリッとした。
うわ! 色々な種類や大きさの魚が浮いて酷い有様になっている。今のうちに岸に戻ろう。
〈皆さん!風の……〉
エルフも全員気絶していた。俺は急いで心臓マッサージをしつつ癒しの魔法を行使する。貴重な神聖力を消費してしまった。
なんとか岸にたどり着いたが、河岸は見物人だらけになっていた。まあそうだろうな。あれだけ大きな音を何度もさせて、最後はピカっと光っていたからな。
〈アルフレッド! すみません。ミーメ達を助けてくれてありがとうございます!〉
ミルトが念話してきた。見回すと岸から手を振っているのが見えた。
〈勘弁してよ! 森のエルフは死にたがりなの? 僕は嫌われているみたいだから、後はミルト達に任せるからね!〉
〈よく言っておきます!〉
〈二度はごめんだからね! ウイングスーツがナマズの体液でベチャベチャだよ! 直ぐに洗わなきゃ! 酷い臭いが付いたら嫌だな〉
〈そうなったら、シルクスパイダーの布を提供します〉
俺は服に着替える。完全に見世物パンダ状態だ。周りを大勢の獣人とドワーフ、それにエルフにまで囲まれた。ミルトの護衛が駆けつけてくれ、俺の周りを護ってくれている。
みんな俺について話しているのが聞こえてくるが、あまりにも大勢が一度に会話しているので上手く聞き取れない。エグザイルエルフ達が護衛としていい仕事をしてくれたのだが、ミルトを護衛しなくていいのだろうか? 心配になってきた。
巨大ナマズの汚れは早く洗い流しておきたい。俺が動くと周りのエグザイルエルフ達も動く。その周りを取り囲んでいる者達も一緒に移動する。なんだこれ!俺はアイドルとかではないよ。追っかけは止めてね。
河岸に移動して水魔法を発動させると、ウイングスーツを丁寧に洗い流す。周りから歓声が聞こえるが気にしたら負けだ。……よし、こんなものでいいかな? ちょっと匂いを嗅いでみる。 まだ生臭いな。もう一度洗う。スライムの消毒液を使うことにした。今度は大丈夫そうだな。次に水魔法で使って脱水して乾かす。仕上げにもう一度殺菌したほうがよさそうだな。
疲れたので川岸に置いてある小舟に座って一休みさせてもらう。近寄ろうとしてくる獣人とドワーフをエグザイルエルフ達が押し返してくれる。
少し時間が過ぎたころにミーメ達、森のエルフがやって来た。第一印象最悪だったのは分かるが、なんだよその顔! 命がけで助けてやったのに文句が言いたいのか?
ミーメが近づいて来る。その後ろにノール、護衛のエルフ達と並んでいる。みんな普通に立てるようになったみたいだな。気がついて良かった。俺の電撃で誰か亡くなっていたら大変だったからな。
「酷い事を言ったのに、助けてくれてありがとう! 勇者様ならそうだと言ってくださればいいのに!」
「え! 勇者様? 違うけど!」
周りがミーメの勇者発言で更に騒がしくなっている。念話をなんで使わないんだ?
「またまた、分かっているわ! 邪神の使徒を倒しに向かわれるのですね!」
ん! 困ったな。痛いところを突いて来たぞ! 邪神教は潰したいが使徒かどうかは知らないな。なんで、念話使わなくなったんだ?
〈俺は龍の所にエリクシアを貰いに行くだけだよ!〉
〈そう、やっぱりね! ワタシもついて行ってあげる!〉俺が念話を使ったからか、ミーメも念話を使いだした。やたらと上からの発言に感じるんだけど。
〈〈〈〈〈え!〉〉〉〉〉
ミルトやノール、他のエルフにエグザイルエルフ達までもが一斉に驚いている。
〈トンネル作るのよね。協力してほしいのよね! どうしようかな!〉
なんだこいつ! ノールがミーメの後ろで小さく何度も謝っている。
〈トンネルは安全に河を渡るために必要だから提案したんだけど!〉
〈冗談よ! 全面的に協力するわ! 帰ったらお父様たちにも協力させるから心配しないで!〉
なんだこの手の平返し!
