勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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大魔王は千羽鶴が折りたい

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大魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
そんな一室で今日も…



「何故なのだ…」

「どうしたの大魔王様?」

「実はだなテンよ…」

我は折り紙を優しく握りしめ

「鶴が折れぬのだ。」

「折り方知らないの?」

「いや…本を見ながら折っておるのだが…」

そう言いつつ我は実際に折って見せた

「何故か鷹になるのだ」

「何でかな?」

「我にもわからぬ…」

「途中までは鶴なのに…」

「ゆっくり折ってみたら?」

「うむ…なるほど」

確かに1秒で折り終わるのは速かった
かもしれぬな。

「1分かけてみる!」

我はゆっくり折った。


1分後_

「テンよ」

「何かな大魔王様?」

「龍になったぞ?」

「そうだね ボクですら 理解不能だよ」

「あの【賢い頭】の異名を持つテンですら分からぬとは…」


「ボク 見てたけど 最終工程で急に龍になってたよ?」


「何故なのだ?」

「仕方ない ユノ お願い」

「分かったお母さん」

そう言って突然出てきたユノは鶴を折り始めた


「できた。」

できてた。

「なぜ…同じ本を読んでいるのに違うものが?」


「理解不能」

「お母さん」

「何かなユノ?」

「この本から魔術の痕跡を感知しました」

「本当かい?」

「本だけに本当です。」

「そうか」

「テン、ツッコんであげなさい」

「それより 魔力の話 ユノお願い」

あ、誤魔化されたのだ

「はい。この魔術は見ながら鶴を折るものの気持ちが大きいほどスゴいものが出来るようです。」


「気持ちが大きいほど…」

「私はまだ感情を理解しきれていないので鶴が折れただけだったのでしょう。」


なるほど

「ちなみに 大魔王様は どんな気持ちで折ったの?」


どんな気持ちか…

「ミラが風邪引かないように千羽鶴を折ろうとしただけだが?」


「病気する前に千羽鶴折る人 初めて見たよ」

「引いたら可哀想ではないか?」

「たしかに でも 大魔王様」

「何だテン?」

「もう折らない方がいいと思う…じゃなきゃ」

「なきゃ?」

「もっと すごい 何かが折れそうだから」

そう言ってテンとユノは大魔王の間を
出て行った。


「ふむ…あと一枚だけなら…」

その後、テンの忠告を無視し折った結果
伝説クラスの生きたドラゴンが
出来てしまった。
可哀想だが倒した。

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