ヲタクな妻は語りたい！！

秘訣

今日も仕事を終わらせ帰宅した
俺がリビングに入ると
いつものようにソファーに座っている
妻は話し掛けてきた。


「おかえりなさい…ユウ君」

「ただいまユイ」

俺がそう言うとユイは
立ち上がり…俺の方を見て

「若さの秘訣かい？」

「いや聞いてねェ～」

Dr.クレ◯？

「いきなりどうしたんだ？」

「聞きたい？」

「…やっぱりいいや。」

何かめんどくさい！

「うぐっ…聞いてよぉ～…」

半べそかいちゃった…

「仕方ないな…どうしたの？」

「今日ね、ごみ捨てに行った時にね？」

そういえば今朝ごみ捨ての日だったな。

「うん、まずはありがとう。それでどうしたの？」


「その時『君、若いわね～』って言われてね？」


「…誰に？」

「あぁ誰だろ？…40代位の男の人だったよ？」

「…それで？」

「うん？」

「嬉しくなったの？」

「なにぃ～ユウ君妬いてるの？」

「……」


１時間後＿＿


「それで自信が出て若さがどうとか言ってきたんだね？」


「は、はひ…そうれす…」

「…俺も鍛えたら若さを保てるかな？」

最近、顔に少しシワが…
ユイは綺麗だからな…俺も頑張らねば


「こ、これ以上…ユウ君に体力と筋力が付いたら…ボク死んじゃうよ？」


とユイが何か言った気がしたが
愛する妻に見合う男になるため
頑張ろうと俺は心に決めた。