〈ワタシも連れて行ってほしいの! ね! いいでしょ!〉
〈ミーメ姉さん! アルフレッドさんが困っていますよ!〉
〈ミーメ、アルフレッドが困ってますから〉
〈ノールもミルトも何を言ってもダメよ! ワタシは勇者様と一緒に行くと決めたんだから!〉
ミーメと一緒は勘弁してほしい。
森のエルフは死にたがりなのだろうか? だけど、必死に魔法を行使してなんとかしようとしている。間に合えばいいけど。
〈ベビ、チビ、元の大きさになれる? エルフを助けに行きたいんだけど!〉
〈やってるノ! でも、上手くいかないノ!〉〈そうダォ! この魔道具外したいダォ!〉
〈無理に外すと何が起きるか分からないから止めてね。ミルトの所で大人しくしていて!〉
〈分かったなノ!〉〈一緒に捕まえたいダォ! きっと焼けば美味しいダォ!〉
珍しくベビと同じ答えじゃないと思ったら、食べる気満々だったのね。確かに蒲焼みたいな大ナマズは美味しかったからな。ガンツさんの所に行ってる間に、かなり食べていそうだな。
こんなことを考えている場合じゃなかった。急がないと。お腹のポケットに入っているのは、爆裂弾三個にスタングレネード二個、胸のポケットに棒手裏剣が合計二十本だ。ベビとチビを残して飛び上がり、エルフの小舟に向かう。爆裂弾ではエルフも怪我をさせてしまう可能性が高い。
ここはスタングレネードの一択だろう。小舟の上空でホバリングすると前後の巨大ナマズに向けて投擲、巨大ナマズの直ぐ真上に届いた時に爆発させよう。
今!
強烈な閃光と耳が痛いほどの音が響き渡ると、二匹の巨大ナマズの動きが止まった。
小舟が巨大ナマズの口に入ってしまいそうになっている。まずは距離が近い大口を開けたままの巨大ナマズに爆裂弾を投げ込み爆発させた。
ボン、ボンと巨大ナマズの口の中から爆発音が聞こえてくる。驚いた巨大ナマズは河に潜って行った。あれくらいの爆発では倒せないみたいだな。
問題は目の前の巨大ナマズだ。このまま口を閉じられて河に潜られたら、まず間違いなく水か胃液で溺れるだろう。さっきからエルフの魔法を見ていると、ウインドスラッシュは効果が無さそうなんだよね。
時間がない。危険だがこれしか思いつかない。巨大ナマズの開いた口の中に飛び込むと小舟の上に降り立つ。急いで巨大ナマズの食道より先に酸素と水素を作り、爆裂弾と棒手裏剣を投げ込む。
〈みんな船に姿勢を低くして、眼と耳を塞いで口を半開きに! 点火!〉
轟音と共に熱風が体中を舐めまわす。熱! 爆風で小舟が巨大ナマズの口から外に押し出される。急いで水の精霊にお願いして水流を操作、巨大ナマズと小舟の距離を取る。
二隻の小舟は河の中間辺りにまで戻され、今も元来た方へゆっくりと進んでいる。
何匹いるんだ? 巨大ナマズの魚影が見える。少し警戒しているようだが、段々と距離が近づいている。
風魔法も水魔法も効き難いんだよね。火魔法も河の中では効かないだろう。できるだけ神聖力は温存しておきたかったが、そうも言っていられない状況になっている。強力な電気を流してみるかな? 水の中だから効きそうだ!
