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48話 文ちゃんは気になっている
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「こら。夜空くんに失礼でしょ!」
「いやいや、俺は全然気にしてないよ。事実だし」
文ちゃんの発言を咎めようとした詠を、俺は苦笑いしながら制止する。怒るどころかコミュ障なんて言葉をよく知ってるなとかえって感心してしまった。
俺が怒っていないとみるや、文ちゃんは安心したのか、屈託のない笑顔をみせながら、「ごめんなさーい」とおどけたように謝った。
よかった。文ちゃんの緊張も少しは溶けてきたらしい。
俺の無様なコミュ障っぷりが、はからずもアイスブレイクになったのなら何よりだ。
「文もクッキー食べていい?」
「どうぞ」
「やったー!」
文ちゃんはそう言うなり、早速クッキーに手を伸ばす。
その横では、詠が申し訳なさそうな顔をしていた。
「なんか……ごめんね、夜空くん。妹が騒々しくしちゃって」
「全然、明るくていい子だね」
「先生にもね、文ちゃんはいつも元気いっぱいでいい子だねーって褒められるよ」
文ちゃんは、リスみたいにクッキーを頬張りながら、すかさず俺と詠の話に入ってきた。
「おお、そっかー。文ちゃんは何年生?」
「四年生! クラスは三組だよー」
文ちゃんは左手の指を四本、右手を三本立てる。
「学校楽しい?」
「うん。ミサキちゃんとリコちゃんといつも仲良しなんだ。あ、あとツムギンとユイユイも――」
「友達多いんだ」
「そうだねー。あとトオルくんとカナデくんともけっこう遊んであげてるかな」
文ちゃんはクッキーを食べる手を止めずに、次々と友達の名前を言う。くん付ということは男の子の友達だろうか。
「文ちゃんは男の子とも遊ぶんだね」
「二人ともよく一緒に遊ぼうって誘ってくれるんだ。もしかして文のこと好きなのかな」
「へ、好き?」
突然色恋沙汰めいた台詞が飛び出して、思わず俺は聞き返してしまった。
「あのね。トオルくんは野球をやっててね、五〇メートル走がクラスで一番早いんだよ。カナデくんはテストはいつも一番で、物知りなんだー。算数がすごく得意で、六年生のお兄さんよりも計算が速いんだよ」
「そうなんだ」
「ねえねえ、夜空さんはどっちがショーライセーがあると思う?」
「は? 将来性?」
純粋な恋の話ならまだ微笑ましいのだが、その可愛らしい口から、将来性なるシビアな単語が急に飛び出して、俺はかなり面食らってしまう。
「どうしたの?」と小首をかしげる文ちゃん。
「いや、文ちゃん。ずいぶんと難しい言葉知ってるんだね……」
俺が苦笑いしながらそう言うと、詠がその言葉を受け取った。
「文ったらお母さんと一緒によくドラマを見てるみたいだから、ヘンな言葉ばっかり覚えてくるんだよ」
「えっへん!」
誇らしげにドヤ顔を浮かべる文ちゃん。
「いや、褒めてないからね?」
詠はそんな妹の様子をみて、呆れたように溜息をつく。
「ねえねえ夜空さん。一個聞いてもいいですか?」
「え、なにかな?」
文ちゃんは急に俺の方に向き直ると、くりくりっとした瞳をじっと俺の顔へ向けた。
「夜空さんは、お姉ちゃんのカレシなの?」
「ぶふっ!?」
あまりにも唐突かつ衝撃的な質問に、思わず変な声が出てしまう。
「ちょっと! 文! アンタ何言ってるのよ!」
「ほら、お姉ちゃんは夜空さんの話をするとこんな感じで、すぐに真っ赤になっちゃうんだよ」
文ちゃんはそう言って詠の顔を指差す。
「そそそ、そんなことないから」
詠は首を千切れるんじゃないかってくらいブンブン横に振って否定するが、その顔は悲しいかな、文ちゃんの言ったとおり、耳まで赤く染まっていた。
「家にオトコを連れてきたのも、夜空さんが初めてだし……お母さんと話してたんだよねー。私は絶対カレシだよーって」
「もう、あやぁ!」
詠は情けない声をあげる。なんかもう泣きそうな感じだ。
そんな詠のことを、文ちゃんは取り合わずに、俺の答えを待つように、じっとこちらを見つめる。
「文ちゃん。俺は詠の彼氏じゃないよ」
「えーそうなの」
文ちゃんの表情は、みるみるうちにガッカリといった色に染まっていく。
まったく万華鏡のように表情がころころと変わる子だ。
「うん、残念ながらね。でも大切な友達だよ」
「おともだち?」
「そう。文ちゃんがさっき言ったようにね、俺はコミュ障だから、友達の多い文ちゃんと違って、ずっと友達がいなかったんだ。だけど、お姉ちゃんはね、そんな俺の初めての友達になってくれたんだよ」
そこまで言ってから、俺はちらりと詠の方を見る。
