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第四話 正体
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ルベルは南の国の軍師と合流して作戦を練っていた。軍師は明日には全軍が来ると言い残して早々に戻って行ってしまった。紅の騎士団の人数は僅か百人。対して北の国は三万を上回る人間の軍、そして十万の異種族の軍誰がみても勝ち目は無く、完全に劣勢だった。南の国は全軍十万劣勢から優勢とまでは行かないが、多少は勝機が生まれる。
「南の国が協力してくれるのはいいけどさ、なんか怪しいんだよな」
「どうしたの?急に」
「いやな、考えてもみろ東の国の王様が南の国の協力をあっさり許可を出したんだぜ?おかしくないか?」
「確かにそうだが考えすぎも良くないですよ?ルベル」
因みにこの女口調の者はエルフの娘サド、ルベルの相方である。この間まで一人で旅にでて帰ってきたという話になってるが本当のところはまだわかっていない。
「サド~あのさ一ついいかな?」
「ええ、いいですよ」
「明日、北の国潰すぞ!」
この発言に辺りは静まりかえった。全員が自分の耳を疑ったのだ。ルベルは全員に作戦を伝えた。
その作戦とは単純を極めたもので紅の騎士団では当たり前のこと。それは突撃殲滅のふたつだけ。
笑みをこぼしサドは言った
「面白いですね明日潰しちゃいましょう。」
その場の一人を除き頷いた。
〇次の日
北の国が攻め入るところまで徹夜で尾行した騎士団は背後を狙うことにした。
「よし、合図したら突っ込むぞ」
全員が頷いた。
北の国が東の国に攻めたところを見計らって、ルベルは合図した。幸いエルフの兵団と天使は皆南の国にあずかってもらっている。心置きなく暴れられるとルベルは笑った。
「行くぞ~!!!誰一人欠けることなく勝利をつかむぞ。」
戦いが始まり告げた。
〇北の国の軍中
「おい!あれを見てみろ!紅の騎士団だ。急いで東の国に知らせろ。」
軍の中の一人が叫んだ。
東の国と北の国が手を結んでいることなどルベルはまだ知らなかった。
〇戦場
「いいかお前ら徹底的に潰すぞ」
ルベルは言い放って大剣を振り敵の頭を次々と斬っていった。周りの兵も槍や斧でルベルの背後を守りながら戦っていた。そんな時だった。空から何か振ってくるのが見えた。
爆音と共にルベルは叫んだ
「これは、、、、おい!!東の国は敵だ!ぶっ潰すぞ!」
ルベルは過去に東の国が爆発の魔法メテオを放つ魔導士がいたことを思い出した。それは国王だった。その魔法をみた瞬間ルベルは裏切ったと悟ったのだ。
〇時は戻る
辺りは炎で包まれ、人と多くの異種族の死骸が転がっていた。
「おい?嘘だろ、」
ルベルは涙を溢した。後ろには自分の仲間の死体がいくつもあったのだ。
「ふっはっは!見事だルベル、良く見破ったほめて遣わす。だがな少し遅かったな。」
「国王!てめえ!これでもくらぁげほっ!」
ルベルは後ろを見ていなかったことを後悔した。そこには東の国の兵が槍を自分に刺しているのを目視したからだ。
ルベルはその場で意識が遠のいていくのを感じた。死を覚悟したのだ。その瞬間、サドが勢いよく走ってきて、国王の首を狙ってナイフを突き出した。
「ふん!こんなもので我を殺せるとおもうな!」
サドは身を放り投げられ、鎖で体を刺され死んだ。
「ル、、、、ベル、、、ごめ、、、ね」
と言い残してサドが死んでゆくのを目にしルベルは
「くっそがああああ!!」
ルベルが言い放つと辺りが一気に闇に包まれた。
「お前だけは許さねえ!覚悟しな!くそ野郎」
騎士団の一人が駆けつけてきたのに対しルベルは
「離れろ!」
とだけ言って全魔力を解放した。上からは槍の雨、下からは剣の山。国王はしどろもどろしながらも、魔法を駆使しルベルに近づくが、すべて消されてしまう。
「くそっ!くそっ!貴様があの伝説のハーフエルフとは、誤算だった。」
