拒絶少女は世界を拒絶する

犬派のノラ猫

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私は拒絶する。

まずは…

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「まぁ、それからのことは皆何となく分かるでしょ?」 


そう言ってナナシさんは
タバコに火をつけた。そしてむせた
そんなことより…

「あの…ナナシさん」  


「何かなセツナ?」


「ナナシさんの過去の話…物凄く…知ってる話何ですが?」


「……そうでしょうね。」

「……やっぱりナナシさんは」

「ワタシはワタシよ。あなたじゃないわ。」

そう言ってナナシさんは部屋を出ていった


「……まだ、飲み込めないわね」

「だねぇ~…」

魅里ちゃんと深花ちゃんは
顔を見合わせながら言った。

響さんはタマミさんに何かを聞いていた。

タマミさんは頷いたりしていた。

秋兎くんは背伸びをしていた。


「おいこらセツナ…今、俺を小さい子扱いしただろ?」

「何でそう思うのかな秋兎くん?」

「"くん"付けするな!?」

「ちゃん?」

「燃やすぞ?」

「出来るの?」

「…セツナを燃やせるほどは嫌えないか」

「そ、そう。」

何か思ってた回答と違い
若干動揺した私は…


「あ、粉ミルク買ってこようか?」

「そこまで幼子じゃねぇよ!?」

「離乳食?」

「普通ので大丈夫だよ!量食えないだけだから!」


「そう…」

若干残念な気持ちの私をよそに
秋兎は立ち上がり

「あら、どこ行くの?」

「トイレだよ」

「オマルいる?」

「座れるわ!」

と、怒って出ていった。

「セツナちゃん?」

そう言って深花ちゃんは私の肩をたたき

「お兄ちゃん…秋ちゃんはお年頃なんだよ?」

「深花さんもそっち側なんです!?」

「秋ちゃん…お菓子何が好きかしら?」

「み、魅里?」

「はっ!つい私の心のお姉ちゃん願望が!」

「そんな願望あったんだ…まったく…みんなは」

響さんはため息をついて

「まずはお昼寝をさせてから考えよ?」

と、言った。

「お前もか響!?」

秋兎は扉を勢い良く開けて帰ってきた。
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