勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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母さんから一言あるらしい

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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる
…が今日は



「どうした母さん?」

今日は何故か我妻が来ている。

「あなた…勇者が観光してるそうね?」

「らしいな。」

「花火も楽しんだらしいわね」

「らしいな。」

「ねぇ…私も行きたいわマオマオ~」

そう言って見た目は立派に大人なのに
頬を膨らませて駄々をこねる我妻を
何だこの可愛い生き物は?と見ていると

「マオマオ聞いてる?」

「聞いてるぞ我妻よ。」

「もぉ~…クロハって名前で呼んで?」

職場で名前呼びは恥ずかしいのだ
我妻よ…例えるなら友達の前で
お母さんって言うくらいテレるのだ。


「して、どうかしたのかク、クロハ?」

「仕事してるマオマオを見に来たのよ?」

「そ、そうか…」

「あと…」

「ん?」

「家出中のミラちゃんは見つかった?」

…言えるわけがない勇者とホテルでよろしく
したなんて…


「い、いや、まだ探しているでござる。」

我は必死にごまかした。

「…嘘ついてるよねマオマオ?」

「ひっ…」

我は大魔王らしからぬ声を出してしまった。

「ミラちゃん…見つかったよね?」

「う、うむ」

「やっぱり…四天王さんもイコールさんも嘘ついてたんだ…後でお仕置きだね。」


クロハは物凄いオーラを出しながら笑顔を浮かべる
わ、我妻ながら何とゆう魔力…こわい

「それで、ミラちゃんはどこにいるの?」

「い、いや…その…」

「マオマオ…マオマオは嘘つかないよね?」

にじり寄って来ないでクロハ様…!
……仕方ない…言うか…どうせバレるし。


「ミラは勇者と行動しているよ…」

「な、何ですって?」

クロハはショックだったのか膝から崩れ落ちた。

「ク、クロハよ…」

そりゃ…辛いだろう…大丈夫だ…必ず我が!

「なかなか、面白い展開ね?…ゾクゾクするわ」

「クロハ?」

「実の親子同士殺し合いましょう…私は娘だろうが神だろうが大魔王だろうが…マオマオを傷つけるヤツは許さない」


「大魔王は我だけどね?」 

まずいぞ…娘よ…母さんが本気だ…
我心配…
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