「無駄口に耳を貸すほど暇ではないが、答えよう!そうだ」
ルベルはこれ以上は無駄だと言い残しその場の地形ごと一気に爆発させた。
ここで戦いは幕を下ろした
ルベルは、この後悔しさと絶望に襲われることになる。
「南の国が協力してくれるのはいいけどさ、なんか怪しいんだよな」
「どうしたの?急に」
「いやな、考えてもみろ東の国の王様が南の国の協力をあっさり許可を出したんだぜ?おかしくないか?」
「確かにそうだが考えすぎも良くないですよ?ルベル」
因みにこの女口調の者はエルフの娘サド、ルベルの相方である。この間まで一人で旅にでて帰ってきたという話になってるが本当のところはまだわかっていない。
「サド~あのさ一ついいかな?」
「ええ、いいですよ」
「明日、北の国潰すぞ!」
この発言に辺りは静まりかえった。全員が自分の耳を疑ったのだ。ルベルは全員に作戦を伝えた。
その作戦とは単純を極めたもので紅の騎士団では当たり前のこと。それは突撃殲滅のふたつだけ。
笑みをこぼしサドは言った
「面白いですね明日潰しちゃいましょう。」
その場の一人を除き頷いた。
〇次の日
北の国が攻め入るところまで徹夜で尾行した騎士団は背後を狙うことにした。
「よし、合図したら突っ込むぞ」
全員が頷いた。
北の国が東の国に攻めたところを見計らって、ルベルは合図した。幸いエルフの兵団と天使は皆南の国にあずかってもらっている。心置きなく暴れられるとルベルは笑った。
「行くぞ~!!!誰一人欠けることなく勝利をつかむぞ。」
戦いが始まり告げた。
〇北の国の軍中
「おい!あれを見てみろ!紅の騎士団だ。急いで東の国に知らせろ。」
軍の中の一人が叫んだ。
東の国と北の国が手を結んでいることなどルベルはまだ知らなかった。
〇戦場
「いいかお前ら徹底的に潰すぞ」
ルベルは言い放って大剣を振り敵の頭を次々と斬っていった。周りの兵も槍や斧でルベルの背後を守りながら戦っていた。そんな時だった。空から何か振ってくるのが見えた。
爆音と共にルベルは叫んだ
「これは、、、、おい!!東の国は敵だ!ぶっ潰すぞ!」
ルベルは過去に東の国が爆発の魔法メテオを放つ魔導士がいたことを思い出した。それは国王だった。その魔法をみた瞬間ルベルは裏切ったと悟ったのだ。
〇時は戻る
辺りは炎で包まれ、人と多くの異種族の死骸が転がっていた。
「おい?嘘だろ、」
ルベルは涙を溢した。後ろには自分の仲間の死体がいくつもあったのだ。
「ふっはっは!見事だルベル、良く見破ったほめて遣わす。だがな少し遅かったな。」
「国王!てめえ!これでもくらぁげほっ!」
ルベルは後ろを見ていなかったことを後悔した。そこには東の国の兵が槍を自分に刺しているのを目視したからだ。
ルベルはその場で意識が遠のいていくのを感じた。死を覚悟したのだ。その瞬間、サドが勢いよく走ってきて、国王の首を狙ってナイフを突き出した。
「ふん!こんなもので我を殺せるとおもうな!」
サドは身を放り投げられ、鎖で体を刺され死んだ。
「ル、、、、ベル、、、ごめ、、、ね」
と言い残してサドが死んでゆくのを目にしルベルは
「くっそがああああ!!」
ルベルが言い放つと辺りが一気に闇に包まれた。
「お前だけは許さねえ!覚悟しな!くそ野郎」
騎士団の一人が駆けつけてきたのに対しルベルは
「離れろ!」
とだけ言って全魔力を解放した。上からは槍の雨、下からは剣の山。国王はしどろもどろしながらも、魔法を駆使しルベルに近づくが、すべて消されてしまう。
「くそっ!くそっ!貴様があの伝説のハーフエルフとは、誤算だった。」
「無駄口に耳を貸すほど暇ではないが、答えよう!そうだ」
ルベルはこれ以上は無駄だと言い残しその場の地形ごと一気に爆発させた。
ここで戦いは幕を下ろした
ルベルは、この後悔しさと絶望に襲われることになる。
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