俺の瞳に写った詠は、少し恥ずかしそうな、それでいて嬉しそうな顔をしていた。
「お姉ちゃんに逢えたおかげで、俺は今、毎日が楽しいんだよ。だから、俺にとって、大切な友達」
「ふーん……そっかあ」
文ちゃんはそう言うと、俺と詠を交互に見比べて。それから、にっこりと笑顔になった。
「ともだちいじょー、こいびとみまんかぁ」
「ぶっ」
またしてもキワどい言葉が飛び出した。
小四女子の言葉のレパートリー侮れん。
「文は、二人はとってもお似合いだと思うな!」
「あ、ありがとう。文ちゃん」
「それにね……お姉ちゃん。チョロいから。こみゅしょーの夜空さんでもきっとダイジョーブ」
「ちょっと! 文! アンタまた……!」
詠は、文ちゃんの口を塞ごうとするが、文ちゃんはするりとその手を避ける。
それから、俺の隣へぴょこんと飛び移ってきた。
「ねえねえ、夜空さん」
「なに?」
「夜空さんのことお兄ちゃんって呼んでいーですか?」
「へ? なんで?」
「だって、文のお兄ちゃんになるかもしれないんでしょ?」
「げふっ!」
無邪気な様子でまたとんでもないことを言い出す文ちゃん。思わず咳き込んでしまった。
「そ、それは、どうかな……」
「ダメなの?」
「いや、ダメっていうか……」
「じゃあお兄ちゃんね! けってーい! やったー!」
「あははは……」
文ちゃんの子供特有の押しの強さ、話の脈絡のなさに、俺はタジタジになってしまい、ただ乾いた笑いを浮かべるだけだ。
「もう、文! あんまり夜空くんに迷惑かけちゃだめだよ」
「えー迷惑かけてないよー?」
「っていうか、私と夜空くんは勉強しないといけないんだから! アンタはもうどっかいきなさい!」
「はーい、後は若い二人に任せますかな~」
文ちゃんはそう言うと、軽やかな足取りで、部屋から出ていった。
「ふう……」
嵐のような文ちゃんが去っていき、ようやく部屋には静寂が訪れる。
「夜空くん、ごめんね?」
詠は申し訳なさそうな表情をしながら謝ってくる。
「いやいや、明るくていいじゃん。ちょっとませてて驚いたけど」
「ほんと? 怒ってない?」
「もちろん。怒るわけない」
「よかったぁ」
俺の言葉を聞いて、詠はほっとしたように微笑む。
その可愛らしい笑みに、思わずドキッとしてしまった。
「じゃあ、テスト勉強、再開しようか」
「うん!」
その鼓動の高鳴りから目をそらすように、俺は教科書に視線を落とす。
俺たちは、それからしばらくの間、お互い黙々と試験範囲の問題を解き続けた。
「いやいや、俺は全然気にしてないよ。事実だし」
文ちゃんの発言を咎めようとした詠を、俺は苦笑いしながら制止する。怒るどころかコミュ障なんて言葉をよく知ってるなとかえって感心してしまった。
俺が怒っていないとみるや、文ちゃんは安心したのか、屈託のない笑顔をみせながら、「ごめんなさーい」とおどけたように謝った。
よかった。文ちゃんの緊張も少しは溶けてきたらしい。
俺の無様なコミュ障っぷりが、はからずもアイスブレイクになったのなら何よりだ。
「文もクッキー食べていい?」
「どうぞ」
「やったー!」
文ちゃんはそう言うなり、早速クッキーに手を伸ばす。
その横では、詠が申し訳なさそうな顔をしていた。
「なんか……ごめんね、夜空くん。妹が騒々しくしちゃって」
「全然、明るくていい子だね」
「先生にもね、文ちゃんはいつも元気いっぱいでいい子だねーって褒められるよ」
文ちゃんは、リスみたいにクッキーを頬張りながら、すかさず俺と詠の話に入ってきた。
「おお、そっかー。文ちゃんは何年生?」
「四年生! クラスは三組だよー」
文ちゃんは左手の指を四本、右手を三本立てる。
「学校楽しい?」
「うん。ミサキちゃんとリコちゃんといつも仲良しなんだ。あ、あとツムギンとユイユイも――」
「友達多いんだ」
「そうだねー。あとトオルくんとカナデくんともけっこう遊んであげてるかな」
文ちゃんはクッキーを食べる手を止めずに、次々と友達の名前を言う。くん付ということは男の子の友達だろうか。
「文ちゃんは男の子とも遊ぶんだね」
「二人ともよく一緒に遊ぼうって誘ってくれるんだ。もしかして文のこと好きなのかな」
「へ、好き?」
突然色恋沙汰めいた台詞が飛び出して、思わず俺は聞き返してしまった。
「あのね。トオルくんは野球をやっててね、五〇メートル走がクラスで一番早いんだよ。カナデくんはテストはいつも一番で、物知りなんだー。算数がすごく得意で、六年生のお兄さんよりも計算が速いんだよ」
「そうなんだ」
「ねえねえ、夜空さんはどっちがショーライセーがあると思う?」
「は? 将来性?」
純粋な恋の話ならまだ微笑ましいのだが、その可愛らしい口から、将来性なるシビアな単語が急に飛び出して、俺はかなり面食らってしまう。
