拒絶少女は世界を拒絶する

犬派のノラ猫

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また手を2

その後とこれから__

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それから僕達は【タマノコシ】まで
戻り事務所に入った。


「深花さん…ありがとうございます。」

「か、影のMVPと呼んでくれていいよ?」

実際そうだからすごい。

深花ちゃんが地面に染み込ませた水の量を
増やして捕食者プレデターの足元を
沼みたいにしてなかったらもっと
被害は大きくなってたと思う


「プレデターは…どうなったんです?」

「分からない…沈んでいくのは見えたけど…」

「深花も底無し沼には出来なかったと思うから…まだあの辺りを侵食してるかも」


「…安心しろ…さすがに…限界はあるはずだ。」

ソファに寝かされて動けない
秋兎はそう答えた。


「まじでありがとう響…みんな。」

「……いえ」

「しかし…これからどうするか。」

そう…言いながら秋兎は天井を見つめた。

「四肢が動かない…呼吸は少ししにくい…銃弾で受けた傷の治りが遅いからそろそろ…」


そう言った瞬間秋兎が…


「縮むしな…」

と、言って縮んだ

「さらっととんでもないことになったわよ!?」


私と魅里ちゃんと響さん深花ちゃんは
一斉に驚いた。


「不便なんだよこの体…」

「秋兎あなた…高校生探偵だったの?」

「コナ◯じゃねぇよ!?…再生の副作用みたいなもんだ。」


「そう、アー君は力を使いすぎると小学校低学年サイズになるのよ」ナデナデッ


「どさくさ紛れに撫でるなナナシ!」

「いやなら抵抗をしなさいな?」

「出来たらしてる!」

そう言いながらも満更でもなさそうな
秋兎を見て私は…


「あら?」

気が付くとナナシさんの手首をつかんでいた。

「……秋兎菌が移りますよ?」

「人を病原体みたいに言うな!?」

「あら、そうね」

「そしてナナシも受け入れるな!?」

「「うるさいわね。鈍感男」」

「シンクロした!?」

「…安心しなさいセツナ」

そう言ってナナシさんは私の耳元で

「ワタシは彼には興味ないから」

と、言った。

「でも、愛してるって前に…」

「そうね秋兎を愛してるわ」

ナナシさんは続ける

「なら…」

「だけどね…」

そう言って少し寂しそうな顔をした
ナナシさんは

「彼じゃないのよ。」

と、言い残して出て行こうとした。

そんなナナシさんに対して秋兎が口を開く

「待てよナナシ…」

「何かしらアー君?」

「…お前に聞きたいことがある」

「スリーサイズなら教えないわよ?」

「誤魔化すな。」

真剣な顔をした秋兎は言葉を続けた

「ナナシ…お前はなんで」

一拍起きため息をつき

「なんでお前は建物の構造を知ってたんだ?」

と、ナナシに問いかけた。


「………そうね。そろそろ話すべきかもね」

そう言ってタマミさんのとなりに
立ったナナシさんは口を開いた

「ワタシ達はこの世界とは別の世界から来たの。」


と言い_話を始めた。

これまでの彼女達の物語を__

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