摩擦が起きて電子がぶつかってと雷をイメージしていく……一瞬ピカっと光るとピリッとした。
うわ! 色々な種類や大きさの魚が浮いて酷い有様になっている。今のうちに岸に戻ろう。
〈皆さん!風の……〉
エルフも全員気絶していた。俺は急いで心臓マッサージをしつつ癒しの魔法を行使する。貴重な神聖力を消費してしまった。
なんとか岸にたどり着いたが、河岸は見物人だらけになっていた。まあそうだろうな。あれだけ大きな音を何度もさせて、最後はピカっと光っていたからな。
〈アルフレッド! すみません。ミーメ達を助けてくれてありがとうございます!〉
ミルトが念話してきた。見回すと岸から手を振っているのが見えた。
〈勘弁してよ! 森のエルフは死にたがりなの? 僕は嫌われているみたいだから、後はミルト達に任せるからね!〉
〈よく言っておきます!〉
〈二度はごめんだからね! ウイングスーツがナマズの体液でベチャベチャだよ! 直ぐに洗わなきゃ! 酷い臭いが付いたら嫌だな〉
〈そうなったら、シルクスパイダーの布を提供します〉
俺は服に着替える。完全に見世物パンダ状態だ。周りを大勢の獣人とドワーフ、それにエルフにまで囲まれた。ミルトの護衛が駆けつけてくれ、俺の周りを護ってくれている。
みんな俺について話しているのが聞こえてくるが、あまりにも大勢が一度に会話しているので上手く聞き取れない。エグザイルエルフ達が護衛としていい仕事をしてくれたのだが、ミルトを護衛しなくていいのだろうか? 心配になってきた。
巨大ナマズの汚れは早く洗い流しておきたい。俺が動くと周りのエグザイルエルフ達も動く。その周りを取り囲んでいる者達も一緒に移動する。なんだこれ!俺はアイドルとかではないよ。追っかけは止めてね。
河岸に移動して水魔法を発動させると、ウイングスーツを丁寧に洗い流す。周りから歓声が聞こえるが気にしたら負けだ。……よし、こんなものでいいかな? ちょっと匂いを嗅いでみる。 まだ生臭いな。もう一度洗う。スライムの消毒液を使うことにした。今度は大丈夫そうだな。次に水魔法で使って脱水して乾かす。仕上げにもう一度殺菌したほうがよさそうだな。
疲れたので川岸に置いてある小舟に座って一休みさせてもらう。近寄ろうとしてくる獣人とドワーフをエグザイルエルフ達が押し返してくれる。
少し時間が過ぎたころにミーメ達、森のエルフがやって来た。第一印象最悪だったのは分かるが、なんだよその顔! 命がけで助けてやったのに文句が言いたいのか?
ミーメが近づいて来る。その後ろにノール、護衛のエルフ達と並んでいる。みんな普通に立てるようになったみたいだな。気がついて良かった。俺の電撃で誰か亡くなっていたら大変だったからな。
「酷い事を言ったのに、助けてくれてありがとう! 勇者様ならそうだと言ってくださればいいのに!」
「え! 勇者様? 違うけど!」
周りがミーメの勇者発言で更に騒がしくなっている。念話をなんで使わないんだ?
「またまた、分かっているわ! 邪神の使徒を倒しに向かわれるのですね!」
ん! 困ったな。痛いところを突いて来たぞ! 邪神教は潰したいが使徒かどうかは知らないな。なんで、念話使わなくなったんだ?
〈俺は龍の所にエリクシアを貰いに行くだけだよ!〉
〈そう、やっぱりね! ワタシもついて行ってあげる!〉俺が念話を使ったからか、ミーメも念話を使いだした。やたらと上からの発言に感じるんだけど。
〈〈〈〈〈え!〉〉〉〉〉
ミルトやノール、他のエルフにエグザイルエルフ達までもが一斉に驚いている。
〈トンネル作るのよね。協力してほしいのよね! どうしようかな!〉
なんだこいつ! ノールがミーメの後ろで小さく何度も謝っている。
〈トンネルは安全に河を渡るために必要だから提案したんだけど!〉
〈冗談よ! 全面的に協力するわ! 帰ったらお父様たちにも協力させるから心配しないで!〉
なんだこの手の平返し!
〈ワタシも連れて行ってほしいの! ね! いいでしょ!〉
〈ミーメ姉さん! アルフレッドさんが困っていますよ!〉
〈ミーメ、アルフレッドが困ってますから〉
〈ノールもミルトも何を言ってもダメよ! ワタシは勇者様と一緒に行くと決めたんだから!〉
ミーメと一緒は勘弁してほしい。
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