「どうしたの?」と小首をかしげる文ちゃん。
「いや、文ちゃん。ずいぶんと難しい言葉知ってるんだね……」
俺が苦笑いしながらそう言うと、詠がその言葉を受け取った。
「文ったらお母さんと一緒によくドラマを見てるみたいだから、ヘンな言葉ばっかり覚えてくるんだよ」
「えっへん!」
誇らしげにドヤ顔を浮かべる文ちゃん。
「いや、褒めてないからね?」
詠はそんな妹の様子をみて、呆れたように溜息をつく。
「ねえねえ夜空さん。一個聞いてもいいですか?」
「え、なにかな?」
文ちゃんは急に俺の方に向き直ると、くりくりっとした瞳をじっと俺の顔へ向けた。
「夜空さんは、お姉ちゃんのカレシなの?」
「ぶふっ!?」
あまりにも唐突かつ衝撃的な質問に、思わず変な声が出てしまう。
「ちょっと! 文! アンタ何言ってるのよ!」
「ほら、お姉ちゃんは夜空さんの話をするとこんな感じで、すぐに真っ赤になっちゃうんだよ」
文ちゃんはそう言って詠の顔を指差す。
「そそそ、そんなことないから」
詠は首を千切れるんじゃないかってくらいブンブン横に振って否定するが、その顔は悲しいかな、文ちゃんの言ったとおり、耳まで赤く染まっていた。
「家にオトコを連れてきたのも、夜空さんが初めてだし……お母さんと話してたんだよねー。私は絶対カレシだよーって」
「もう、あやぁ!」
詠は情けない声をあげる。なんかもう泣きそうな感じだ。
そんな詠のことを、文ちゃんは取り合わずに、俺の答えを待つように、じっとこちらを見つめる。
「文ちゃん。俺は詠の彼氏じゃないよ」
「えーそうなの」
文ちゃんの表情は、みるみるうちにガッカリといった色に染まっていく。
まったく万華鏡のように表情がころころと変わる子だ。
「うん、残念ながらね。でも大切な友達だよ」
「おともだち?」
「そう。文ちゃんがさっき言ったようにね、俺はコミュ障だから、友達の多い文ちゃんと違って、ずっと友達がいなかったんだ。だけど、お姉ちゃんはね、そんな俺の初めての友達になってくれたんだよ」
そこまで言ってから、俺はちらりと詠の方を見る。
俺の瞳に写った詠は、少し恥ずかしそうな、それでいて嬉しそうな顔をしていた。
「お姉ちゃんに逢えたおかげで、俺は今、毎日が楽しいんだよ。だから、俺にとって、大切な友達」
「ふーん……そっかあ」
文ちゃんはそう言うと、俺と詠を交互に見比べて。それから、にっこりと笑顔になった。
「ともだちいじょー、こいびとみまんかぁ」
「ぶっ」
またしてもキワどい言葉が飛び出した。
小四女子の言葉のレパートリー侮れん。
「文は、二人はとってもお似合いだと思うな!」
「あ、ありがとう。文ちゃん」
「それにね……お姉ちゃん。チョロいから。こみゅしょーの夜空さんでもきっとダイジョーブ」
「ちょっと! 文! アンタまた……!」
詠は、文ちゃんの口を塞ごうとするが、文ちゃんはするりとその手を避ける。
それから、俺の隣へぴょこんと飛び移ってきた。
「ねえねえ、夜空さん」
「なに?」
「夜空さんのことお兄ちゃんって呼んでいーですか?」
「へ? なんで?」
「だって、文のお兄ちゃんになるかもしれないんでしょ?」
「げふっ!」
無邪気な様子でまたとんでもないことを言い出す文ちゃん。思わず咳き込んでしまった。
「そ、それは、どうかな……」
「ダメなの?」
「いや、ダメっていうか……」
「じゃあお兄ちゃんね! けってーい! やったー!」
「あははは……」
文ちゃんの子供特有の押しの強さ、話の脈絡のなさに、俺はタジタジになってしまい、ただ乾いた笑いを浮かべるだけだ。
「もう、文! あんまり夜空くんに迷惑かけちゃだめだよ」
「えー迷惑かけてないよー?」
「っていうか、私と夜空くんは勉強しないといけないんだから! アンタはもうどっかいきなさい!」
「はーい、後は若い二人に任せますかな~」
文ちゃんはそう言うと、軽やかな足取りで、部屋から出ていった。
「ふう……」
嵐のような文ちゃんが去っていき、ようやく部屋には静寂が訪れる。
「夜空くん、ごめんね?」
詠は申し訳なさそうな表情をしながら謝ってくる。
「いやいや、明るくていいじゃん。ちょっとませてて驚いたけど」
「ほんと? 怒ってない?」
「もちろん。怒るわけない」
「よかったぁ」
俺の言葉を聞いて、詠はほっとしたように微笑む。
その可愛らしい笑みに、思わずドキッとしてしまった。
「じゃあ、テスト勉強、再開しようか」
「うん!」
その鼓動の高鳴りから目をそらすように、俺は教科書に視線を落とす。
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